電網郊外散歩道

本と音楽を片手に、電網郊外を散歩する風情で身辺の出来事を記録。退職後は果樹園農業と野菜作りにも取り組んでいます。

良いプレゼンテーションとは

2005年08月04日 19時13分42秒 | コンピュータ
先月末のプレゼンは、同僚にも好評だったようで、一安心した。明日、再びプレゼンがあるが、今度は長丁場なので、緊張する。
ところで、良いプレゼンテーションとはどんなものだろうか。明確に答えることはできないけれど、道具によって決まるのではないことは確かだ。
なぜなら、ガリ版刷りの印刷物が唯一の資料だった時代にも、感銘を受けるプレゼンがあったし、ブルー地に白文字のスライドを用いた学会発表も、内容によって眠くもなり興味深く聞くことにもなった。OHPが全盛時代にも、手書きのOHPシートか、それともインレタを駆使したきれいなものかは、現在まで印象に残るプレゼンの条件ではない。ましてや、PowerPoint か Freelance か、それとも OpenOffice.org の Impress か MagicPoint を用いるかは、良いプレゼンとはなんら関係がないだろう。
要するに、良いプレゼンテーションの条件は、
(1)聞くものにインパクトと問題意識を持たせ、
(2)基本的な考え方や解決のための示唆を与え、
(3)なんらかの次の行動を呼び起こすもの
であるといえるのではないか。
そういう意味では、ノートパソコンやプロジェクタに頼り切ったプレゼンよりも、実物を示したり実演をしたりするなど、演者が内容に自信を持ち、多面的に発表するほうが効果的な場合が多い。
Japan Linux.com に掲載された次の記事(*)は、示唆に富むものだと思う。
(*): OpenOffice.org Impress でプレゼンテーションに味付けを
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真夏の休日、グラナドス「12のスペイン舞曲」を聞く

2005年08月04日 12時58分18秒 | -オーケストラ
ようやく梅雨が明けた真夏日、つかの間の休日だ。北側の窓を開くと、涼しい風が入ってくる。油蝉が鳴いているが、車の音も途絶えて、静かなひととき。こういうときには、グラナドス「12のスペイン舞曲」を聞こう。ギター独奏とオーケストラのための、のびやかな編曲のCDがあった。ノーバート・クラフトのギター、ペーテル・ブレイナーの編曲・指揮、ラズモフスキィ・シンフォニアの演奏だ。大オーケストラの圧倒的な音響ではなく、小規模のオーケストラがギターソロと交互にからみあう。
演奏上の詳しいことはわからないけれど、たとえば第5番。はじめは主な旋律をオーケストラが受け持ち、木管楽器がチャーミングに歌い、ギターは控えめに低音部を奏でるが、しだいにギターソロの役割がまし、縦横無尽に活躍するようになる。コーダのあと、最後にオクターブのハーモニクスでしめる、というような感じだ。編曲した人が指揮しているためだろうか、弱音が続くオーケストラのさりげない呼吸も好ましい。
CD:NAXOS 8.553037 1994年、ブラティスラヴァ、モイゼス・ホールにてデジタル録音されたもの。

先日知人からいただいたクッキーとたっぷりミルクを入れたアイスコーヒーで軽くすませて、午後から図書館とオルゴール博物館でも行ってみようか。
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