電網郊外散歩道

本と音楽を片手に、電網郊外を散歩する風情で身辺の出来事を記録。退職後は果樹園農業と野菜作りにも取り組んでいます。

「いきなりPDF」テスト結果

2005年08月09日 21時05分47秒 | コンピュータ
先日購入したソースネクスト社の「いきなりPDF」を WindowsXP パソコンにインストールした。Administrator 権限でインストールすることさえ注意すれば、作業そのものは実に簡単。「自動インストールまであと○秒」とカウントダウンする。自動インストールしたくない場合は、カスタムインストールを選ぶことができるが、インストール先を変更する程度だ。
インストールすると、「いきなりPDFの設定」と「いきなりPDFマニュアル」の二つのアイコンがデスクトップに表示される。普段使っているユーザーでログインしなおしても、このアイコンは表示される。マニュアルはA4判で20頁。あまり大した内容はないが、一応レーザープリンタで印刷した。
MS-WORD/EXCELでちゃんとPDFファイルが生成するのは、市販の商品である以上当然のこととして、興味の中心はTeX/LaTeXでタイプセットしたdviファイルを、dviout for Windows から正しく出力できるか、である。
試しに、グラフィックの入らない文字だけのファイルをPDF出力してみたが、こちらはComputerModernフォントがオリジナルどおりの美しさではないが、まずまず正常に出力された。
問題はグラフィックを含むものである。いくつかのeps形式の画像を含むファイルを300dpiで出力してみると、妙な結果になった。ある画像は表示されるが、ある画像は表示されないのである。
参考までに、Adobe Acrobat 4.0 をインストールした Windows2000 のパソコンで、Administrator 権限で同一のファイルを Adobe の PDFWriterで出力してみると、全ての画像がもれなく表示される。
eps形式の全ての画像が表示されないのならわかるが、一部の画像だけが表示されないと言う結果は理解に苦しむ。やはり、Windows 上で TeX/LaTeX から PDF を作成するには、Acrobat4.0 が動作する Windows2000(Administrator権限)で処理するか、Adobe にバージョンアップ税金を支払って、WindowsXP 対応にする、という結論になりそうだ。
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