電網郊外散歩道

本と音楽を片手に、電網郊外を散歩する風情で身辺の出来事を記録。退職後は果樹園農業と野菜作りにも取り組んでいます。

夜明け前の涼しさに

2005年08月23日 19時29分25秒 | Weblog
昨晩、窓を開けて網戸にして眠ったら、明け方の涼しさに左脚の筋肉が痙攣して困った。そろそろ窓を開けて寝るのは適さない季節になってきたということか。

そういえば、昔お盆過ぎに数日間連続して「金縛り」状態になって困ったことがあった。原因は、やはりタオルケット一枚で窓を開けて寝ていたこと。胸を締めつけるような圧迫感、天井がしだいに下がって来るような胸苦しさや恐怖感に、これが「金縛り」かと納得した。原因は、体が冷えて体温が下がり、無意識のうちに筋肉が痙攣して体温を保とうとするのだろうと考え、翌日から窓を閉め、毛布をかけて眠るようにした。で、結果は大正解。「金縛り」はぴたりと止まった。

昔から、お盆過ぎの季節に怪談が親しまれるのは、あるいはこんな理由があるのかもしれない。理系の脳味噌は、怪談も気温の変化に伴う筋肉の痙攣に帰着させてしまう。風情がないが、文学作品としては楽しめても、現実の「金縛り」は改善する必要がありますからね。
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通勤路の途中の楽しみ

2005年08月23日 05時46分35秒 | 散歩外出ドライブ
毎日通勤する途中に、いろいろと発見することがある。先日、休耕田を利用したと思われるハスの栽培地を見つけた。夕方だったので、花は咲いていなかったが、朝方ならばさぞや見事な花を開くことだろう。
最近は、古代ハスもだいぶ普及しているようだが、大賀博士が古代のハスの花を咲かせたニュースは記憶に残っている。休眠種子の生命力に驚いたものだ。もちろん、ハス自体が成長力が旺盛で、隣の水田にも地下茎を伸ばし、稲の中にもハスの花を咲かせるところを見ると、可憐でつつましい植物ではない。美しいが傍若無人な皇帝の娘を連想してしまう。

通勤経路には、レコード店を兼ねた書店もあるのだが、残念ながら私の興味関心の方向とはベクトルが違った方向をむいているらしい。ある郊外型書店の店主に聞いたところ、本は一冊一冊注文するわけにはいかないので、取次店が用意する何種類かのセットを選択する形になるのだそうな。そのセットのどれを選んでいるかによって、ハイブロウにも俗悪にもなるのだそうだ。文庫本の時代小説のコーナーは小さく、もちろんクラシック音楽のコーナーなどはない。カルチャー・コンビニエンス風の若者向け流行の先端型で、中年向きではないけれど、少なくとも通勤の途中でふらりと書店に入る楽しみはある。
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