電網郊外散歩道

本と音楽を片手に、電網郊外を散歩する風情で身辺の出来事を記録。退職後は果樹園農業と野菜作りにも取り組んでいます。

バラ園と弦楽四重奏

2007年09月17日 07時44分29秒 | -室内楽
16日の日曜日、村山市の東沢公園内にあるバラ公園に行きました。少しだけ、パラパラと小雨が降りましたが、すぐやんで、たいへん良いお天気に。入園料を払ってバラ園に入ると、写真のようにたくさんの花が咲き、バラの香りが快い。





写真奥のログハウスで、山形弦楽四重奏団の演奏会が開かれました。



曲目は、前半がモーツァルトのディヴェルティメントなどクラシックの音楽を、後半は宮崎駿監督のアニメ・メドレーとジャズ等のスタンダード・ナンバーという、お洒落なプログラムです。
モーツァルトでは中島さんが第1ヴァイオリンをつとめましたが、その他は駒込綾さんが第1ヴァイオリンをつとめ、中島さんは第2ヴァイオリンに。いい席を確保したので、駒込さんのトークもよく聞こえます。宮崎アニメの音楽を書いている久石讓さんは、クインシー・ジョーンズを尊敬し、こういう筆名を使っているのだとか。思わず「へぇ~」です。
「天空の城ラピュタ」から「君を乗せて」、「となりのトトロ」から「風の通り道」と無事に進んできましたが、「魔女の宅急便」だったか「ハウルの動く城」だったかで、ヴィオラの倉田さんの楽譜が譜面立てからぽとり。文字通り「風の通り道」だったのでしょう(^_^)/
でも、なんとか曲を終えて、中島さんに手で合図。「やー、ごめん、ごめん」といった感じかな。

スタンダード・ナンバーでは、"Fly me to the moon" でチェロをベースに見立て、弓のかわりに終始指で弦をはじいた茂木さん、指が痛くなったのでは。そして大好きな "Over the Rainbow" では、思わずマイクを持って歌い出したくなりましたし、ボサノバの "イパネマの娘" も大いに楽しみました。

「バラが咲いた」は、こんなシンプルな曲が、カルテットで演奏すると、いいものですね。「百万本のバラ」は、スケール感と迫力を感じました。これは、ぜひもう一度聴いてみたいものです。



アンコールの「小さい秋見つけた」までおよそ一時間。小さい子どもがむずがって、途中退席せざるを得なかった若いお母さん、だいじょうぶ。せいぜい数年の辛抱ですよ。子どもはすぐに大きくなり、一緒にコンサートを楽しめるようになります。そのときに、また同じ弦楽四重奏団の演奏を聴くことができたら、幸せですね。

演奏が終わって、ログハウスでバラのソフトクリームを食べました。写真を撮るのを忘れて、一口食べてしまってからになってしまいました。



こちらは、つるバラの門に咲いた、小さなバラの花。



そして、この見事な色!プリンセス・ミチコというのだそうです。1966年の作出とのことですので、なるほど、というネーミング。



東沢バラ公園は、JR村山駅から東に車で5分か10分ほど行ったところにあります。明治初期、喜早伊右衛門という人が、東沢に灌漑用の大規模なため池を作ったことが始まりで、現在は一帯が公園になっており、その中に大きなバラ園があります。春の桜のシーズンや、初夏のバラのシーズンには、私の格好の散歩コースになっています。



こちらは、東沢公園の無料駐車場。小トトロみたいです(^o^)/



お昼には、そば街道でそばを食べ、夜は「風林火山」と「N響アワー」を見て、「余は満足じゃ~」ほとんどバカ殿状態の一日でした(^o^)/
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