康定の町から北に33キロほどのところに康定情歌風景区があります。
康定情歌は中国では有名な民謡であり、康定を舞台に2004年には同名のドラマもありました。
この地が観光地として脚光を浴びたのもそれゆえでしょうか。
旅館前でチベッタンの白タク兄ちゃんと交渉する。
他の2人連れのカップル、3人連れの女性旅行者と一台のミニバスをレンタル。みんな帰りの時間を決めて乗り込みました。
片道一人25RMBです。
もともとの予定は本日の目的地である木格措という高原湖からさらに奥の紅湖というところまで一泊のトレッキングをしたかったのですが、王さんが急に付いて来ちゃったものだから結局他の観光客と同じく木格措までシャトルバスで登って帰りの下り遊歩道を歩きながら遊覧するというありきたりの観光に切り替えざる得なかったわけです。
王さんにはクライミングに引きづり込んだようにトレッキングなんかにも興味を持たせるように洗脳せんといかんなあ。道具も買わせないといかんし。
我々を乗せたミニバスは曲がりくねった山道をぶっ飛ばします。前方が渋滞していれば気にせず対向車線を走ります。
狭い車の中で膝上にザックを抱え、緊張に耐えること30分で風景区の入り口に到着しました。
ザック背負ってないのに肩がすごく凝りました。
予想を超える人です。もっと知られてないB級観光地かと思ってました。まあ、この時期の九賽沟に比べればずっとマシなのでしょうけど。
風景区入り口のセンターでチケットを購入します。 200RMB(シャトルバスも込み) 高っかー!
チケットを買うにも並ぶ気が起きないような混雑ぶり。なんで中国人は並ばないんだろうか? 押し合いへし合いでは暑苦しいし、よけいに時間が掛かるような気がするんですが。
ここでやっと王さんの出番です。
「私は王さんのザックをしっかり見張ってるから。だからチケット買ってきて。」 このためだけに連れてきたんだもん
やっとチケットを買ったら今度はバスに乗るためにまた押し合いをしなければなりません。チケット購入は王さんに並ばせましたが、バス乗り場は私も並ばなければなりません。
怒号と子供の泣き声が響きわたります。
もう山歩き以前に十分疲れます。
シャトルバスは風景区内の杉林の中を走ります。
昨日降った雨はこのあたりの高度3000m以上で雪になったようです。路肩や木々の上にまだ雪が解けずに残っています。
途中よく写真でみる七色湖の横を通り過ぎたのですが、観光写真で見るような七色には彩られていなくてせいぜい三色湖ぐらいでした。後一か月ぐらい後だと山の紅葉ももっとすすんでいるのでしょうね。
シャトルバスは薬池温泉を通り過ぎて終点の木格措のほとりに到着します。 高度で3850mほどです。
木格措の遊覧船乗り場で順番を待つ人たち
木格措のほとりにはレストランがあるのですが、カップ麺とお菓子しか売っていません。
ここでまた王さんにカップ麺を買わせて(だって日本人だといつまでたっても買えないんだもん)、生ぬるいお湯をもらって食べた半生の麺が後でひどい目に合うことになりました。
うまくもない昼食の後、木格措の湖畔沿いに行けるところまで登りました。
この先ずっと歩いて山越えすると塔公の村まで抜けれるはずなのですが、たぶん3日ぐらいかかるのでしょうか?
明日はできればバスかなにかで塔公(塔公寺)まで行きたいとは思っているのですが、長距離バス亭には行先が出ていなかったので白タクかなにかを利用するしかありません。
適当なところで折り返しシャトルバス終点まで下りましたが、そのままバスには乗らず歩いてバス道とは違う遊歩道を下山します。
木格措から康定までは水量の多い渓流が続いており、遊歩道も渓流沿いを下ります。 先月安徽省で見たヤマメの類がいてもおかしくない渓相です。(今度から四川に来るときは竿の一本も持ってこようか?)
薬池温泉まで下ると多くの人が足湯を楽しんでいましたが、あまりの人の多さにあきらめました。
ここでシャトルバスに乗り込んで公園入り口まで戻ることにしました。
が、バスを待っているころからどうも胃の具合がよろしくない。どうも昼食の半生カップ麺(思いっきりラードの乗った)が原因だと思いますが。
なんとかバス中は我慢して風景区入り口にたどり着いたのですが、ここまで来たときの白タクを待っている間にゲロってしまいました。
朝来た時の他の乗客もしばらくすると集まってきました。白タクの運転手を携帯で呼び出し康定まで戻りました。
その後は胃もすっきりして今度は康定の町まで戻る間、空腹を我慢することになったんですが。
それにしても昨年といい今年もこの時期の天候が悪く4000m以上は雲の中で雪を頂く山々が見えない。
普段の行いが悪いからなんだろうか? どうも善行が足らないようです。(十分善人なんですがねえ)
康定まで下りて今日のホテルを探しながら、銀行のATMで現金を引き出そうとしたのですがカードの暗証番号を読み取らない。
ATMが調子悪いみたいだ。
3度試したのですがうまく作動しない。そこまでならよかったのだけど4回目には画面に3度異なる暗証番号を入力したのでカードを一時停止しますと表示されているではないか!
オイオイ、俺が間違ったんじゃないぞ。 機械が読み取れなかったんじゃないか。
今回は上海では成都で、成都では雅安で、雅安では康定で現金を引き出せばいいやと考えて手持ち現金をあまり持たないようにしていました。
手持ちの現金は800RMBしかないぞ。
おまけに王さんもATMで現金が引き出せない。それに王さんも100RMBしか持っていないし(もっと持っとけよ!) 銀行は休んでるし。
えっ、ちょっとヤバイんじゃない? 二人で900RMBじゃ帰るまでのホテル代とバス代なんかを計算すると飯代がないじゃん。
VISAカードはあるもののここらの安宿、安食堂では使えません。
とりあえずは今日も安宿を探して二人で340RMB、それもシングル部屋。オイオイ王さんと添い寝かよおおおお!(涙)
明日は何とか銀行も開くでしょう。そうすれば窓口で何とかなるかな。
康定情歌は中国では有名な民謡であり、康定を舞台に2004年には同名のドラマもありました。
この地が観光地として脚光を浴びたのもそれゆえでしょうか。
旅館前でチベッタンの白タク兄ちゃんと交渉する。
他の2人連れのカップル、3人連れの女性旅行者と一台のミニバスをレンタル。みんな帰りの時間を決めて乗り込みました。
片道一人25RMBです。
もともとの予定は本日の目的地である木格措という高原湖からさらに奥の紅湖というところまで一泊のトレッキングをしたかったのですが、王さんが急に付いて来ちゃったものだから結局他の観光客と同じく木格措までシャトルバスで登って帰りの下り遊歩道を歩きながら遊覧するというありきたりの観光に切り替えざる得なかったわけです。
王さんにはクライミングに引きづり込んだようにトレッキングなんかにも興味を持たせるように洗脳せんといかんなあ。道具も買わせないといかんし。
我々を乗せたミニバスは曲がりくねった山道をぶっ飛ばします。前方が渋滞していれば気にせず対向車線を走ります。
狭い車の中で膝上にザックを抱え、緊張に耐えること30分で風景区の入り口に到着しました。
ザック背負ってないのに肩がすごく凝りました。
予想を超える人です。もっと知られてないB級観光地かと思ってました。まあ、この時期の九賽沟に比べればずっとマシなのでしょうけど。
風景区入り口のセンターでチケットを購入します。 200RMB(シャトルバスも込み) 高っかー!
チケットを買うにも並ぶ気が起きないような混雑ぶり。なんで中国人は並ばないんだろうか? 押し合いへし合いでは暑苦しいし、よけいに時間が掛かるような気がするんですが。
ここでやっと王さんの出番です。
「私は王さんのザックをしっかり見張ってるから。だからチケット買ってきて。」 このためだけに連れてきたんだもん
やっとチケットを買ったら今度はバスに乗るためにまた押し合いをしなければなりません。チケット購入は王さんに並ばせましたが、バス乗り場は私も並ばなければなりません。
怒号と子供の泣き声が響きわたります。
もう山歩き以前に十分疲れます。
シャトルバスは風景区内の杉林の中を走ります。
昨日降った雨はこのあたりの高度3000m以上で雪になったようです。路肩や木々の上にまだ雪が解けずに残っています。
途中よく写真でみる七色湖の横を通り過ぎたのですが、観光写真で見るような七色には彩られていなくてせいぜい三色湖ぐらいでした。後一か月ぐらい後だと山の紅葉ももっとすすんでいるのでしょうね。
シャトルバスは薬池温泉を通り過ぎて終点の木格措のほとりに到着します。 高度で3850mほどです。
木格措の遊覧船乗り場で順番を待つ人たち
木格措のほとりにはレストランがあるのですが、カップ麺とお菓子しか売っていません。
ここでまた王さんにカップ麺を買わせて(だって日本人だといつまでたっても買えないんだもん)、生ぬるいお湯をもらって食べた半生の麺が後でひどい目に合うことになりました。
うまくもない昼食の後、木格措の湖畔沿いに行けるところまで登りました。
この先ずっと歩いて山越えすると塔公の村まで抜けれるはずなのですが、たぶん3日ぐらいかかるのでしょうか?
明日はできればバスかなにかで塔公(塔公寺)まで行きたいとは思っているのですが、長距離バス亭には行先が出ていなかったので白タクかなにかを利用するしかありません。
適当なところで折り返しシャトルバス終点まで下りましたが、そのままバスには乗らず歩いてバス道とは違う遊歩道を下山します。
木格措から康定までは水量の多い渓流が続いており、遊歩道も渓流沿いを下ります。 先月安徽省で見たヤマメの類がいてもおかしくない渓相です。(今度から四川に来るときは竿の一本も持ってこようか?)
薬池温泉まで下ると多くの人が足湯を楽しんでいましたが、あまりの人の多さにあきらめました。
ここでシャトルバスに乗り込んで公園入り口まで戻ることにしました。
が、バスを待っているころからどうも胃の具合がよろしくない。どうも昼食の半生カップ麺(思いっきりラードの乗った)が原因だと思いますが。
なんとかバス中は我慢して風景区入り口にたどり着いたのですが、ここまで来たときの白タクを待っている間にゲロってしまいました。
朝来た時の他の乗客もしばらくすると集まってきました。白タクの運転手を携帯で呼び出し康定まで戻りました。
その後は胃もすっきりして今度は康定の町まで戻る間、空腹を我慢することになったんですが。
それにしても昨年といい今年もこの時期の天候が悪く4000m以上は雲の中で雪を頂く山々が見えない。
普段の行いが悪いからなんだろうか? どうも善行が足らないようです。(十分善人なんですがねえ)
康定まで下りて今日のホテルを探しながら、銀行のATMで現金を引き出そうとしたのですがカードの暗証番号を読み取らない。
ATMが調子悪いみたいだ。
3度試したのですがうまく作動しない。そこまでならよかったのだけど4回目には画面に3度異なる暗証番号を入力したのでカードを一時停止しますと表示されているではないか!
オイオイ、俺が間違ったんじゃないぞ。 機械が読み取れなかったんじゃないか。
今回は上海では成都で、成都では雅安で、雅安では康定で現金を引き出せばいいやと考えて手持ち現金をあまり持たないようにしていました。
手持ちの現金は800RMBしかないぞ。
おまけに王さんもATMで現金が引き出せない。それに王さんも100RMBしか持っていないし(もっと持っとけよ!) 銀行は休んでるし。
えっ、ちょっとヤバイんじゃない? 二人で900RMBじゃ帰るまでのホテル代とバス代なんかを計算すると飯代がないじゃん。
VISAカードはあるもののここらの安宿、安食堂では使えません。
とりあえずは今日も安宿を探して二人で340RMB、それもシングル部屋。オイオイ王さんと添い寝かよおおおお!(涙)
明日は何とか銀行も開くでしょう。そうすれば窓口で何とかなるかな。