いつかはあの頂に

還暦過ぎて少し焦っている老クライマーです。いつかは昔のようにアルパインクライミングへの復帰ができたらいいねえ。

鈴鹿焼合谷

2016-09-26 | 沢登り
鈴鹿の釈迦ヶ岳を源流とする焼合谷に行きました。

尾高キャンプ場手前に駐車場があることを知らず三重県民の森の駐車場を利用しました。


焼合谷横の遊歩道を進み崩れ落ちた橋を注意してわたってキャンプ場から続く林道に入ります。




しばらく歩いて大きな堰堤を越したところに魚止めの滝があります。いったん滝を見物。


さらに堰堤を越してすぐにパイプ堰堤があり、通常ここから入渓するようです。


堰堤を越してすぐに小滝が現れます。


小滝と滑が次々現れます。 


どれも癒し系小滝です。しばらくご覧ください。(手抜きですみません)














ここまでの滝はすべて簡単に直登できます。 もっともあまり濡れたくなかったので淵に入ることはしませんでした。


ここからゴルジュ帯になります。


これも正面から突破。
これを越すと最後の二股に出ます。

本流奥にちょっと高い滝が見えました。確保なしにはヤバそうに見えたので左股から回り込んで高巻きすることにしました。
いったん高巻きを区切って様子を見るとまだ滝上には達していません。 もう一段上がります。
急傾斜の笹藪と灌木を必死でよじ登って、頃合いを見計らって下降地点を探しました。
懸垂で下らなければなりません。一応簡単な沢ということで20mのロープしか持ってきていません。
10m2回で下れると判断して10m下の灌木まで懸垂で下ったところ、どうもロープが足りません。
目測を誤りました。それにさらに10mでは下まで届かない高さです。
先ほどよりメガネが曇っていて、雨とガスの影響もあって下の沢がいまいち確認できません。
ロープ末端で両手を離せるようにセルフを取り、まずはメガネを拭こうとして手を顔にやると初めてメガネがないことに気づきました。
視界がボケていたのはメガネの曇りが問題ではなく私の頭がボケでいたのでした。

どうやらここを下るのは無理っぽいようです。いったんゴボウで下降地点までのぼり返しました。
今更メガネを探しに下っても見つからないと思うし、下降地点から上に続く痩せた岩尾根を上るしかなさそうです。それにしてもトホホです。藪漕ぎでメガネなくしたのはこれで2回目です。

はたして行けるのかどうか不安でしたが痩せ尾根はしばらく登るとかすかな踏み跡が出てきました。さらに登ると踏み跡はずっと明瞭になって明らかにルートになっています。やはりこの尾根を利用して稜線に抜ける沢屋も多いのでしょう。

高度差で約250mを上って県境稜線の登山道に出ました。そこから釈迦ヶ岳山頂まではすぐでした。


ガスで何も見えない山頂に到着。
寒くてここで着替えをして早々の下山です。釈迦ヶ岳東尾根を下るのが一番早いのですが、遠回りになりますが今まで通ったことのない庵座谷コースを下りました。

ところでこの庵座谷コースはいきなりの岩場の激下りでとてもハイキングコースと思えません。本日の核心部かも。


下降路途中にある三段の滝。この滝も急な巻き道があります。

朝明キャンプ場まで下りてきても本日は尾高キャンプ場まで舗装路をまだ小一時間歩かなければなりませんでした。

それと先日より調子の悪くなってたデジカメが本日は時々オートフォーカスが全く働きませんでした。写真の半分は私同様にピンボケ写真となっていました。これも買いなおさなきゃ。

帰宅後すぐにメガネ屋に向かったのは言うまでもありません。

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各務ヶ原三峰山

2016-09-22 | 岐阜、西濃の山
休みの日用事があって終日は無理でも3時間ほどの自由になる時間が取れれば近くの里山には出かけています。

だいたいは百百ヶ峰が多いのですが、この休みは三峰山へ出かけました。

いつもは尾崎団地の登山口から登るのですが、本日は東海学園大のある日野東登山口からです。

こちらのほうが距離が少しあるのと途中に岩場もあって楽しめます。


展望台から各務原アルプスの山並みが見渡せます。





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南アルプス仙丈ヶ岳

2016-09-05 | 登山
会社のT君と南アルプスの仙丈ヶ岳へ行ってきました。T君は山で泊まったことがないので日帰りではなく軟弱小屋泊まりです。

またT君にとっては初3000m級の山です。


朝7時半にゆっくりと岐阜を出てバスターミナルのある仙流荘には10時に到着。


バス乗り場からは鋸岳の第二高点がみえます。

12時のバスを待っていると11時半の臨時バスに乗ることができました。

北沢峠から本日は馬の背ヒュッテまでの標高差600mを上るだけなので楽勝です。


樹林帯の中の登山道は特に急なところもなく比較的楽に登れます。


5合目まではゆっくり歩いても約1時間20分で到着。


ここから左に行けば小仙丈岳、馬の背ヒュッテは右のトラバース道。


左手から小滝となって沢が横切ります。


木立の切れ間から見えた鋸岳は少し雲がかかってきました。


このあたりはいくつかの沢が登山道を横切っていて水場に困りません。


ほとんど起伏もなく、いくつかの小渓を横切ると藪沢小屋


馬の背ヒュッテ手前の藪沢。


そこから少しの登りで馬の背ヒュッテに到着です。


チェックイン後、小屋裏のベンチでお茶の用意をするT君


夕食は小屋自慢のスペシャルカレー。お代わりできます。


天気予報で明日の天気がよくない予想だった為かたくさんのキャンセルが入ってこの部屋で10名だけと広々と寝れました。


翌朝すでに仙丈ヶ岳山頂には朝日があたってます。予想に反して天気よし。


仙丈小屋です。 ここも一回泊まってみたいです。


山頂へは朝日の中の気持ちよさそうな道です。


雲海と鋸岳。


山頂への最後の登りのT君


もうちょっと。がんばれ。


T君からみた山頂の私。


仙丈ヶ岳山頂です。


南にそびえる大仙丈岳


雲海の上に富士山がよく見えました。


北岳と間ノ岳。 いつかはあの頂に。


甲斐駒ヶ岳と小仙丈岳


小仙丈岳まで下ってきました。


こもれび山荘。11時の仙流荘行きのバスに乗れました。

後は仙流荘で温泉にでも入ってゆっくり帰ります。



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