いつかはあの頂に

還暦過ぎて少し焦っている老クライマーです。いつかは昔のようにアルパインクライミングへの復帰ができたらいいねえ。

薬師岳

2024-10-24 | 登山
希に見る快晴の中、折立より薬師岳にテント泊で登ってきました。


初日はゆっくり自宅を出て折立まで走ってきました。 駐車場には10数台駐車していましたが午後から続々と下山してきて最終的に私を含めて4台だけとなりました。


天気予報は晴天のはずだったのですがずっと小雨模様です。


下山してきた方にお聞きすると2300m付近から雲上となり快晴とのこと。安心しました。

車中泊して早朝4時20分に寒い中を出発。

おっといきなりアラレちゃん出没。 


三角点青淵近くになると空が薄ら明るくなってきました。


三角点青淵到着。


立派なベンチもありました。 さすが北アのメジャールート。





黒いシルエットの山並みも結構好きなんです。


今日の朝は寒くて所々にある水たまりには薄氷が張ってます。


乗鞍岳かな?





北ノ俣岳に登ったのは一昨年か。


五光岩ベンチ。


あの尖った山どこかね? 剣岳かなあ。


太郎平小屋の屋根がかすかに見えていますが歩くと遠い!


知らなかったのですが太郎平小屋の営業は昨日までだそうです。 それでまだ一日しかたっていないのでスタッフさんはいるかと思ったのですがテント泊の受付はできずでした。


まずはテント場の薬師峠に向かいます。


テント場には一張りも無しですね。


まずはテント設営した後、薬師岳に向かいます。


薬師平まではガレ場が続きます。


薬師平到着。





やっと薬師岳の全容が拝めました。


薬師岳山荘も10月7日で営業は終了していました。


避難小屋跡地。


1963年の愛知大学山岳部の大量遭難事故の慰霊碑です。


誰でも一発でわかる槍穂連峰。


鷲羽、水晶も歩けなくなる前に行かねば。


目の前に赤牛岳どーん。





山頂までもう少し。山頂にひとけ無し。


やっと薬師岳山頂です。 しんどかったあ。


薬師如来は冬支度で拝めませんでした。


山頂から富山市街地を俯瞰。


あそこの有峰湖から登ってきたんですねえ。


さて下る前に北薬師岳にさよならします。


なかなか行けない黒部の秘境「薬師見平」


ではテント場まで戻りましょう。


薬師平に向かって下る途中。


本日のテン場は私一人で独占させていただきました。 まったりとした午後の時間を過ごしました。


翌日も晴天の中、午前中に折立まで下りました。 本日は日帰りと思われるハイカーさん5名とすれ違い。


やっと折立の登山口まで無事下山完了いたしました。 ありがとうございました。




コメント
  • X
  • Facebookでシェアする
  • はてなブックマークに追加する
  • LINEでシェアする

塩見岳 三伏峠で敗退

2023-09-18 | 登山
南アルプスの塩見岳にテント泊で行こうとしたのですが。


大鹿村の鳥倉林道ゲート前の駐車場を9時にゆっくりスタート。 本日は三伏峠でテント泊予定です。


登山口までは舗装路を小一時間歩きます。


鳥倉登山口到着。


すでに1900以上あるので涼しいです。





豊口山間のコル。 ここで後発ハイカーさんに抜かれる。 スタスタ登って行かれるので付いてはいけないな。


特に危険なものはありませんでしたが朽ちかけた丸太橋が10個ほどありました。


ほとけの清水。 晴天が続けば枯れそうな細い水場ですが。 この手前辺りから持病が出てきました。 今日はまだ3時間しか歩いていないのに早いじゃないか。


塩川ルートとの合流点。 ここからはもう一息。 


三伏峠小屋に到着。 なんとか上がって来れましたが明日は大丈夫か? ここから塩見岳を往復して鳥倉ゲートまで下る予定です。


受付を済ませてテントを張りました。 今日は10張りほどです。 ペグも打ちやすいいいテン場です。

明日は今晩の足の様子を見て決めます。
痛いところは多々あるのですが左足の痛風と原因不明の指先の陣痛。右足は外反母趾と足底筋膜炎による痛み。左膝の違和感。
普通は8時間以上歩かないと出てこないのだが今日は4時間で複合的に痛い。 明日塩見岳に行けなくもないが悪化すると下りで大変かもしれない。

一晩考えましたが悪い方の想像しか思い浮かばなくて翌日の朝下山を決めました。(涙)


下山中に見えた本谷山。


さらば塩見岳。 また調子のいい時に来るね。

今度来るときは足の負担を減らすように小屋泊まりにしようか?
それと下山中にすごい若者とすれ違がいました。 マウンテンバイクを押しながら登ってくるのです。 どこまでと聞くと稜線をバイクで押し歩き、担ぎ歩きして縦走し静岡まで行くとのこと。 本人はこういうことが好きなのでと笑っていましたが。
いいなあ若いって。 がんばれ若人よ。 今の私とは対極にあるなあ。
コメント
  • X
  • Facebookでシェアする
  • はてなブックマークに追加する
  • LINEでシェアする

前穂高岳

2018-10-08 | 登山
久々の日本帰国で上高地岳沢から前穂高岳に行ってきました。


上高地いつもの喧騒

河童橋を渡って岳沢方面へ

いつもながら歩いて楽しい遊歩道

岳沢に入るのも畳岩尾根を登った時からですから40年ぶりぐらいでしょうか?

初日は上高地から岳沢小屋までのゆっくりした予定です。


ほてった身体を冷気が冷やしてくれます。

昔の記憶なんて全くないので小屋までのこの小径も新鮮です。


岳沢小屋までの中間地にある河原で休息


新しくなった岳沢小屋


小屋で受け付けをしてテント設営を行いました。


夕食を終えて薄暗くなったころから雷鳴が鳴り響き土砂降りの様相です。

私のテントを張った場所は少し凹状になっていてすっかり池の中にテントを張った感があります。

でもさすがにアライのテントは防水もよくテント床が下からの水圧で持ち上げられても浸水は全くありませんでした。

すぐ近くで設営されていたULシェルターは大変だったのではないでしょうか?

私なら撤収ですね。


翌朝も小雨が降っていましたがしかたありません。意を決して(というほど大げさなことではないですが)雨具を羽織って登り始めました。

特に危険なところもなく、小雨が降っていて暑くもないので助かります。



途中雲が切れかかって晴れるかと思いましたが少しの間だけでした。


紀美子平に着いたときはすっかりガスってなにも見えません。


本当なら奥穂高まで往復するつもりでしたが、ガスった稜線に行く気を無くし前穂高岳の登頂で下山と決めました。

上高地から平湯へと下るバスが大正池を過ぎたころ、バスが一人のランナーを追い抜きました。

アッという間でしたのでゼッケンを確認できませんでしたが、TJARの参加ランナーです。

12日午前0時に富山の海岸を出発して1日と15時間ぐらいです。 

上位ランナーの誰かなのでしょう。 頑張れ!と心の中で応援しました。
コメント
  • X
  • Facebookでシェアする
  • はてなブックマークに追加する
  • LINEでシェアする

南アルプス仙丈ヶ岳

2016-09-05 | 登山
会社のT君と南アルプスの仙丈ヶ岳へ行ってきました。T君は山で泊まったことがないので日帰りではなく軟弱小屋泊まりです。

またT君にとっては初3000m級の山です。


朝7時半にゆっくりと岐阜を出てバスターミナルのある仙流荘には10時に到着。


バス乗り場からは鋸岳の第二高点がみえます。

12時のバスを待っていると11時半の臨時バスに乗ることができました。

北沢峠から本日は馬の背ヒュッテまでの標高差600mを上るだけなので楽勝です。


樹林帯の中の登山道は特に急なところもなく比較的楽に登れます。


5合目まではゆっくり歩いても約1時間20分で到着。


ここから左に行けば小仙丈岳、馬の背ヒュッテは右のトラバース道。


左手から小滝となって沢が横切ります。


木立の切れ間から見えた鋸岳は少し雲がかかってきました。


このあたりはいくつかの沢が登山道を横切っていて水場に困りません。


ほとんど起伏もなく、いくつかの小渓を横切ると藪沢小屋


馬の背ヒュッテ手前の藪沢。


そこから少しの登りで馬の背ヒュッテに到着です。


チェックイン後、小屋裏のベンチでお茶の用意をするT君


夕食は小屋自慢のスペシャルカレー。お代わりできます。


天気予報で明日の天気がよくない予想だった為かたくさんのキャンセルが入ってこの部屋で10名だけと広々と寝れました。


翌朝すでに仙丈ヶ岳山頂には朝日があたってます。予想に反して天気よし。


仙丈小屋です。 ここも一回泊まってみたいです。


山頂へは朝日の中の気持ちよさそうな道です。


雲海と鋸岳。


山頂への最後の登りのT君


もうちょっと。がんばれ。


T君からみた山頂の私。


仙丈ヶ岳山頂です。


南にそびえる大仙丈岳


雲海の上に富士山がよく見えました。


北岳と間ノ岳。 いつかはあの頂に。


甲斐駒ヶ岳と小仙丈岳


小仙丈岳まで下ってきました。


こもれび山荘。11時の仙流荘行きのバスに乗れました。

後は仙流荘で温泉にでも入ってゆっくり帰ります。



コメント
  • X
  • Facebookでシェアする
  • はてなブックマークに追加する
  • LINEでシェアする

中ア越百山~空木岳周回

2016-08-16 | 登山
山の日の祝日は伊奈川ダムから越百山~南駒ヶ岳~空木岳そして伊奈川ダムへの一泊二日の周回登山です。

この日はみんなメジャーなところへ行くとの予想通り登山者も少なく静かな山行が楽しめました。

このコース足の速いトレイルランナーはなんと7時間で回る人もいるとのことですが、もちろん私には無理だし、ゆっくり景色も楽しみたいし、お泊りもしたいので避難小屋での宿泊で計画しました。

前日仕事を終えてそのまま会社から登山口のある伊奈川ダムの駐車場へ出発。 夜の10時半に駐車場に到着。
駐車場は思っていたよりガラガラで10数台しか駐車されていませんでした。


翌日は5時前に駐車場を出発しました。

渓流釣りだけに来てもよさげなところですが。


車止めゲート横をすり抜けて二股です。左に行けば空木岳、右に行けば越百山です。もちろん右に行くわけですが明日戻ってくるときは左の林道からになります。


登山道はあまり眺望も効かず植林地帯が続きます。


途中展望台がありましたが御岳がもっとしっかり見えるのかと思いきや木々の間から小さく見えました。


展望は効きませんが日差しは差し込まないので助かります。


恵那山ですかねえ。




ここからは御岳がくっきりと


木立の間から見える越百小屋は赤い屋根が鮮やかに映えて見えます。
一度は泊まってみたい山小屋ですが。


崩壊地の横


尾根の向こうの稜線が南駒ヶ岳につながる稜線かな?


越百山がやっと望めるところまできました。


山頂からコルに建つ赤い越百小屋が小さく見えます。


山頂には小さな岩塔が立ってます。


南越百山でしょう。


これから向かう南駒ヶ岳です。


稜線はちょっとした岩場になったりします。




やっと仙涯嶺のピークに到着


南駒ヶ岳の手前の2つの小さなピーク


仙涯嶺から振り返ると。


途中のピークです。


来た道を振り返ると。


南駒ヶ岳の山頂に到着。
後はここから本日宿泊予定の擂鉢窪避難小屋まで下るだけ。

宿泊した避難小屋は私が到着したときには先着の若者が一人だけ。5時ごろ3人組が到着して本日は私を含めて5名だけでした。山の日なんで混みこみかと思っていましたが皆さんメジャーな山へ行ったんですね。
ラッキーです。


翌朝も良い天気に恵まれました。


小屋から見えた雲海がきれいです。


稜線はまだ赤く染まってます。


避難小屋を5時に出発


昨日下ってきたコルまで登り返します。この一帯はお花畑で有名ですが、昨日この斜面を下っていたときにはガレた足場の悪さばかりに気を取られていました。


南駒ヶ岳方面


空木岳方面


コルから昨日泊まった避難小屋が小さく見えます。




空木岳への最後の登りです。


さすがに人気の空木岳です。山頂は結構賑わっていました。


遠くに木曽駒ヶ岳と宝剣岳がかすかに望めます。




駒峰ヒュッテが稜線上に見えます。


稜線は岩場歩きとなります。


空木岳からの下りはちょっとスリリングなところもあって楽しいです。


空木岳を振り返ると


木曽殿山荘を過ぎるとすぐ樹林帯の中を進むことになります。


中間地点の仙人の泉という水場です。


この橋を渡るとしばらく笹の茂った小道を歩いてうさぎ平に降り立ちます。


最後に伊那川ダムへのこの林道が長かったあ。




コメント
  • X
  • Facebookでシェアする
  • はてなブックマークに追加する
  • LINEでシェアする