いつかはあの頂に

還暦過ぎて少し焦っている老クライマーです。いつかは昔のようにアルパインクライミングへの復帰ができたらいいねえ。

寺地山と北ノ俣岳

2022-08-30 | 飛騨の山
有峰林道東谷線の飛越トンネル手前の駐車場から飛越新道で寺地山と北ノ俣岳をピストンしてきました。
昨日天蓋山を登ったあと駐車場に車中泊しました。


駐車場から早朝スタート。5時20分です。 北ノ俣岳まで6hかあ。


30分ほど登ったところにある鉄塔。


泥濘地獄の始まりです。 


寺地山から朝日が昇ってきました。


道はぐっちゃぐちゃ。 根こそぎ倒れた姿が痛々しいです。


神岡新道分岐に到着。 廃道になっている神岡新道は藪化していました。


まれに乾いたところもありますが。





丸太を輪切りにして足場として並べてくれているのだが危険なほどよく滑ります。


鏡池平の鏡池。 想像していたより小さな池塘。


寺地山到着 岐阜100山です。


遠くに剣岳が見えました。 若かりし頃の夏山合宿では2週間ぐらい定着していましたが。





北ノ俣岳の全容が見えてきました。 ここからだと高度差で700mぐらいのはずですが山が大きいからか1000mぐらいあるように見えます。


木道の始まり。 でも結構崩れていて歩きにくい。


木道の両サイドには池塘が点在しています。


昨日登った天蓋山じゃなかろうか?


だいぶ稜線に近づいてきたが。 それにしても泥濘地獄が終わってもガレと深い溝で足場は悪い。


奥美濃や東濃の山に比べたら無いに等しい笹の道。


ようやく稜線まで上がって振り返ると有峰湖がみえます。


鷲羽岳。


雄大に構える薬師岳。 本当はこの夏行く予定だったんだけど。


雲に少し隠れている槍ヶ岳。 このあとずっと隠れたままでした。


神岡新道分岐から北ノ俣岳山頂に向かいます。 ハイ松を見ると高山に来たなあと思います。


水晶岳かな?


北ノ俣岳やっと到着。 ほぼコースタイム掛かってしまった。


小さく尖がっているのは笠ヶ岳。 その向こうに雲をのっけた乗鞍岳


ちょい南にある赤木岳。


これから下山です。 まずは寺地山に向かって下って行きますが途中北ノ俣岳避難小屋に立ち寄って給水しました。
水をたらふく飲めるって幸せ。 
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天蓋山

2022-08-30 | 飛騨の山
飛騨神岡の天蓋山に行ってきました。


山の村キャンプ場からスタート。


キャンプ場の間を抜けていきます。


キャンプ場の一番上にある自炊場の横から登山道が始まります。


植生が豊でいい森です。


沢沿いの登山道なので今日は曇り空とも相まって涼しさを感じます。





まだ8月ですが山は少しずつ秋色。栗イガの茶色くなる前のこの青色が大好きです。








こんな所まで昔は放牧されていたんですね。


すずめ平。 天気が益々悪くなってきました。 天気予報では午後から晴れるとか。


山頂到着。 本来なら北アルプスの絶景が拝めるはずなんですが。 時折雨がパラつきます。


田部井さんの文字で天蓋山とあります。


下りに見つけた白樺に寄生するキノコ。幹の上の方にはずっと大きいのもありました。


神岡町の道の駅「スカイドーム神岡」には「ひだ宇宙科学館カミオカラボ」が併設されています。


そこでは世界に誇るスーパーカミオカンデとニュートリノを易しく説明してくれています。なんかすごい素粒子のニュートリノとそれを捕まえるためのすごい設備がスーパーカミオカンデだという事だけわかったけれど。
夏休み最後の日曜日なのでたくさんの子供がご両親と見学に来ていました。 一見する価値ありです。 それに無料と言うのが素晴らしい。
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大川入山と蛇峠山

2022-08-16 | 長野県の山
アルプスに行きたかったのですが家の用事や天気のタイミングで遠出はできず、お盆休みはTJARのGPSトラッキングに夢中でした。
1日だけ極暑から逃れるべく長野県阿智村にある大川入山と蛇峠山に行ってきました。


治部坂観光センター駐車場からスタート。


国道沿いにある大きな登山口の看板。地元の力の入れ具合がわかります。


最初は舗装された林道を進みます。


大川入山登山口に到着。


沢を渡ります。 水場はここしかないようです。




出た! 有名?な根っこ道。


すぐ終わるのかと思っていたら結構続きます。


横岳を過ぎると時折開けたところもありました。


綺麗に整備された登山道。 さすが阿智7サミット。








晴れてくれないかなあ。


結構ガスってきました。 本来ならこの辺りの笹原の眺望は素晴らしいはず。


大川入山山頂到着。 幸い雨は降っていないもののまったくの白い世界。 気温は21度、風強し。 じっとしていると寒いぐらいです。


本来ならアルプスが見えるはずなんですが。


昼から向かった蛇峠山が薄っすらと見えました。


下山途中に見つけました。ハナビラタケ?


ツブエノシメジ? これも自信ないですが。

午前中に下山できたので大川入山の駐車場の向かいに立つ蛇峠山に登りました。


下からではなく途中にある登山口まで別荘地の間を縫って車で上がりました。 


山頂まで管理用の車道があるのですが平行して遊歩道が作られています。 樹林帯の中なので陽射しも遮られてこちらを歩くのが正解です。


いったん車道に出たあとすぐ遊歩道に入ります。


山頂にはアンテナ塔が立ち並んでいます。


浪煙台あたりから見た山頂。


山頂には展望台が。 しかし周りの木が邪魔して展望はいまいちです。


展望台横の蛇峠山山頂。


駐車場近くの馬の背展望台から見えた大川入山。 

大川入山登山道の途中にある横岳で登山道の草刈りをしていた年配のお二人がいました。私もそこで休憩しながら他愛もない話をしていましたがどうも話がよく聞き取れない。この地方の方言? お二人同士で話するときには中国語でした。 聞けば中国北部の瀋陽から40歳過ぎにこの地に来て30年になるという。最初はダム工事の仕事だったとか。 私も中国駐在していた頃の話題で盛り上がりました。しかしなんでまたこんな山の暮らしをしているのでしょう。内心お二方の身の上に興味がありましたが複雑そうなので聞くことは控えました。
大川入山いい山ですが今回は山よりこのお二方の印象が残った登山でした。

阿智セブンサミット残りは高鳥屋山と網掛山の2座を残すのみ。 



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北谷から笹刈山とブンゲン

2022-08-01 | 沢登り
揖斐の粕川西谷にある大平八滝から北谷を詰めて笹刈山に行ってきました。


大平八滝用の駐車場に止まました。先客の車が一台。 竹屋谷に入ったのだろうか?


駐車場からすぐの入り口。


一から八までの小滝とトダナ岩屋


一ノ滝。


二ノ滝。


五ノ滝。


トダナ岩屋。


七ノ滝。


遊歩道は八の滝まで。その先に進んで行きます。


ここからは大平八滝より立派な滝が出てくるんですがもう遊歩道は延ばさないでほしいです。


最初の分岐は二条滝(両門の滝というらしい)になっていますがこの写真の滝はその手前の滝。 左岸から高巻きすべく見上げると太めの枝にスリングが見えました。 高巻きルートか? でも不自然なので懸垂用のスリングでしょう。 もう少し手前を尾根を登って大きく高巻きしました。 案の定割りとしっかりした高巻き用トレースに出ました。


北谷右俣の滝の落ち口に出ました。 分岐の二条滝も合わせて大きく巻いたようです。 この右俣は竹屋谷遡行の下りに利用される谷ですが、今日は笹刈山のほうに上がりたいので小尾根を越えて左俣に入ります。


左俣は最初小藪の沢かと思いましたがすぐにスッキリしました。


どの滝も問題なく登れます。あるいは巻いてもすぐ滝の際を上がれます。














そろそろ源頭の雰囲気。


最近は滝を見ても登攀意欲は湧かなくて、それより源頭の優しい雰囲気に心が満たされます。歳なんかなあ。





藪を漕いで稜線に出たら縦走路をしばらく歩くと笹刈山に到着。


南側には伊吹山。


北側にはこれから向かうブンゲン。


北に向かう途中からブンゲンを見上げる。


ブンゲンは何年ぶりでしょうか。
ブンゲンのすぐ北側にある小ピークから北川新道で下りました。新道と言っても思いっきりのバリルートでした。
途中ルートを外して酷い藪漕ぎを余儀なくされたりして結局まっすぐ南に落ちる尾根で下りました。


歩き易い植林地帯に足も進んで最後は登りに高巻きした二条滝のところに出ました。 そして例のスリングを利用して一回ラぺリングで沢に降り立ちました。 後は沢を下って大平八滝まで戻りました。

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