いつかはあの頂に

還暦過ぎて少し焦っている老クライマーです。いつかは昔のようにアルパインクライミングへの復帰ができたらいいねえ。

桂林旅行(10/1)陽朔

2012-10-07 | 旅行 桂林
本日はOさんが桂林に昼ごろに入ってきます。

それまでは市内観光に出かけました。

バックパックはホテルに残置してカメラだけ持って出かけます。

ホテルの近くのバス停から七星公園行きのバスが出ています。

公園前に到着するとすごい人だかりです。

なにやら桂林市の人達はこの連休中は無料のようですが、外省人や我々外人は入場料80元が必要でした。

普陀山など七つの峰が北斗七星の形で並んでおり、北斗七星に似ていることから七星公園と呼ばれるようになりました。

公園内には動物園、駱駝山、桂海碑林、奇石舘、七星岩、花橋、華夏広場、児童楽園などがあります


長さ125mの石橋の花橋


園内の動物園にはパンダもいるようですが、別料金らしいのでパス。

公園内の遊歩道を歩いていくと攀岩の看板がありました。公園内に点在する岩を利用して行楽客あいてのクライミングジムでもあるのでしょうか。

しばらく歩くとありました。


なんと自然の岩にホールドが固定されています。そりゃ本当の岩を素人に登らせるのは難しすぎるとは思いますが、ホールド付の外岩なんて初めて見ました。

受付の奥の高さ10mほどの垂壁にもホールドが固定されておりトップロープが2本垂れ下がっていました。

よく見るとリード用のルートも作ってありますが推定12台で私には無理なレベル。

もっともお客は誰もいませんでしたが。


園内にも奇岩,奇石が立っています。


奇石館横に立つ岩塔。

駱駝山に登ります。

公園内の低い丘ですが駱駝のように二つのこぶ(頂)があるのでそう名付けられたようです。

駱駝山から見た景色

公園で11時ごろまでぶらぶら散策して12時前にホテルに戻りました。


Oさんから桂林市内に着いたとのTELがあり、待ち合わせ場所の長距離バス亭に向かいました。

午後は桂林から陽朔に移動です。

桂林には長距離バス亭が二つあり、また火車駅横にもバスターミナルがあります。

Oさんが勘違いして火車駅で待っていたため、我々が出会うのにロスしてしまいましたがなんとか1時に合流しました。

長距離バスターミナルから出る大型バスより火車駅横から出る中型バスのほうが安いし本数が多いとOさんが言うので、再度火車駅に移動。

中型バスに乗るのですが、乗ってから直行バスでないことがわかりました。

国道を時々逸れて農道に入って地元の乗客を探しながらの移動です。

やっぱり価格が安いバスは(実際対してかわらないのですが)と時間が掛かります。


陽朔には4時半に到着。


すごい車の数です。街の規模の割にずっと訪れる人がはるかに多そうです。


さて、まずは本日のホテル探しですが、さすがにこの観光客の多さでは中心街はどこもホテルが空いていません。

中心街から来た道を戻るようにして20分ほど歩き、一軒一軒ホテルで空き部屋があるか訪ねて行きます。

運よく10軒目ぐらいで空き部屋がありました。しかしホテル代は国慶節価格で約2倍。ツインで一泊400元。まあ仕方ないですね。


チェックイン後、中心街の西街にくり出します。

クライミングショップが数軒あるはずです。そこで明日の岩場の情報を聞かなくてはなりません。


西街も小さな繁華街です。人は多いですが、しばらく歩くとクライミングショップはすぐわかりました。

一軒のショップで中にいたお姉さんに訊ねました。

我々の低いレベルで遊べる岩場はどこ? 一番近い岩場は? 現在クライミング禁止の岩場やなんかローカルルールってあるの?

でお奨めしてくれた岩場はスイスチーズウォールとワインボトルという岩場でした。

明日はそこに行きましょう。


夕食で食ったビール魚という名物料理。そういう名前の魚じゃなくって鯉をビールとトマトであく抜きして煮てある魚料理です。

有名だから食べてみたけど味はいまいちでした。


摛江を挟んで向こうにも岩山がたくさん見えます。
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桂林旅行(9/30)龍背梯田

2012-10-06 | 旅行 桂林
翌日はゆっくり9時に出発。

路地裏では名物の竹ご飯(もち米に鶏肉とかぼちゃが入った炊き込みご飯です)の準備をしているオバサン達がいました。


宿から一旦展望地の「七星伴月」まで登り、昨日夕方登った「九龍五虎」展望地までほぼ同じ高度を水平に移動します。


そこからダム湖横を通って、さらに林道をすこし歩き、ハイキング道のように山間を抜けて「中六」まで足を延ばします。



時折「中六」から戻ってくるグループとすれ違います。この辺りになると中国人観光客は少なくて欧米のハイカーが多いです。

「中六」手前まで行きましたがバスの時間もあるので、その先の「大寨」までは行けませんでした。


昼過ぎに旅館まで戻って簡単な食事をして平安のバス亭まで下りました。


バス亭近くにある風雨橋


昨日予約していた桂林行バス(車番を聞いていた)を駐車場で見つけて、その近くで出発を待ちますが、ちっとも動く気配がありません。

私以外に乗客もいないみたいだし。


出発時間が来ても動かないので、すこし焦っていると、向こうの方のミニバスの運転手が私の方に向かって手招きしています。

どうやら客が少なくて欠便になったようです。違うバスに乗せてくれるようで(もちろん昨日バス代は払っていたので当たり前ですが)なんとか桂林に戻れます。


棚田は貧しさの象徴です。いまから20年前はこの辺りは観光客など来ない村だったのでしょう。

長い時間をかけて考えられない労力を費やして少しずつ拡大するしか方法がなかった歴史があります。

いまでこそ平安村は棚田をうまく観光地として整備し、観光客相手に入場料を取り、中には旅館やレストラン、土産物屋で現金収入が昔の数十倍以上になった家もあるかと思います。

ではミニバスも行かない谷を隔てた向こうの山に見える棚田の村人たちには、棚田観光の恩恵を被ることはないのでしょう。

向こうの山の人達はこの格差をどのように思っているのでしょうか?


平安村の住民は一応に年配の人達ばかりでした。もちろん少数の若い人達がこれからも棚田を守っていくなんて考えられません。

棚田が棚田であり続ける限り観光客も来るのでしょうが、年寄が棚田でのコメ作りに従事できなくなったときには、ただの荒れた階段状の山でしかなくなります。

近いうちにそのようになるのではないかと心配になりました。
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桂林旅行(9/29)龍背梯田

2012-10-05 | 旅行 桂林
日本への帰任が決まり今回の国慶節の休みは駐在最後の旅行となるので桂林へ行きました。

7時40分上海発の桂林行きに搭乗。

桂林空港には少し遅れて10時45分に到着。
空港から市内行きのバスはあるはずなのですが、早く市内のバスターミナルに行きたかったのでタクシーを利用。

ところがこのタクシーの運転手が私が日本人とわかるとずっと「釣魚島は中国のものだ」と説教を垂れだした。

もちろん中国語で反論もできないし、妙な処で降ろされたら大変なので黙って聞いていました。

返事は「ハイ、ハイ」(もちろんハイは2度な)

無事バスターミナルまでは送ってもらって事なきを得ましたが、しょっぱなから気分が悪いです。(今の中国ではこれぐらいでめげていては旅行なんてできませんけど)

ターミナルで12時半発の「龍勝」行きのチケットを買った(つもりだったのだが)のですが、乗車直前になってチケットを見てみると行先は「鹿寨」とあります。

「鹿寨」は「龍勝」なんだろうか?

なんか違うような。

売店にあった地図を見てみると、なんと「龍勝」とは全然違う方向の街じゃないか。

切符売り場の服務員間違った切符を売りやがって。(全然確認しなかった私も悪いんだけど)

再度切符売り場の違う列に並んで「龍勝」行きを求めました。

今度は何と売り場のお姉さんは私の身なりを見て、外国人旅行者とわかったのか英語で「龍背梯田」に行くのかと聞いてきました。

親切にも「龍勝」の手前の「和平」で降りて、ミニバスに乗り換えて「平安」まで行きなさいと教えてくれました。

けっこう外国人が来ているのでしょうね。「龍勝」ではなく「和平」行きの切符をくれました。

説明して向こうのミスを認めさせるのはもう無理です。(鹿寨行きの切符は無駄になったな)


12時半の「龍勝」行きのバスはあまり舗装のよくない田舎路を走ります。

「和平」で降りたかったのですが、どうやら知らないうちに通り過ぎてしまったようです。

まあ、もともとは「龍勝」から「平安」までは戻るつもりでしたので、そのまま「龍勝」の街を見てみるのも良いと思い、終点までそのまま乗車しました。


龍勝の街並み

「龍勝」のターミナルからは「平安」行きのミニバスが出ています。

そのミニバスですが、しばらく走って「和平」を越えたあたりで一台の対向車と何があったのかわかりませんが、互いに揉め始めてお互いの車両をすれ違いできないように堰き止め始めました。

なにがどうなっているのかわかりませんが、こうなると中国人はメンツをかけて譲り合いません。

尖閣問題より解決は難しいでしょう。

向こうの乗用車の運転手は行くなら俺を轢いて行けとばかりに道路に大の字で寝ています。

バスの乗客はバスから降りてタバコ吸ったりして成り行きを見守りながら小休止状態です。こういう時の中国人は気長ですね。


バスの乗客が二人の運転手をなんとかなだめて、再びバスが「平安」に向かうまでに50分ぐらいロスしてしまいました。

「平安」の村に着いたのは4時でした。

村の入り口で入村のチケット(80元)を見せて中に入ります。

入り口辺りでは地元の瑶族のおばさんたちが旅行者に盛んに自分の旅館を勧めています。


私も適当に一人から旅館の写真を見せてもらって(まあどこでも大差ないので)本日の宿を決めました。


入り口から山の上の集落まで登って行きます。


ここに来る方はバックパック必須です。旅行用トランクじゃ宿まで転がしては行けませんから。

クライミングギアの入ったバックパックを担いで空身のおばさんに付いていくのが大変でした。(笑い)

そんなに早く歩かないで!


本日のお宿(100元)

どうやら宿泊客は私ひとりのようです。


部屋からの景色です。

広西の夕方はまだ日も高いので、7時に夕食を頼んで、それまでは近くの梯田を見物にいきました。

集落を抜けるようにして歩いていくと梯田に出ます。平たい石で整備されたあぜ道を登って行くと平安の梯田が一望できます。

この梯田は元朝にはじまり800年の歴史を持っています。梯田は海抜400mから800mの間に形成されています。


まるで大きな龍の背中のような風景から龍背梯田と呼ばれているのでしょう。


九龍五虎というビューポイントから見た梯田風景
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桂林(2)

2012-09-08 | 旅行 桂林
懸念していたことが発生!

ジャーン!

Oさんの奥さんから桂林行きがちょっとストップ掛かりました。

だいたいOさん9月19日から25日まで日本にちょっとの仕事ひっかけて旅行行くのに29日からまた私と一緒に桂林旅行は無理のような気がしてました。

そりゃあ奥さん怒るわな。

(私も18日から25日までOさんと一緒日本に帰国するけど、私の場合は100%仕事っすから。)



しかし、その後奥さんと交渉の挙句、1日から4日までのお許しが出ました。(よかったね)

ということで私は29日から出発して1日に桂林でOさんと落ち合うまでは一人でその辺ぶらつきます。

さてどこ行こう。
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桂林

2012-09-02 | 旅行 桂林
今年の年末で帰任するが決定しました。

今回の駐在では8年を昆山で過ごしました。

残り4ヶ月を公私ともに精一杯頑張りたいと思います。


で10月の国慶節休みですが、行きたい処はいろいろあるのですが、6日間のお休みですので四川、雲南の奥地には行けません。

ということで有名な「桂林」に行きます。

と言っても観光地「桂林」にはそれほど興味がなくて、クライマーなら皆知っている「桂林」のちょっと先の「陽朔」がメインです。

中国におけるフリークライミングのメッカとして最近は貴州省の「格凸」が注目を浴びていますが、「陽朔」は何度もメディアに紹介されたクライミングの聖地です。

わしらのような者が聖地なんて行っていいんだろうか?と言う疑問は置いといて、とにかくOさん連れて行ってきます。

たくさんのルートがあるから私たちでもエンジョイできるルートもあるでしょう。



一応「桂林」の川下りも行くつもりです。(やっぱり行くんじゃねえか!)

できたら「龍背棚田」もみたいなあ。

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