いつかはあの頂に

還暦過ぎて少し焦っている老クライマーです。いつかは昔のようにアルパインクライミングへの復帰ができたらいいねえ。

四川康定(その2)

2011-10-09 | 旅行 四川
雅安から北に20キロほど入ったところに上里という古鎮があります。ホテル近くの旅遊バス站から上里行きの小型バスが出ています。

7人乗りの小客車です。

上里は四川十大古鎮の一つで山間ののどかな場所にあります。 お茶の交易が盛んにころの宿場町として栄えた町ですが、今は木造家屋が趣を残している観光地として栄えています。

上里入口の木造家屋

通りはお約束の土産物屋が並びます。

二仙橋と古鎮の中を流れる雅龍河


上里の中を流れる川は雨で濁っているのもありますが、このあたりは赤く鉄分の多い岩質で雨だけの濁りではなさそうです。

レストランのおばさんが濁った川で野菜を洗っています。(洗った野菜がほのかに茶色く見えるのは気のせい?)


小学生ぐらいの女の子が細い葉っぱを織って器用にカエルを作っています。きっと家計の足しにでもするのでしょうか。

一つ買ってあげました。(正確には王さんにひとつ買わせました)


午前中の上里観光を終え、いったん雅安に戻り、そこから康定までまたバス移動します。


雅安から康定までは普通4時間ですが、それは交通事情の良い場合の話で、この日は事故渋滞、工事渋滞で雅安に到着したのは9時間後の午後10時前でした。

停滞した車の列はちっとも動きません。

雅安の長距離バス亭は国道318号沿いにあり、バス亭前は小さな食堂兼旅館が軒を連ねています。

すでに時間も遅く雨も降っていてはゆっくりこの日の宿を探すわけにもいきません。

向いにある一軒の食堂で遅い夕食を簡単にとって、そのまま2階の旅館に泊まることにしました。

しかし高い!

3畳ほどの汚い小部屋に硬いベッドが二つ。テレビがついてはいるが、ドアの壊れた共同トイレでなんとお一人様150RMB!

普通ならこれぐらいの旅館は50RMB以下だろう。

国慶節価格恐るべし!

この時期は普段なら200RMB前後の2つ星クラスのホテルでも軒並み750RMB以上になっているようです。

明日から毎日宿探しかあ?
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四川康定(その1)

2011-10-09 | 旅行 四川
先月末に行われた上海での展示会を終了した後、昆山へは戻らず国慶節休日はそのまま浦東から四川成都へ移動しました。

上海浦東から成都へとAM8:05発のCA便で出発。 約3時間の乗機は日本へ帰るより少し長いです。

本日は国慶節だからなんだろうけど機内に乗り込むとき小さな中国の五星紅旗を手渡されました。(別にいらないんだけどなあ)


ところで食事の時間になってちょっと驚きました。

中国民航で機内食がうまいなんて思ったこともなかったのですが、今日のメニューはちょっと違ってました。

洋食か中華で選べるのですが選んだ洋食のオムレツやソーセージは本当に美味しかった。いつもこんなだとうれしいんですけどね。これは国慶節スペシャルメニューですね。


食事の後はCA(スッチーなんて今は言わないらしい)が乗客にインタビューしたりプレゼント配ったり、いっしょに写真を撮ったりのアトラクションありで国慶節ならではなんでしょうね。

うーん俺もCAといっしょに写真撮りたかったよお。(涙)

成都には定刻の11時過ぎに到着。


ところで今回数日前に王さんが急遽いっしょに行くと言って来ました。

まあ断る理由もなかったのでOKしたんですが、だいたい私と違う便で虹橋から成都に向かうという。

到着時間が同じ頃というだけで便名も連絡してこないし。ほんとうにいい加減なんだから。 相変わらずの身勝手でしかたないなあ。


王さん、だいたい私がどこに行くのか知っているのか?


ところでその王さんだが成都の到着フロアでいくら待っていてもちっともゲートから出てこない。

しばらくして携帯に「飛行機遅れる」のメールが入っているのに気が付きました。

オイオイ、遅れるのは仕方ないけど便名ぐらい知らせて来いよ。

便名がわからないので、私としては待つしかないわけです。

結局のところ3時間遅れでやっと王さんが到着ゲートから登場。 ボケー!くっそー晩飯なんか奢らしてやる。
 

ところで王さんに聞いたところによると王さんの乗ったFM便では特別のサービスはなかったようです。

皆さん国慶節はCA便に乗りましょう。(笑)


本当は空港から新南門長距離バス亭に移動するはずでしたが、空港横のバス亭からも雅安行きが日に3本出ていました。

いまから新南門バス亭に移動していては逆に時間ロスも大きいので、ここから最終16:00発の雅安行きに乗りました。

成都から雅安行の中型バスです。新南門からなら大型バスなんですけどね。

本当なら今日は雅安から上里古鎮まで行くはずでしたが、上里行きは明日に延ばします。

雅安長途西站には18時に到着。 ホテルを探しながら2キロほどの道のりをぶらぶらと散策しながら歩いて行きました。


雅安の街を流れる青衣江と呼ばれる河とそこに架かる雅州廊橋

橋の中はアーケードになっており商店が並びます。


雅安はパンダで有名ですが茶馬古道の四川の始発地点でもある町です。 この地のお茶は辺茶と呼ばれ遠くチベットを超えてインドまで行ったそうです。 雲南のお茶はこの地のお茶より高級でチベットではより安いお茶のほうが浸透したのでしょう。

そういえばいまでこそパンダは中国政府によって保護されていますが、パンダが初めて発見されたのもこの雅安近くでした。 その頃はきっとパンダも食われていたんでしょうねえ。 中国人が食わない訳がないもんね。
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