いつかはあの頂に

還暦過ぎて少し焦っている老クライマーです。いつかは昔のようにアルパインクライミングへの復帰ができたらいいねえ。

クラシ北尾根、イブネ(1160m)

2015-11-26 | 鈴鹿
鈴鹿の奥座敷とか言われるクラシ、イブネに行ってきました。

一番の目的はクラシ北尾根、そして日帰りで可能なコースですがわざわざ一泊することです。


朝明渓谷の駐車場に到着したのはまだ暗い6時です。

この時間はほとんど駐車していなくて私の車を含めて4台だけでした。

用意を済ましてまずは中峠へ向かいます。


歩き始めてすぐに根の平峠へ向かう橋がありました。 帰りはここへ下ってくる予定です。


中峠への道は分岐点にはまずわかりやすい案内のプレートが設置されています。さすが人気の整備されたルートです。 ホームグランドの奥美濃とはだいぶ違います。


曙滝は落差20mぐらい


ガレ場の急登もあります。


中峠まではすぐでした。


西に銚子ヶ口?が見えます。(ちょっと自信なし)


中峠から神崎川に向かって下水晶谷を下降していきます。

下水晶谷で沢装備をした二人連れに抜かれました。

この時期はもう沢登りではないはずですが、ここ鈴鹿では沢の渡渉を考えて尾根歩きでもウェーディングシューズで歩く人がいます。

神崎川との合流点前で壊れかけた橋(現在は使用禁止となってます)を見に行きました。


さすがにこれでは渡る気がしません。

神崎川はここ二日ほどの雨で若干増水しており飛び石伝いでは渡れません。

先ほどの二人連れと合流点で一緒になりましたが、彼らは神崎川の浅瀬をウェーディングシューズで渡っていきます。


トレッキングシューズの私は仕方なく靴と靴下を脱いでザックに括り付け、裸足で浅瀬の岩を慎重にわたりました。
なんとかパンツも濡れずに済みました。

対岸に渡ると少し急な斜面を上がって渓谷沿いの道に出ます。


ここから上流に向かってオゾ谷まで上がります。


オゾ谷は入口がわかるかなあと不安でしたがちゃんと看板がありました。


入渓直後の風景です。 右岸も左岸もどちらでも歩けそうです。


途中滑滝がかかっていました。ここは左から巻きます。

オゾ谷はクラシの北尾根に突き上げる沢ですが、沢の途中に炭焼きの跡もあり、昔はワサビ峠を越えての滋賀県側への通路だったのでしょうか。


上流部はこんな感じ。


オゾ谷を詰めるとワサビ峠なのですが、最後に一つ右の沢を詰めてしまい高岩側の稜線に出てしまいました。


いったんそこから下ってワサビ峠に降り立ちます。

ここからが今日のハイライトとなります。



北尾根はヤセ尾根が続きますが踏み跡もしっかりあるのでかなりの人が通っているのでしょう。

途中痩せた岩場が切れているところもありましたが、右側を巻くようにすると難なく通れました。


クラシジャンダルムというのがあるはずなのですが、どれがそうなのかよくわからないままクラシとイブネにつながる平原まで来てしまいました。

北尾根では私とは逆にクラシ側から下ってこられた二人の登山者とすれ違いました。

いったんクラシを往復します。


クラシ(1145m)山頂です。あまり見晴はよくありません。


続いてイブネに向かいます。


イブネ北端にて昼食をとり、イブネ山頂に向かいます。

イブネ山頂では5-6名の方が休憩されていました。

ここでテン泊してもよいかなあ。

佐目峠から下ってきた道を振り返ります。


イブネ山頂からは佐目峠、杉峠を経由して神崎川まで下ります。杉峠では雨乞山から下ってきた方が休憩していました。 峠からは見上げるような登りで高度差はあまりないものの結構きつそうです。

神崎川までの間は結構長く感じました。コースタイムで60分とありますが、60分以上かかってしまいました。
疲れていたんでしょうか?

神崎川をいったん渡渉して左岸をしばらく歩きます。

コクイ谷の所でまたいったん右岸に渡渉して、それからコクイ谷の合流点を過ぎてからまた左岸に渡渉します。

そこからはすっかり裸になった木々の間を縫うように上水晶谷までフカフカの落ち葉の絨毯を進みます。


上水晶谷を渡ったところの樹林帯にテントを張りました。

まだ時間は3時ですが朝も早かったのでテントの中で昼寝したり、テントサイトの近くを散策したりして夜まで時間を過ごしました。


翌日は7時に出発です。

ここは鈴鹿の上高地と呼ばれる湿原地帯です。 もちろん本物の上高地よりスケール感はありませんが、この早朝には人はいないので静かな時間を楽しめます。


私的にはとても気に入りました。


そしてほどなく根の平峠に到着です。


峠からは沢筋を朝明渓谷まで下っていきます。


紅葉が綺麗です。写真を撮りながらコースタイムの倍ぐらいをかけて下りました。
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祐向山(374.3m)文殊の森

2015-11-19 | 岐阜、西濃の山
ちょこっと暇なときにちょっこっと登れる我が家の裏山が祐向山です。


近所の児童公園横から藪をごそごそして適当に100mも上がると大平山からの縦走路に出くわします。


南西方向に金華山が見えます。


遠くに乗鞍岳の噴煙がうっすらと確認できました。


そして縦走路を1時間半ほど歩くと佑向山の山頂です。

そこから少し西に進むと文殊の森の展望台となります。

ちょうど下から上がってきた私と同年代の夫婦連れと少しお話してから登って来た登山道には戻らずに別道で帰ります。

今日は地元の町民会館で祭りがあるので寄り道して帰ります。
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美山古城山(407.5m)

2015-11-07 | 岐阜、西濃の山
高富町と美山町の境にある古城山に行きました。

昔は大桑城というのがあったそうですが斉藤道三に滅ぼされたそうです。そして現在は3mほどのミニ大桑城が山頂に建てられています。

車は養蚕場跡に置きましたが、ここは広々して気持ちいいところです。


これから登る古城山です。


養蚕場跡の突き当りを左に入るとダートの林道となります。右には椿野はじかみ林道が続いています。


金鶏山とも呼ばれているんですね。


山頂手前にある広場には祠が祀られています。


山頂の南側にはミニ大桑城が地元の有志によって建てられていました。


南面は見晴しがよく岐阜市のほうまで望めます。
遠くに金華山(たぶん)も見えました。


山頂は木立に囲まれて見晴はありません。

山頂からの下山は同じコースは面白くないので、はじかみ林道側に下りました。


駐車場に続く舗装林道に出てきました。

ちょうど峠にあたるところで立派なトイレもありました。

あとは舗装林道をだらだら下るだけです。


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日永岳(1216m)

2015-11-01 | 岐阜、西濃の山
永らく土砂崩れで通行止めだった県道200号線がやっと開通したので紅葉を求めて日永岳へ行きました。

神崎川の最奥の仲越まで車で入りますが、ここはすでに無人の集落なのでしょう。


廃校跡の手前に朽ちた小屋があり、そこの手前に駐車させてもらいました。


舗装された林道を詰めていきます。


林道横の滝を上から覗き込む。

しばらく歩くとチェーンで林道は行き止まりになっていますが、その手前に1台駐車してありました。

車でここまで入れるようです。


チェーンの先はまだ林道が続きますが、舗装ではなくなっていくつか曲がったところから登山口となっていました。

登山口の手前で今日駐車場でたまたま一緒になった人とお話ししました。

熊谷ナンバーの車にお乗りだったので、伺ってみると一週間の予定で車中泊しながら奥美濃の山をいくつか登る予定で来ているとのこと。

うらやましい。 もっとも数年後の自分も同じかも。

見上げればこれから登る日永岳


登山口からはしばらく沢沿いの道を進みます。

最初は植林の中を歩きます。

しだいに傾斜も少し急になりますが、尾根筋に上がるころから紅葉も楽しめました。

そして山の左側をトラバースするような道に変わります。

この辺りは左から草木が覆うように生えているので足元がよく見えないところもあり気を付けて進みます。


トラバース道が終わると岩まじりの痩せた尾根が続きます。


山頂直下は笹が行く手を遮ります。少し藪漕ぎするところも出てきました。


反射板が山頂かと思いきや、少し先に三角点のある山頂がありました。


山頂です。


下山時にはゆっくり紅葉見物して下りました。


仲越手前にある養魚場近くのごろごろの滝。




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