いつかはあの頂に

還暦過ぎて少し焦っている老クライマーです。いつかは昔のようにアルパインクライミングへの復帰ができたらいいねえ。

南相馬市にて

2014-03-26 | 日記
昨日仕事で福島県相馬市、南相馬市の顧客の会社へ行ってきました。

原発から31キロの地点です。原発も遠くに見えました。

その周辺だけ見てみれば復興も順調そうに見えますが、話をお伺いしてみると非難された人が帰ってこなくて会社の従業員の確保も難しいそうです。また生産されていた衣類が南相馬産というだけで口に入れるものではないにもかかわらず風評被害で出荷を停止せざる得ない状況であったということです。

この会社のすぐ近くを走る6号線まで津波が来たそうで幸運であったとしか言いようがありません。

南相馬に来る途中、いまだ避難勧告で無人地区の飯館村を通過してきました。無人の商店や大型スーパーが無残にも、放置としか言えない状態で立ち並んでいました。

大企業の一建物であればまだしも、個人が何とか営んでいる商店などを捨てるときの気持ちを思うとたまりませんでした。


山間のところどころに汚染された土壌が積み上げられているのが見えました。

地元の人にとってはこの汚染土の処理にしたって、あくま除去でできるところしか行っておらず、山に降り注いだ放射能は雨が降れば流れ出てくるのは必然ですから、政府のデモンストレーションでしかないと言われていました。


私は所詮TVニュースでしか震災後の状況を見ていません。震災から3年が経過した今復興庁が91%のがれき処理とと生活インフラの90%が復旧したと言ってましたが、自分の知らないところでまだまだ復興への取り組みが不十分であったり、仮設住宅を見ていて多くの人が元通りの生活にもどるにはまだ苦難が続くことがあるのを今回この地に来ることで改めて思いました。

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高賀山

2014-03-20 | 中濃の山
板取川の支流高賀川に沿って15分も走り大鳥居を抜けると円空記念館のある高賀神社に到着します。


その横をもう少しだけ舗装された林道を上がると東屋のある大きな駐車場に到着。
本日は私だけのようです。

高賀の森自然公園横から登山口となります。

階段状の登山道を登って行くとしばらくして林道に出ます。

その奥ににも東屋がありました。

そこから10分ほどで丸太橋の掛かる小さな沢に出ます。垢離取(コリトリ)場というパワースポット?らしいです。

杉林の中をさらに進むと大きな岩小屋に出ました。


岩小屋は一つだけでなくいくつかあります。

全部使えば20人は泊まれるんじゃないでしょうか。

そしてさらに杉林を登っていくと登山道は凍った雪道となり急に明るくなって御坂峠に出ます。


そこまで来て峠の向こうを見ると舗装路がありました。なんかガッカリです。

左に行くと高賀山山頂です。

先に右にある峰稚児神社へ参りました。


峰稚児神社からいったん御坂峠に戻り、高賀山山頂までの緩い起伏の稜線を進みます。



本日も快晴です。


日頃の行いがよいんですかね。
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