いつかはあの頂に

還暦過ぎて少し焦っている老クライマーです。いつかは昔のようにアルパインクライミングへの復帰ができたらいいねえ。

百百ヶ峰不動岩

2013-01-21 | 岐阜、西濃の山
岐阜メモリアルセンター内のスポーツジムへ行きました。

初めての利用者は約1時間ほどビデオと実技の講習を受けなければなりません。

退屈なビデオを見た後、係の叔父さんがマシン一台一台の使用方法を懇切丁寧に教えてくれます。

それが終わればご自由にどうぞと言うわけです。


久しぶりの筋トレですっかり体幹ヨレヨレになりました。

午後からG4でボルダリングと思っていましたが、なんだかへばってしまって代わりに百百ヶ峰に行くことにしました。

正月のご来光見物の時は三田洞弘法から登りましたが、今日は久しぶりに不動岩でも見てみようと松籟団地から登りました。

松籟団地から不動岩までは20分ほどで登れますが、落ち葉がけっこう登山路に積もっていて滑りやすい路です。

不動岩の麓から岩場全体を見上げるとかすかに30年以上前の記憶がよみがえります。と言っても思い出したのは松の木のあるルートだけですが。

中国ではいつも花崗岩、石灰岩しか登っていないので、こうしてチャートのボロボロの岩場を見ているとどこも崩れそうで、今ではクライミングの対象になる岩場とは思えません。

それにしても朽ちたボルトやハーケンも昔はけっこう平気で命託してたなあと思ってしまいます。

最近はピカピカ光るステンレスハンガーでないと安心して登れないようになってきました。

まあ最近のフリークライミングは落ちるのが前提ですから、錆びたハーケンではとても安心してぶら下がるなんてできませんけど、昔は落ちないのが当たり前でしたから(自分でも落ちるなんて考えもしなかったですから)とりあえず無いよりましって感じでハーケンにザイル通してました。

こんなボロ岩でもアイゼントレーニングなどのアルパインの練習にはフリークライマーから文句も出そうにないのでまだまだ存在価値のある岩場なんでしょうか。


思い出に浸るのもそこそこにして山頂を目指します。

岩場からは20分ほどで山頂に到着。

私と同年輩のハイカーが10名ほどいました。低山は元気なジジババはほんと多いですね。って俺もその一人か。

山頂で遅い昼食を取った後、ついでに西峰の頂も踏んでから松籟団地に下りました。

(今日はデジカメ忘れたので写真は無しです。)
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大谷山、滝谷山、雁又山

2013-01-13 | 岐阜、西濃の山
帰国してどこかのスポーツジムへ通うことを考えていましたが、ご近所さんが大野温泉にスポーツジムのあることを教えてくれました。

大野温泉はワンコインでスポーツジム、プールも利用できる町営施設です。なんてったって一汗かいた後に温泉に入れるのは最高です。

10時半からの開店前にちょっと近くの小山に寄り道して登ってきました。


自宅から大野温泉に行く途中に運動公園野球グランドがあります。

そこに車を置いてグランドの北側に連なる大谷山(356m)滝谷山(398m)雁又山(430m)の小ピークをちょこっと縦走。


グランドの駐車場のすぐ横に花立峠に上がる森林浴コースというハイキングコースがあります。


登山道はよく整備されていて歩きやすいです。



駐車場から20分で花立峠に到着。(現在は大谷トンネルができたのでこの花立峠を通過する大谷スカイラインは冬場は通行止めみたいです)


この峠からまずは大谷山(356m)へ向かいます。

稜線は明るくところどころに休憩所も設けられています。


大谷山までは15分で到着。5分ほど休憩して次の滝谷山(398m)へ向かいます。


20分ほどで到着した滝谷山から雁又山まではさらに30分。


遠くに奥美濃の冠山がうっすらと見えました。

今日はここまででトレールランナー一人と私とほぼ同年輩ぐらいのハイカーの3名とすれ違いました。

この人達は私と逆コースを歩いているらしい。

雁又山からは一旦滝谷山方面へ戻って、途中から金尾滝へのショートカットの近道を使って下りました。この近道はちょっと路も狭く荒れていて途中少し虎ロープを使って下りるようなところもありました。

金尾滝を超えて少し下ると作業用林道に出くわしました。

この林道は大谷スカイラインにつながっており、さらに野球グランドまで緩やかなくだりになっているので最後の2キロほどはランニングしました。


そして本日の目的地である大野温泉へと向かいます。

大野温泉はあまり地元の人ぐらいしか利用されていないのか、WEBで検索していると使用者が温泉の利用客が少なすぎて皆経営状況を心配しているコメントが多く見られるぐらいマイナーな温泉のようです。

グランドからはものの10分ほどで到着。

で目的の温泉に併設されているスポーツジムはと言うと、やはり温泉のオマケ施設でした。(ちょっとガッカリですが500円の風呂代に含まれているんだから文句いえませんね)

オマケに上履きのスポーツシューズ忘れたので使用できませんでした。

結局ジム内に血圧測定機があったので血圧測定だけして温泉へGO.

こちらは500円なら十分納得の温泉でした。


登山の後はやっぱ温泉だよなああ。
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御望山

2013-01-06 | 岐阜、西濃の山
自宅の近くに御望山(ゴモヤマ)という小さな山(226m)があります。


会社への通勤でその麓を何千回も通っていたんですが登ったことがありませんでした。

今日はランニングの途中に立ち寄ってみました。(トレランじゃないですよ。)

自宅から3キロほど離れたところに御望山があります。


山の南端にある岐北中学の傍に神明神社があり、その参道横から山頂に通じる登山道があります。

今日は落ち葉が濡れていて足元が滑りやすい状態でした。


登山道途中の大岩から見た岐阜市方面


山頂にはほどなく到着。 四等三角点がありました。

でも見晴らしは悪くて木々の間からかすかに美濃の山々が見えるだけです。


頂上から続く疎林の稜線を西に進むと鉄塔があり、二つ目の鉄塔まで来ると大きく眼前が開けて自宅の方角が一望できました。

そこからは少し戻るように下って行き、3番目の鉄塔を過ぎると一気に麓のどこかに降り立つのですが。

わくわくしながら下って行くと岐阜北刑務所横の小路に出ることがわかりました。

そこからまた自宅まではランニングで帰えりました。

ランニングと里山登山を組み合わせてもいいなあ。

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御在所岳大黒岩稜敗退

2013-01-04 | 鈴鹿
年末の大掃除でタンスを一階から二階へと持ち上げたときに腰を軽くヤッテしまいました。

正月2日になっても右腰の違和感が取れず、重荷を背負うのが不安で3、4と一泊で山へ行こうと思っていたのですが、大事を取って日帰りで御在所岳へと変更しました。

ということで登ったことのない本谷を選びました。

早朝自宅を出発して中道登山道駐車場に到着したのはまだ暗い6時前。

薄明るくなった6時半にはすでに駐車場には10台ほどの車が来ていました。

ところで本谷は中道登山道横の御在所山の家から入っていくはずですが、その中道登山道がどこからなのかわかりません。

駐車場からスカイラインに入って少し上がったところが中道登山道なのですが、てっきり下だと思って逆に下ってしまいました。

しばらくしてさすがにこれは逆だと気づきましたが約20分のロスとなりました。


本谷登り口の御在所山の家


本谷の入口付近です。まったく雪がありません。

こういった石がゴロゴロある河原は中途半端に石の上に雪が乗っていると歩き憎くて仕方ありませんが、本日は全くないので歩きやすいのは言うまでもないのですが、冬山に来た感じがしません。これでは沢登りの様相です。

順調に小滝を過ぎて不動滝まで来ました。このあたりでもまだ雪はありません。が、足元の岩には薄氷が張っていたりするので慎重に歩きます。


不動滝は左から高巻きして越えます。

さらに本谷が右折する手前の大石まで来ると右手の登り口が凍っています。


アイゼンをつけるとなんてことはないのですが、邪魔くさかったので左手から大きく高巻きしました。(これが間違いの元なんですが)

左手から高巻くとコーモリ沢の入口となります。コーモリ沢を横切って、さらに大黒沢も横切って本谷に戻ろうとしましたが、簡単に降りれるところが見つかりませんでした。(よく探せばきっとあるはずなんですが)

降り口を探してうろうろしていると大黒岩稜の末端の露岩に赤マークが見えました。

どうやらここが降り口のようです。あるいは別ルートなのかもしれません。

その露岩横からは雪の乗った笹の藪漕ぎが始まります。

急傾斜の笹は足元が滑るため手腕力だけで登っていきます。

おまけに笹の葉に乗った雪が頭の上にバサバサ落ちてきます。

その笹藪の中にまた露岩がありそこにも赤マークがあります。

どうやら本谷へは戻らず大黒岩稜沿いのルートのようです。

本谷も一応バリエーションルートらしいですが、多くの人が登っています。しかしこのルートは踏み跡の少なさから言ってもあまり登られてはいないのでしょう。

ルートが明確でないので右に行ったり左に行ったりでルート探しに時間を費やしながらもかなり上部まで上がってきました。

時折並行に走る御在所ロープウェイの遊覧客が岩尾根をひとり登っている私を見つけて手を振ってきます。

私も手を振り返します。

ロープウェイの車内では「あんなトコひとり登って、あんな奴がきっと遭難騒ぎ起こして社会に迷惑かけるんだよなあ」なんて言ってるような気がします。

右の本谷を覗き込むと4人ほどのパーティーが上流部を登っているのが見えます。

最後の岩稜地帯まで登ってきましたが、なかなかルートが見つかりません。

右も左も露岩を巻けません。

雪の乗った露岩を5mほど登りましたが、この先がよくわかりません。

見上げればどう見てもこの先はクライミングの領域に見えます。

今日は5mm X 6mの細引きとカラビナ2枚しか持って来ていません。

行くかどうするか迷いましたが、確保なしでさらに難しくなったら降りれないかもしれないので今日はこのルートを敗退と決めました。

となれば本谷に戻るしかありません。

尾根を少し下って本谷に降りれそうなところを探します。

その前にここで初めてアイゼンをつけます。

新品のPETZLのサルケンです。(35年物のシャルレスーパーモンブランが来る前の点検中に小さなクラックを発見したので買い替えました)

笹の斜面にガシガシ刺さります。 初使用が氷じゃなくって笹ってサルケンが泣いてるぜえ。

なんとかブッシュ伝いで本谷に降りれそうなところを探しだしました。(途中5mmの細引きを2回ぐらい使いましたが)

今日、本谷に入ったのは私が一番乗りのはずですが、道迷いでうろうろしている間に一番ドべとなったようです。

ここからは最後の頂上までの詰めを登るだけです。


最後は大黒岩ではなくロープウェイの整備用歩道を利用して朝陽台に上がりました。

本来は今日の雪の少なさからして無積雪期と変わらないので2時間半から3時間と想定していましたが、駐車場から朝陽台まで結局は4時間40分も掛かってしまいました。

でも面白かったあ!


下山路の中道途中にある富士見台より大黒岩稜を見る。赤く小さく見えるのがロープウェイ

次機会があったらぜひ登ってみたいです。
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百百ヶ峰から明けましておめでとうございます

2013-01-01 | 岐阜、西濃の山
あけましておめでとうございます。

本年もよろしくお願いいたします。


初日の出を拝みに市内の百百ヶ峰に行きました。

この百百ヶ峰の南面には岩場があって昔はゲレンデとして登ったものですが、昨今のフリークライマーからはこんなボロボロの岩場は見向きもされないでしょうね。

今日は三田洞のふれあいの森から登りました。

百百ヶ峰は岐阜市の最高峰で417.9mあるんですが、いまだに多くの地図(YAHOOのMAPでも)で341.5mの間違った表記がされています。(まあ誰もあまり気にしていないけど)

長良川を挟んだ対岸に金華山が見えます。

明るくなった山頂には御来光を拝みに来た人たちでいっぱいでした。


残念ながら今日は少し雲が出ていて日の出時間が過ぎてもボヤっとした初日の出です。


それでも早朝の冷気に包まれながら初日の出を見ていると厳かな気持ちになります。


家族が今年も健康で幸せに暮らせますように。


(後ついでに、カミさんがちょっとダイエットしてくれて、娘は早く嫁に行って、息子は再就職できて、おまけに宝くじ1億でええから当たってくれたらってささやかなお願いも忘れませんでした)





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