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いつかはあの頂に

還暦過ぎて少し焦っている老クライマーです。いつかは昔のようにアルパインクライミングへの復帰ができたらいいねえ。

小川山

2021-05-01 | クライミング
久しぶりのアルパインクライミングに小川山へ行ってきました。
昔の所属山岳会の後輩Uは現在関西を中心にガイド業を夫婦でやってます。そのUから連絡がありお客さんを連れて小川山に行くというのでジョイントさせてもらいました。
当日JR岐阜羽島駅でピックアップしてもらいました。 Uと常連のお客さん2名、そしてアシスタントガイドさん2名で合計6名です。

小川山と言えばクラックとスラブのイメージがあるのですが私も初めてです。しばらく外の岩も触ってなかったので果たして登れるのか。

午後廻り目平の金峰山荘に到着後、みんなでまずはリバーサイドに移動。
ブラックシープ、アウトオブバランスを登った後、ロアダウンして最後着地するときポンと飛んで降りたところ、後ろに切り株があることに気づかず思いっきり尾骶骨を強打。 これが翌日から影響が出てしまいました。

アウトオブバランス

翌日は廻り目平からいったん外れて東俣沢にある野猿返しにみんなで行く。

野猿返しの取り付きへ。

Uとお客さん2名、私とアシスタントガイドさん2名の2パーティーで取り付く。
ルートのグレードは5.7しかないが10Pの間に中間のピンは無く岩稜なので傾斜もゆるい。逆にロープがこすれて非常に重い。
ロープワークが重要なルートでした。ただ私のような古いクライマーには昔のアルパインを思い起こさせてくれて非常に楽しい時間を過ごすことができました。
連れてきてくれたUに感謝です。
しかし昨日の尾骶骨の強打の影響が後半出てきて中腰で力を入れると痛みが生じて来ました。朝はなんてことなかったのに歩くだけで骨に響く状態。




野猿返しの後はみんなは廻り目平のショートルートへ登りに行きましたが私だけ金峰山荘で休息を取ることにしました。

3日目は母岩のショートルートへ。

私は腰の様子を見ながら母の命、タジスラ、エイトマン、ジャックフロストをなんとか登って終わりとしました。
スラブが慣れずに大して登れなかったけど楽しい3日間でした。 特にマルチの岩稜は楽しい。

これを書いている本日はすでに6日経過しているがまだ痛みがある。若いうちは強打してもすぐ治ったものだが年を取るとなかなか治らない。以前ボルダリングジムで大腿部を強打したときも2週間ぐらい痛みが続いたけど今回も完全に治るには2週間ぐらいかかるのかもしれない。




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伊木山クライミング

2017-01-08 | クライミング
ジム仲間のKさんに誘われて木曽川沿いの伊木山にクライミングに行きました。

実に43年ぶりの伊木山です。大昔ここでクライミングの洗礼を受けたのでした。

今日は今にも雨が降りそうな天気なのでマルチの練習をしている先客が2名だけでした。

さてこの岩場は新たに開拓整備されて昔の人工ルートも今ではフリーになってます。

天狗岩でトップロープセットをして一番簡単なルートを上りました。確か昔はテラスまでA0一ヶ所あったと記憶していますが、なんてったって登山靴の時代でしたからね。

久しぶりなのでクライミングシューズでも緊張しました。

2本目は右のリッジ寄り(ルート名わからず)ですが結構きびしく感じました。

Kさんと交互に登っていましたが小雨がポツポツ落ちてきたので本日は終了としました。

ところで先客のお二人は地元の山岳会の方で、お話すると山で亡くなったM君の知り合いでした。

M君はこの山岳会から私の所属していた山岳会に転籍してきたのでした。

お一人は私と同年代の方でしたので当時のことなど懐かしいお話を伺うこともできて今日の偶然をうれしく思いました。

電話番号を交換したのでまたお会いすることもありそうです。


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春日井定光寺

2016-03-15 | クライミング
外岩が初めてのジム仲間のKさんを誘って春日井の定光寺に来ました。


私といえば約4年ぶりの外岩です。

高さ約10mの垂壁で岩質はチャート。逆層ですね。

ここの岩場はリードもできますがTPで練習用として登られているのが一般的とか。

Kさんがロープクライミング初めてなのでビレーを教えるにしてもTPからのほうが易しいので今日はこの岩場を選びました。

ここの岩場を開拓整備されている伊藤さんが私たちの後に来られていろいろ教わりました。

伊藤さんによるとリードした後のロアダウン用のリングを盗む輩がいるので,各下降点の鎖は取り払ったとか。(悪い奴がいるもんです)

各ルートはまるでボルダリングみたいに手足限定が結構あるようで知らないで自由に登るとグレードが合わないそうです。

そして下手くそな私たちの登りを見て(見ていられない?)いろいろご教授に預かりました。(汗)

ジムのボルダリングもお気楽でいいですがやっぱり自然の岩は感触がいいです。

Kさんまた来ましょう。  
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桂林旅行(10/3)陽朔

2012-10-09 | クライミング
昨日に引き続きスイスチーズウォールへ。

ワインボトルもよかったのですが、遠くへ行くのは邪魔くさいし、午後からは少し観光に回るので午前中だけだと近場のスイスチーズが手頃な岩場です。

まあ11台は私たちには無理だしなあ。

クライミングツアー客が集まらないうちに登りたかったので、今日はバイクに3人乗りで行きました。


昨日登っていない簡単な5.8ルートから順に5.9、10と登りました。


ここは全体にどこでもガバが多くて簡単なんですが、Oさんも私も傾斜が緩くて逆に怖かったです。

普段ジムの垂壁や前傾壁あるいは蘇州ののっぺりした花崗岩の岩場では落ちることに対しては、安全に落ちれるというか恐怖心がそれほど湧きません。

気楽に(登れるかどうかは別にして)12だって取り付けます。

傾斜の緩いゴテゴテのエッジが立った石灰岩は簡単でも、落ちる場所によっては、頭の中であそこに当たって、それから振られてこっちに当たって、なんて考えると落ちるのが怖くなります。(落ちなければいいだけの話なんですが)

特にケーブというかチムニー内を登っていると簡単なのに更に怖くなります。

大昔はこんな外岩ばかり登っていて、このような恐怖心は湧かなかったのですが、最近はジムのように前傾していないと恐いです。

考えれば安全なところばっかり登っているということですね。

もっといろんな外岩に登って落ち慣れする?あるいは絶対落ちない自信を持つ(それも難しいなあ)しかないと思いました。


クライミングは昼過ぎに切り上げて一旦ホテルに戻り、昼食と観光に出かけました。

Oさんは他のクライマーが腕にしていた日焼け防止のアームカバーがどうしてもほしいようです。

そのカバーのデザインは夜叉や龍虎などでチラって半袖から覗いたアームカバーがまるでヤクザの入れ墨に見えます。

夜になると西街の露店で売りに出るようですが。

さすがOさんは親日ですねえ、ヤクザにあこがれるとは。


夕方の西街

カイラス(中国のアウトドアブランド)のショップの前で売ってました。攀岩基金として1本20元でそのアームカバーが販売されていました。

Oさんが私に一番ヤクザっぽいデザインはどれかと聞くので夜叉と昇龍を選んであげました。(写真撮っておけばよかったよ)


その昔作家の安川茂雄は「日本のアルピニズムはヤクザのいがする」と言ったけど、最近の中国人クライマーはヤクザのいがします。

意味が違うか(笑)


クライミングのためというより反日デモに遭遇したときのために必要な30年前に買ったガリビエールのメット。(最近のベンチレーター付穴あきメットは単にメットの役目しか果たせませんが、こいつはメットだけでなくバケツにも鍋にも便器にだってなります。笑)

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桂林旅行(10・2)陽朔

2012-10-08 | クライミング
昨日クライミングショップで教えてもらったスイスチーズウォールに行きました。

ホテルから一番近い岩場です。

地図で見ると6キロほどでしょうか。歩いて行きました。

省道から小さなで右折してのどかな農道に入ります。ここ辺りは観光客は入って来ません。

小さなダム湖を超えてしばらくすると左手に大きな壁が見えてきます。(ここは未開拓のようです)



写真の中央下に小さく見えるとんがった岩塔のもルートがあるようです。

さらに鋭い岩塔を右に見ながら進むと右手にスイスチーズウォールが見えてきました。

なぜスイスチーズと言われているかすぐ分かりました。


穴ぼこだらけです。スイスのエメンタルチーズですね。

私たち以外に一組4名ほどのジムがアテンドしているツアー客がいました。


我々は50mロープなので25m前後のルートしかできません。クイックドローも9本

とりあえず一番左端の5.9のルートに取り付きます。

壁全体の傾斜は比較的弱く70度ぐらいでしょうか。上部は垂壁になってますが。

私たちがOさんと交互に登っている間に大勢のショップのツアー客が到着して小さな岩場に総勢30名ほどになりました。


そしてツアー客用にほとんどのルートにトップロープを設置して交代で登り始めました。

これってクライミングショップのための岩場の占領ですよ。 って言うか、ここはもともとそういう岩場なのかもしれません。

私たちが登った左端のルートにもトップロープが張られて休憩しているしかありませんでした。

ツアー客の半分以上は欧米系の人達で観光に来たついでに楽しんでいるようです。インストラクターから英語で説明を受けていますが、岩場の下ではドイツ語やスペイン語が飛び交っていました。


しかしトポによると左側にもフェースがあるらしいので、そちらの岩場を見に行くと誰もいません。

あわてて移動しました。 が、さらに遅れてやってきたツアーでないクライマー達も皆こっちの岩場に移動してきたので、ここもそこそこ満杯になってきました。

シンガポールから来ている4人組もいて、国慶節だし普段以上に込み合っているのでしょうね。

それにしてもこの左フェースは5.10が一本だけで、それ以外は私たちにはちょっと手が出ないグレードです。

その5.10aを先にやらせてもらいました。


後は見てるだけになりましたが、右の壁は午後になればツアー客も帰るでしょう。

ゆっくり休憩した後、右の壁に戻り少し空きだした5.8,9台の易しいルートを登って終了としました。



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