いつかはあの頂に

還暦過ぎて少し焦っている老クライマーです。いつかは昔のようにアルパインクライミングへの復帰ができたらいいねえ。

社員旅行 in 寧波

2012-06-25 | 旅行 その他中国
先週の3連休を利用して金曜土曜と寧波方面に社員旅行に行きました。

初日は寧波から一時間ぐらいにある五龍潭瀑布景区です。

昨年の旅行で行った寧国の滝めぐりとほとんど変わらずで、なにやら最近出来たばかりの観光地のようです。


若干蒸し暑い天気ですが、それでも渓谷沿いに歩くとふと立ち止まったときに涼しさを感じます。

景区の行き止まりまでは歩いて約1時間強。

歩きたくない人のために景区の中間付近までは車道をマイクロバスが運行しています。

もちろん入場料とは別に10元のバス代がかかりますが。

私以外の日本人スタッフは皆バス利用しました。(来年の査定には体力項目を追加したろか。)

私の唯一の目的は昨年の寧国の渓流で見つけたヤマメをここでも探せるかという一点だけなんですが。

滝めぐりより流の中の魚探しです。

ということで見つけた魚はパーマーク?みたいな模様がある魚です。はたしてなんと言う魚でしょうか?

どなたか知っていたら教えてください。

しっかり汗をかいてバスに戻ったときに車内の冷房で風邪をひいてしまいました。(涙)



二日目は泰化市にある渓口です。ここは蒋介石の故郷であり、故人の家やゆかりの地が保存されています。

その前に先に雪寨山に行きます。


バスで中ほどまで登り、その先は景区内を歩いて移動します。


妙高台という展望台の横から落差171mの滝が千丈岩に掛かります。


昨日のショボイ滝に比べればなかなかの物です。

景区内には5年ほど前に立てられたありがたみの全く感じられない大仏が鎮座しております。(全然風景になじんでいません)


昼食の後は蒋介石の故居がある村を見て回ります。


もともと蒋介石の実家は裕福な塩商人で、邸宅がいくつかこの地にあるようです。

ところで中国人スタッフに蒋介石の現在の評価を聞くと、二手に分かれるようです。

共産党の元、学校教育でどのように歴史上の人物について習ってきたのでしょうか?

蒋介石の政治的思想はともかくとして共産党の嫌いなプチブルですからねえ。
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黄山と古村落(西逓と宏村)

2012-03-01 | 旅行 その他中国
2月26日

黄山登山の翌日は同じく世界文化遺産である西逓と宏村に行きました。

黄山市から西の斉雲山へ向かい、そこから北上してまずは西逓へ向かいます。

黄山市からは約1時間です。

入場料は104元。その金額にはガイド料も含まれています。と言っても中国語オンリーですが。

古鎮の入り口には立派な牌坊が立っています。昔は10塔の牌廟があったそうですが文革で取り壊されたそうです。

西逓は胡氏一族の村で、1000年近い歴史があるそうです。

そしてこの村人の大半の姓が胡だそうです。

明、清時代の古民居が300棟残っており、一般には、「世界で最も美しい村」と言われています。


私は古鎮、古村、古城によく行きますが、この西逓はさすが世界遺産だけあって他の古鎮とは一線を画く美しさです。





昔はここから未婚の女性が玉を投げて、下でそれを受け取った男子と結婚したという言い伝えがあるそうです。

室内に一歩入ると、家はコの字型に建てられていて、大きく天井が開いています。


これは、防犯のためでもあり窓が作られなかったのですが、自然光を取り入れるという意味もあるらしい。また、風水の考えでは、雨水は冨と同じと考えるらしく、家内に降ってきた冨を逃がさないようにと家の中に水を貯める仕組みになっています。
 
中国人は一旦得たものは全て取り込む、自分のものというのは昔から変わらないんですね。


石の透かし彫りや、柱の木彫りの精巧さがすばらしい。


どこを撮っても絵になる風景ですが、もう少し写真の腕があればねえ。(最近一眼使わずに簡単なコンデジばっかりですが)

お次は西逓から少し離れた宏村です。

こちらも入場料は西逓と合わせたように104元です。

宏村も明清代の古い民居が残る村で、「牛形村落」といわれるように空から見ると牛の形をしている村なのだそうです。

たまたまなのか意味があるのかわかりませんが、どこか高い場所から見たのでしょうか?

入口の池に古村の家々が映ります。


ここでもガイドさんがついてくれます。次々案内してくれるのですが、なんせ中国語の説明ではなんとなくしかわかりません。

村の中心部の池、月塘は、民居の白壁が池に映ってとても美しです。この日は写生をしている学生さんはいなかったのですが、普段は多くいるようです。


ところでこの池は映画「グリーン・ディスティニー」(臥虎蔵龍)のワンシーンでロケ地に選ばれたところとしても有名です。
その映画のおかげで一躍有名になった池です。

Oさんは「この景色が見たかったんだ」とこの景観にいたく感動していました。


西逓と宏村も世界文化遺産だけあって、すばらしい景観と文化財でした。

今回は時間的に余裕がなく特急で2か所を見て回りましたが、機会があればもう一度ゆっくり見学をしたくなるような古村落でした。
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世界遺産 黄山と古村落

2012-02-27 | 旅行 その他中国
2月24日

週末に世界遺産の黄山と同じく徽洲古村落で有名な西逓と宏村にOさん、Tさんと行ってきました。

金曜日仕事を終えて、Tさんを迎えにまずは蘇州へ。

7時にTさんと蘇州市内で合流して一路黄山市へ向かいます。

蘇州から杭州、そして臨安を越えて安徽省黄山市へ到着したのは夜中の12時でした。

本日は市内のホテルに宿泊します。


2月25日

朝7時にホテルを出発。

黄山の麓になる湯口まで高速道路を走ります。

一般車両はこの湯口までしか乗り入れができません。

湯口で朝食を済ませてた後、湯口のバスターミナルで駐車します。

バスはケーブルのある慈光閣と雲谷寺の2か所に向かう便があります。

私たちは「迎客松」に近い慈光閣行きに乗ります。


黄山は「天下第一の奇山」「天下の名景黄山に集まる」などと称される説明するほどもないぐらい有名な山です。

日本や韓国からも観光ツアーが組まれています。

この日は日本人の姿は見ませんでしたが韓国人グループはいくつか来ていました。


さすが黄山、冬でも結構観光客は来ています。冬でこれだと夏はすごい人が予想されます。

慈光閣站からは6人乗りのゴンドラが運行されています。 (全長2176メートル、高低差752メートル)


ゴンドラに乗っている間はほとんど雲の中で残念ながら絶景を拝むことはできませんでした。

到着したのは屏王站

山上はマイナス6度。


風がそれほど無いのが幸いですが、石の階段はすべて薄氷が張っていてスリップしやすく慎重に歩きます。

私も2度スリップしてしまいました。

どこかの売店でアイゼン買わなければ急な下りが降りれません。(1足25元です)


「百歩雲梯」まで到着したら蓮花峰に行く路が柵で塞がれていました。どうやら路がさらに凍結しているのでしょう。

一番最高峰の蓮花峰(1864m)に行けないようです。

ここで地図を見ていると有名な「迎客松」は屏王站から左手に行くことを今知りました。

我々は他の観光客につられて右手に来てしまったようです。

残念です。それともどこか遠くの峰からでも見れるのでしょうか?


ところで「迎客松」は実は枯れ朽ちて今は樹脂製とか言う噂まであるそうな。

近くに行けないから誰も確かめられない、なんて中国なら十分ありうる噂です。(笑)

そんな樹脂製「迎客松」はあきらめてしかたなく光明頂(1840m)に向かいます。

そして次の目当てはおなじく有名な「飛来石」です。

展望台の上に刺さっているように見えるのが「飛来石」です。



峰と峰の間を「海」と呼んでいます。

雲海と鋭峰はさながら海と島のようです。

西の方角は「西海」、北は「北海」、東は「東海」南方はなぜか「南海」でなく「前海」と呼ばれます。



本当に水墨画の世界を堪能できます。

もし日程に余裕があったなら山上のホテルに一泊して日の出を拝むのも素晴らしいのでしょう。



飛来石の後は西海飯店、北海賓館をへて下りの雲谷ケーブルがある白鵝岒站へ向かいます。

雲谷ケーブルは使わずに歩いて下山しました。

急な石段を約2時間弱でケーブル始発駅の雲谷站に到着。


ここからふたたびバスで湯口まで移動します。

少し雪を伴った黄山はほんとうに世界遺産にふさわしい景色を見せてくれました。

もしこれから行かれる方がいるなら是非とも冬に行ってください。

緑豊かな夏の山もいいですが、やっぱり山は冬が美しいです。

夏にはない凛とした美しさがそこにはあります。


湯口から黄山市まで移動して昨日のホテルに再度宿泊しました。

夜は夕食の後、老街を散策。

老街は骨董品や書道具などを扱うお店が軒を連ねていました。


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同里水郷古鎮

2012-02-20 | 旅行 その他中国
先日仕事で呉江市に行ったとき、水郷古鎮「同里」がこの近くにあることを知りました。

同里の名前は以前から知っていましたが、はっきりした場所は知っていませんでした。

蘇州にはユネスコの世界文化遺産にも登録されている古典園林があり、その一つに同里の水郷古鎮にある退思園があります。

ここならBIKEで来れます。


ということで週末に同里までBIKEで行くことに。

そこで一泊して翌日は同里から独墅湖のクライミングジムへ行くことにします。


会社の寮を7時半に出発。

腹回りに脂肪という燃料を満タンにして愛車「中南海号」に跨ります。


同里は昆山から見ると南西の方角にあります。

今日は北西の風があり、南に向かって走っているときは、ほとんど無風に感じますが、西に向かうと向かい風のため急にスピードがガクっと落ちます。


途中に小休止を入れて同里には11時に到着しました。

バイクのサイクルコンピューターを見ると53キロです。

入場料は100元(10箇所入場できます)


ここが入場門。


水路の遊覧船乗り場です。

まずは世界遺産となった有名な退思園へ向かいます。


退思園は庭園兼邸宅です。さして広くはありませんが、落ち着いた感じの庭園で池を中心にした景観が高く評価されています。(世界文化遺産だものねえ)


三橋の太平橋・吉利橋・長慶橋と言う見所があります。それほど立派な橋ではありませんが、同里に住む人は昔から「走三橋」といって婚礼などのお祝い事に際しては三橋を渡ってご利益を得たそうです。


退思園の西隣にある戯台です。戯台はもともと地元の人たちが集まり歌を歌ったり劇を見たりする交流する場です。

今日は土曜日だからなのかもしれませんが、戯曲を行っていました。科白(セリフ)はわかりませんが、仕草が面白く見ていて飽きません。


珍珠塔の庭園



本日の宿舎は金峰民居客桟(民宿みたいな旅舎)です。 一泊140元

明日はまずは独墅湖のクライミングジムへ行きます。

ここから真北方向にざっと23キロほどです。

Oさん、Tさんとは10時ごろに現地で待ち合わせ。

8時半ごろゆっくり出発すればいいかな。

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社員旅行 in 寧国

2011-09-13 | 旅行 その他中国
安徽省は寧国市へ社員旅行に行きました。

安徽省だと黄山が有名ですが、一泊二日ではちょっと厳しいです。そこで旅行社推薦?の穴場観光へ出かけました。

朝6時30分にバス3台で会社を出発。

バスは11時に安徽省の寧国市に入りました。まずは最初の訪問地である九天銀瀑風景区に行きます。


国道から外れて山間の集落の間の抜けて九天銀瀑風景区のゲートに到着。

ゲート前の駐車場の広さからして予想どおりのガッカリ観光地かな?

それにしてもなんで機関砲がゲート前で鎮座してるの?


言っちゃ悪いですがもう雰囲気は貧しい農村が知恵を出して現金収入を得るためになんとか渓谷沿いの滝を景勝地にして観光客を呼び込んでるって感じのショボさです。



ゲートから滝の近くまではカートで移動します。しかし、これが滅茶すっ飛ばすわけです。正直怖いです。ひょっとして滝よりこのスリルが売りなのかなあ?


これぐらいの渓流と滝なら岐阜県なら珍しくもなんともないのですが、山のない江蘇省出身の社員は結構喜んでいるようでホっとしました。

ところでここですごい発見!

総経理が私を呼んで「あれ、アマゴじゃねえ?パーマークがあるよ」

私「まさか?」

うそっ!ほんとにパーマークを持つ稚魚が緩い流れの中を漂っています。

マジ!安徽省のこんなところでサケ科の魚を見れるとは思いませんでした。

アマゴじゃないのでレノックの稚魚なのかもしれませんが、成魚の魚影が見えません。たぶん成魚は村民に捕って食われておらんだろうなあ。(写真撮ってなくて残念です)

渓流釣り好きにはパンダ発見よりすごいことです。来てよかったぜ。


街道沿いの小さな食堂に分散しての昼食の後、東津河で渓流下りです。(このあたりは大きなレストランがありません。)

激流下りを期待しましたが流れの穏やかな清流をゴムボートで下るだけみたいです。ボートの乗り口でビニール合羽を売っていたのですが、少し飛沫がかかる程度かと思って買いませんでした。これが大きな間違いでした。

ゴムボートは一艘12名乗りで分乗して、順次出発して行きます。

穏やかな流れの中をボートはゆっくり進みます。

陸橋の下をくぐったあたりから、先を進むボートから歓声が上がります。


???歓声が怒号に聞こえます???(川は穏やかなのに)

うっ!どうやらボートには水鉄砲が積んであり、それを使って水の掛け合いが始まりました。

別にこのボートは参戦せんでもいいのに、好きな奴がいるんですねえ。

接近戦で双方がヤケになって水を掛け合います。


私も下着までずぶ濡れで、こうなったら私も応戦せずにはいられません。

社員と一緒にはしゃいでしまいました。(後で聞いたのですがこのとき総経理はブチ切れていたらしいです)

完全にずぶ濡れになったあと陸に上がれば、そこではちゃんと衣類の販売所が用意されていました。(しっかりしてるね中国人)

震えを我慢してホテルに到着した後は、まずはバスルームに飛び込んだのは言うまでもありません。

翌日は龍泉洞という鍾乳洞見学です。


洞窟の入り口で社員たちはライトを持っていました。 あんたら用意いいねえ。

洞窟内は道が複雑に分かれていてガイドさんなしだと迷うかもしれません。


ただし、鍾乳石など期待していたほどの造形はなくて、ただの洞穴見学に近くて岩の形から無理やり亀だの龍だの○○岩とか名づけられた岩石があるだけです。

ここもちょっとガッカリ名所かなあ。

昼食の後はお約束のお土産屋に寄ります。

この地は竹林が豊富で竹細工などが多いのですが、これと言って買いたくなるようなものがありません。ドライフルーツがスーパーより安かったので週末ハイキングの行動食として少し購入しました。

全体の感想としては三か所ともガッカリ観光地でしたが、アマゴ?も見れたし、水遊びもエキサイティング?だったし、社員が楽しんでくれれば一応OKってことで星三つ進呈いたします。(もちろん五つ星中のですが)


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