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【なるせ音楽教室】

8小節感覚

2010-12-26 | ♪ドラムのレッスン風景

 

高校生のユウヤくんドラムレッスンに コルゲンのコロちゃんがお付き添い

ユウヤくんは ぼく、カエル嫌い!というのにそばに置く先生は

嫌がらせをしているのか・・

 

これには訳がありまして

20歳代後半、どうしても当時の電子オルガンのお仕着せのようなリズムがどうも

受け入れられず、それに間違えても合わせてくれない(当然だけど)。

その当時のそのちょっと前くらい前は「リズムボックス」といって

メトロノームよりましだけど、いまと比べたら

リズムの基本は変わらないのだろうけれど

なんとも古めかしい感じでドコドコ鳴っていた。

 

主人に結婚のとき買ってもらった電子オルガンには申し訳ないけど

さっさと見切りをつけて、

ドラムを習うことにしたのでした。

そのドラムの師匠、おじさまで優しいのですが、なんせ主にジャズ演奏で

生計を立てている師匠。

レッスンでは、今までのクラシックのピアノと違って、

そりゃドラムの楽器自体が違うのだけど音楽の捉え方が全く異なる世界でして

戸惑うことも多かったのです。

 

基本中の基本なんだけど知らなかったこと

知っていたけれど知ろうとしなかった事。

実際にはピアノの暗譜をする時にそのように区切っていたのだけれど

大体4小節、8小節単位でフレーズがまとまって

フレーズの最後にオカズ(フィルイン)が入って

次のフレーズに行くその流れに乗り切れなかったのです。

つまり8小節で一まとめの感覚がなかったのです。

ピアノは譜面にかじりついていればどうにかなったものの

ドラムレッスンは時として師匠のジャズ風ピアノで(私が素人だから バリバリジャズでなく

それっぽいものにして下さったのだとおもう)

私のドラムとでレッスンの途中でいきなりセッションみたいなのがはじまるのです。

曲の全体も把握していないのに  ここはAメロ

えっ~と えっ?サビに入った??

えっ? 師匠、アドリブやってる・・ 何がなんだかわかんな~い

冷や汗をかきながらとりあえず 叩いておこう・・どこでフィルインなの?

私にしたら深い谷を丸木橋で渡るようなレッスンが展開されていたのでした。

 

とにかくまずは8小節でフレーズが変わっていく感覚を身につけようと、

どうしたらいいのかとたずねたら

知らない曲でも、好きな歌を歌いながら叩くといいと言われ、

そうだ好きな曲なら 何小節目かがわかって、フィルインも自然に入るよなと

1人でガッテンして、さて8小節の曲はということで

「かえるのうた」になったのでした。

 

さて ユウヤくんの横で「かえるのうた」を歌うと

初心者の彼はどうも 叩けないのは私が歌う「かえるのうた」のせいと思ったのか

嫌いとのたまう。

だったら 自分で数えたら? 8小節。

それも出来ないという。

わかった 他の曲のリクエストがあったらそれを歌うけれど

8小節でなにかいいのがあるかなと 歌集を探してみたけれど

彼にしたら ダサい曲ばかり。

 

でしょ~? みんな「かえるのうた」嫌い、そういって、結局私が歌う「かえるのうた」に落ち着くのですよ。

 そこで コルゲンのコロちゃんにお出まし願って レッスンが再開されたのでした。

 やっぱり 嫌がらせか コロちゃんはいなくてもレッスンはできたけど。