〈緑の服を着けた君にときめく亜熱帯の冬〉
骨の腕に緑の服を着けたあなたに会えて良かった!
むき出しの腕や肌は幽鬼じみてそこに立っていた
その白白と揺れる身体は白一色の骨の姿
骨に緑の服
鮮やかな彩り
生きているっていい
そう思える
自動車道の疾走
風が過る
もっともっとわたしを見て
もっとわたしを感じて
君は生きて日々の修羅
命の鎖
緑の輝き
目に焼き付けるのよ
乱視の眼差し
君を
振り返った時
の
空虚の淵
宙に居座る
目が見据える
しばりのままに
白と緑の淡いに
呼吸している