
キバネモンヒトリ Spilarctia lutea japonica (北海道)
[分 布] 日本各地
[食 樹] 不明
[時 期] 6月~8月
※ 開張は約31㎜~40㎜前後のヒトリガ科ヒトリガ亜科に属する蛾の仲間。
日本各地に分布しており、平地~山地に生息し個体数は普通。
成虫は夜間灯火に飛来する。
前後翅は明るいクリーム色で前翅前縁基部付近には黒紋が独立して見られる。
腹部背面は橙黄色~赤色で翅の裏表共に赤味を帯びることはない。
スジモンヒトリに似ているので同定する際は注意が必要。
北海道では高地から平地まで見られるが本州以南では割と標高の高いところで見られるようです。
旧名:モンクロアサギヒトリ


夜間灯火に飛来したキバネモンヒトリ(北海道)

キバネモンヒトリの後翅
[キバネモンヒトリとスジモンヒトリの写真]


左:キバネモンヒトリ・・・スジモンヒトリより小型で、前翅前縁基部付近の黒線が独立点となる。前翅はスジモンヒトリより太く広がる
右:スジモンヒトリ・・・やや大型で、前翅前縁基部付近の黒線は基部まで線状となるが個体によっては独立点となる場合もある、
前翅はキバネモンヒトリよりも細長く、後翅は赤味を帯びる。
[キバネモンヒトリの飼育日記]


左:2022年8月 キバネモンヒトリの幼虫
右:2022年8月 キバネモンヒトリの幼虫が食べていた葉


左:2022年8月 飼育してから10日後の幼虫(体長約20㎜)
右:2022年8月 ヤナギの葉を与ると食べていたのでそのままヤナギの葉で飼育


左:2022年8月 飼育してから約2週間後の幼虫(終齢幼虫)
右:2022年9月 飼育してから24日後にヤナギの葉で繭を作り始めました


左:2022年9月 さらに2日後繭の中で蛹になりました
右:2022年10月 幼虫を採集してから約60日後に羽化したキバネモンヒトリのメス
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