いのしし くん。

政治、経済から音楽全般の評論
ultimate one in the cos-mos

地球温暖化の現実脅威。 realistic menace of global climate change

2013-09-28 20:11:27 | 日記
 (1)前代未聞の後に高く訂正されたほどのM.9.1の巨大地震(megaquake)が起きて大津波が押し寄せる緊急事態を迎える中でも、それまで経験のない人々の間ではそれほど非常性をもって現実をとらえられない、あるいはそんなことが現実にここで起きるとは考えられないという超(非)現実性(surrealism)が支配していたことは、のちの調査であきらかになっている。

 誰もが自分には起きてほしくないという願望であり期待であるが、東日本大震災以後は自然災害発生に対してはまずは「逃げる」ことの大切さが命を守る基本という理念が定着しつつある。

 (2)国連の「気候変動に関する政府間パネル(IPCC)」の第1作業部会は、「有効な対策が取られなかった場合、今世紀末に地球の平均気温が最大4.8度、海面水位は同82センチ上昇する」(報道)と予測した報告書を発表した。

 原因を「人間の活動が温暖化の主要な原因」(地球温暖化現象)である可能性を「極めて高い(95%以上)」と07年の「90%以上」よりグレードアップさせ、「前代未聞の気候変動が起きていることは疑いがない」と各国政府に緊急対策、行動を呼びかけ警告した。

 (3)すでに島国全体が0メートル地帯の小国では、島国全体が海面下に埋没する危機感に国全体で移設先を検討している話は書いたが、この現実性に裏打ちされた地球温暖化(global climate change)の危険、危機感は地球全体の危険、危機感としてはいまだに非現実性のものとして受け取られて、一向に解決、解消に向けて世界が対策、行動を取らない現実がある。

 この世界の非現実性に対して国連の科学専門機関が「95%以上」の危機的状況として対策、行動を求めたものだ。

 (4)日本は11年3月の東日本大震災で自然災害の脅威に非現実性のおろかさ、恐ろしさを十分学んだ。
 しかし、日本が世界に先駆けて宣言した20年までに温室効果ガス25%(09年比較)削減目標は、クリーンエネルギーの原発が安全技術性に超時限的欠かんが露呈して現在すべての原発が停止中となり25%削減目標は見直す方針で、しかし政府は将来エネルギー政策を先送りして20年までの削減目標は他国に遅れて決定できない現状だ。

 (5)その日本は今年に入って観測史上初の41度の高温を記録して、一方では記録的な集中豪雨被害にも見舞われるという異常気象の連続だ。
 地球温暖化による日本近海の海面温の上昇あげ止まりの中での猛暑、豪雨にさらされた。

 その日本で地球温暖化対策の緊迫感が足りない。最早、IPCCに警告されるまでもなく異常気象影響が非現実的なものと高をくくっておれる現状ではないことは多くが経験し、わかっていることだ。
 世界共通の現実的緊急課題として取り組まなければならない重要問題だ。

  • X
  • Facebookでシェアする
  • はてなブックマークに追加する
  • LINEでシェアする