いのしし くん。

政治、経済から音楽全般の評論
ultimate one in the cos-mos

ロシアの好戦性。 warlike Russia

2022-02-11 20:35:53 | 日記
 (1)ロシアは旧ソ連時代から共産主義革命路線で好戦性(warlike)とみられていたが、これほどまでに好戦性だとは驚きだ。現在、米国、EUさらに日本まで巻き込んで世界的関心、注目を集めているのは、ロシアがウクライナ国境沿いに10万人規模の軍隊を配置して軍事訓練をして、米国などはロシア軍によるウクライナ侵攻があるとみて警戒をしている。

 (2)EUの仏独首脳はプーチン露大統領と首脳会談をしてロシア侵攻を思いとどまらせる交渉をしており、米国は東欧に米軍を派遣してもしもの時の対応を準備している。ウクライナ国境沿いにロシア軍10万人集結ということになれば、ウクライナの安全への圧力、威圧は大きく、軍事演習目的といっても通るものではなくそもそもプーチン大統領はNATOの勢力拡大に警戒感を強めており、米国にNATO不拡大を約束させようとウクライナに軍事圧力をかけている。

 (3)ロシアからEUへのガス供給パイプラインが滞(とどこお)ることを想定して、米国、EUは日本にも天然ガス輸入契約の一部をEUに振り分ける協力を求めて日本政府もこれに応じる方針を示して、日本もウクライナ情勢に取り込まれることになった。

 ロシアは過去に五輪開催中にも他国軍事侵攻をした経緯があり、米国などは五輪中だからといって警戒をゆるめることはできないとしているが、今回は同じ共産圏の中国冬季五輪開催中とあってはロシアも動けないとみるのが普通だ。

 (4)その北京冬季五輪ではロシアは過去の国家的ドーピング違反の制裁措置で国としての参加は認められずに、個人資格での参加となっている。フィギュアスケート女子で15才のカミラ・ワリエワ選手は世界歴代最高得点を持つ金メダル期待の選手だが、ロシアがドーピング違反で国として出場できない制裁措置の中で再び今回同選手にドーピング違反の疑惑(報道)が出ている。

 (5)ロシアオリンピック委員会資格参加のフィギュア団体金メダル表彰式が延期されている。15才の身体能力発達途上の若年層アスリートにまでしかも現在女子フィギュアでは世界トップの成績にある実力アスリートに報道のように禁止薬物違反が発覚したとすれば、ロシアのアスリート身体健康安全保障の不見識、不義理、無責任、さらに国威発揚に特化した目的のためには手段を選ばない国家思想の好戦性には常軌を逸した行動としかみえない。

 (6)現在進行中のウクライナ軍事情勢につながるロシアの国家思想、行動でもあり、国家として許されることではない。15才ながらフィギュアースケート女子の最高峰とみなされる実力アスリートで、禁止薬物を使っていたからそうなのかはわからないが、闇雲に手段を選ばずに勝利を目指すロシアの好戦性で、世界に影響力を持つロシアの取るべき道ではない。

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