いのしし くん。

政治、経済から音楽全般の評論
ultimate one in the cos-mos

私的な財津和夫論。(8) private essay about k. zaitsu

2011-01-29 20:16:13 | 日記
 「私的な財津和夫論」の第8回、「フリーク」です。
 8 フリーク(freak)
 (1)NHKラジオ番組の「いとしのオールディーズ」、60年前後のアメリカンポップス、洋楽
紹介の番組で、28日は職業がカラー・コンシェルジュと紹介のあったゲスト竹内洋子
(ひろこ)さんが、自身の音楽とのかかわり、巡り合いに触れて、いきなりチューリップの
ファンで「虹とスニーカーの頃」はすばらしい曲ですと、切り出しました。

 洋楽紹介の番組でいきなりゲストのチューリップ音楽からのはじまりで、ゲストの自由
で奔放な感性にこの番組に引き込まれました。
 女性ゲストの竹内洋子さんは湘南出身のカラー・コンシェルジュ、私の理解ではおおま
かに言えば「色彩を日常生活の生活空間、人体に色とりどりに多様に取組むカラー・コー
ディネーター」という現代職業人だということのようです。

 現代感覚の芸術史観を職業にするパイオニア(pioneer)が、今もチューリップ、財津音
楽に心を惹きつけられていることは、日本語をはじめてポップス・シーンに見事にのせて
ニューミュージックを先駆的にリードしてきたチューリップ、財津音楽の先進性(advance
style)の高さを示すカタログ(catalogue)だ。

 本人は、洋楽紹介番組とはいえ自身の当時の音楽環境を率直に伝えただけのことな
んでしょうが、比較対比として、財津音楽がどれだけ既存社会の現状以外の未来に可能
性を夢見る若者にフリースペース、インフィニティ(infinity)に広がって、多様に影響力を
及ぼしていたのか実感できた瞬間だった。

 (2)テレビ番組の構成、演出を手がける北村のんさんも財津音楽フリークのひとりで、
長野とか山形とか財津さん、チューリップのコンサートにもお出かけになって会場でもお
見かけします。
 ステージ照明の林光政さん、デザインの大野拓哉さんとチューリップ、財津和夫さんの
ステージ構図(composition)、音楽シーンで、先駆的で革新的なコンセプトを発信してき
ました。
 チューリップ、財津音楽というのは、総合芸術史観(historical view of composite art)
でもあったのです。

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