いのしし くん。

政治、経済から音楽全般の評論
ultimate one in the cos-mos

北朝鮮指導者の動静。 outlook of leader in north korea

2020-04-22 20:05:12 | 日記
 (1)北朝鮮金正恩委員長の動静が数週間なく、米国(CNNTV)が金委員長「重篤」説、報道が流されて注目を集めている。北朝鮮金委員長独裁体制に変化が生じれば、北朝鮮の金3代世襲の独裁支配体制が崩れて有力な後継者がみあたらずに当面は集団指導体制が考えられるが、北朝鮮内の動揺を押えるために締め付けがさらに厳しく強硬になる可能性は考えられて国際社会とりわけ核、ミサイル問題、拉致問題を抱える日本にとってはさらに険しいむずかしい政治状況が生まれるか、逆に拉致問題解決テコに経済支援協力に向かうのか、金委員長の動静に関心、注目が集まる。

 (2)まさか新型ウイルス感染でもあるまいが、金委員長のあの見た目予測年令であの体型ではいくつか持病があってもおかしくはなく、映像で見る限りでの元気なのが不思議なくらいの印象だった。

 金正恩委員長が第一書記として北朝鮮指導者に就いたときは、若さ、政治未経験から政治的には未知数で外国留学経験もあったことから国際筋からはそれまでの金祖父、父体制とは違う路線の期待もみられたが、身内も含む権力粛清で権力基盤を築いて核実験、ミサイル発射実験で米国、日本、韓国を挑発、けん制する排他的強権性は後ろ盾の中国も手を焼く存在となり、危険性、凶暴性の孤立化路線を歩んできた。

 (3)金委員長の核、ミサイル実験推進は米国トランプ大統領との米朝首脳会談を実現させたが核全廃の中身の進展はなく、最近は再び米国批判を強めて成り行きが焦点となっていた。こうしてみると前指導者の父の金正日総書記は日本に対して日本人拉致行為を北朝鮮の仕業(国が関与していないとも)と認めて当時の小泉首相の訪朝にあわせて5人の日本人拉致被害者の帰国が実現したのは、多分にそれで拉致問題にケリをつけようという目論みもみえるが日本からすればそれも拒否して拉致被害者全員の帰国に結びつけれたのかは見通せずにやむを得ない選択判断だったといえる。

 (4)北朝鮮の金委員長現体制下では安倍政権への非難を続けて強めて交渉相手としないような外交姿勢であるから、父の金正日総書記の体制の方がまだ拉致問題解決への糸口はあったようにみえる。

 北朝鮮相手ではいかなる予測、展望も希望的観測でしかなく、仮に金正恩委員長に不測の事態となれば金3代世襲の崩壊で日本にとってはさらに険しい厳しい立場となるのか、逆に経済支援協力姿勢となるのかはまだ読み切れない。 

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