(1)トランプ政権が北朝鮮をけん制、威かくするために米空母カール・ビンソンを北朝鮮近海に派遣したと発表したが、その動向は海の闇の中(in the dark)というのが本当のところらしい。
現在は日本海に入ったという最新報道情報はあるが、現在どこにいてどういう行動をしているのかは不明だ。全長333メートル(報道)の巨大空母(huge aircraft carrier)を偵察できないのかといぶかしく思えるが、さらに巨大な海の上のことであり衛星でも専門家によれば「南シナ海や近海以外なら、中国は今も米空母を見つけられないはず。軍事偵察衛星を使っても視野は限られる」(報道)といわれるほどだ。
(2)軍事行動というのは手の内を見せては効果はなく、逆に敵対する相手の標的となるものだけにリスクも大きく、できるだけステルス(stealth)なことが軍事有効行動手段だ。
というわけでトランプ政権は米軍空母群を北朝鮮近海に派遣して北朝鮮をけん制、威かくしているのは、北朝鮮に大きな影響力を持つ中国に対して北朝鮮への核実験、ミサイル発射阻止への影響力行使を期待しているものであり、それが出来ないならば米国は独自に行動するというメッセージである。
(3)そこで米国が独自に行動するということが同盟国日本(および韓国)を守ることでもあるのか、米国の利益優先なのかの命題、問題だ。
報道によると米軍空母群は北朝鮮近海に向かう途上で海上自衛隊との軍事共同訓練を実施(報道)しており、同盟国日本、韓国と共同して東アジアの安定のために北朝鮮の動きをけん制、威かくするとみられる行動と考えられるが、そうなれば韓国の朝鮮半島および日本海を挟んでの日本にも直接影響が及ぶことが十分に考えられて、確かに日本政府の専用ホームページでは北朝鮮のミサイル着弾に備えて自治体での住民の安全対策について呼びかけをしているがそんな悠長な問題でもないところだ。
(4)中国が北朝鮮に対して行動を起こさなければ米国が独自で行動するとけん制、威かくされても、日本側にもその準備、心構えができているのか、とても現在の日本の国民の中にはそんな覚悟は見受けられないし、朝鮮半島に有事が起きては被害を被(こうむ)るのは日本であり韓国だ。
米国が独自で行動すると米軍空母群を北朝鮮近海に派遣する事態を日本政府、国民としてどうとらえたらいいのか、有事に際して考えるのではなく(日常性を保つことが求められるから)通常事態の日米韓連携体制の中で前提として共通理解、認識が必要だ。
(5)米国、米軍が日米韓同盟関係を重視するのは歴史的にアジアの共産化を阻止する米国の意向が強く働いているものであり、そういう意図からも朝鮮半島の有事に際して米国、米軍が日本、韓国を守ることは当然の米国の利益行動として受け取られることだ。
現在は日本海に入ったという最新報道情報はあるが、現在どこにいてどういう行動をしているのかは不明だ。全長333メートル(報道)の巨大空母(huge aircraft carrier)を偵察できないのかといぶかしく思えるが、さらに巨大な海の上のことであり衛星でも専門家によれば「南シナ海や近海以外なら、中国は今も米空母を見つけられないはず。軍事偵察衛星を使っても視野は限られる」(報道)といわれるほどだ。
(2)軍事行動というのは手の内を見せては効果はなく、逆に敵対する相手の標的となるものだけにリスクも大きく、できるだけステルス(stealth)なことが軍事有効行動手段だ。
というわけでトランプ政権は米軍空母群を北朝鮮近海に派遣して北朝鮮をけん制、威かくしているのは、北朝鮮に大きな影響力を持つ中国に対して北朝鮮への核実験、ミサイル発射阻止への影響力行使を期待しているものであり、それが出来ないならば米国は独自に行動するというメッセージである。
(3)そこで米国が独自に行動するということが同盟国日本(および韓国)を守ることでもあるのか、米国の利益優先なのかの命題、問題だ。
報道によると米軍空母群は北朝鮮近海に向かう途上で海上自衛隊との軍事共同訓練を実施(報道)しており、同盟国日本、韓国と共同して東アジアの安定のために北朝鮮の動きをけん制、威かくするとみられる行動と考えられるが、そうなれば韓国の朝鮮半島および日本海を挟んでの日本にも直接影響が及ぶことが十分に考えられて、確かに日本政府の専用ホームページでは北朝鮮のミサイル着弾に備えて自治体での住民の安全対策について呼びかけをしているがそんな悠長な問題でもないところだ。
(4)中国が北朝鮮に対して行動を起こさなければ米国が独自で行動するとけん制、威かくされても、日本側にもその準備、心構えができているのか、とても現在の日本の国民の中にはそんな覚悟は見受けられないし、朝鮮半島に有事が起きては被害を被(こうむ)るのは日本であり韓国だ。
米国が独自で行動すると米軍空母群を北朝鮮近海に派遣する事態を日本政府、国民としてどうとらえたらいいのか、有事に際して考えるのではなく(日常性を保つことが求められるから)通常事態の日米韓連携体制の中で前提として共通理解、認識が必要だ。
(5)米国、米軍が日米韓同盟関係を重視するのは歴史的にアジアの共産化を阻止する米国の意向が強く働いているものであり、そういう意図からも朝鮮半島の有事に際して米国、米軍が日本、韓国を守ることは当然の米国の利益行動として受け取られることだ。