いのしし くん。

政治、経済から音楽全般の評論
ultimate one in the cos-mos

ビールの季節もやってきた。

2009-07-21 20:45:18 | 日記
 あつい夏。ビールの季節もやってきた。ビールと、ひとくくりではくくれな
いのがビールの奥の深いところと、かってに思っている。
 銘柄、味わいにこだわりもあって、店に入ってもまず銘柄を確認する。地
ビールも近年注目されて、地方に行くとちょっとした工場のオートメーショ
ンで醸造しているところもある。

 グローバルになると、ビールの酵母、麦、ドラフト(生)の国柄、性質も
あるのか、醸造元の国で飲むビールのおいしさは格別なのだが、ところが
日本に帰ってきてその国のビールをみつけて飲むと、それほどでもないと
いう経験ある。
 国の空気、温度、湿度、環境の変化に生まれてきた、生きたビールの味
わいは奥が深いとかってに思っている。

 キリンとサントリーの経営統合の話がでてきた。規模では世界有数のメガ
メーカーとなる。ビールも発泡酒、第3のビールへと低価格ものに志向も移
って、出荷量全体も右肩下がり。

 トラディショナル(伝統)でトレンド(時流)なキリンと、ベンチャー(新規参入)
で一途、いっこくなサントリーの経営統合はアンサンブルとしてはおもしろい
組み合わせとなった。

 キリンは、ドラフト(生)に転化する前のラガーは独自の濃い風味があっ
ておいしかった。ドラフトに転化して、その分野で先行くアサヒに遅れをと
り、ようやく発泡酒、第3のビールでアサヒを指し抜いて、再び上昇中の企
業。
 サントリーは、ダルマのウィスキーを基幹に、同族経営の一途さで月日を
費やしてでもビールで実績をあげてきた企業。

 経営統合の成功は、相互の補完効果以上に、ひとつの人間集団として、
組織として「機能」するかがポイント。
 トラディショナルでトレンドな気風に、ベンチャーの一途な風を吹き込む効
果が、一体となって起こす風が楽しみでもある。

 ビール市場の寡占化に公正取引委員会も注目している。寡占率の基準
に定めがない。2極化に向けて、市場経済の動向を見ていく。

 ビールの季節。銘柄も新鮮に、おいしいビールが飲めるか。

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夏本番。あつい夏

2009-07-20 20:31:58 | 日記
 7月20日は海の日。このあたりまできますと、夏本番というモード
に入る。今年は、46年ぶりの皆既日食もあり、あつい夏。

 夏の山の日は、北海道大雪山系、美瑛岳、トムラウシ山(2141メ
ートル)で10人が遭難死亡する事故。遺族の方の「本人は好きな山で
亡くなって本望」という言葉。そう言うしか言葉もでない。
 しかし、それでも、社会は、人命救助のために多くの救助隊をまた危
険な山岳に向かわせる。

 「好きな山」だからこそ、事前の研究と準備にも万全の想いで取り組
んで、最善の体制で誰に気兼ねなく楽しんでほしいものです。

 冒険家で登山家の植村直己さん。世界各国のテクニカルな支援を受
けながら、長期的な計画、展望、訓練のもとに、段階を踏んで、次々と
未踏の山、地への挑戦を続け、数々の成功をおさめながら、北米最高
峰のマッキンリー(6194メートル)の山深く、今も眠っています。

 これほど専門的な研究、準備、支援を受けながらの、一瞬の山(冬季
マッキンリー)の変化に万全に対応することのむづかしさを示す。

 マッキンリーの植村直己さんは、その過酷な挑戦のゆえでもあるので
しょう。しかし、救助隊に危険を体験させることもなく、誰の手をわずらわ
させることもなく、今も山のどこかで眠っている。

 『好きな山で亡くなって本望』という言葉は、こういう「行動」をした人
のためにこそある「言葉」。

 これから山を楽しむ人々。植村直己さんの残した山ヘ挑戦する「カタ
チ」を肝に銘じて、心の「カテ」として、登山を楽しんでほしいものだ。

 

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伊勢うどん

2009-07-19 20:30:44 | 日記
 伊勢うどん。黒いぶっかけのスープは、見るからにしょっぱそう。これが
見た目と違って、まったくそうでなくて、まろやか。ここで、意外性におそ
れいる。
 太めのツルツル麺に絶妙にからんで、冷やしたものもあり、特に夏に食
べるのがいい。伊勢神宮の麓で食べるのがいい。

 伊勢神宮は2013年に、20年に一度の宮殿立て替えの式年遷宮を迎
える。
 奈良か九州とか、京都とか、古代史をつくっていたと思われる地域は別
にして、伊勢とか、出雲に、神々は舞い降りたのか。

 サラサラ流れる川辺、樹齢何千年(?)の樹木の中に佇(たたず)むと
水辺に反射し、樹木のてっぺんの間にめがけてすり抜けていく光の糸に、
未来へのロードを見る思いだ。
 

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時効は、むこう。

2009-07-18 20:13:15 | 日記
 犯罪は3面性をもっている。(1)犯罪行為、(2)犯罪実行者、(3)被害者。
 犯罪の成立には、動機(意思)、行為(行動)、被害、証拠の立証能力が
必要。

 犯罪の立証過程においては、捜査、証拠の正当性に問題があったり、被害
者意識に的確に対応できない核心的な問題もある。
 自白だけの証拠をたよりの「誤審」、そして命を奪った犯罪者の公訴を失効
させる「時効」による被害者側の理解しがたい無念。

 犯罪捜査も時間の経過にともなって、(1)行為を立証する証拠の提示が
困難になる。(2)犯罪者も経過した時間の量だけ社会的責任の重みを背負
う。(3)直接関係する被害者側の存在も不確かになり、社会的使命にも乏
しい。
 犯罪に「時効」(公訴するための期間)を置く時に言われる主な理由。

 しかし、ことに犯罪の巧妙化、捜査能力の低下にともなって、殺人などの
重大事件の時効も多くなり、被害者からの社会的責任への強い要望、事件
解決への当然の執着心が後押して、時効見直しの機運も高まってきて、関
係者の勉強会も行われれている。

 総じて殺人など重大事件については、「時効」の廃止が相当との意向だ。
なかでも、確実に当事者がいないと想定される100年を時効にという法務
省の見解もあり、犯罪行為そのものを形骸化して捉える形式主義には、理
解できない。

 近年は、立証、証拠にDNA鑑定を採用するなど、高い科学技術を捜査に
取り入れて、訴追の時間的な長さにも対応できる状況もでてきている。
 
 犯罪には、許すことのできない(1)反社会性、必ず(2)実行者(犯罪者)
がいること、(3)被害者の心情には、消えることのない無念、無情が強く残
る。

 犯罪の訴追には、「時効」は、いらない。
 犯罪の撲滅には、犯罪者の確実な逮捕による解決が大前提。

 永続的な捜査の効果への疑問、時間的な経過による誤審と反証(冤罪)
ができにくくなるなど、問題提起もあり、研究課題もある。

 それ以前に、未来永劫(えいごう)「許すことのない」のが「犯罪」という
社会的総意、被害者意識にこそ配慮すべき、真実がある。
 

 
 
 

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公平で行き届いた医療を。

2009-07-17 20:03:55 | 日記
 病院に行こうとすれば、よく知られた地域の総合病院がまず浮かぶ。
行けば、待合室が多くの診察希望者であふれている。診療科によって
は、そのまま半日は待つということも茶飯事。

 具合が悪いので病院に来たのに半日も待たされては、病院というと
ころは病気をつくるところかと、思ってしまう。
 もちろん、特定の病院に集中することが要因だが、かといって以前
のように町医者の情報、体制も十分ではなく、機能しているとは思え
ない。

 医者が不足しているとか、看護師も不足して、勤務状態も過酷とい
う話聞く。一方、毎年、医者の予備員として大学他専門分野を修了し
て医療現場に従事しており、不足ということはないという見方もある。

 医者が一極集中して、適正で効果的な配置ができていない結果と
いう分析もある。医療施設、設備が完備された都市部の医療の従事
者が多く、医療体制も僻地ではなり手がないアンバランス。

 国の医療行政の先見性、計画性の欠如、医療哲学の欠如が医療
現場、行為の公平性を欠き、一方、医療当事者の中にも、「医療」を
人命救助、病原根絶とする高い倫理観ではなく、経済効果の効率的
な経営理念優先の姿勢が見られ、非倫理性の医療事件も目につく。

 高年齢化社会の到来により、病院を必要とする人も増加して、特定
の病院による医療対応には限度がある。
(1)地域性、(2)専門性、(3)中長期的な計画性のある医療体制を
目指して、当面、町医者が医療の中心を担っていた(以前は、病人が
具合悪くなった時、電話一本で、夜でも家に駆けつけてきた地域医療)、
公平で、行き届いた即応力のある「地域医療」の新しいシステムを整
備、実施すべきだ。

 高年齢化社会での「地域医療」の役割は大きく、相当の「投資」も
必要。医療研究と医療現場の区分け、それぞれに公平、公正に適正
に「投資」が「行き届いて」いるのか、検証も含めて医療現場の地域
医療のあり方について整備し、地域社会に提示することが必要だ。

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