いのしし くん。

政治、経済から音楽全般の評論
ultimate one in the cos-mos

シンクロナイズド・ポリティックス

2009-07-10 19:44:31 | 日記
 情報公開が原則の透明性の高い社会。情報公開が進まない不透明な
政治。首相の日常の行動、1日のスケジュールが時系列に新聞で公開
されている。

 ほとんど分刻みで、まぁ色んな人と会って、何話しているやら、そんな
時間で何話せれるのやら、だ。
 1日、1回首相とも記者会見(廊下でのぶら下がり会見)もやる。記者
の質問に、言っても言わなくてもいいような、きまりきった首相の無味の
返事。メディアを通して見る国民を前にした、政治責任を感じない話しぶ
り。

(1)記者たるもの、もっと、やり方、聞き方、シチュエーションを考えて
、国民に伝わるステージにしてほしい。日ごろ言っているみなさんの使
命感じゃ、ないのか。
 あれじゃ、政治はとっくに見放されているから(サミットでも同様)、
記者も記者だ。同格に疑われる茶番だ。
 沈滞した政治に加担する(あるいは利用される)ような、記者の使命
責任も大きい。

(2)国政では官房長官が政府を代表して定例の記者会見も設定され
ているが、どうぞ勝手に解釈ください、という国民には理解不能の問
答形式集。
 きっと、わかりやすく親切に言えない事情があるのだろう。言うと
困ること多いのだろう。政治が手段ではなく手法になっているのが、
唯一わかる。あとで、これはこういうことだとメディアの解釈がつく。
 結局、責任ある発言なのか、内容の本質も、わからない。

(3)日本文学には、すばらしい、美しい伝統の表現、分かりやすい
言葉いっぱいあるから、もっと活用しよう。
 
(4)地方政治では、首長が直接、定例の記者会見に出てきて、自分
の言葉で述べること多いので、ストレートに市民に伝わるもの、感じ
ることもある。市民と市長のシンクロナイズド政治のツール(手段)。

(5)しかし、ともに国民、市民に直(じか)に語りかける機会とはいえ
ず、そういう接点、設定がない政治。
 首長は、もっと国民、市民の前に出てきて、直接語りかけ、伝える
ものがある。そこでは、無味な言葉は使えない。

(6)密室政治というものがまことしやかに語り継がれてきた政治ド
ラマ。情報公開にポジティヴでない政治は、受け入れない。
 毎日、分刻みのそちらの世界だけのスケジュール、システムを見
直して、日常、国民、市民に直接話かけ、政治を共有するシステム
が必要。

 ドラスティックなシンクロナイズド政治の原点に立ち返って、政治
を幹細胞から再生しよう。
 紋切り型の回答はいらない。美しい伝統の日本語の表現で、緊張
感ある政治を語ろう。国民、市民のあるべき生活のためだ。

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