mega48でFM音源を作ったのは、既存のキーボードや
ウィンドシンセのようなMIDI入力機器を繋いで
チープな音を楽しもうというわけではなく、
MIDI入力機器自体も作っちゃって、入力から
出力まで全部マイコンで仕上げたいって言う
ことを考えています。
最終的な出力部分はこの間のmega48で作ったFM音源
の延長線にして、MIDI入力I/Fを取り付ければ
いいんだけど、どちらかというとキーボード入力が
好きなわけではなく、弦楽器タイプの入力にしたいところ。
つまり、弦楽器のMIDI-OUT機能をもった機器
も作りたいということ。
特に、ウクレレのコードが使えて、かつ音源を好きな
ように弄れるって言うスタイルが目指したいところ。
キーボードみたいに、鍵盤を押下することを機械的に
検知する機器はそんなに難しくは無いんだろうと思う
んだけど、弦楽器を入力媒体にするとそういうわけには
いかないから、色々考えどころ。
弦楽器の場合、弦から振動数と振幅を拾ってもたくさんの
倍音成分を含んでいるし、隣り合った弦の信号も多少
拾ってしまうので、この音声情報からキーオン/キーオフ
の信号を抽出するのは難しい…
一つには、コードはプッシュスイッチなどで別途
拾うことにし、4本の弦の振幅だけを個別に
拾うことで何とかならないかなぁと思っているところ。
つまり、左手で握るフレット部分には4列のスイッチを
ズラズラ並べておき、そこを押さえることで音程を
コントロールし、右手で弾く弦部分には音量センサー
をつけておいて、弦の振幅だけをピックアップする
というイメージ。
これなら音程はプッシュスイッチから正確に
拾えるし、キーオン/キーオフと音量は弦の振幅
(音量)をピエゾ素子とかで拾えばOK。ピエゾ
でキーオンを検知したら、プッシュスイッチに
相当する音程のキーを発生させるというわけ。
これなら、右手でコードを押さえ、左手で弦を弾く
という従来のスタイルが可能になるはず。
…まぁ、あまり弦に拘る必要は無いんだけど、
ある程度本物っぽい感触って言うのがやっぱり
重要だよなぁ…。楽器はやっぱり触りたく
なるようなモノじゃなきゃ!
その点ではウィンドシンセなんて良く出来たUI
だよなぁ…。見た目も操作感も管楽器そのもの
だもんな…
そんなレベルの弦楽器I/Fが作れると…いいな。
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