「PIC AVR 工作室」サイトの日記的なブログです。
サイトに挙げなかった他愛ないことを日記的に書き残してます。
PIC AVR 工作室 ブログ



以前このサイトで
http://rogiken.org/daemon/works.html
白黒のビデオキャプチャーの回路をマイコンで
作っちゃっているのを見て、

「ふーん、マイコンでもここまでできるのか」

と感心してみていたんですが、このサイトを
改めて眺めていて思ったのは、難しいのは
やっぱり外部メモリの扱いってことなんだなぁ。

このページの初期バージョンで使っている
FIFOメモリを今から探し出してくるっていう
のは難しいだろうから、参考にするとしたら
次期バージョンの方(CPLDを使っているほう)
だろうな。

マイコンからのトリガで1画面分をメモリに溜め込み、
そしたらメモリからマイコンに読み出しする。
動画取り込みというより、超連続静止画取り込みと
いった処理内容ですが、いわゆるビデオ録画用途
じゃなくて、取り込んだ画像から立体把握とか
処理させるなら、こういう風に1画面分をしっかり
取り込めるっていう処理の方がかえって都合は
いいだろうな。

逆に、動体予測処理とかは少々難ありになるかも。

さて、もう一つ問題なのはAD変換。ビデオ信号を
取り込んで、ドットと呼べる解像度が出せるものと
いうと、数Mhz~数十Mhz単位でサンプリング
ができるものでないと…。

そういうの探すとあまり選択肢が無い…
いや、あるんだけど高かったり、入手が難しかったり。

もっと簡易的に行うとすると、例えばそこそこ高速
動作するコンパレータを8個くらい並列に並べて
それぞれにビデオ信号を入れれば、8段階レベルの
AD変換はできそうだな。16個までいっちゃうと
大人しくADコンバーター使ったほうがマシだし。

どうせマイコン内蔵のSRAMなんて小さいから、
この程度でも十分といえば十分かな。

ビデオ信号のタイミング自体はLM1881とか
実績のあるICがあって、その出力をマイコンの
割り込み端子にでも繋げば動くっていうのは以前
やってるから、その辺は心配なし。


適当なビデオカメラを入力デバイスにして、
それをマイコンに入力させるって言うのもなかなか
おもしろそう。

例えば、160×100ドット程度で取り込んで、
2ドットを1バイトに押し込むとしたら、
160×100÷2=8000Bか。
8KB以上のSRAM積んだマイコンなら内蔵
SRAMでもいけちゃうな。

コンパレータを直接マイコンに繋いで、内蔵の
SRAMに蓄えていくんだとしたら、意外に
簡単にビデオキャプチャーもできてしまうのかも。


ビデオ出力は色々実験してきたけど、キャプチャーは
やったこと無かったから、こんなこと一度やって
みたいんだよなぁ。

でも、取り込むはいいとして、どんな処理してどんな
ことに使うか…。方法のために手段を選ばないっていう
のはねぇ…。
なにか面白い用途はないかな?

SDカードとかをSPI接続しておいて、定期的に
画像をSDカードに溜め込んでいくとか、
もしくは何か動きが生じたら連続して(動画的に)
取り込むとか、そんなことすればセキュリティー
カメラ的には使えるな。
単なるカメラじゃなくて、ある程度能動的に動く
デバイスにしたほうが面白いよなぁ。



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