「PIC AVR 工作室」サイトの日記的なブログです。
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VHDL
/
2009年05月08日
例によって、本を見つけては買いまくっているので、
ちゃんと読まないと文字通り「積ん読」になっちゃう
ので、最近は電車の移動時間とかにちょくちょく本を
読み進めてます。
最近はVHDL関係の本をバリバリ読んで、2冊ほど
消化しました。
1冊は
VHDLによるハードウェア設計入門
。
amazonでの評価を読んでみて、なかなかよさげに
見えたので。
で、この本の感想。
→いまのオイラにはもってこいって印象。といっても
基本的には文法書の類です。なので、今までに全く
VHDLやCPLD(やFPGA)を使ったことが
無い人が読んでもこれだけでは手を動かすことは
出来ないかと。IDEとかの使い方は全く書いて
ないので。
オイラは
FPGAボードで学ぶ論理回路設計
の付録
で一通りQartusⅡの使い方に馴染んでいるし、
XILINXのISEも色々なサイトを参考にして多少は
使いかた覚えているので、その次に理解を進めるため
っていう意味で言語仕様をさらに理解したいって時
にはもってこいの内容。
このあいだ
Simさん
に
教えていただいた本
と比較すると
目指しているゴールが違う感じかな。この本のほうが
ベーシック。Simさんから紹介いただいた本はもっと
実践的。もちろん両方入用だな。
逆にいうと、これまでわかったつもりだったところが
改めて「あぁ、そういうことだったのか」という
ところもあったってこと。わかったつもりは危険だな。
読んでみて、文法的なことは当然ながらつかめて
きたとして、なにしろこれまで解り難かった
レジスタとシグナルの違いが大体理解できてきた
気がするな。
あとライブラリの概念図。これはわかりやすかったな。
シミュレーション関係のところはいまだに理解が
十分じゃないんだけども…
1回読んだだけなのでまだ完全には理解できてない
けど、言語仕様をきちんとおさえる意味では
あとでもう1回読み直したい。っていうか、リファレンス
的に置いておいてもイイカンジ。
もう1冊は、
VHDL言語入門―ハードウェア記述言語による
ロジック設計マスタリング
。
→こっちはVHDLの生い立ちからされていつつ、言語仕様
に基づいた使用上の注意点などが事細かに解説
されてる感じ。
ただ、翻訳本なせいもあるかもしれないけど、超難解。
じつは上の本より先にこの本を読んでいたので、
そのおかげで「どういう点が重要なのか」はわかって
いたんだけど、「だからどうすればいい」というところ
までは読み解けなかった…。
でもまぁ、そのおかげで上の本を読むときの観点が明確
になったんだけど。
あとでこの本はもう一回ちゃんと読み直したいな。
とにかくVHDLの奥深さと自由度の高さは
痛いほどわかった。
FPGAボードで学ぶ論理回路設計
はいわゆるhello world.レベルってことなんだろうな。
言語仕様をきちんと根っこから理解しないと、やっぱり
骨までしゃぶって楽しむには至らないもんな。
頑張ろう。
職業プログラマーではありませんが、個人的趣味で
BASIC系言語、C言語系言語、Pascal系言語、
FORTRAN、COBOL、PL/I、アセンブラ、
Perl、PHP、その他たくさんの言語をかじって
きました。が、それらのいわゆるソフトウェア言語と
大きく違うのは、対象がハードウェアって事なんだ
ろうな。(当然なんだけど)
だからコレまで勉強してきたようなソフトウェアの
言語とはなんとなく違う匂いが漂っているんだろうな。
初めてPIC用のプログラム勉強した頃にも、
それまでのソフトウェアの世界(論理的な範囲だけ
で世界が閉じている言語)とは大きく違ってて、
内部回路を意識しながらコーディングしないと
イケナイとか、そういう新たな視点を感じた記憶
があるんだけど、VHDLはそれ以上のインパクトだな。
自由自在に扱えるようになるといいな。
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