「PIC AVR 工作室」サイトの日記的なブログです。
サイトに挙げなかった他愛ないことを日記的に書き残してます。
PIC AVR 工作室 ブログ



NJM2360使ってニッ水電池でステッピングモーターを
高トルクで回すことができるかの実験をしたい
今日この頃。

今日こそは実験しようと思ってたんだけど、イロイロ
調べ物してたらこんな情報をゲット。
http://ednjapan.cancom-j.com/content/issue/2007/07/idea/idea01.html

おぉ。こんな簡単な回路で!?  ホントかな?

幾つか制約はあるみたいだけど、どこのご家庭にも
ありそうな部品で実験できちゃうんだからなぁ。
一度試してみる価値ありかと。

で、思い立ったが吉日。買い込んであったこれらの
インダクタたち。

左から、22uH、1mH、220uH、47uH、100uH、50uH
(いずれも表示値)。1mHが意外に小型なのは、直列
の抵抗が約1.5Ωと少し大きめのタイプだから。
他のインダクタは直列抵抗がテスターで計測できるか
出来ないかのギリギリのやつ。(0.1Ωかそれ以下)


さて、回路をブレッドボードに組むとこんな感じ。

アッサリ。

左にニッ水電池(1.2Vを1セル)、右には秋月のデジタル
テスター。テスターは周波数計測モードにしておきます。
ちなみに、NPNトランジスタは2N5179となってますが、
持ってないので手持ちで他のものを物色。まぁ、
こんな時は大抵2SC1815になるわけなんだけど、
この2つのトランジスタ、スペック上大きく違うのは
Ftでしょうね。そこから制約事項を見直し要。

2N5179はFt=200Mhz、2SC1815はFt=80Mhz。スイッチング
の速度が遅くなるので、測れる周波数が遅くなる
→計測可能な最小インダクタンスが大きくなるって
ことになるかと。
2N5167なら1uH以上が目安らしいので、2SC1815なら
3uH以上なら測れると見ておけばまぁ良さそう。
そんなに小さいのは殆ど使う機会がないとおもうので
よしとします。(いざとなればこんなサイトも↓)
http://www.mitamusen.co.jp/main/h_t_02.html


実際に計測してみた結果がこれ。


左が表示値、真中がテスターで計測した周波数、
右が周波数から計算したインダクタンス値。

ちょっと大きめに出てるのかな?まぁ大体あってる。

気になるのは50uHのインダクタ。これは確か店頭で
現品売りしてて、実測50uHとかって書いてあったやつ。
計測が間違っているのか、買った時の表示値が
間違えているのかわかんないけど、テスターの周波数
計測じゃなく、オシロ使って計測したらもう少し
正確な数値が出せそう。


続いて、以前買った時に詳細不明(?)で買ってきた
インダクタを計測してみる。


35.21uHだそうです。少し大きく表示される傾向から
みると、33uHあたりかな?


あとオマケで、以前買ったカレントトランスを計って
みることに。
えらく低い周波数が出てきた。…計算すると、936.33mH。
ほぼ1ヘンリーだ。ほんとかな?直列抵抗を測ると16.5Ω
くらいある。結構大きい。


こんなに簡単に使えるなら、ブレッドボードじゃなくて
専用基板を作っちゃってもいいなぁ。



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昨日の続き。NJM2360でステッピングモーターをドライブ
する大電流を取り出す作戦。

NJM2360の保護用に入れる抵抗がないのはやっぱアレ
なので、今日の帰り道に入手。

あと、組み合わせて使うSBDが流せる電流の定格も
ちょっと気になっていたので、店頭で並んでるやつの
定格を眺めてみると…1Aって書いてある。

NJM2360の定格ギリギリまで搾り出すことを理想とすると
1.5Aを流したいところ。ってことはコレでは不足か?
ってことで、3Aのを一つ買い足しておく。



右にある酸金抵抗が0.24Ωとか0.18Ωとか0.12Ωとか
っていうやつ。この抵抗値はでかいサイズしかなかった
のでこの大きさ。

SBDもデカイ。さすが3Aタイプ。左にあるのが
普通の1/4Wタイプの酸金抵抗。ちっちゃくみえる。

さて、家に帰ってきてからSDBのデータシートを
眺めてみる。この写真にある1N5821のデータシート
を検索。

…確かに3Aタイプで間違えないんだけど、「平均電流」
が3Aって書いてあるなぁ。ってことは、デューティー比
が50:50なら6Aまで流せるんジャン!

もしやと思って1S3とかのデータシートを眺めてみると、
やっぱり平均電流なのか。1S3も平均1Aだから、
同じように2Aのパルスが流せるって訳だったんだな。
はぁ。その大きさのSBDなら家に袋買いしたのが
あるよ…

やっぱあれだね。データシートはチャンと読まないと
いけないね。

というわけで、言い訳できないだけの部品が揃った。
あとは色んなバリエーションで試してみるだけ。
どんな結果が出るやら…



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