この間から悶々としているNJM2360のテストパターン。
ようやく出来た。
njm2360_test.xls
とりあえず72パターンほど。水色が設定したテストの
バリエーション。薄水色がテスト結果を書き込んで
いくところ。
インダクタは手元にある比較的低抵抗タイプの中から
6種類ほど。(150uHのはデータがなかったので直流抵抗
を実測してみないと判んない)
タイミングコンデンサーは2種類変えてみて、発振周波数
でどのくらい変わるのかってのと、出力電圧の設定値
(1.25Vに分圧する抵抗の設定値)は3種類、負荷として
掛ける抵抗は68Ωと34Ωの2種類を設定。
負荷抵抗はとりあえずSPG20-332を1-1相励磁した場合
と1-2相励磁した場合を想定した物。
その他、保護抵抗は0.24Ω(=300mVの時に1.25Aで遮断)
コンデンサは入出力ともに低ESRタイプの470uFとして、
出力側だけは0.1uFを並列にする予定。SBDは鈴商で
10個100円だったERA82-004をチョイスしてみる。
スイッチングに使うトランジスタに流す電流をどうするか
なんだけど、あまり考えずにデータシート通りの180Ω
としておくことに。
スイッチングだからトランジスタを飽和させておけば
良いんだけど、データシートを見てみるとhFEは標準で
120。最悪の場合35ってなってる。
1.5Aフルで使うんであれば、通常ならベース電流を
1.5A÷120 = 12.5mA
となる。でバッテリーが4Vまで低下すると仮定すると
4V÷12.5mA = 320Ω
より低抵抗なら良いんだけど、最悪値を考えると
1.5A÷35 ≒ 43mA
となって、同様に4Vまで低下すると仮定すると
4V÷43mA ≒ 93Ω
となる。最悪値を想定すれば93Ωを使ったほうが
いいんだろうけど、常時43mAも流しておくのは
モッタイナイお化けが出ちゃいそう。
ってことで、180Ωで行っちゃう。なんかあったら
もう少し小さい抵抗値にすればいいでしょう。
さて、72のテストパターン。全部ホントに消化する
のかっていうと、多分そこまでやらなくてもいい
気がする。タイミングコンデンサの効果とか、
幾つか試して見れば傾向が出てくるだろうから、
そしたらテストは省略しちゃう予定。
果たして、ニッ水4本で無事SPG20-332をトルクフルに
ドライブできる電源が作れるのかどうか…できなかったら
それはそれでまた考えよう。
9V程度でもそれなりにトルクが得られるんじゃないか
と思うんだけどな。
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