555を使って、5V電源で10~12Vを得るような回路を
考えてみたので、ちゃんと動くのかをLTspiceで
ちょこっとシミュレート掛けてみる。
チャージポンプを使った回路をざっくり動かしてみて、
なんとなくしっくりこなかったので、コイルを使って
チョッパ回路で昇圧する動作にしてみる。
ポイントになるのは、ある程度昇圧したところで、
その電圧でネガティブフィードバックを掛けないと、
高電圧で機器をぶっ壊したりする恐れがあるので、
その辺の仕組みをいくつか考えてみる。
555の内部ブロック図を眺めてみて、フィードバック
に使えそうなものを考えてみると、
(1)out端子
(2)reset端子
(3)control voltage端子
あたり。
out端子の場合、発振している信号を(抵抗などを
通して)スイッチング用TRに伝えるところで、
強制的にGNDに落としちゃうというしくみ。
意外と正攻法。
これは、うまく機能すれば、発振の周期を変える
効果があるので、うまくフィードバックが掛けら
れるはずなんだけど、これをやるには、out端子
からの出力をきっちりGNDに落とすための、
デジタル的なオン/オフ制御が必要なので、
コンパレータなどが必須じゃないかなと想像。
ちょっと面倒っぽいので、とりあえずパス。
で、まずはcontrl voltage端子。
これは内部でVccを抵抗で3等分したところの、
2/3Vccのところを取り出した端子。
ここを強制的にGNDに近づけると、デューティー比
を変化させないけど、充電/放電の電圧の範囲が
狭まるために、周波数はアナログ的に上昇する
という効果がある(はず)。
チャージポンプと違い、インダクタを使った
チョッパ回路だと、周波数が上がれば、インダクタ
に十分磁束を貯めるまえにスイッチオフしちゃう
ことになって、結果的に出力が抑えられることに
なるはず。
というわけで、まずこいつをシミュレーション
してみる。発振周波数を大体数十kHz~100kHz
程度になるように設定してみた。
うん。ちゃんとフィードバックが掛かる。
(右側が電源供給、左側が出力、なので、
ちょっと見づらいけど、555の端子構成が
こうなので)
赤い線は、contrl voltage端子の電圧。出力電圧
がある程度上昇すると、こういう風に赤い線が
下がってきて、out端子(青い線)はこんな風に
周波数が上がっていく↓
(ちょっと見えにくいけどupにした図)
次、reset端子を考えてみる。
http://ednjapan.com/edn/articles/1205/08/news024.html
この、TRが2個構成のコンパレータ回路とやらが
よさげなので、これを使って、電圧が上がって
きたら、reset端子を無理やりGNDに引っ張り下げる
という作戦。
やってみた。
赤いのが、コンパレータ部分の出力。
アップにすると、こんな感じ。
シミュレーションでは、電圧が一定に達したら、
発振にリセットが掛かって、間欠的な発振モード
になるっぽいんだけど、ホントかな?
うまく機能するなら、これはこれで動くのかも
知れないけど…
でも、よく考えたら、reset端子をNPNのTR1個で
引っ張り下げれば、同じじゃね?と思って、
やってみる。
似たような結果。ほう。変化の部分をアップに
すると、
似たような感じ。ホントか?
ふと、以前やったことを思い出してみる。
http://brown.ap.teacup.com/nekosan0/2327.html
なんか、reset端子をtrでGNDに引っ張り落とすような
フィードバックも、cv端子(PFM制御)も、なんとも
うまくいかなかったっていう記憶が残っているんだよな。
その細かい条件をすっかり忘れてしまった…
どのくらいの負荷をドライブしたのか、ブレッド
ボードだからまずかったのか、細かい回路構成や
定数はどうだったのか…
なんか、フィードバックがセンシティブ過ぎ
だったような…、出力があまり得られなかった
ような…、そんな感じだった気がするんだけど
なぁ。何だったっけなぁ…
ちゃんとハンダ付けして、十分に電流を流せる
回路で実験すれば、それなりに再現性があるもの
が出来るんだろうけどなぁ。
どうしようかな…
ぶっちゃけ、小電流でいいなら、
http://akizukidenshi.com/catalog/g/gI-01165/
これでもいいんだけどな。
http://akizukidenshi.com/catalog/g/gP-09083/
かっちょいい!このジョイスティック、かっちょいい!
重機とか動かせそう!
https://twitter.com/tri_chrome/status/567713142830931968
マジ?ArduinoでEFレンズ動かすの?
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