学生の頃から英語苦手やった。
地理や歴史も嫌いやった。
単語とか、首都の名前とか、年代とか、
なんでそんなもん覚えなあかんねん、
使うかどうかもわからんのに。
そう思てた。
私へそ曲がりやから、意味もないのにただただ暗記するゆうの、好かん。
「○○年、△△氏と✕✕氏が▢▢で戦い、どうのこうの‥‥。」
そんな、はるか昔の人様の喧嘩、どうでもええんちゃうん ?
なんて、すかしてみたりして。
学校卒業してだーいぷしてから、
私は目ぇで覚えてるんやて気づいた。
「あのノートの、12~3ページくらいの、右下に書いたはず。あの、赤鉛筆で囲うたとこ‥‥」
て、頭の中でパタパタパタて音立ててページが繰られて、
ぐいーんて、右下の赤囲いに画像がフォーカスしていく。
そんでやっと、探してるもん見つけるんやね。
辛気臭そうに見えて、「あ、確かあそこ」て思い当たったらこっちのもん。
ほぼ百発百中。
だって、覚えたこと頭の中から探すんやのうて、ノートに書いたあることを見てるんやもん。
そのかわり、場所思い出されへんかったらなんとも悲惨。
こないだから、スペイン語の単語覚えなあかんことになってもた。
この歳になってからどないしたもんかなあ。
うんざりしかけてた時、ええもん見つけた。
世界50か国の言語を勉強できるサイト。(→)
例えば、スペイン語の「単語」「抽象的な言葉」いうカテゴリー選んだら、
いくつかの単語が写真入りで並んでる。
el riesgo リスク
la paciencia 忍耐
la solidaridad 連帯
「リスク」てスペイン語でなんやったっけ。
思た時はきっと、あの空飛ぶ人の姿が浮かんでくるんやろなあ。
ちょっとは思い出しやすいかも。
けど、中には疑問を残してくれる画像もある。
「la ilusión 錯覚」は、なんでこの画像なんやろか。
ま、いっか。
これはこれなりに記憶に残るわな。