猫とおかちゃと月光仮面    のんびりふんわり自然農

~田舎でのんびり自給生活…のはずが
    無農薬、無化学肥料の自然農。猫の手借りたい時もある~

どんくさ

2020年07月20日 | いきもの

 

朝、洗濯もん干してたら、下の家の屋根から、鳥が一羽じーっとこっち見てる。

 

「いえいえ、見てなんていませんよー」

てなふりしながら、

 

あるいは、

「今日は降らへんのかなー」

てなふりなんかもしながら、

 

しまいには座り込んだりして、

じーっとこっちのこと窺うてる。

 

なんかいな、なついてきたんかな、

勝手にちょっとにんまりしてたんやけど、

違うかった。

 

うちの家、古いからあちこち隙間だらけで、いろんな生き物が天井裏に潜り込む。

トン、テテテテテ‥‥

ゆうのはネズミで、

ドコッ、ドドドドド

ゆうのは多分ハクビシン。

何年か前は、猫まで潜り込んどった。

 

それが、きのうからちょっと風変わりなネズミが入って来たらしいて、

あっち行ってはコンコンコン、

こっち来てはコンコンコン。

なんやこの子は、思てたんやけど、

きょう、台所土間の天井に張ったプラ板の方で、なんかバタバタコトコト音がする。

見上げたら、

虫やら枯葉やらが落ちてこんように張ったプラ板の上を、なんか歩いとおる。

あれは‥‥、

と、鳥やないかい !!!

 

急に外から「ヒーヨヨ、スーピー」て、鳥の声聞こえてくる。

気づいたプラ板上の鳥が、バタバタ走り回る。

 

困ったな、その板外しとうないねん。

おぞましいもんいっぱい落ちてきそうやもん。

自分で入って来たんやから、何とか自分で出てってちょうだい。

しばらくそのままにしといたんやけど、だんだん陽が落ちてくる。

 

もう、どんくさい子やなあ。

しゃあない、プラ板の下に新聞紙敷きまくって、窓開けて、

脚立にのぼってプラ板外して、

 

やっと下に降りてきたのに、ちっとも窓から出てってくれへん。

冷蔵庫の後ろに隠れるわ、蛍光灯の上の埃まき散らすわ、

どっかにぶつかってそのうちケガするぞ、

ゆうんで、薄手のゴム手袋はめて、逃げ回る鳥、むんずと掴んだった。

 

その時初めて「ジジジジジッ!!!」って大きな声で啼きよった。

くちばしの柔らかそうな、まだ雛やんか。

 

「ほら、早よおうち帰り」

外に出して、窓閉めた。

 

あのどんくさい雛鳥、写真撮っといたったらよかった、

思たけど後の祭り。

 


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