ネオ・ウルトラQ 第9話「東京プロトコル」
温室効果ガスを吸い込み続けたプラーナが爆発し、日本全体でガスの基準値が突破して、画面が真っ暗に・・・という展開を予想していたのですが、まさかの花咲きENDでした。これはちょっと予想外。
現実でも京都議定書で温室効果ガス削減云々というのは習いましたが、こちらはより厳しく行われている印象があります。ただ、今回の東京プロトコルでのノルマ達成。それは一体何を思って、あそこまで躍起になって達成していたのでしょうか。日本の発展、経済規制の回避、安定した暮らし。それを求める気持ちは分かりますが、誰一人として地球の環境を考えていなかったように思えます。あの中で、誰か1人でも地球を思って検討していた人物がいたのでしょうか。
プラーナ出現時に汗がたれたのは良かったですね。あれは暑さだけではなく、冷や汗、見ようによっては「やめてくれ!」という涙のようにも見えました。
ガスを吸収すると分かるや否や、人々はすぐにエアコンを使い出し、がんがんガスを排出し、まだ使える物を捨て、新しい物を買う。辛い規制が敷かれれば人は物や思いを大事にし、それが無くなった途端にやりたい放題。何とも極端な中、ヒロシだけは終始変わらず本を読み、使える物を大切にし、プラーナを楽観視していませんでした。タケシも良い父親かと思えば、工場が忙しくなった途端に本を読むのをやめて、工場を手伝うように指示するとはなぁ・・・
そしてプラーナの黒化&巨大化。焦ってその情報を伝えた女性でしたが、メンバーは「何か影響はあるのか」の一点張り。今問題がなければ、そう易々とガスを吸ってくれるような有益な生物を殺すわけにはいかない。それはガストロポッドの時もそうでしたが、「未来が証明してくれる」という事なのでしょうね。しかし、それを未来が証明してからでは遅い。
今回は幸いにも花を開いただけで終わりました。しかしあの花は「今は」環境に影響は無いのかもしれません。しかし、何故日本にだけプラーナが来たのか。何故ガスを吸ったのか。
プラーナの正体に関しては2つ考えが浮かびました。1つは星を自分の住みやすい環境に変えてしまう生物ではと思いました。自身の成長の助けとなる温室効果ガスがある日本に訪れ、そこを餌場として成長。そして花を咲かせて、そこから出る花粉が周囲の環境を一変させる・・・そんなレギオン草体のような存在。もしくはマンモスフラワーのように根を張って、人を襲うかもしれません。
あくまでも妄想ですが、あのプラーナが安全だとは全く思えません。例え今が安全であっても、この先ずっと安全とは限らない。プラーナの花が同じく温室効果ガスで育つのだとしたら、それが枯れる時を祈るべきなのでしょう。なのにそれに気づかず、今後とも延々とガスを放出し、プラーナがいなくなった時の事などまるで考えたく無いかのように発展し続けると。
もう1つは人間にやり直す時間を与えてくれた存在というものです。もうどうしようもなくなった時に現れ、自分がガスを吸っている間に何とか打開策を編み出すようにとのメッセージがあるのかもしれません。しかしいつまでも吸収できるわけではなく、限界もある。あの花は、もう手遅れだという意味があるのかも・・・
「仕方ないんだよ、あれは」という言葉には、全てを受け入れたという感情がこもっていました。仕事が無くなれば環境は良くなるが、仕事をしなければ生きていけない。温室効果ガスの削減は重要だが、ガスの排出無しでは暮らせなくなってしまうところまで、人間は到達してしまいました。
地球を思うか、個人を思うか。どちらが正しいかなんて選べませんが、少なくとも「今が良ければそれで良い」とだけは思いたくないものです。
次回は怪獣?ファルマガン登場。
温室効果ガスを吸い込み続けたプラーナが爆発し、日本全体でガスの基準値が突破して、画面が真っ暗に・・・という展開を予想していたのですが、まさかの花咲きENDでした。これはちょっと予想外。
現実でも京都議定書で温室効果ガス削減云々というのは習いましたが、こちらはより厳しく行われている印象があります。ただ、今回の東京プロトコルでのノルマ達成。それは一体何を思って、あそこまで躍起になって達成していたのでしょうか。日本の発展、経済規制の回避、安定した暮らし。それを求める気持ちは分かりますが、誰一人として地球の環境を考えていなかったように思えます。あの中で、誰か1人でも地球を思って検討していた人物がいたのでしょうか。
プラーナ出現時に汗がたれたのは良かったですね。あれは暑さだけではなく、冷や汗、見ようによっては「やめてくれ!」という涙のようにも見えました。
ガスを吸収すると分かるや否や、人々はすぐにエアコンを使い出し、がんがんガスを排出し、まだ使える物を捨て、新しい物を買う。辛い規制が敷かれれば人は物や思いを大事にし、それが無くなった途端にやりたい放題。何とも極端な中、ヒロシだけは終始変わらず本を読み、使える物を大切にし、プラーナを楽観視していませんでした。タケシも良い父親かと思えば、工場が忙しくなった途端に本を読むのをやめて、工場を手伝うように指示するとはなぁ・・・
そしてプラーナの黒化&巨大化。焦ってその情報を伝えた女性でしたが、メンバーは「何か影響はあるのか」の一点張り。今問題がなければ、そう易々とガスを吸ってくれるような有益な生物を殺すわけにはいかない。それはガストロポッドの時もそうでしたが、「未来が証明してくれる」という事なのでしょうね。しかし、それを未来が証明してからでは遅い。
今回は幸いにも花を開いただけで終わりました。しかしあの花は「今は」環境に影響は無いのかもしれません。しかし、何故日本にだけプラーナが来たのか。何故ガスを吸ったのか。
プラーナの正体に関しては2つ考えが浮かびました。1つは星を自分の住みやすい環境に変えてしまう生物ではと思いました。自身の成長の助けとなる温室効果ガスがある日本に訪れ、そこを餌場として成長。そして花を咲かせて、そこから出る花粉が周囲の環境を一変させる・・・そんなレギオン草体のような存在。もしくはマンモスフラワーのように根を張って、人を襲うかもしれません。
あくまでも妄想ですが、あのプラーナが安全だとは全く思えません。例え今が安全であっても、この先ずっと安全とは限らない。プラーナの花が同じく温室効果ガスで育つのだとしたら、それが枯れる時を祈るべきなのでしょう。なのにそれに気づかず、今後とも延々とガスを放出し、プラーナがいなくなった時の事などまるで考えたく無いかのように発展し続けると。
もう1つは人間にやり直す時間を与えてくれた存在というものです。もうどうしようもなくなった時に現れ、自分がガスを吸っている間に何とか打開策を編み出すようにとのメッセージがあるのかもしれません。しかしいつまでも吸収できるわけではなく、限界もある。あの花は、もう手遅れだという意味があるのかも・・・
「仕方ないんだよ、あれは」という言葉には、全てを受け入れたという感情がこもっていました。仕事が無くなれば環境は良くなるが、仕事をしなければ生きていけない。温室効果ガスの削減は重要だが、ガスの排出無しでは暮らせなくなってしまうところまで、人間は到達してしまいました。
地球を思うか、個人を思うか。どちらが正しいかなんて選べませんが、少なくとも「今が良ければそれで良い」とだけは思いたくないものです。
次回は怪獣?ファルマガン登場。