ひびレビ

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「ライオン・キング」(2019年)を見て

2025-01-04 08:13:32 | テレビ・映画・ドラマ
 2019年に公開された映画「ライオン・キング」を金曜ロードショーで視聴しました。

 1994年に公開されたアニメ映画「ライオン・キング」をフルCGで描いた本作。CGとは言うものの、まるで本当に動物たちが大自然の中で躍動しているかのような美しい映像の数々を見ていると、「超実写版」とされたのも納得の出来栄えです。
 プライドランドの王・ムファサの息子として生まれたシンバが、父からは命の環や王としての心構えを教わり、ティモンやプンバァたちからは失敗した時も悩まずに生きることを、そしてラフィキを通して自分が何者かを気づかされ……と、様々なことを学びながら心身共に成長していく様が描かれていました。

 アニメ映画の「ライオン・キング」はだいぶ前に一、二度見たっきりだったため、アニメとの差異などは覚えていませんが、それでも見ていくうちに「こんな曲あったなぁ」「このシーン覚えてる!」と記憶が呼び起こされていきました。
 また、超実写版だからこそより一層面白く感じたシーンがありまして。それが終盤の「生きたオトリで」のシーンです。シンバやナラ、ザズー、ティモンが揃ってまじまじとこちら(プンバァの方)を見てくるシーンは妙なシュールさがあって笑ってしまいました。

 その他印象的だったのは、シンバがラフィキに誘われて父ムファサと対話するシーン。ここでムファサの輪郭を雲で、目を稲光で表現するのが素敵でした。そして日が昇り始めると共に雲も散り始め、新たな王の時代の到来を予感させる……良いシーンでした。
 あとはシンバとナラ役の子の歌が上手すぎてビックリしました。声も合ってましたし、すげぇなぁ……


 本作の敵であるスカー。力ではなく知恵で相手を追い詰める狡猾な存在でした。子供のシンバの唆し方は、どう転んでも自分に非が無いような立ち振る舞いでしたし、大人になったシンバが立ち向かってきた際にも、自身にとっても致命傷になりかねない谷での出来事を敢えて話題にすることで形勢逆転を計るなど、実に巧みな立ち回りを見せていました。最後は「口は災いの元」といった感じでしたが、あそこで喋り過ぎなければスカーの時代が続いていたかと思うと……
 
 さて、金曜ロードショーでは本作の終了後に「ライオン・キング:ムファサ」の一部シーンが放送されましたが、子供の頃のムファサとスカーは随分と仲が良いように見えました。また、会話からすると二匹は実の兄弟ではないっぽかったので公式サイトで確認すると……ムファサが孤児で、スカーが王子でムファサを群れに迎え入れたとのこと!しかも当時は「スカー」ではなく「タカ」と呼ばれていたそうで。何故王子であるタカではなくムファサが王になったのか?何故「スカー」と呼ばれるようになったのか?仲睦まじそうな二匹に一体何があったのか?……気になりますね。


 そんなこんなで上手く新作の鑑賞に誘導された気がしないでもない、2019年の「ライオン・キング」。楽しかったです。

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