ひびレビ

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ウルトラマン80 第22話「惑星が並ぶ日 なにかが起こる」

2020-08-28 08:00:39 | ウルトラシリーズ
ウルトラマン80 第22話「惑星が並ぶ日 なにかが起こる」

 突如発生した火山の不自然な爆発。それは地底人による人工衛星発射実験だった。時を同じくして地上に現れた地底人の後を追った猛たちは、そこで地底人の女王であるイーナスと出会い、地底にも地上と同じくらいの生命がいること、地上の開発により地底が滅びつつあること、そして2年後、太陽系の惑星が並ぶ日に確実に地底が滅びることを教えられる。
 このまま人工衛星を破壊すれば、いわば兄弟である地上と地底の戦争は免れない。何とかそれを回避するべく、猛たちは必死に動くが…

感想
 太陽系の惑星が「水金地火木土天海冥」なところに時代を感じる第22話。「仮面ライダージオウ」のウォズ・ギンガファイナリー変身音でも時代を感じました。

 さて今回は地上にいる人々以上に地球人であると自称する地底人のイーナスらが登場。火山の爆発を利用して人工衛星を打ち上げて人工的に日食を起こすことで、苦手な太陽光を遮断するという大胆な方法を取った地底人。地底の崩壊は地上人によるものだと責める言葉を放つ一方、地上と戦争を起こすつもりはなく、ただただいずれ滅びゆく地底から地上に逃れようとしているだけという、思っていたよりも穏健派な人々でした。
 猛を経由して事情を知ったオオヤマキャップやナンゴウ長官も彼らとの戦争を避けるべく、直談判に行ったりミサイルの発射はさせないと司令部に陣取ったりと、カッコいいところを見せてくれました。頼りになる隊長はオオヤマキャップに限った話ではありませんが、こうして頼りになる長官って何だか珍しいように思えます。「長官=強権を発動して防衛隊を従わせようとする人物」みたいなイメージがあるのですが、どこ由来なのか…

 そんな頼れる大人たちの活躍もあって事態は好転したかに思えましたが…直接的に被害を被ったわけでもないのに、必要以上に地底人を警戒しすぎた人間の行いが、最悪の事態を招いてしまうこととなりました。狂ったように地底人への攻撃命令を叫び続け、上司に対しても容赦なく発砲する様が恐ろしかったです。「不安」はあそこまで人を恐ろしく変えてしまうのかと。
 そして、こんな時でもナンゴウ長官が頼もしすぎる…


 地上からの攻撃によって現れたのは、かつて初代ウルトラマンを苦しめたゴモラと同族…同族?のゴモラⅡ!「昔、やはり地底に潜った動物が地熱やなんかの影響で怪獣に育ってしまった」とのことで、ゴモラの同族が地底に潜って原種とは異なる進化を遂げたか、はたまた全く別の生物が地底で独自の進化を遂げた結果ゴモラに似た姿となったか…詳しいことは分かりませんが、ともかく攻撃パターンが初代ゴモラを遥かに上回る多彩っぷり。
 手の甲からミサイル弾を出したかと思えば、角からは半月状の光線や電撃?を放ち、更にはリング状の光線で80の動きを封じるなど、「地熱やなんか」の影響ってすげー!となるくらいの多彩な技を披露。この豊富な技からして「ゴモラ2代目」というにはあまりにも違いすぎますし、「再生」でもないとすれば「Ⅱ」表記が一番しっくりくるなーと改めて感じました。


 地底人は行方知れずとなったものの、2年後の惑星直列を迎えれば必ず地底は滅びる。その日、地底で、あるいは地上でなにかが起こるかもしれないが、その「なにか」を今知る者は誰もいない。もしかしたら地底人が今回の報復にと攻め込んでくるかもしれないし、あるいはただただ滅びを受け入れるかもしれない。しかし「何も起こらない」ことは決してなく、間違いなく「なにかが起こる」。その「なにか」を前に、地上人はどう対応していくのが正しい道なのか…という考えさせられる話と、それを意識した上手いサブタイトルだなーと感じた第22話でした。見る前までは第22話の作中時間が「惑星が並ぶ日」なのだとばかり…(汗。


 次回はアメーザ登場。多分、ここら辺ビデオで借りて見たような気がするんだよなぁ…

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