雪組「ROBIN THE HERO」「オーヴァチュア!」

2025-04-05 23:26:56 | TAKARAZUKA
やっぱ宝塚は、キラキラが半端ない!

久々に観た宝塚は、めちゃくちゃ華やか!

生徒も美術もキラキラ輝いてた!

感想は、ほぼそれに尽きるお芝居とショーだった。藁


直近に観た前三作が脳ミソを使う作品だっただけに、

今回は、お芝居もショーも視覚で楽しむ作品でしたね。←しれっとディスリまくり。藁

でも、それでいいと思うんですよ。

美しいのを観にきたから。

やはり、同じミュージカル界の強豪である劇団四季と比べても、スターオーラと華やかさは宝塚が随一。

劇団四季には劇団四季の良さがあり、ブロードウェイの豪華な演出をそのまま上演できるクォリティーの高さがある。それは、ロングラン公演をしない宝塚では到底無理。

私の好みはどっちかな?と言うと、やはり宝塚に軍配があがるな~。こればっかりは好みなのでお許しあれ。

なんだかんだ言ってビジュアル&芸達者至上主義なんで…藁

美しいアーサー、あやちゃん、カセキョー、はばまいちゃんが見れたらそれでいい。

星組みたいに、チケット取れません!観れません!にだけはならないことを切に願うばかり。

お芝居では、カセキョーとはばまいちゃんが恋人同士扱いだったし、っつうか、二人ともめちゃくちゃキラキラしてたし、オペラなくてもすぐ分かる。はい、いつものようにB席で観させて頂きまさした。

カセキョーなんて、キャラクターに揺れがあるめちゃくちゃ美味しい役だったし。

ストーリーは、ハチャメチャだったけど、考える暇がないくらい場面転換が多くテンポ良かったし、オペラチェックが忙しくてストーリーはもうどうでもよくなってた。藁

ほんと、それでいいと思うんですよ。

今の雪組は、どんな脚本でもキャラ立ち、アピール力、スターオーラが半端ないから、めちゃくちゃ目の保養になった。

アーサー、あやちゃん、カセキョー、はばまいちゃんに限らず、

せおっち、縣君、諏訪君、眞ノ宮君、咲城君、まなはるくんもキラキラしてた。

なんてたって、齋藤先生の、この公演で卒業する久城あす君への愛もあり、

一見、悪役?と思わせてそうじゃない設定に齋藤先生の愛を感じました。

アーサーとあやちゃんの魂が入れ替わるのも演出としては面白かったけど、ストーリー上理解しがたいものがあった。

ま、面白かったからいいけど。実は、ちとウルッとくることも結構あった…。

ショーも、華やか。

ショーだけだと、アーサー、あやちゃん、新トップコンビおめでとう!とは素直には言い難いフィナーレではあったが、

ま、華やかだったし、カセキョーの頭角が著しくて個人的には大満足。

せおっちの2番手羽根もめでたくもあり、

久々に華やかな宝塚を堪能させて頂きました。

今回は、ギリギリ入場だったことと、お客さんが多くて新しいロビーを探索することができなかったので、次回ゆっくり拝見しようと思ってます。


朗読劇 忠臣蔵 3/29 マチネ

2025-03-30 21:09:15 | TAKARAZUKA
正直に書くと、当時はカリンチョさんの雪組ファンではありましたが、カリンチョさんのサヨナラ公演なのに、実は、本公演は映像でしか観たことがありません。

しかも、ギャツビーみたいに映像を何度も見返すこともなく、ぶっちゃけ数回しか見返していません。なので正直、思い入れが「この恋は雲の涯まで」ほどありません。

わざわざここでそんなこと書くなら、観るんじゃねーよ!と言われそうですが、

30年以上ぶりに拝見する忠臣蔵は、

やっぱり、宝塚の名作、無形文化遺産の一つだった!

前置きが長くてすみませんm(_ _)m

朗読劇なのに、忘れていた映像記憶が甦ってくるくらい、思い入れなかったのに、脳内再生されまくりでした。

忠臣蔵だから名作なのではなく、柴田先生が描く忠臣蔵には、主君への忠誠心だけでなく、様々な形の思いやりや愛が描かれており、

もう涙涙でした。

当時のカリンチョさんがトップ時代に縁のある方々、なんてたって現役時代ぶりに拝見する当時スゴ強娘役のリンゴさん(早乙女幸さん)、歌姫のあっこちゃん(朱未知瑠さん)、星組でタータンとトップコンビだったあきちゃん(渚あきさん)、まだ組長じゃなかったスッシーさん(寿つかささん)は研3だったかな?

そして、カリンチョさんとは同じ舞台には立っていないけど、雪組に縁があるオッチョン(成瀬こうきさん)とユミコさん(彩吹真央さん)。

そして、そして、相手役のともちゃん(紫ともさん)、新公で蔵之介を演じたタータン(香寿たつきさん)、カリンチョさんの40周年記念コンサートにも出演されていたはやせ翔馬さん、

そして、カリンチョさんの本作と「この恋は~」にも出演されていた当時専科の立ともみさん。

めちゃくちゃコアなキャスティング!

「忠臣蔵」好き嫌い関係なくこれは観ないわけにはいかない!と思ってチケットを取ったのに、

思いの外「忠臣蔵」の世界観に浸ってしまい、めちゃくちゃ感動しました!

筋立て、テキレジをしたであろうオギーの演出も素晴らしく、

こんなに素晴らしい作品だと思わなかった!

プロローグでカリンチョさんが登場しただけなのに、客席から鼻をすする音が聞こえ始め、物語が進むにつれてすする音が増えてきて、わたくしもいつの間にか一緒にすすっておりました。

何度も書いて申し訳ないですが、正直、カリンチョさんのサヨナラ公演以外思い入れがないのに、映像でも涙したことないのに、

カリンチョさんとともちゃんは、本公演と同役、タータンは二番手いっちゃんの役、それ以外の方々は、何役も演じられていたのに、

現役時代にはなかった、宝塚を卒業され様々な経験をして得た感情が役に投影されていて、胸アツになるシーンがたくさんあって、

めちゃくちゃ大人の忠臣蔵になっていたのでもう感動しまくり、涙涙でした。

そりゃ、若さは現役時代には劣るけども、役の解釈と表現力は、現役時代では出せない円熟味がありました。

懐かしくての涙ではなく、蔵之介側の登場人物の、様々な形で表現される相手を想う気持ちがリアルに伝わってきて、柴田先生の脚本の力と愛情が、30年代以上経って理解できるようになりました。

当時はまだ10代のガキだったからね、ギャツビーみたいな欧米のストレートな愛情表現とは違う、日本文化独特の奥ゆかしさのある、言葉で表現されない愛情表現は理解出来なかったんだと分析。

改めて、柴田脚本の醍醐味を味わわせてもらいました。

忠臣蔵といえば、主君の敵討ちというイメージしかなかったのに、柴田脚本には主君への忠誠心だけでない、相手への思いやりが様々な形で随所に散りばめられていたことに今日の今日まで全く気付かなかった。

そりゃ宝塚の名作になるわ!と思ったが、現役生がこれを演じるにはハードルが高すぎないか?とも思った。

カリンチョさんの蔵之介としての求心力と貫禄、威厳、立ち振舞いは圧巻でした。

ともちゃんの、お蘭の孤独感というか、蔵之介を殺めないといけない役目と蔵之介に恋する女心の揺れ、せめぎ合い、さじ加減、

タータンの、浅野内匠頭の吉良上野介への怒り。いっちゃんのもう一役とあきちゃんとの元トップコンビの絡み、

タータンと言えば、当時NHKで特集され、新公の配役発表時の様子、カリンチョさんに挨拶する様子、新公終えた後にカリンチョに泣きつく様子がフラッシュバックされた。

特に本役での稽古で、柴田先生に何度も“ねえさん!”の言い方を注意されていたのが印象深く、今回、同じ台詞があった時は、特集番組での初々しいタータンが甦ってきた。

そのタータンの成長ぶり、貫禄、あきちゃんとのコンビ復活に激萌えでした。

りんごさんのりくの蔵之介の妻としての佇まいと覚悟、

立ともみさんの吉良上野介の威厳と嫌味っぷり。もう一役の、上野介と対照的な優しさ、

ユミコさんの主税(だったかな?違ったらごめんなさい)の、四十七士の一人としての忠義と、蔵之介の息子としての誇り、

おっちょん、翔馬さんの敵役の威厳、

あっこちゃん、スッシーさんの大きな役ではなくても存在感、

女役さんも敵役も、色んな役を演じていたのに、ラストで四十七士を演じる時には、蔵之介への忠義心が表情に表れており、雪組の一致団結感に感動!皆さん素晴らしい表情をされていました。ユミコさんのくしゃ顔も忘れない。

今年に入って、新橋演舞場で團十郎さんの裏表仮名手本忠臣蔵を拝見し、今月は、歌舞伎座では、観れませんでしが通しで上演され、

何かと忠臣蔵とご縁がありましたが、

10代では分からなかった、柴田先生が描く忠臣蔵の世界観、カリンチョさんを頂点とする元雪組生の芝居力、

本当に本当に観れて良かったです!

本当に本当に感動しました!

本当に本当にありがとうございました!!


月組 「ゴールデン・リバティ」

2024-12-24 23:07:21 | TAKARAZUKA
ちなつ様、じゅりちゃん、大劇場トップ御披露目おめでとうございます!

ということで、実は11月に既に観ていたのですが、色々あって感想をメモる暇もなく、もともと2回観る予定だったので、土曜日東京から夜行バスで帰宅し、シャワーを浴び、そのまま一眠りすることなく11時公演を、

立ち見で観てきました!

いや~、本来は、金曜日に夜行バスで帰る予定にしていたのを、ルル観たさで1泊し、天保十二年~を観て夜行バスで帰ることにしたから、

マジ、立ち見は失敗した~と思ったよ。

観ないという選択肢もありましたが、

ちなじゅりの御披露目の感想を書かないわけにはいかないので、頑張って立ち見で観てました。

ぶっちゃけ書くと、お芝居は全然眠たくならなかったけど、

ショーは…、

すみません、何度も膝カックンしてしまいました。

m(_ _)m

ということで、今回はお芝居の感想を書かせて頂きます。

ちなみに、ショーは礼華君がめちゃ出番が多いやん!の印象しかない。

m(__)m

お芝居に関しては、2回目なので結末を知った上で観させてもらってますが、

2回観てもやはり、

じゅりちゃんがなぜ男の子の格好をして電車に乗っていた理由が分からなかった。

逃げるためなら、女性とバレても男の子の格好をし続けなくちゃいけなかったんじゃないの?

殺されるかもで逃げているなら、サーカス団に紛れちゃいけないんじゃないの?紛れるだけならいざ知らず、ガンマン?として目立っちゃいけないんじゃないの?

アメリカから逃亡するつもりでいたならなおのこと。

一回目で謎だったので、2回目で謎が解けるかと思ったらやっぱり謎のままだった。

ま、結果的にはどうでもいいことですが、

脚本が…と思ってしまった。

ラストの展開も花組と同じ流れだったのもビックリした。

それ以外は、ちなつ様のウエスタンが、やはり、カッコ良かった!

帽子が似合いすぎやねん!!

次のスカイ役が楽しみでしかない!

(笑)

若干、クリント・イーストウッドの西部劇のイメージとも重なって、本当にカッコ良かった!

作品自体は、コメディー要素もあり、自由の女神は、2回観ても斬新な設定なのであそこは好き!

普通ならそこで終わるのに、まだ続きがあり、そこはもうじゅりちゃん筆頭に娘役さんのダンスが素晴らしかった!

ウエスタンものも大劇場では初めてらしいが、あのダンスも初めて観るかも。めちゃくちゃ有名なダンスなのにね。

もうさ、月組は芝居巧者が揃っているから、男役も娘役も個性の出し方が上手い!

これだけキャラ立ちできたら、

GAYS & DOLLSが楽しみでしかない!

星組の時は一幕で帰ったけど m(_ _)m

ちなじゅり率いる月組なら、ニ幕まで観ます!っていうかチケット取れるか心配…。

次は新しい演出のようなので期待しかない!

ただね、娘役に活躍できる役が少ないから、みちるちゃんとりりちゃん、他の娘役がどう扱われるのか心配でしかない。

それはさておき、

みちるちゃんもりりちゃんも目立つ役だったし、さち花姐さんも今回も色気が半端なかった!

りりちゃんの役がまるでスーパーマンみたいな役で本当に美味しい役だった。

そうそう、

オダチン、二番手おめでとう!!

ぶっちゃけ、オダチンが二番手ということは、マイティーの月組異動はないのか…と残念に思っていたけど、まさかの宙組生に!楽しみでしかない!

それもさておき、

オダチンの役は、まーベテランが演じる役なのに、オダチンのオールマイティーさに慄く。学年差があるちなつ様とも、全く学年差を感じさせない安定感がある!

オダチンならいつでもトップになれるよ!

礼華君も彩海君も劇団に推されているのが明確くらい存在感があったし、

瑠音君、佳城君、英君、てら君の個性も際立っていたし、

ホンマにホンマに、

GAYS & DOLLSが楽しみでしかない!

と思ったお芝居でした。

どうか、GAYS & DOLLSのチケットが取れますように!


花組 大劇場千秋楽

2024-11-10 23:56:43 | TAKARAZUKA
めっちゃ、泣かせにくるやん!?

千秋楽だけあって、熱い熱いお芝居とショーでした!

前回は、立ち見で拝見し、今日は2階席で観させて頂きましたが、全く熱量が異なっていた。

卒業される御三方への拍手が凄まじく、舞台も客席も熱く温かい空間でした。

お芝居ではウルウルさせられ、ショーでは、ガッツリ泣かせて頂き、サヨナラショーでも泣かせ頂き、さよなら挨拶ではほっこりさせて貰い、カチャのお花渡しがまさかのさゆみ氏でびっくりさせられ、

本当に本当に素晴らしい千秋楽でした!

ということで、いつぶりの大劇場千秋楽生観劇になるのか、

大分前に生徒席を頼んでいたことを完全に失念しており、それ以前に、返事もないし、千秋楽は無理だと思っていたから、完全に記憶から抹消しておりました。なので、10日は別の予定を入れてました。

そしたら、1週間前にチケット手配できましたの返事が来てびっくり!

え"っ、頼んだっけ??状態になり、過去のLINEのやりとりを辿ったらちゃんと頼んでた。

まさか、千秋楽が取れるなんて思ってなかった。

生徒席だからキャンセルすることが出来ないので、予定をキャンセルして観させて頂きました。


これはマジで、予定をキャンセルして正解でした!!

前回観た時は、ショーをもう一回観たいと思っていたので、それを千秋楽で観させて頂き、

本当に本当に感動しました!

やはり、威風堂々の群舞で鼻をすするくらい泣かされた。

前回は気付かなかったけで、カチャが大階段から降りてきたあと、あおいさんと絡みがあり、それを観た瞬間に涙腺が緩み、例の名メロディーでの群舞で涙腺崩壊。

めちゃくちゃ感動した!

そのあとの、ひとみさのデュエダンでも眼ウルウル状態。

稲葉先生の選曲が素晴らしすぎる!

曲だけでも泣けてくる。

千秋楽だから、カチャだけでなく、アカさんも泉まいら君にも熱い熱い拍手が送られ、しかも、ショーストッパー並みの拍手。

めちゃくちゃ感動しました。

カチャのさよならショーが始まる前に、あおいさんがカチャのメッセージを読み、その内容の中にアサコさんとゆうひさんのこも触れられ、胸熱になりました。

からのさよならショー。

いやいやいやいやいやいや、

最後の公演が花組で良かった!と思えたくらい、

宙組時代、月組時代、そして専科時代の曲を紡いでいったわけですが、

新人公演で初主演を演じた「カサブランカ」から、あおいさんとのまさかのデュエットでまたまた涙腺崩壊。

ゆうひさんへのリスペクトを感じマジウルウル状態になった。

その前には、泉まいら君が宝塚100周年で初舞台を踏んだ月組の花詩集100をカチャと紫門ゆりやさんがデュエットし、そして、泉まいら君が歌い継ぎ、またゆりやさんと歌う流れにもウルウル状態。

その前には「バレンシアの熱い花」

オープニングは「パッション・ダ・ムール」

宙組、月組を共にした仲間がいる花組で卒業できるなんて、凄い巡り合わせ!

1789もあり、

また、アカさんがベンボーリオの曲を、まさに役のまんまで歌ってくれていたのでめちゃくちゃ感動した!

「激情」から、ひとこちゃんがホセ役で登場しデュエット。

ラストは、カチャとは関係ないが、個人的に思い入れが強い♪学生王子♪演劇にはまった時代の青春の思い出ソング。

まさかカチャがこれを歌ってくれるとは!

蘭王凌の楽曲もあったみたいですが、なんせ観てないから分からなかった。

いずれにせよ、

本当に素晴らしいサヨナラショーでした。

サヨナラ挨拶では、まさか、さゆみ氏がお花渡しとは思っていなかった。

てっきりダイモンだと思ってた。

さゆみ氏を拝見出来ただけでも超ラッキー!

専科からは、せおっちも駆けつけ、豪華お花渡しでしたね!

カーテンコールでは花組ポーズ、

緞帳前に、カチャとひとこちゃんと一緒現れ、楽屋ネタで和ませて貰った。

本当に、最後が花組で良かったね!と思えたカチャのサヨナラ公演でした。

まだ東宝公演があるので、カチャもアカさんもまいら君も、ラスト男役を楽しんで下さい!


花組「エンジェリックライ」「Jubilee(ジュビリー)」

2024-10-27 23:49:30 | TAKARAZUKA
いつもなら、お芝居から感想を書くのですが、今日はショーから書きます。

このショー、めちゃくちゃ大好き!!!

ショーほぼ興味なし人間のワタクシでも、このショーだけで通える!

それくらいめちゃくちゃ良かった!!

なんせ、稲葉先生の選曲センスが私にドンピシャだった!

クラシック好きな方には定番な選曲かもしれませんが、その選曲がマジ最高!!

ひとこちゃんと美咲ちゃんのトップお披露目のショーではあるが、

それ以上に、この公演で卒業するカチャやアカさんの餞となるショーにもなっていて、

ベートーヴェンの交響曲の中で私が一番好きな第7番の第2楽章を使ったシーンでカチャがメインだったので、もうそのシーンから完全に掴みオッケー!!藁

エドガーの♪威風堂々♪の行進曲に乗って、カチャが大階段をドヤ顔?キメ顔?過去一の男っぷりな表情で降りてきたときにゃあ、ワタクシ、マジ、ウルっときた!

そこから、威風堂々と言えば有名かつ定番の名メロディーに合わせて、ひとこちゃんセンターの群舞から涙腺がヤバくなった。

ゆうひさん時代の宙組作品「トラファルガー」思い出し、ゆうひさん演じるネルソンの下僕役だったカチャの姿がフラッシュバックされ、

その名メロディーがエンディングで使われていたこともあり、めちゃくちゃ泣いた思い出があるから余計涙腺がヤバくなった。

ゆうひさんの最後のディナーショーで最下級生として出演し、当時はドキンちゃんというあだ名のあおいさんも出演していて、あの時はまだまだヤンチャでいたずらっ子だった(らしい)宙組時代の下級生のカチャが走馬灯のように蘇ってきて、

そのカチャが、月組に異動、それから専科に異動となり、今では立派な男役に成長していて、大空組の最期のメンバーと言っても過言ではないカチャがこの公演で卒業だと思うともうウルウルがヤバかった。

まるで、シメさん(紫苑ゆうさん)の再来かのようにカチャが王子様姿で登場したかと思ったら、ドヤ顔のイケオヤジならぬイケ男役で大階段を降りてきたりとか、

マジ、カチャ最高!!

ひとみさコンビのお披露目のショーなんだけど、稲葉先生のカチャへの愛がたくさん詰まったショーでもあって、

稲葉先生、マジ、Good Job!!

カチャには1作でもトップになって欲しかったが、こういう形のサヨナラもありだと思った。

ついつい、トドちゃん(轟悠さん)も同じように大劇場の舞台に立ってサヨナラショーをして卒業して欲しかった…と思ってしまったほど…。


交響曲第7番第2楽章以外では、私が知る限りでは、「くるみ割り人形」、ベートーヴェンの♪月光♪、ショパンの♪英雄ポロネーズ♪、ひとみさのデュエダンがリストの♪ため息♪、あと「フィガロの結婚」もあったな…、

私の好きな曲ばかり!それを現代風にアレンジしたかと思うと、オリジナルのままだったり、編曲がマジ素晴らしかった!!

アカさんも歌手として美声を轟かしていたり、稲葉先生の愛を感じざるを得ない構成だった。

今日は立ち見で観させてもらいましたが、まさか、お芝居でも客席降りがあり、ショーはひとこちゃんが立ち見近くまで来てくれて、マジ最高だった!

ひとみさもトップとしての異彩を放ちつつも、カチャやアカさんも花を持たせる演出に、

マジで、このショーだけで通える!!

お芝居は…、

ぶっちゃけ書いて申し訳ないけど、最初の60分は子供だまし的な展開が続いたので、正直、立ち見はつらかった。

設定や関係性があまりにも子供じみていて、最初の60分は時間が気になって仕方なかった。

m(__)m

60分過ぎてからは、急に大人の展開に変わったのでラストまで面白く観れた。あ、決して笑えるという意味ではなく、展開が良かった。

60分過ぎてからは、どんでん返しとまではいかないが、二転三転と物語が展開していくので、中々面白かった。ちとウルっともきた。

最初の60分は、ツッコミどころ満載で、導入部分だから致し方ないが、アカさん演じるラファエルに指輪を盗ませたらええやん…どうせ人間に見えないんだから…なんて思いながら観てたが、真面目な天使だから盗みは出来ないという人物像ならぬ天使像設定だったので、谷先生的にはちゃんと計算してるんやな〜というのは後々分かった。

って以上に、やはりオリジナル作品だけあって、ひとみさコンビのお披露目ではあるが、この公演で卒業するカチャやアカさんにも当て書きしていたのも良かった。

そうなんだよ、カチャとあおいさんが…な関係だから、正直絡みが欲しかった。せっかく当て書きしてるのに、宙組時代を共にした2人の直接的な絡みがないのが正直残念。

ぶっちゃけ、お芝居を観てる時はそんなこと微塵も感じなかったが、ショーを観終えたあとにこの感想を書いていると、カチャとあおいさんの元大空組の絡みが欲しかったと思ってしまった。

アカさんは、ひとこちゃんの同期生役設定なのもオリジナル脚本の当て書きならでは。

カチャもそうだけど、出番も多いし、カチャに至っては餞の台詞もあり、これぞ当て書きの妙である。

谷先生も、Good Job!!

開始60分後からGood、Good!!藁

ひとこちゃんの天使役は、決してホラ吹きではないが、嘘つきでもない。本人は正直に話してるのに、美咲ちゃん演じるエレナには嘘に聞こえている設定なので、嘘つきと正直者の中間という意味でホラ吹き設定にしたんだと推察。

エレナは半分、ある人?の血が?流れているので、とんでも設定ではあるんですが、

終わりよければ全てよし!

多少の矛盾も、強引設定も結果的には悪くなかった。

今回はコメディー作品ではありましたが、次は、ひとみさコンビで悲劇作品が観たいと思った。

二都物語を観たいけど、太田先生作品やからな〜。

ダークなひとこちゃんを観たい!