ラストの件(くだり)は、原作がピカ一やね!
トータルでは、映画も良かったけど、原作も良かった!
読みながら何度も泣きそうになった。電車の中だったから我慢したけど…。
わけあって1日で読んじゃったよ!←どんなわけやねん!?
やっぱり、原作は、映画では表現しきれない部分、時間的に省かざるを得ない部分をちゃんと描かれてるいるから読みごたえがありました。
映画のラストはかなり端折られてましたが、原作へのリスペクトは感じられた。
哲学的なメッセージもあって(あえてスピリチュアルとは書かない)、めちゃくちゃ説得力があった。親子の関係性についてね。何度も頷いてしまった。あ、電車の中だから小さくね。
レビューでも話題になってましたが、映画では、アンさんを最初からトランスジェンダーとして見せていたのは正解だと思った。
原作では、オチとしては描かれていないけど、映画も観ずに初めて原作に触れた方には驚きの展開だったかもしれない。
そういう意味では、映画は当事者に対して優しい作りだったと思う。
実はアンさんはトランスジェンダーでした!って映像で見せていたら、性自認問題がエンタメ的オチになりかねないもんね。
映画版は、アンさんを最初からトランスジェンダーとして描いているから、一つ一つの行動が切なく感じれたのは逆に良かった。男性目線と女性目線の両方で捉えられるのは、性自認問題を考える上で大事なことだと思う。
と比べると、原作は、あまり性自認に関しては深掘りされていない。キナコがアンさんの本当の性を知ったところで大きな気付きがあるわけではない。文章では表現されていない。
アンさんが男性であろと女性であろうと、アンさんがどれだけキナコを愛していたかを知った時のキナコの感情は性別では左右されていない。アンさんは、男性であろうとなかろうと、アンさんはアンさん。1人の人間なのである。な印象。
あともう一つ、レビューでも話題になっていたラスト。キナコとイトシがどうすれば法的にも一緒に生活できるかの解決策は、原作の方が丁寧だった。可能性はゼロじゃない未来が視えた。映画では曖昧だったもんね。
それも踏まえラストの展開は、たった数ページなのに、映画では登場しない人物たちのエピソードがたたみかけてきて、読みごたえがあった。圧倒的に原作が素晴らしかった。
映画版は、ラスト以外は本当に原作に忠実だったと思う。丁寧に作り上げているのが分かる見せ方だった。
しかも、原作の登場人物のイメージが映画のまんまだった。
キナコは花ちゃんだったし、アンさんは志尊君だし、美晴は花梨ちゃんだったし、主税は氷魚君だった。イトシ君もね。ほんと映画のまんまだった。
それにしても、映画版もそうだったけど、アンさんやり過ぎ!!主税宛の遺書の文面を本人に渡すだけで良かったのに…。申し分ないけど、本の中でもイラッとした。いくら正論でも会社や社長に手紙を送りつけるのはやり過ぎ!
だからこその主税からの報復と、アンさんとお母さんとの関係性が明白になるわけではあるが…。
やはり、アンさんには生きていて欲しかった…。
映画で感動された方は、是非とも原作も読んでほしい。
ま、原作を読まれた方が映画を観たら、ラストが気に入らないかもしれないけど…。
いずれにせよ、本屋大賞獲るだけある!!
というか、本屋大賞を獲らせた方々のセンスが素晴らしい!
ということで、映画鑑賞後に原作を購入していたのに全く手つかずのまま放置しており、今日電車の中で1日で読み終えました。
実は今日は、青春18切符を使って博多(実質佐賀駅)から14時間かけて神戸まで戻ってきたばかりなのでございます。
博多駅から岩国駅に着くまでに読み終えた。
今回は、夜行バスで佐賀駅に行き、そこからJRを使って博多に行ってきました。
目的は!
ガンダムベース福岡でRGジオング・スペシャルコーティングを買うためでした。17日発売開始でまだ在庫ありの表示があったので、ここぞとばかりに行って来たわけであります。
なのに!
表示を見たのが2日前だったからかもしれないけど、ガンダムベース福岡に行ったら、もう完売してるやん!?
(T_T)
さっき、ガンプラユーチューバーさんの動画を観たら19日もまだ在庫があった模様。
ほんま、何しに博多まで来たんや状態…(涙)
11時台の博多発の電車に乗らないと今日中に神戸に帰ることが出来ないので、今回はただガンダムベース福岡に寄っただけの旅行になってしまった。
ま、ガンダムベース福岡は10時開店なので、それまで時間があったので筥崎宮に行って御朱印を貰ってきました。
そして、ベースから博多駅までは、たまたま途中で住吉神社が見えたのでそちらでも御朱印を頂いてきました。
どちらも一宮神社なので、密かに一宮神社制覇を目論んでいる身としては、博多に行って損はなかったですけどね…。
でも、RGジオングが買えなかったのは残念!!
実質14時間の電車乗り継ぎ旅、マジ、本を持っていって正解でした。
あと、電車内での空腹時しか考えてなかったから、排泄ことは一切考えてなかったから、いざ帰る際に焦ったよ!
空腹時は、コンビニ等で買い込みできるけど、排泄の方は溜め込みできないからね。下関駅と岩国駅で十分なトイレタイムがあったから良いものの、頻尿の方は絶対向いてない旅の仕方だと思った。
今は無人駅を走る電車にもトイレがついていることが多いから良いものの、なかったらマジ大変!
トイレタイムがあるときに尿意がなくてもしっかり出しておかないとあとあと困ることになる。乗り継ぎがスムーズであればあるほどね。
ちなみに、岩国駅以降トイレタイムなし。電車内にはトイレあったけど、座席確保のために立ちたくないからね。誰かと一緒なら心配いらないけど、一人だとね…。
あとさ、いっとき坐骨神経痛で3時間の観劇も辛い時があったから、坐骨神経痛のままだったら長時間の座位はマジ辛い。かといって長時間立ちっぱなしも辛いね。
今日中に帰らないといけない状況で、電車が遅延した時のことも考えておかないと本当に大変なことになる。
乗り継ぎ乗り継ぎだから、一つ遅れると乗れなくなってしまって帰れなくなるケースも起こりうる。新幹線を使わないといけなくなることも想定しておかないといけない。
新幹線を使うようなことになったら、なんのための青春18切符やねん!?ってなるのは辛いね。
青春18切符で博多から神戸まで帰れるやん!貧乏旅にはめちゃええやん!という発見に感動してたらあかんな。トイレタイムと電車遅延時対策も絶対大事!
そういう意味でも、今回は青春18切符の使い方について学ばせてもらえた旅でもありました。