「ライムライト」

2015-07-30 01:39:08 | 舞台
第一幕、もう少し演出工夫せな空間負けして間延びする。でも、第二幕は、めちゃくちゃ良かった!!!もうウルルン状態でした(涙)

ということで、もう二度と行かないと決めていたのに、すみ花のブログの謙虚な言葉に突き動かされて愛芸に行って参りました。

第一幕は、空間の使い方がイマイチで、舞台セットは固定されてるわ、愛芸の空間の広さに人海戦術の効果はないわ、役者陣の技が空間負けしていて、ぶっちゃけ退屈感があったのは否めません。

でも、二幕目になると、舞台セットに動きが出て、尚且つ、第一幕では役者達が色んな役を演じていたのが第二幕では固定キャラになったから、とても観やすくなって、めちゃくちゃ丸さん演じるカルヴェロに感情移入してしまい、もうウルルン状態でした。

結果的にはとても良かった!名古屋まで来た甲斐ありました!

すみ花の役があまりにもピュア過ぎて、男性にとってはめちゃくちゃ理想の女性だったから、きっとこれは男目線で都合よく脚色されたキャラクターなんだと疑ってしまい、実は、帰りにTSUTAYAに寄って借りてきたDVDを今さっき見終えたばかりです(笑)

DVDの感想も踏まえて書かせて頂くと、脚本を書かれた大野さんは素晴らしい仕事をされてました!すみ花演じるテリーは映画のまんまのキャラクターでした!

ぶっちゃけ書くと、第一幕は、人海戦術を使うのではなく、舞台セットを動かしつつ、丸さんとすみ花以外の役者陣を上手く使うことは出来たと思う。もしくは、休憩なしの2時間弱にしても良かったとは思った。

ま、第二幕が良く出来ていたから、まっいいか…って感じですm(__)m

歳をとると、カルヴェロの気持ちがめちゃくちゃ良くわかる!もうさ、テリーの気持ちは有難いけど、テリーが出世すると自分自身が本当に惨めになったり、テリーの愛が重荷になったりることもあるんよね。

もし、私がカルヴェロなら、テリーには早くネヴィルと結婚して幸せになって欲しいと言う。たとえそれが本心でなくてもね。テリーはまだまだ若いねんから、こんな年寄りを相手にしたらアカン。大事にしてくれる人にこれから続く長い人生を大切にして貰う方が結果的に幸せになるんやで。って私なら言うね。

すみ花演じるテリーが本当に純粋で健気過ぎたから、丸さん演じるカルヴェロに感情移入しまくりで本当にウルルン状態でした。あ、「星逢一夜」ほどは泣いてませんm(__)m

帰りのバスの中では、感動しつつも、脚本に猜疑心もあったので、DVDを借りてテリーのキャラクターを確認してしまいましたが、本当にあのまんまのテリーで嬉しかったです。

丸さんがカルヴェロを演じるには若い!と感想ブログを読んでましたが、私に言わせると男前過ぎる!(笑)m(__)mあのキャラクターはもう少し不細工キャラだとテリーの気持ちがより引き立ったかな…m(__)m

でもね、二幕目が本当に良かったので、男前だろうとそうでなかろうと、カルヴェロの気持ちが痛い程よく伝わったので、結果的には文句ありません。名古屋のお客さんにはイマイチだったかもしれませんが、カルヴェロのジョーク好きです。“サヨウナラ”は伝わってなかった様子(笑)

なんだかんだで「祈りと怪物」以来のすみ花でしたが、このテリー役は、疑いたくなるくらい無償の愛を学んだ素晴らしい役柄だったので、すみ花はそれを的確に繊細に演じていて本当に素晴らしかったです。すみ花のバレエがとても新鮮だった。宝塚時代もダンスは上手かったけど、本格的なバレエは初めてだったから、本当に観ていて新鮮だった。

ネヴィル役の良知君が、私には初めて観る良い役だったのでm(__)m「TDV」が楽しみになった!エキセントリックな役や意地悪な役しか観たことなかったから、おバカなアルフレッドが、今日の演技からでも全く想像がつかない!何故に良知君にアルフレッドをやらせようとしたのか制作側の意図が知りたくなったから、アルフレッドに俄然興味が湧いた!

保坂知寿さん、超懐かしかった!見事なおばちゃん役でしたね!←一応褒めてますm(__)m

私は、知寿さんがまだ劇団四季在団中、丸さんと同じくらい出演作品を観てたので、そうそう、大阪公演があったのにわざわざ東京まで、丸さん共演の「アスペクツ・オブ・ラブ」を見に行った!なんだかんだで10年以上ぶりや。お二人とも昔と変わらないから、二人の並びが本当に懐かしい&嬉しかった!

吉野圭吾さんはめちゃくちゃ芸達者な方だから、今回は見事なお爺さん(?)ぶりでした!

今も在団中だとは思いますが、劇団花組芝居では、かつては所謂宝塚のトップ娘役的な存在の女形さんだった、それはそれはめちゃくちゃ清楚な存在感を醸し出していた根本潤さんも超懐かしかった!オネエ役はやはりピカイチやね(笑)

佐藤洋介さんと舞城のどかさんは、バレエダンサーとして随所で目立ってましたが、第一幕でももっとお二人のバレエシーンがあった方が良いと思った。勿体なかった。

この作品、「エリザベート」のチケットが取れなかったら、間違いなく「メアリー・スチュアート」と共に大阪公演を観る予定でしたが、DVDを観て改めて思いましたが、名古屋まで観に来て本当に正解でした!

舞台でも気になる台詞があって、DVDにもちゃんとその台詞があったのが嬉しかった!

まさに宇宙の真理の言葉!
“宇宙にある力が、地球を動かし、木を育てる。君の中にもその力がある!”みたいな台詞、名言やね!

そう、“勇気と想像力と少しのお金があれば生きていける!”んだよ。

私は“戦う”という言葉は嫌いですが、自分に負けるな!として使っていると私は解釈してますが、その台詞も良かった。私は諦めるのがめちゃくちゃ早いので、私には痛い言葉でした(汗)

この作品には、チャップリンが人生で悟ったと思われる言葉がちりばめられていて、おそらく小学生以来に観た「ライムライト」でしたが(「街の灯」は小学生以降もよく観てた)、曲だけじゃなく、めちゃくちゃ名作やね!

今回の企画は、間違いなく以前、丸さんと浦井氏とかなみさんが共演した「スマイル・オブ・チャップリン」がきっかけだとは思いますが、いや~、すみ花、再会させてくれてありがとう!!って言いたい。

今日のまとめ:映画より舞台版の方がウルルン要素が強かった!

花組「スターダム」

2015-07-27 21:18:53 | TAKARAZUKA
めちゃくちゃ良かった!正塚先生の生徒への愛が溢れた、バウホールにピッタリな青春群像ミュージカル作品でした!

80s & 90s &それ以外の年代懐かしヒットソングオンパレードで、音楽のオーディション番組と上手く掛け合わせた演出になっていて、オーディション出場者各人の背景BGMを別のオーディション参加生徒に歌うわせるなんて粋な演出でした!

私が分かるだけでも、オリビア・ニュートン=ジョーン、ダイアナ・ロス、KISS、等々もっとたくさんのアーティストの名曲がちりばめられていて、素晴らしいBGMでした!バウ・リサイタルなのかミュージカルなのか分からなくなるくらいだった(笑)

ストーリーも、架空のオーディション番組なのか現実の宝塚の現場そのものを描いているのかも分からなくなるくらい、現実味溢れた内容や台詞が多くて、きっと生徒達は、めちゃくちゃリアリティーを感じながら演じているんやろな~と思いながら観てました。

とっても現実味溢れた展開&内容になつているけど、ちゃんと夢とロマン(…?)と希望で締めくくる辺りは、さすが正塚先生っ!って思いました。とっても素晴らしいお仕事をされていました。

こんなことぶっちゃけ書いて申し訳ありませんが、観るまでは、今回のバウ公演組は、台湾公演組に劣る配陣だと思っていたんですが…、

とんでもなかった!!!

これこそぶっちゃけ書いて申し訳ありませんが、バウ組にこんなに踊れる生徒達を引き抜いて良かったん???と思ったほど、月組から異動したばかりの主役の鳳月君を筆頭に水美君やその他多くの踊れる生徒達のダンスのクオリティーな高さに唸りました!

取り残されたバウ組と思っていたら大間違い!!!

台湾組は何に力を入れた配陣なんや!?と訊きたくなるくらいのバウ組のクオリティーの高さに本当に唸りました。

鳳月君が、あまりにも祐飛さんに似ていて、歌とダンスが上手くなった祐飛さんと思いながら観てました(笑)m(__)m

お芝居のセンスもピカイチで、シリアス要素を見事な間と突っ込みで笑いに変えていて、その切り返し術の上手さに唸りました!

今回の正塚作品、かなりレベルの高い演技力を必要とされてます。正塚先生のコメディセンスは実はめちゃくちゃレベルが高いんですよ。一歩間違えたら、滑りまくりの寒い芸の学芸会になる危険性があるんですよ。「愛するには短すぎる」が一番分かりやすい例だと思う。

今回の作品は、決してコメディ作品ではないんだけど、鳳月君の間術でシリアス要素をコメディ要素に即座に切り返したのは本当に上手い!と思った。

芸達者な天真君を筆頭にコメディ要員となる登場人物はたくさんいるけど、鳳月君の役はそういう役ではないだけに上手さが良く分かる。

ダンスも歌も上手いのにどうして台湾組でなかったのか不思議でならないが、今回のバウ主役は間違いなく大成功作品に導いたと断言出来る。初主役作品を観てるのか祐飛さん作品を観てるのかマジ分からなくなったもん(笑)m(__)m

水美君のダンスもキレッキレッで上手かった!歌も良かった!一見、鳳月君の敵役な役どころと見せておいてからの巻き返しが素晴らしかった!良い役だったね!正塚先生の愛を感じた。もちろん、鳳月君も他の生徒に対してもね!

人生って本当に一筋縄ではいかない思い通りにならない展開が待ってますが、与えられた状況や環境がそれがリアルな現実なわけだから、それをどう受け止めるかが大事になってくるんよね。過去は消しゴムで消せない事実だから、それをどう背負うかが大事になってくるんよね。極端な状況設定にしてるけど、とてもリアリティーがある内容でした。

出会いって本当に奇跡だと思うから、その描き方も上手かった!色んなとこで泣けました(涙)

今回のバウ組は、下級生に至るまで役があって、意外と花組も個性があって、お芝居が上手いことにビックリした。姫川亜弓そのままの生徒がいたり、すみ花似の生徒もたり、れみちゃん似の生徒もいたね。メイン生徒より下級生チェックも楽しかった(笑)

ぶっちゃけ書くと、下級生にとっては、「ベルばら」より断然バウ公演に出る方がステップアップできると思った。

この「スターダム」、バウボールだからこそのクオリティーの高い作品に仕上がってますが、花組バウ組の底力を感じさせてくれる内容になってます。これからご覧になられる方は、楽しみにしていて下さい!

第一幕は、シリアス系なのに、二幕目が始まると、曲も突然コメディ系に変貌していて、ぶっちゃけ唖然としましたが、途中からちゃんと元に戻っていたので安心しました。多分、二幕目冒頭は、なんで???になるかもね(笑)

そうそう、あそこは(どこ???)サイモン&ガーファンクルの曲より、もう私の中ではブームが終わってしまったジム・スタインマン(←おいおい、早くないかい?)の♪Id do anything for love♪の方が良いとワタクシは思いますよ(笑)

フィナーレナンバーも懐かしヒットソングオンパレードで楽しかった!

これからご覧になられる方は、本当にお楽しみに!

今日のまとめ:間近でM先生を拝見しました。なんでそこにおるん!?って思う場所にいたのビックリ!(笑)

今日は、たくさんのジェンヌさんが来られてました。私の席からは誰か分かりませんでしたが、後でツイッター検索してビックリ!あんな方もこんな方も来られてたようです。


「汚れなき瞳」

2015-07-21 03:40:01 | 日記
ただの気分転換で書いているだけなので、無視してもらって全然大丈夫です。っていうか、無視して下さい(笑)いつまでも「星逢一夜」を引きずると仕事に差し支えるので、切り替えのために気分転換が必要なんですよ。

なんのお得情報も書いてないので、もしお暇で退屈で仕方ないならお止めはしません。お付き合い下さい。←相変わらず失礼な奴やな!(笑)m(__)m

このタイトルを見て、ピン!ときた方は、きっと海外でよくミュージカルをご覧になられるくらいのミュージカル好きの方だと察します。

そうです、これはアンドリュー・ロイド=ウェバー作曲ミュージカル「Whistle Down The Wind」の元ネタである1960年製作の映画のタイトルです。

小売価格よりちょっと高かったですが、密林で購入してやっと見終えました。

もうね、ストーリー展開が淡々としていて集中力が保たないんよ(笑)途中で中断しては、翌日暇な時に続きを観る…の繰り返しで、たった95分の物語なのに、結局なんだかんだで二週間かけて観た(笑)

ここで、映画の内容の感想を書きたいわけではなく、実は今、私の中で、突然“ジム・スタインマン”ブームが起きてしまったんですよ(笑)

一番のきっかけは「TDV」の再演情報だったのですが、火を付けたのは「Whistle~」の♪Tiretracks and broken hearts♪だったんですよ。

この曲は、ロイド=ウェバーの50歳の誕生を祝ってのコンサートDVDに収録されていて、ずっと前に購入して何回も聞いてました。元々は、グレン・クローズのノーマ役の曲が聴けるからDVDを購入したんですけどね。

♪Tiretracks~♪も何回も聴いていたのにその時はなんとも思わなかったのに、最近またこのDVDを観たら、ボニー・テイラーが歌うこの曲に突然はまってしまって…(笑)

この曲、ジム・スタインマンの曲と違うん???と思って調べたら、「Whistle~」のCDに“アンドリュー・ロイド=ウェバー&ジム・スタインマン”って書いていたので、てっきり、このミュージカルの作曲は二人の合作なんや!?ロック部分はジム・スタインマンが担当しているんや!?と勝手に思い込んでしまって、密林で早速「Whistle~」のCDを購入してしまったんですよ。

そしたら、届いたCDのブックレットをよく見たら、作詞がジム・スタインマンって書いていて…。

そりゃそうだよね!ロイド=ウェバーの生誕コンサートでジム・スタインマンの曲を使うなんてあり得ないよね…と後で納得しました(汗)

でも、これだけは言える、ロイド=ウェバーは本当に作曲の天才!であることを。

音楽ド素人の私が勘違いするくらい、ジム・スタインマンの曲に似せるなんて、本当にロイド=ウェバーは天才だと思う。「Whistle~」はヘビロテもんです。

で、話を元に戻すと、「汚れなき瞳」のDVDを購入したのは、単純に「Whistle~」のストーリーが知りたかったからです。ブックレットには歌詞しか載ってないからストーリーが分からないんよね。

ミュージカル版には、映画に登場しないバイク音があって、きっと主人公の女の子と偽ジーザスが、こそっと納屋を出て二人でドライブをしているんだと想像した。

主人公の女の子の年齢も高く設定しているのも想像出来た。

映画の内容は至って単純なんだけど、ロイド=ウェバーがイエス・キリストにこだわる理由は良く分かった。この作品では“純粋な信仰”と“改心”そして“愛”がテーマになっていて、ロイド=ウェバーが好きそうなテーマだと思った。

あの淡々とした物語をロックとカントリーで作り上げたロイド=ウェバーの作曲センスは本当に凄い!と思った。

ロイド=ウェバー作品では唯一日本で上演されてない作品だから、CDを聴く限りでは音楽は本当に素晴らしいので、是非とも日本でも上演して欲しい!その時は、偽ジーザスはバイクが似合う城田優で!(笑)さすがに、浦井氏や井上君はちゃうなm(__)m

は、いいとして、実はこれから海外から続々とジム・スタインマン関連のCDが届きます。ウィーンオリジナルキャスト版「TDV」と「PANDORAS BOX」のCDは購入済み。あとはミートローフのCD待ち。密林はマジ安い!

「TDV」は、舞羽美海ちゃんが東宝ミュージカルに登場するので、先のことは断言出来ませんが、美海ちゃんのサラが観たい!

「TDV」繋がりで、ミュージカル「ルートヴィヒ2」でルートヴィヒを演じたJan Ammannもクロロック伯爵を演じていて、彼のCD「MUSICAL」にはクロロック伯爵の曲もあります。かなりレベルの高い内容になってます。ゲストの方が♪サラへ♪を披露してくれたり、サラ役の方とクロロック伯爵とのデュエットが収録されているんですが、このサラ役の方もレベルが高い!このCDヘビロテもんです(笑)

Janは本当にレベルの高い歌唱力と表現力の持ち主なので、YouTubeで聴けるかは分かりませんが、このCDはオススメできます。密林で購入可です。そんなに高くないよ。←これは、あくまで気分転換で書いているので真に受けないでね!と一応書いておきます。

ちなみに、このCD「MUSICAL」には、なぜか♪愛と死の輪舞♪のドイツ語版も収録されていて個人的にはマジ大満足もん!(笑)

Janは「TDV」のクロロック伯爵のオリジナルキャストじゃないから、オリジナル版CDには出てないのが本当に残念でならない。でも、オリジナルキャストも素晴らしい!

「TDV」はジム・スタインマンの作曲なので大満足!まさか、ドラマの主題歌になったラストの曲だけでなく、他にも使い回しの曲が多かったことにビックリ(笑)でも、この「TDV」もヘビロテもん。

ジム・スタインマンの曲の中ではドラマの主題歌になった♪Good girls go to heaven♪が大好きなので、椎名恵版は最高に好き!もちろんCD購入済み。「PANDORAS BOX」はまあまあでしたが、ミートローフ版もあるみたいなので今からCDが届くのが待ち遠しい!

今日のまとめ:最後まで私のくだらない気分転換にお付き合い下さりありがとうございましたm(__)m

雪組「星逢一夜」「ラ・エスメラルダ」

2015-07-20 01:22:10 | TAKARAZUKA
お芝居は…、

やはり上田久美子先生は素晴らしい!と思わせてくれる内容でした。

大劇場デビュー作品なのに、全く物怖じしない明確な人物描写と構成と演出。完成度が高すぎる!

粗筋を読んだ時は、柴田先生の「たまゆらの記」がフラッシュバックされましたが、実際に観た作品は、大関先生の「若き日の唄は忘れじ」がフラッシュバックされました。幼なじみ三人の運命の悲しさは、藤沢周平氏原作の「蝉しぐれ」以上でした。

これが完全オリジナルとは思えないくらいの脚本の完成度の高さに唸りまくりでした。わたくし、後半は涙涙で、鼻水をすすってばかりいました(笑&涙)

上田先生が描く世界観が美しすぎる!宙組の「翼ある人びと」でも脚本演出が光輝いていましたが、本作も全く負けてない!

ぶっちゃけ、ネタバレしたい!上田先生のここの描き方が素晴らしいっ!を書きまくりたい!!!私ちゃんと理解してますよっアピールがしたい!(笑)

でも、たくさんの人に観て欲しいから書きません!

ただ、これだけ書かせて下さい。この作品を観て、今の政治とダブりました。今の政治家に、チギ君演じる春興くらいの覚悟があるのか問いたい…。

もし、わたくしの言葉を信じて観てみようかな…と思われた方がいましたら、是非とも勇気を奮ってご観劇下さい!m(__)m宝塚の回し者と思われてもいい。それだけのものはありますから!自信を持ってオススメします!

ホンマ、トップ3が各々引き立つ脚本演出になっていて、チギ君、みゆちゃん、ダイモンがマジ素晴らしいお仕事をしてますから!こういう役を貰ったら役者冥利に尽きると思う。

で、齋藤先生のショーは、ショーが始まる数分前に幕間で幕が上がった時に…、

このショー大丈夫か!!!???と思ってしまいました(笑)

いや、誰もが思うはず!そんな演出が幕間に施されてます(笑)

裏切られて下さい(笑)

もう1つ幕が開いてからは、ラストまで一気に銀橋を使った中詰めのラテンショーが駆け足で走り抜けます。

最初から最後まで中詰めオンパレードなので、正直、生徒達の体力が心配。脱水&夏バテしないようにしっかり水分補給してね!と言いたいくらい。

このショー、全国ツアーの「哀しみのコルドバ」と一緒に持っていく作品やん…。

ぶっちゃけ、全国ツアー、いくら思い入れのある「哀しみのコルドバ」でも、全く観る気なかったんですがm(__)mラテンを踊るチギ君を観たら、チギ君のエリオが観たくなった!みゆちゃんのエバもアリアリやと思った。

ショーのみゆちゃんが、蒼乃のマリモちゃんに見えて仕方なかった。カッコ良かった!

なので、チケット取れたら全国ツアー観ます!

と思わせてくれるショーでした(笑)

人によってはお腹いっぱいなショーかもしれませんが、あっという間に終わるので私は問題ないかな…と思ってます。

あと、歌に難あり的な感想を読みましたが、ぶっちゃけ書くと、前回のショーの方がもっと酷かったよ!マジ、雪組ヤバイかも…と思ったm(__)mそれに比べたら、今回は全然マシだと思う。確かに声が籠もって聞き取りづらいけど、音は外してなかったと思う。正直に書いて申し訳ないですが…m(__)m

今回の齋藤先生のショーは、幕間にビックリさせられますが、オタク要素は最小限に留めていたと思う。相変わらずの昭和テイストはあるけどね(笑)あ、これは、石田先生か…(笑)m(__)m

今回のラテンのショーは、かなり激しい内容だったけど、皆ノリノリだったから楽しかった!男役皆のオラオラ度が最高でした!

ホンマ、幕間でビックリして下さい(笑)

今日のまとめ:実は今日は、貸し切り公演を職場のヅカメイトさんと観てきました。だから最後は、チギ君の挨拶がありました!なんか、あんな興奮したチギ君見るの新鮮だった(笑)

2ヶ月宝塚観てなかったのに、今月だけでもう4組も観たわ!(笑)

実は、今月は、宝塚は梅芸の花組だけを観る予定だったんですが、チケットが回ってきたり、誘われたり、急に観たくなったりで、嬉しいような悲しいような予定以上の散財でした(笑)まだ散財しますけどね(涙)1ヶ月で4組観るって凄いね!しかも東京に行ったりしてね…。自分でも改めてバカだと実感した(汗)実は今週8日あって2日しか働いてません。早い夏休みでした(涙)

今日も改めて思ったけど、大劇場はどこからでも見やすいね!大劇場設計された方は本当に素晴らしい仕事をしてると思った。

追記:観劇から1日経ちましたが、まだ余韻に浸ってます。

ふと思ったんですが、この作品、映画化出来るよ。宝塚作品の映画化も夢じゃないと思う。私が映画プロデューサーなら映画化企画するね(笑)

後藤さん×G2さんの「Paco」も映画化して成功したし、これも不可能じゃない!

東宝版「エリザベート」

2015-07-17 21:49:26 | ミュージカル
眼福!耳福!!幸福!!!

お花エリザベート、最高ぉ━━━━━━!!!

城田トートも、超ハマリ過ぎ━━━━━━━━ぃっ!!!←お前はIKKOさんか!?(笑)m(__)m

めちゃくちゃ素晴らしかった!!!!!

ずっと心のなかで、凄いっ!凄いっ!凄いっ!って叫んでました(笑)

舞台全体を通しても本当に凄かった!!!

部分的には、うん???と思うとこもあったけど、そんなことを打ち消すだけのパワーと迫力があって、

本当に本当に、眼福!耳福!幸福!でした(笑)

ティンカーベルが「エリザベート」上演期間でなかったら、間違いなく観てないエリザ。ティンカーベルも、私が観たい日のエリザのチケットがゲット出来なかったら東京には行ってなかったかもね。

たまたま運良く観たい日の戻りチケットをゲット出来たので、必然的にティンカーベルも観てきた訳ですが、

まさかティンカーベルが引き立て役に回るとは思ってなかったね。それくらい、新装エリザは素晴らしかった!

東宝版「エリザベート」は、いっちゃん主演の初演の帝劇以来やから、15年ぶり!2010年にも観るチャンスがありましたが、断念せざるを得ない状況だったので観れませんでしたが、タイミング的には今年で正解だったのかもしれないね。

だって、初演のエリザが超イマイチだったからm(__)m東宝版はずっと観るのを避けてきたから、今年の観劇は運命のお導きとしか思えないね。

今だから書くと、何がそんなに東宝エリザが嫌いだったかというと、ウィーンで本物を観てたから、あまりの下品ぶりというか不潔ぷりが目に焼き付いてしまって、トートダンサーが皆男だったのも不満だったし、しかも半裸だし、めちゃくちゃアングラテイスト満載な演出で清潔感がなかったから、ふざけるなっ!って思ったんだよねm(__)m

私はアングラは好きだけど、あの小池先生のアングラセンスは大嫌いだった。もうね、私は第一印象が悪いと尾を引くタイプなので、観たいと思わせるきっかけがないと観ないんよね。「ミス・サイゴン」もそうだし、第一印象じゃないけど、しのぶさんの舞台も、蜷川さんの舞台も、最近ではG2さんの舞台も避けてたからね。

浦井氏のルドルフが観れなかったのは、ずっと後悔中の後悔でしたが、今は流石に観たいとは思わないけどm(__)m今回はお花エリザベート復活ということで、観るチャンスを得ましたが、

今回は本当に素晴らしかった!


初演の頃のやらしさとか不潔感がかなり半減されていて、それ以上に清潔感があって本当に良かった。

初演の頃に比べたら、曲も増えてたし、宝塚版を導入しつつも、オリジナルも踏襲した、完全に日本版「エリザベート」になっていて、何より新鮮さが半端なかった。

もう全てが新鮮だったね!

美術も立体感があってお金かけてて豪華だった!


演出的に一番気になったのは、ルドルフからトートにキスするシーンやな。あれはちゃうやろ!?と言いたかった。

ルドルフが死を受け入れた演出なんだとは思うけど、私はルドルフはトートのチェスの駒だと思っているから、同じルドルフからトートにキスをするなら、導かれるようにキスしてほしかった。意識的にじゃなくてね。古川君のルドルフは、ヴィジュアルは完璧やけど、前半の声の弱さが気になった。古川君のフェリペを観た時に、古川君なら今よりももっとイメージを膨らませたルドルフが演じられると思ってたんやけどな…。もっと個性を主張していいと思うで。

あ~、エリザベートは私なりのこだわりがあるから語ると止まらない(笑)

ルキーニの山崎君の狂気っぷりは良かったが、イタリア語の発音にパワーが欲しいね。アクセントはあれで合ってるのか???やっぱイタリア語は舌巻き発音じゃないとね…。あとは、ヴォルフガンクを意識した演出は良かった。

山崎君のルキーニが一番心配だったんですが、ちゃんと狂言回しの役割を担っていて、一皮剥けた印象。トータルではとても良かった!

ウタコさんのゾフィも、悪役のイメージがないから、ゾフィの存在感が弱くなるんじゃないかと心配でしたが、良くも悪くも普通で安心しました。

他にもこの人にこの役は…はありましたが、全体的には本当に素晴らしかったので、このままで8月まで乗り切ってもらいたいと思いました。

突然ですが…、

花ちゃん、おめでとう!!!

最初の登場の少女時代からもうウルウル眼で、エリザベートを演じられるんが嬉しくて仕方ないのがめちゃくちゃ伝わってきました!

ウィーン版エリザ役のマヤは、どっちかというと宝塚の元男役の雰囲気がある方で、歴代の東宝エリザベートが宝塚の元男役が演じるのは普通だったのかもしれませんが、私は写真でしか見たことないピア・ダウエスのエリザベートの雰囲気と声が好きなので、より女性らしい花ちゃんがエリザベートを演じられて、ピアを観てる感覚でした。

お花エリザベートには、他のエリザベート女優さんにない気品があって本当に鏡の間のエリザベートは美しかった!ドレスの着こなし完璧やね!歌は、ぶっちゃけ、宝塚ガラコンサートの時の方が好きm(__)mもちろん、今回も地声を使った歌も素晴らしかったよ!

東宝のエリザベートを制したら、これからは本当の女帝街道まっしぐらやね!

宝塚時代は、花ちゃんは決して女帝ではなかったと私は思ってる。永遠のお姫様だと思ってる。今、舞台復帰して、数々の大役をこなして、まさに本物の女帝になろうとしていて、私は嬉しく思ってます。

「1789」は大阪に来ないのか???

城田トートも完璧な役作りで、歌も雰囲気も素晴らしかった!

日本人離れした顔だけあって、トートがめちゃくちゃ似合い過ぎ!胸元を広げたやらしさより、全身を纏った怪しさが先行していてめちゃエロカッコ良かった!歌に強弱があって、めちゃ聞き惚れました!めちゃくちゃ歌が上手くなっていてビックリした!

私にはお初である佐藤フランツは、低音が素晴らしい!貫禄もあって、城田トートにはあれくらいの貫禄でぶつかっていかないと面白味に欠けるからね、城田トートには佐藤フランツがあってると思う。フランツ役は、ぶっちゃけ、田代君で観たかったが、田代君にあれだけの低音が出せたか疑問やなm(__)m

アンサンブルの方達の勢いが半端なくて最初から最後まで圧倒さるまくりでした。

井上君を筆頭にもう一つのキャストも興味ありますが、これは、大阪公演があった時の楽しみにしたいと思ってます。

書きたいこと、語りたいことは山のようにありますが、

素晴らしい新装「エリザベート」を帝劇で観させて頂きチケットの神様に感謝ですm(__)m

本当に、眼福!耳福!幸福でした!

ありがとうございましたm(__)m

今日のまとめ:今日はこれで終わり(笑)