めちゃくちゃ素晴らしい!
めちゃくちゃ泣けた!!
西川美和監督の着眼点が非常に素晴らしい!!!
役所広司さん、主演男優賞ノミネート確定!
太賀君、泣きの演技上手すぎ!
長澤まさみさん、最優秀主演女優賞おめでとうございます!
ちょい役だけど、超重要人物!長澤さんが太賀君に吐きかける台詞こそ、この作品の主題ですね!
ということで、太賀君目当てで観てまいりましたが、
いやー、噂に違わずめちゃくちゃ良かった!!!
監督、プロデューサーの人選が非常に素晴らしい!端役なのに端役に見えない存在感にアッパレ!
そして、この世の中の不条理を見事に脚本に起こし映画化した西川監督の手腕もアッパレ!!!
0か100の生き方しか出来ない人間が、50で生きて行くことが非常に困難であることの現実。
世の中には、反社よりもっと不条理が蔓延してるのに、反社だった、というだけで悪者扱いされる現実。
50の世界が本当に理想の社会なのか?西川監督の着眼点、問題提起に脱帽です。
過ちを犯した人間の再生を描きつつ、反社の人間が最就職できたからといって万々歳ではない、常に常に自分を試される試練が訪れる。世の中、そう絵に描いたようなハッピーな出来事が続くわけじゃない。
人生、常に正負の法則で成り立っている。
50の生き方…。
見るべきものからは目をそらせ、嫌なことからは逃げ、保守的に生き、自分だけ良ければいいのか?
もちろん、そういう選択肢はある。決して正しいとも間違ってるとも思わない。指針ではなく選択肢だから。
でも、それが本当に平和の象徴なのかい?
0か100しか知らない人間が、本当に再出発出来る世の中なの?誰が50の世界を教えるの?我慢を教えられる?地道を教えられる?
人間は、確かに、いくらでも幾つになっても再出発できる。
そこには、やはり、橋爪功さん梶芽衣子さん夫婦のような保護司、北村有起哉さんのようなケースワーカー、太賀君や六角精児さんキムラ緑子さんのような更生を応援する人の存在が必要不可欠。
そういう方たちがいない、親身になってくれる人がいない社会でどうやって再生が維持出来るの?
ぶっちゃけ、映画の中の、上記に挙げた方たちは理想の存在。現実は、やはり、50の世界で生きている人たち。いざという時は見捨てる。自分だけはそうならないように努めるのみ。
本当に本当に、西川監督の着眼点は素晴らしい!
映画のように素晴らしき人々が大半を占める世の中になることを願うばかりです。
めちゃくちゃオススメします!!
追記1:
同じ映画館で、ライヴ音響上映のガンダムⅡ(哀戦士)・Ⅲ(めぐりあい宇宙)を観てきました。ガンダムⅠは、導入部分になるので今回は外さてもらいました。
本当は、めぐりあい宇宙だけ観ようと思ったんですが、哀戦士の曲もライヴ音響で聞きたくなり、ⅡとⅢを続けて観ましたが、やはり名作!素晴らしい!
ライヴ音響だけあって、重低音が全身に響いてきてとても臨場感がありました。最初はうるさくて慣れるのに時間がかかりましたが…。
DVDで何回も観てるのに、やはり、映画館の大きなスクリーンで観ると臨場感が違う。
小さい頃、オカンと兄貴の3人で映画館で観た記憶が蘇ってきました。
当時は、ニュータイプの意味も分からず、単純にシャアが搭乗するモビルスーツが好きでガンダムファンになりました。
特にゲルググが大好きで、プラモデルには興味ありませんでしたが、ゲルググの巨大練り消し?ゴム製のゲルググを持ってました。を思い出しました。
ファーストガンダムは、何度も観ても全く色褪せないね。戦争ロボットアニメの金字塔やわ。
戦争を終わらせるための戦争って、なんの解決策でもない虚しさを感じますが、
ガンダムに関しては、もちろんその虚無感も描かれていますが、戦争という概念は置いといて、なんのために闘うのか、そのモチベーションの大切さを描いているのが更に素晴らしい!
人を殺すために戦うのではなく、愛する者のために闘う気持ちこそ生きる目的の1つにもなるので、よく出来た作品やわ!
戦争を終わらせるための闘いは、何も武力で押さえつけるしかない訳じゃないのに、皆分かってるはずなのに武力行使しちゃうよね。
ニュータイプは、戦争する道具じゃない。この一言に尽きる。
追記2:
ロミジュリ千秋楽LVを観てきました。
いやー、クラッチ乳母がめちゃくちゃ良い!!
愛ちゃんの死、Bパターンも観たかった!
ほのかちゃんのエトワール、来たね!
卒業される皆さん、東宝千秋楽まで一日一日悔いなきよう楽しんで下さい!