すばらしき世界

2021-03-21 17:29:00 | 映画
めちゃくちゃ素晴らしい!

めちゃくちゃ泣けた!!

西川美和監督の着眼点が非常に素晴らしい!!!

役所広司さん、主演男優賞ノミネート確定!

太賀君、泣きの演技上手すぎ!

長澤まさみさん、最優秀主演女優賞おめでとうございます!

ちょい役だけど、超重要人物!長澤さんが太賀君に吐きかける台詞こそ、この作品の主題ですね!


ということで、太賀君目当てで観てまいりましたが、

いやー、噂に違わずめちゃくちゃ良かった!!!

監督、プロデューサーの人選が非常に素晴らしい!端役なのに端役に見えない存在感にアッパレ!

そして、この世の中の不条理を見事に脚本に起こし映画化した西川監督の手腕もアッパレ!!!

0か100の生き方しか出来ない人間が、50で生きて行くことが非常に困難であることの現実。

世の中には、反社よりもっと不条理が蔓延してるのに、反社だった、というだけで悪者扱いされる現実。

50の世界が本当に理想の社会なのか?西川監督の着眼点、問題提起に脱帽です。

過ちを犯した人間の再生を描きつつ、反社の人間が最就職できたからといって万々歳ではない、常に常に自分を試される試練が訪れる。世の中、そう絵に描いたようなハッピーな出来事が続くわけじゃない。

人生、常に正負の法則で成り立っている。

50の生き方…。

見るべきものからは目をそらせ、嫌なことからは逃げ、保守的に生き、自分だけ良ければいいのか?

もちろん、そういう選択肢はある。決して正しいとも間違ってるとも思わない。指針ではなく選択肢だから。

でも、それが本当に平和の象徴なのかい?

0か100しか知らない人間が、本当に再出発出来る世の中なの?誰が50の世界を教えるの?我慢を教えられる?地道を教えられる?

人間は、確かに、いくらでも幾つになっても再出発できる。

そこには、やはり、橋爪功さん梶芽衣子さん夫婦のような保護司、北村有起哉さんのようなケースワーカー、太賀君や六角精児さんキムラ緑子さんのような更生を応援する人の存在が必要不可欠。

そういう方たちがいない、親身になってくれる人がいない社会でどうやって再生が維持出来るの?

ぶっちゃけ、映画の中の、上記に挙げた方たちは理想の存在。現実は、やはり、50の世界で生きている人たち。いざという時は見捨てる。自分だけはそうならないように努めるのみ。

本当に本当に、西川監督の着眼点は素晴らしい!

映画のように素晴らしき人々が大半を占める世の中になることを願うばかりです。

めちゃくちゃオススメします!!

追記1: 
同じ映画館で、ライヴ音響上映のガンダムⅡ(哀戦士)・Ⅲ(めぐりあい宇宙)を観てきました。ガンダムⅠは、導入部分になるので今回は外さてもらいました。

本当は、めぐりあい宇宙だけ観ようと思ったんですが、哀戦士の曲もライヴ音響で聞きたくなり、ⅡとⅢを続けて観ましたが、やはり名作!素晴らしい!

ライヴ音響だけあって、重低音が全身に響いてきてとても臨場感がありました。最初はうるさくて慣れるのに時間がかかりましたが…。

DVDで何回も観てるのに、やはり、映画館の大きなスクリーンで観ると臨場感が違う。 

小さい頃、オカンと兄貴の3人で映画館で観た記憶が蘇ってきました。

当時は、ニュータイプの意味も分からず、単純にシャアが搭乗するモビルスーツが好きでガンダムファンになりました。

特にゲルググが大好きで、プラモデルには興味ありませんでしたが、ゲルググの巨大練り消し?ゴム製のゲルググを持ってました。を思い出しました。

ファーストガンダムは、何度も観ても全く色褪せないね。戦争ロボットアニメの金字塔やわ。

戦争を終わらせるための戦争って、なんの解決策でもない虚しさを感じますが、

ガンダムに関しては、もちろんその虚無感も描かれていますが、戦争という概念は置いといて、なんのために闘うのか、そのモチベーションの大切さを描いているのが更に素晴らしい!

人を殺すために戦うのではなく、愛する者のために闘う気持ちこそ生きる目的の1つにもなるので、よく出来た作品やわ!

戦争を終わらせるための闘いは、何も武力で押さえつけるしかない訳じゃないのに、皆分かってるはずなのに武力行使しちゃうよね。

ニュータイプは、戦争する道具じゃない。この一言に尽きる。

追記2:
ロミジュリ千秋楽LVを観てきました。

いやー、クラッチ乳母がめちゃくちゃ良い!!

愛ちゃんの死、Bパターンも観たかった!

ほのかちゃんのエトワール、来たね!

卒業される皆さん、東宝千秋楽まで一日一日悔いなきよう楽しんで下さい!











キンキーブーツ

2021-03-18 16:58:26 | シアターライヴ
凄い!超オススメ!!

これぞ、生きた演技!

これぞ、生きたミュージカル!!

もう、歌が台詞にしか聞こえない!素晴らし過ぎる!!!

もちろん、字幕があるからじゃなくて、

感情の起伏をきっちり歌に乗せて表現していて、

ただ歌が上手いだけじゃなく、技術を自在に操って感情を表現している!

これが本当の歌ウマの演技力です!

ということで、松竹ブロードウェイシネマ「キンキーブーツ」を観てきました!

いやー、マジで素晴らしい!完成度が高い傑作ミュージカルです!!

春馬君の再演版は速チケ完で観れず…。日本でも評判が高かったから一度は観てみたいと思ったら、

これブロードウェイ版じゃないよね??ウエストエンド版?ロンドン版?

上映して頂き感謝感謝です!!

いやー、キャストの個性が活かされ、歌だけじゃなくダンス、演技、どれも生きていた!

生の人間なんだから生きて当たり前だろ!じゃなく、

歌とお芝居とダンスの完全なるエンターテイメント作品なのに、嘘がない!嘘を感じさせない表現力の高さに唸りまくり、泣きまくりでした。

どの感情も演技じゃなくリアルな感情にしか伝わってこなかった!マジ泣けたわ!

たった2時間のストーリーなのに、しっかり起承転結を盛り込み、しかもメッセージ性もあり、見せ場だらけで全く退屈感がなかった。

単純に、ドラッグクィーンと靴工場の吸った擦った揉んだの痛快ドラマじゃなく、

登場人物の心の闇、ここでは父と子の確執をバッググラウンドに、

逃れない呪縛の中で過去と向き合いながらも一歩ずつ前進していく様、

親子の確執だけでなく仲間との確執もあり、そこから更に絆を深めていく様に、

もう涙涙でした。

歌のクオリティーの高さだけでなく、各々がしっかり自分の役目を全うしていて、役も台詞も歌もダンスもどれも生きてた!めちゃハイレベル!

ローラを演じられた方のローラ感が歩きかたも佇まいもどれもローラ。照れも嘘もなく、この方こそありのままのローラを演じられていて本当に素晴らしかった!

チャーリーを演じられた方も、一見冴えない中年男と思いきや、めちゃくちゃりあるチャーリーだった!歌も冴えてた!クオリティー高い!

日本でソニンちゃんが演じたローレン役の方もムードメーカーでしかもめちゃ美味しい役!もう、ソニンちゃんで観たくて観たくて仕方なかった!ソニンちゃんにピッタリだったと思う!

春馬君ファンの皆さんには申し訳ないですが、

この作品は、新しいローラで再演されるべきです!

春馬君の思い入れが強いのは良く分かりますが、作品として沢山の方に観て欲しい、観るべき作品だと思ってます。封印したらダメだと思う。誰かかが春馬君の精神を受け継がないとね!春馬君が浮かばれない!


このコロナ禍で、通常運転ができず店じまいされた方、絶望の淵に立たされている方、勇気を奮って新しいことに挑戦された方、生と死の狭間で迷いしかない時代だからこそ、

沢山の方に勇気を与える作品だと確信してます。

向き合わないといけない現実からは、逃げることは出来ても逃げ切ることは出来ない。

だからこそ、Change myself精神、もとい、Change my mimd精神が必要になると思うんよね。

相手が変わることを期待するより自分が変わる方が事は善く進む。発想の転換も大事。

感情的になっている時は、自分しか見えず周りが見えていない証拠。人間も小さくなる。

人は1人では生きていけないんだから、助け合いも大事。というか、助け合いこそ大事。

ありのままを受け入れてもらうことは、決して闘って勝つことじゃない。

まずは、貴方が、私が、受け入れる器を持つこと。

この作品は、沢山のメッセージが込められてます。

あらゆる出来事は、何かを伝えるため、気付くため、学ぶためのメッセージ。

だから前を向いて歩くことは、決して難しいことではない。

私の持論は無視して、先ずは生きたミュージカルを観て欲しい!!!

何が生きているかを確認して欲しい!

追記:

トドちゃんが退団発表されました。

昨日第一報を読んでショックでした。根拠のない憶測がぐるぐる頭を回ってました。明日の記者会見で納得出来る退団理由が聞けることを信じて今日を迎えました。

結果は、全く納得できてません。

今は、悲しいを通り越して切ない気持ちでいっぱいです。

本人の希望だとはいえ、サヨナラショーも大階段を降りての挨拶もないなんて。

しかも、なぜ10月1日なんですか?

トドちゃんは、専科に異動してからも、大劇場でも別箱でも主演を張ってきた方です。大御所のミエコ先生とは違い、トップオブトップの方なんです。

私は、トドちゃんが退団を決心したことに意を申し立てる気はありません。残るも退団するもどちらも間違った選択だとは思いませんから。

ただ、トドちゃんの存在は、今いる現役生、退団していった同期やOGの誇りでもあり鑑でもあり、なにより夢そのものなんです。未来のタカラジェンヌの夢でもあるんです。現実に戻したらダメなんです。

たとえトドちゃんの意に反してでも、紋付袴を着て大階段を降りて挨拶をすべきだと思います。大劇場でメモリアルイベントがある時にいつでも戻ってこれるために。劇団もOGも現役生ももう一度説得すべきだと思います。

本当にこれでいいのかな?

本当に本当に切ないとしか言いようがありません。









「子午線の祀り」

2021-03-14 00:04:08 | 舞台
凄い!!

全然眠たくならなかった!←そっちかいっ!?

(笑)

ということで、

数年前までならば絶対に観ることなかった、

古典芸能のお勉強の中で源平合戦に関して資料集めしたことで学んだ源義経の裏の顔。平家が必ずしも悪者の集団とは言い切れない家族の絆。

まさにその延長線上にある木下順二の唯一の不朽の名作といわれる本作を観てきました。

歌舞伎の「義経千本桜」の渡海屋の段で有名な碇知盛こと平知盛を主人公にした物語。

木下氏が宇宙の視点で書いたという、まさにスピ的作品。

いやー、学生時代はマジ日本史興味ナシ人間だったのに、しかも国語力ゼロ、古典・古語なんて以ての外。

なのに、現代語より古語の台詞が多いのに、最後まで全く睡魔に襲われることなく観させて頂きました!ま、ぶっちゃけ歌舞伎の延長上ではあるんですが…。

平家が都落ちした後の、一ノ谷(須磨)から屋島(香川県)、そして壇ノ浦(山口県)へと義経率いる源氏軍と戦い、そして平家滅亡までを描いた物語。

資料集めした時に知った、勝つためならば手段は選ばず、ルール違反も辞さない義経の卑怯な戦いの数々もしっかり盛り込み、

知盛の良くも悪くも優柔不断さ、優しさも盛り込み、

天皇の証である三種の神器(清盛の妻の二位の尼と安徳天皇が三種の神器と共に海に身投げし、そのため神器の1つの草薙の剣だけが見つからず現在に至る。今現存する剣は、新しく採用されたもの)のエピソードも盛り込み、  

そしてなにより、

海上での戦いを得意としている平家が、潮の流れ、満ち引きを把握しているはずなのに、その潮の流れで、ではなく、イルカの大群が平家側に迫ってきたたも義経軍に負けてしまうという運命のイタズラ(まるで「マクベス」の帝王切開)を描きつつ、

この潮の流れによる勝敗こそ、自然の法則、つまり宇宙の法則に他ならず、

「平家物語」の序文の有名な台詞、『盛者必衰の理をあらわす』と微妙に異なるが、

平家は、強かったから滅びたわけじゃなく、最初から滅びる運命にあった。

どうあがいても、どう戦略を練っても、負ける運命にあったんよ。

ただ、木下氏が描きたかったのは、

宇宙の法則には逆らえないけど、だからといって自害する必要はなかったんじゃないのか?

そんなに見栄やプライドは大事か?

捕虜になってでも生きる選択肢はあったんじゃないのか?

私が大好きな英単語、alternative、二者択一の、の意味ではなく、別の方法で、の意味で使用。

死ぬ意外に別の考えもあったんじゃないのか?

と木下氏は問いかけたのではないかとワタクシは解釈しました。

美輪さんや江原さんがよく仰る、

宿命はかえられないが、運命は変えられる。

つまり、平家滅亡は宿命。生きるか自害するか、そこからの運命は自らの選択肢でいかようにでも変えられる。

「子午線の祀り」では、知盛の自害だけでなく、敵に寝返った者、自害しようとしたが捕まった者を描いているので、

運命の選択肢は、この作品のテーマであったと私は思ってます。

人生っさ、あの時あゝしとけば良かったと後悔することが多々あるじゃないですか?

でもね、

あゝしたことで学ぶこと、身に沁みて実感することもあるわけだから、後悔や失敗は決して悪いことではない。

起こってしまったことは元には戻らない。刻(とき)は常に真っ直ぐ進む。

何を学び、何を選択するか、運命はいくらでも変えられる。選択肢は1つじゃない。

このコロナ禍、本当に予期せぬことが畳み掛けてくる。自殺者も増えている。本当に自殺という選択肢しかなかったのか?そうじゃない選択肢はあったはず。

このコロナ禍だからこそ、上演する意味があった作品だと思いました。

野村萬斎さん(呼び捨てにしてました…すみません…)の演出、めちゃくちゃ良かったです!

まさに、宇宙の法則ならぬ、月の満ち欠けをモチーフにしたような舞台装置。上弦、下弦の月。船や陣地に見立てたりと、とっても効果的だったと思います。

なんというか、今この作品をナマの舞台で観る機会に出会えたこと、不思議な縁を感じます。

野田地図でも源平合戦をテーマにした作品も上演してくれたしね。

歌舞伎では、まだナマで碇知盛を観たことないので、

菊様と丑之助君で観たいです。あ、去年、菊様で義経千本桜やる予定だったのがオジャンになったね。

菊様、お願いしまするm(__)m

は、いいとして、

宝塚では、世間では、ヒーローとして描かれている義経を演じた成河君がマジ良かった!!

ワタクシ個人的には、資料集めの時から大嫌いになった義経ですが、

成河君が演じる義経像は、確かに卑怯な部分も描いていますが、義経は義経で兄頼朝に褒めらたい、助けになりたい一心での行動であったわけなので、正直憎めないとこはあった。

ここでは描かれていませんが、結果的には、義経は頼朝に追われる身になるので、義経もまた運命に左右される。

そりゃそうだろ、ルール違反する人間を放置できるか?いくら兄弟でも異母兄弟だし、最初からカワイイ弟とは頼朝だって思ってなかったと思う。

頼朝は、義経の母親に対しても、良く思ってなかったと思うよ。

っていうか、平清盛が、幼き頼朝と義経の命を奪わなかったがために、結果的には平家滅亡に至ったという運命も皮肉過ぎる。

源平合戦って、戦国時代と違って、まだ人間味を感じとれる戦だと思った。

あ、脱線しましたm(__)m

成河君の義経は、猿みたいな存在でしたね。怪我しないか心配になるくらい、至る所で飛び跳ねまくっていて、非常に身体能力を必要とする演出でした。

知能犯的かつ頭脳派な一面がある義経像でもありました。ここが頼朝に悪い意味で一目置かれてしまった所以かと思ったね。まさに目の上のたんこぶ的存在に感じ取れる義経像でした。素晴らしかったです。

っていうか、最近YouTubeで観た成河君の演劇オタクぶり発言に驚きました!とっても研究熱心なのも伝わったし、何より発言の仕方や内容が何処かの大学教授みたいだった。眼鏡を掛けていたので、最初成河君だとは気付かなかった程。本当に勉強熱心さが伝わってきたので尊敬しました!

若村麻由美さんの殺される運命から逃れられず、そして、知盛の運命の女性的存在の影身の内侍役。

この役こそまさにスピの象徴的存在で、決して運命を操る役でなく、あの世から知盛を見守る役。誰かの手助けをするのではなく、ただただ知盛にとって心の支えとなる存在。むしろ、影身の死が知盛を自害へと決断させたのかもしれない役柄に感じました。

村田雄浩さん演じる阿波民部重能は、知盛の味方なのかどうなのか最後まで不透明な役で、知盛を惑わす物語のキー的存在。息子は裏切って源氏側に就く。

息子を殺せるか?それとも知盛を裏切るか?最後まで魅力的というか美味しい役というか目が離せない役。彼の最後の決断こそ、この木下戯曲の核心だと思った。知盛と本当に対照的な役。

平家物語、源平合戦を題材に、運命と宿命をテーマにした素晴らしい作品でした。

元々の戯曲をフルで上演したら6時間に及ぶ内容を3時間に縮小しての上演。縮小して正解だと思うし、恐らく、木下氏の伝えたいメッセージは変わってないと思います。

さすがに6時間だと集中力が途切れると思う。

























♪月の繭♪作詞:井荻麟 作曲:菅野よう子

2021-03-11 00:00:00 | 日記
ターンAガンダムの後期のエンディングテーマ曲。

作詞の井荻麟さんは、ガンダムの生みの親である富野由悠季監督のペンネーム。

そして、作曲は、宝塚でもお馴染みになった菅野よう子さん!

美しい歌詞!

美しいメロディー!

美しい歌声!

いやー、奥井亜紀さんの透明感がある歌声と相まって壮大な曲に仕上がってます!

富野監督の言の葉で紡ぎ出す世界観は、まさに松田聖子さんの♪瑠璃色の地球♪に近い。いや、それ以上に地球愛をテーマにした内容。

ずはり、(月の繭)の繭とは地球を表すのは、歌詞から一目瞭然だけども、

月が地球の恒星という視点から推察すると、

月が繭なのか?

月が所有する繭なのか?

月のための繭なのか?

どう解釈したらいいか、正直、私の脳では分からない。

ただ分かることは、もちろん、ワタクシの勝手な解釈ではありますが、

地球が愛に溢れていれば、地球を愛する者たちの想いや愛、そしてその温もりが、やがて愛のオーラとして繭糸のように地球を包み込む。

じゃあ、月とどう関わってくるのか??

おそらく、

アニメと照らし合わせると、

月にも人が住んでいる。

ということは、いずれ火星や水星、うーん違うか、

どこかの惑星にも人が住むようになった時、

地球と同じように愛に溢れていれば、戦争もなく、環境破壊もなく、宇宙にゴミを撒き散らこともなく、

美しい地球を

美しい月を

美しい星々、

天の川、

銀河系を

そして、

神と言う名の宇宙を

守り続けられる…

と、ワタクシは解釈いたしました。

地球愛かつ宇宙の愛の歌。

本当に心が洗われます!

以上、ここまでが事前に書いていた内容です。

ここからは改めて今思うことを書きます。

今年で、東北大震災から10年が経ちました。

6日のしのぶさんのラジオを聴いて、まるで震災後に聴いていたしのぶさんのラジオを思いだしました。

局は違えども、しのぶさんの被災地への想いがあの頃と同じであったこと、偶然なのかお導きなのか、10年目の節目に再びしのぶさんのラジオに出会ったことに不思議な縁を感じてます。

10年経っても消えない痛み。

当事者じゃないと風化してしまう痛みを、被災地の方は今も胸の奥に仕舞われているのをラジオから改めて知り、

目に映る世界は再生しても、心の傷は今も癒やされていないことを改めて気付かさせらます。

ワタクシも、3月11日に、最初は被災地復興応援ソングとして、今は命と地球をテーマにした曲を紹介していますが、正直、私の被災地への想いは風化しつつありました。

日本には、世界には、人を癒やす力があることを地味ながらに伝えていけたらと改めて思いました。

人間を癒やす力は、芸術!と書きたいとこですが、

芸術だけでなく、人間の想いや創造、またペットなどの動物や自然、はたまた見えない力の存在…数多くあります。

人は1人では生きていけないことをつくづく実感します。

改めて、しのぶさんって凄い!めちゃ癒やす力がある!と思いました。

しのぶさんは、本当に自分に正直な方で、嘘がつけなくて、10年前と全然変わってなくて嬉しく思います。

しのぶさんのナマ歌♪願い♪良かったです!












MA 2回目

2021-03-08 22:25:24 | ミュージカル
やっぱりめちゃ泣けるぅー!

玲奈ちゃんも泣かせてくるわー!

ということで、

玲奈ちゃんのマリー以外は前回のキャストと同じver.を観てきました!

いやー、やはり、玲奈ちゃんはこういう強気の女性役がピカイチ!

さすが、リアルママさんだけあるリアルな女性像でした。

ルイ16世が革命派に捕らわれるシーンでの、

「虫も殺せない人なのよ!」風な台詞で、もうボロ泣き!

ルイが本当によく出来た人間だっただけに、このシーンで放たれる夫婦愛に涙涙…。

花ちゃんのマリーが永遠の少女なら、

玲奈ちゃんのマリーは、まさに女。愛に溺れた雌ではなく、母であり妻であり恋人の、女でした。

どちらも罪悪感の欠片もなく、ただただ自分に正直に生きている女性でしたが、

明らかに歌の迫力が違った。

役作りは、花ちゃんの方が最初から最後まで芯がブレていななかったが、いかんせん歌が弱かった。

玲奈ちゃんは、花ちゃんの少女の要素とリアルママさんの要素が行ったり来たりしていて、そこは無垢なん?そこは賢明なん?的な芯にブレがあったのが残念ではありましたが、

いかんせん、歌に迫力があった!

花ちゃんには花ちゃんの良さがあり、玲奈ちゃんには玲奈ちゃんの良さがあり、どちらも超オススメ!

そして、

玲奈ちゃんの迫力に負けじと、ソニンちゃんも万里生氏もアンサンブルの皆さんの歌も相乗効果で迫力があった!逆に歌詞が聞き取りにくくなってましたが、そんなのどうでもいいくらい熱量が半端なかった!

もうさ、ソニンちゃんの負の感情MAXの時の迫力と、マリーを自分の分身、片割れのように悟るシーンのギャップがもう最高にイイ!!

マリーとの子守り歌のハモリがもう最高!ミュージカルでは定番の歌がキーになるシーン。

万里生氏のフェルセンも、変わらず素晴らしかった!万里生氏もリアル夫ちゃんだけあって、大人の包容力がありました。

個人的にはやはり、原田君のルイ16世が最高に好き。鍛冶屋になりたかったの歌が、やはり泣ける。

2幕目は本当に泣ける!

MA観たことない方は1回は観てもらいたいと素直に思った。

追記:
2006年版のマルグリットは、玲奈ちゃんで観させて頂きました。当時は、新妻聖子ちゃんと常に競わされていた印象が強く、キム、エポニーヌ、マルグリット、他にもあったかな?

玲奈ちゃんのマルグリットもソニンちゃんに負けず劣らず迫力があった。ただ脚本演出に難があり、歌が上手いだけの印象しかなかったm(__)m

実は、この作品、ワタクシのオカンが亡くなる1ヶ月前に、誕生日プレゼントとしてチケットを買ってあげた思い出の作品なのです。

オカンは、最初、キルスティン・ダンストが演じた映画のマリーだと勘違いして喜んでました。

うちのオカンは、つまらないと寝てしまう人だったので、感想を聞いたら、やはり寝ていて内容を覚えていなかった。

正直、私もチケットを渡す時は、先に観ていたので、仕方ないか…と思いました。ちと後悔がある思い出がある。正直に書いて申し訳ないですが。時効だと思って許してね。

新演出版、絶対良いから!とこれならオカンにも観せたかったな…。