やはり、イプセン大先生は偉大でした!!!
終わり良ければ全てよし!
きいちゃん、よく頑張った!ラストは秀逸な表現・演技力でした!泣けた!
ということで、とうとうこの作品を語る日が来ました!(笑)
ぶっちゃけ、祐飛さん(現ゆうひさん)が出てなかったら今回はパスするつもりでしたが、祐飛さんのお蔭で大変素晴らしい作品に出会えました!
私が初めてこの戯曲を読んだ時と、10年以上前に舞台を観た時と、今回はまた違う印象を受けました。
女性解放運動の先駆けなる作品であるには変わりないですが、このきいちゃんの演じ方なら、断然、女優志望の方にオススメしたい作品です!
私が初めてこの戯曲を読んだ時は、ラスト、ノーラがトルヴァルを罵るシーンでヒステリックに演じたら、前半の人形として生活していた部分とのギャップが出て面白いだろうな〜と単純に思ってました。
10年以上前に舞台で観た時は、ノーラを演じた女優さんは、淡々と諭すようにトルヴァルに話しかけていたんです。冷静で頭脳明晰なノーラ像を作りあげていて、ヒステリックに罵ったら、ノーラもトルヴァルも人間レベルは変わらないな〜と反省したんです。でも、ノーラを演じるにはつまらない役だな〜とは思ったんです。
そして、今回、きいちゃんのノーラを観させて貰って、めちゃ演じ甲斐のある役に作りあげていて、演出的にも良かったし、メッセンジャーとしての役割もちゃんと果たしていたし、
何より、イプセンをスピリチュアリストに昇華させてくれた、翻訳の楠山正雄さん、そして、原千代海さんに感謝しきれません!
毛利三彌さんの訳は、地平線のような真っ直ぐな訳と表現しておきましょう。イプセン戯曲としては全く悪くないです。ただ、私にイプセンを神格化させるには表現方法が違ってた…ということです。
何が言いたいかというと、“生まれ変わって…”と表現するか、“人間が変わって…”と表現するかの違いです。ぶっちゃけ、二つを比べると例える次元が異なっているのが分かるでしょ?来世と今世の違い。私にとっては大違いなんですけどね。
“生まれ変わって奇蹟が起これば…”
深い!!!楠山さんも原さんもナイス翻訳!楠山さんは“奇蹟”を使ってたかな?
生まれ変わって、ノーラとトルヴァルが出会うかどうか、の答えを導くには、きいちゃんのノーラもアツヒロのトルヴァルも素晴らしかった!
あんなトルヴァルやったら、来世でも会いたくないわ(笑)
を上手く表現してたと思います。
ぶっちゃけ書くと、アツヒロの演技ってこんなに下手だったっけ???と思わすようなトルヴァル像でしたが、結果的にはアレで正解でした。私がノーラなら友達ですらゴメンです(笑)あ、私にとってアツヒロは、=まだまだ光GENJIなんで呼び捨てです。ファンの方ゴメンなさい。あ、余談でしたm(_ _)m
って思うと、きいちゃんのノーラは、精神を崩壊させる寸前まで堕ちて直ぐに我に返った表現をされていて、ヒステリックでもなく冷静沈着でもない、悟りを得たノーラ像を作りあげていてとっても新鮮なノーラ像でした。そう、「奇蹟の人」でヘレンが言葉を学ぶ奇蹟の瞬間と同じような悟りの瞬間を見事に演じていたと思います。
っていうか、演出家の一色隆司さんの演出がやらしいというか…。エロいって意味じゃないよ!(笑)
おそらく、一色さんもエリザベートが好きか、宝塚が好きな方なのかな〜と思う演出もあり、額縁のシーンね(笑)
それから音楽。なんで洋楽POPやねん!と突っ込んだわさ!毛色がちゃうやん!?と思ったわさ!まさかのニコールの♪One day I fly away♪が流れた時は、なんでやねん!と突っ込んだけど、呼ばれた!とも思ったわさ(笑)
でもね、ラスト♪ローズ♪が流れた時は、これを使いたかったんやな!?これを使いたいがために、わざと洋楽POPを使ったんやなと理解しました。
さすがに、ラストにいきなり♪ローズ♪が流れたら、今までのストーリーがぶっ飛んじゃうからね。♪ローズ♪を自然に違和感なく流すには、前兆が必要だもんね(笑)
テイラー・スウィストやアデルのような曲、多分アデルは間違いないと思うが、の曲と、人形の家の世界とはかなりかけ離れていて違和感アリアリだったんだけど、♪ローズ♪が流れてきて、一色さんなりの女性解放運動の支援をしたかったのかなと思いました。歌詞がそういう歌詞でもあるからね。
結婚することは、相手を支配し、奴隷扱いしたり、監禁することじゃないからね。
私、一応男ですが(笑)社会では、男は結婚しないと責任感がないと言われますが、ぶっちゃけ言わせて頂くと、会社のために、親のために結婚するなんてナンセンスです!
こんなこと書いたらなんですが、社会のしがらみや不条理な責任を押し付けられて犠牲になった自殺者の7割以上が男性だということを世間はもっと知るべきだと思う。私が言うのもなんですが、男性は男性で、社会のしがらみからの男性解放運動は必要だと思う。ほんま、誰のために自殺するんよ?全くもって意味不明!男は、幾つになっても子供なんよ。特に男ども!自分が未熟であることを自覚しろ!見栄を張る必要はない!ガキなんだから、ガキであることを認めろ!と言いたい。あ、でもニートにならないようにだけは努力は必要。ガキだからって甘えが許される訳じゃないから誤解がないように。働かざるもの食うべからず。
自殺なんてホンマ馬鹿馬鹿しいだけ。エリザベートのように、自由にのびのび生きていける世界で生きていって欲しい。でも仕事は大事だからね。嫌嫌仕事をするな!と言いたいだけです。嫌な場所は、本来のあなたの居場所じゃないからね。修行の場だと思えばいい。だからって、いつまでもしがらみにしがみつく必要はないならね。次の人生ステップのための頑張る場、学びの場だと思えばいい。いつか、この言葉に説得力があるように、私も頑張ります!
って思うと、祐飛さん演じるリンデ夫人は、違う意味で結婚に意義を見つけたよね。押し売りの愛にならないことを祈るばかり。
女性の自立支援だけでなく、人間の本質、そして、社会の矛盾、をえぐり出していて、ほんま、イプセン大先生は偉大なお方です!
ノーラが語る法律のあり方もごもっともです!確かに、誰目線の法律やねん!?って言いたくなるね。
と思わせてくれた、一色さんの演出、きいちゃん率いる演者チーム、そして、この作品を上演しようと決めた制作スタッフさんに感謝です!
ホンマ、祐飛さんが出てなかったら観てなかった。今日がたまたま休みもあって、急遽観ることにしたんですが、どう考えても呼ばれたよね?(笑)
そうそう、久々の祐飛さん、仕草が完全に女性になってましたね。でも、声が昔のままで嬉しかったです!はしゃぐ祐飛さんが新鮮でした!(笑)
きいちゃんは、まるで文学座の女優さんみたいな喋り方で少し違和感がありましたが、ラストはホンマ秀逸でした!これからも、いろんな方の舞台作品に出て、色んな表現方法を身につけて欲しいと思いました。
アツヒロは、計算の演技だと思おう!(笑)
松田さんも文学座みたいな話し方だったので、きいちゃんとの会話は自然に見えました。エエ声でした。
ランク先生の渕上君。上手いかどうかよう書かないけど、残りの数日をノーラと幸せになって欲しいと思うような存在感でした。
女中役の千佳ちゃん、役名があってビックリした。カーテンコールでは泣いていて可愛かったです。
カーテンコールの松田さんも意外とお茶目な方で、かなり悪ふざけが…。(笑)
今日は、大千秋楽で一色さんも舞台に呼ばれて挨拶がありました。仲がいいカンパニーだなと思いました。
そう、祐飛さんが皆んなからお母ちゃんと呼ばれていたそうで、ホンマ楽しそうなカンパニーなのが伝わってきました。舞台はめちゃシリアスなのにね。切り替えが上手い証拠やね。
本当に素晴らしい作品でした!ありがとうございました!!!
今日のまとめ:一色さんの演出、ラスト、まるで宝塚の風共を観てる感覚だった。ノーラは女版バトラーか!?と言いたくなるくらい立ち去り方や演出が風共だった。トルヴァルの学びはスカーレットと同じ。女中がマミーで…。そのまんまやん!?(笑)
絶対、一色さんも宝塚好きやで!!!
一色さんの次の舞台、チェックしよ(笑)
追記:この舞台で、私のライフワークを見つけました。っていうか、背中を押された感じ。私にしか出来ないことがあると思ったので、この一年頑張ります!はい、受かりました!(笑)仕事との両立は難しいけど、せっかくチャンスを掴んだんだから頑張るよ!一緒に受けたメンバーも受かってるといいな!
終わり良ければ全てよし!
きいちゃん、よく頑張った!ラストは秀逸な表現・演技力でした!泣けた!
ということで、とうとうこの作品を語る日が来ました!(笑)
ぶっちゃけ、祐飛さん(現ゆうひさん)が出てなかったら今回はパスするつもりでしたが、祐飛さんのお蔭で大変素晴らしい作品に出会えました!
私が初めてこの戯曲を読んだ時と、10年以上前に舞台を観た時と、今回はまた違う印象を受けました。
女性解放運動の先駆けなる作品であるには変わりないですが、このきいちゃんの演じ方なら、断然、女優志望の方にオススメしたい作品です!
私が初めてこの戯曲を読んだ時は、ラスト、ノーラがトルヴァルを罵るシーンでヒステリックに演じたら、前半の人形として生活していた部分とのギャップが出て面白いだろうな〜と単純に思ってました。
10年以上前に舞台で観た時は、ノーラを演じた女優さんは、淡々と諭すようにトルヴァルに話しかけていたんです。冷静で頭脳明晰なノーラ像を作りあげていて、ヒステリックに罵ったら、ノーラもトルヴァルも人間レベルは変わらないな〜と反省したんです。でも、ノーラを演じるにはつまらない役だな〜とは思ったんです。
そして、今回、きいちゃんのノーラを観させて貰って、めちゃ演じ甲斐のある役に作りあげていて、演出的にも良かったし、メッセンジャーとしての役割もちゃんと果たしていたし、
何より、イプセンをスピリチュアリストに昇華させてくれた、翻訳の楠山正雄さん、そして、原千代海さんに感謝しきれません!
毛利三彌さんの訳は、地平線のような真っ直ぐな訳と表現しておきましょう。イプセン戯曲としては全く悪くないです。ただ、私にイプセンを神格化させるには表現方法が違ってた…ということです。
何が言いたいかというと、“生まれ変わって…”と表現するか、“人間が変わって…”と表現するかの違いです。ぶっちゃけ、二つを比べると例える次元が異なっているのが分かるでしょ?来世と今世の違い。私にとっては大違いなんですけどね。
“生まれ変わって奇蹟が起これば…”
深い!!!楠山さんも原さんもナイス翻訳!楠山さんは“奇蹟”を使ってたかな?
生まれ変わって、ノーラとトルヴァルが出会うかどうか、の答えを導くには、きいちゃんのノーラもアツヒロのトルヴァルも素晴らしかった!
あんなトルヴァルやったら、来世でも会いたくないわ(笑)
を上手く表現してたと思います。
ぶっちゃけ書くと、アツヒロの演技ってこんなに下手だったっけ???と思わすようなトルヴァル像でしたが、結果的にはアレで正解でした。私がノーラなら友達ですらゴメンです(笑)あ、私にとってアツヒロは、=まだまだ光GENJIなんで呼び捨てです。ファンの方ゴメンなさい。あ、余談でしたm(_ _)m
って思うと、きいちゃんのノーラは、精神を崩壊させる寸前まで堕ちて直ぐに我に返った表現をされていて、ヒステリックでもなく冷静沈着でもない、悟りを得たノーラ像を作りあげていてとっても新鮮なノーラ像でした。そう、「奇蹟の人」でヘレンが言葉を学ぶ奇蹟の瞬間と同じような悟りの瞬間を見事に演じていたと思います。
っていうか、演出家の一色隆司さんの演出がやらしいというか…。エロいって意味じゃないよ!(笑)
おそらく、一色さんもエリザベートが好きか、宝塚が好きな方なのかな〜と思う演出もあり、額縁のシーンね(笑)
それから音楽。なんで洋楽POPやねん!と突っ込んだわさ!毛色がちゃうやん!?と思ったわさ!まさかのニコールの♪One day I fly away♪が流れた時は、なんでやねん!と突っ込んだけど、呼ばれた!とも思ったわさ(笑)
でもね、ラスト♪ローズ♪が流れた時は、これを使いたかったんやな!?これを使いたいがために、わざと洋楽POPを使ったんやなと理解しました。
さすがに、ラストにいきなり♪ローズ♪が流れたら、今までのストーリーがぶっ飛んじゃうからね。♪ローズ♪を自然に違和感なく流すには、前兆が必要だもんね(笑)
テイラー・スウィストやアデルのような曲、多分アデルは間違いないと思うが、の曲と、人形の家の世界とはかなりかけ離れていて違和感アリアリだったんだけど、♪ローズ♪が流れてきて、一色さんなりの女性解放運動の支援をしたかったのかなと思いました。歌詞がそういう歌詞でもあるからね。
結婚することは、相手を支配し、奴隷扱いしたり、監禁することじゃないからね。
私、一応男ですが(笑)社会では、男は結婚しないと責任感がないと言われますが、ぶっちゃけ言わせて頂くと、会社のために、親のために結婚するなんてナンセンスです!
こんなこと書いたらなんですが、社会のしがらみや不条理な責任を押し付けられて犠牲になった自殺者の7割以上が男性だということを世間はもっと知るべきだと思う。私が言うのもなんですが、男性は男性で、社会のしがらみからの男性解放運動は必要だと思う。ほんま、誰のために自殺するんよ?全くもって意味不明!男は、幾つになっても子供なんよ。特に男ども!自分が未熟であることを自覚しろ!見栄を張る必要はない!ガキなんだから、ガキであることを認めろ!と言いたい。あ、でもニートにならないようにだけは努力は必要。ガキだからって甘えが許される訳じゃないから誤解がないように。働かざるもの食うべからず。
自殺なんてホンマ馬鹿馬鹿しいだけ。エリザベートのように、自由にのびのび生きていける世界で生きていって欲しい。でも仕事は大事だからね。嫌嫌仕事をするな!と言いたいだけです。嫌な場所は、本来のあなたの居場所じゃないからね。修行の場だと思えばいい。だからって、いつまでもしがらみにしがみつく必要はないならね。次の人生ステップのための頑張る場、学びの場だと思えばいい。いつか、この言葉に説得力があるように、私も頑張ります!
って思うと、祐飛さん演じるリンデ夫人は、違う意味で結婚に意義を見つけたよね。押し売りの愛にならないことを祈るばかり。
女性の自立支援だけでなく、人間の本質、そして、社会の矛盾、をえぐり出していて、ほんま、イプセン大先生は偉大なお方です!
ノーラが語る法律のあり方もごもっともです!確かに、誰目線の法律やねん!?って言いたくなるね。
と思わせてくれた、一色さんの演出、きいちゃん率いる演者チーム、そして、この作品を上演しようと決めた制作スタッフさんに感謝です!
ホンマ、祐飛さんが出てなかったら観てなかった。今日がたまたま休みもあって、急遽観ることにしたんですが、どう考えても呼ばれたよね?(笑)
そうそう、久々の祐飛さん、仕草が完全に女性になってましたね。でも、声が昔のままで嬉しかったです!はしゃぐ祐飛さんが新鮮でした!(笑)
きいちゃんは、まるで文学座の女優さんみたいな喋り方で少し違和感がありましたが、ラストはホンマ秀逸でした!これからも、いろんな方の舞台作品に出て、色んな表現方法を身につけて欲しいと思いました。
アツヒロは、計算の演技だと思おう!(笑)
松田さんも文学座みたいな話し方だったので、きいちゃんとの会話は自然に見えました。エエ声でした。
ランク先生の渕上君。上手いかどうかよう書かないけど、残りの数日をノーラと幸せになって欲しいと思うような存在感でした。
女中役の千佳ちゃん、役名があってビックリした。カーテンコールでは泣いていて可愛かったです。
カーテンコールの松田さんも意外とお茶目な方で、かなり悪ふざけが…。(笑)
今日は、大千秋楽で一色さんも舞台に呼ばれて挨拶がありました。仲がいいカンパニーだなと思いました。
そう、祐飛さんが皆んなからお母ちゃんと呼ばれていたそうで、ホンマ楽しそうなカンパニーなのが伝わってきました。舞台はめちゃシリアスなのにね。切り替えが上手い証拠やね。
本当に素晴らしい作品でした!ありがとうございました!!!
今日のまとめ:一色さんの演出、ラスト、まるで宝塚の風共を観てる感覚だった。ノーラは女版バトラーか!?と言いたくなるくらい立ち去り方や演出が風共だった。トルヴァルの学びはスカーレットと同じ。女中がマミーで…。そのまんまやん!?(笑)
絶対、一色さんも宝塚好きやで!!!
一色さんの次の舞台、チェックしよ(笑)
追記:この舞台で、私のライフワークを見つけました。っていうか、背中を押された感じ。私にしか出来ないことがあると思ったので、この一年頑張ります!はい、受かりました!(笑)仕事との両立は難しいけど、せっかくチャンスを掴んだんだから頑張るよ!一緒に受けたメンバーも受かってるといいな!