「黒蜥蜴」二回目

2013-05-26 00:16:14 | 舞台
まさかの二連休頂いたので観てまいりました。

昨日、会場先行販売のフランスで放送された美輪さんのドキュメント番組「黒蜥蜴を探して」のDVDを購入して観たとき、ちょうど高嶋兄の明智がちょこっとだけ映っていたので観たのですが、木村君と全然違った。ぶっちゃけ木村君の方がいい。

木村君の方が無機質で掴み所がなく、防弾ガラスで覆われたような、透明なのにハートを掴めない明智のイメージにピッタリだと思った。あの太い声に説得力があるから更に良いと今日改めて思った。

美輪さんの黒蜥蜴の映画版もちょこっとだけ観れたのですが、ぶっちゃけ、どんなに歳を取っていても今の方が断然良いと思った。私の想像ではもっと女性らしいんだと思っていたんですが、意外と男っぽかったね。これもちょこっとだけしか観てないのですが、「黒薔薇の館」の美輪さんの方が数倍も女性でしたね。どっちかというとこのイメージで黒蜥蜴を演じているのかと思ってた。ま、全編観てないのではっきり言えないんだけど、なんかイメージが違った。

今の黒蜥蜴の方が自然に近い。やはり美輪さんのための役ですよ。こんなこと書いたらなんですが、DVDの中でも言われてましたが、美輪さんはもう男か女かも分からないくらい美輪明宏という性別が出来てますもんね。

今日観て益々思いましたが、黒蜥蜴はやはり美輪さんしか演じれられないと思った。第一、美輪さんじゃないと面白くない。早苗や男や掃除のおばちゃんに変装したり、特に見得を切るとこなんてあの迫力は美輪さん以外に誰が出来ますか?いない、いない。完全に美輪さんが演じることで黒蜥蜴は市民権を得てますよ。毛皮のマリーといい、黒蜥蜴といい、これは完璧に美輪明宏十八番であり美輪さんの歴史です。

パンフレットにも書いてましたが、90歳でも観てみたい。早替えが一番の問題になると思うので体力的に心配ではありますが。でも、78歳でこれだけ魅せられたら、もう化けものの領域ですよね(笑)m(__)m

美輪さんなら90歳になっても張りのある声が出ると思う。第一、美輪さんて、歌ってる時より演じている時の方が若くないですか…?と思ったのは私だけかな…?歌ってるいる時の方が心配になる時がある。

ということで…、

何年前ではなく今、今年、「黒蜥蜴」に出会えて嬉しく思ってます。数年前だとまだ分からなかったこと、もちろん今でも分からないことはあるけど、今だから分かることがたくさんあったので、本当に今年、絶妙なタイミングで上演して頂き感謝です。本当に素晴らしい戯曲・舞台に出会えました。

今年観れる場所はもう限られてますが、まだ未見の方にはオススメします!


今日のまとめ:今だから笑える話なんですが、わたくし二度ばかり美輪さんに悪態をついたことがあります。もちろん、直接会ったことないので心の中なんですけどね。何故か関係ない美輪さんに心の中で暴言を吐きまくってました。そしたら…、ちゃんとしっぺ返し頂きました。しかも極上の(笑)

一つは、人生うん十年生きていて初めての恥ずかし体験でした。恥ずかし過ぎて具体的に書けない(笑)一人暮らしで良かったと思うことです(大汗)

もう1つは超極貧生活。給料が想像してたより少なくて、家賃・光熱費払ったら残りなし。貯金もなかったら大汗でした。パンフレットやCD売っても微々たるものだし、逆に売りたくなかったし、誰にもお金は借りたくなかったので、家中お金がないか探しまくりました。運良く棚からぼた餅ならぬ、ぼた金三万円が出てきたのでなんとかその月の生活は出来たんですが、あの時の焦りは尋常じゃなかった。ちなみに三万円出てきましたが、他の支払いもあったので、結局は1日300円計画で1ヶ月過ごしました。この経験で、極貧の時の主婦力(?)主夫力(?)を身に付けたと思います(笑)

悪態ついた後に、給料日だったので銀行に行ったらお金がないんですもん。会社が悪いんじゃなくて明らかに私が悪かったんですが、マジ焦りました。

どちらも悪態をついた直後の悲劇でしたね。だから、たとえ心の中でも特に美輪さんに対しては悪態をつかないようにしてます(笑)っていうか、どうしてあの時美輪さんに悪態ついたのかが分からない。全然関係ないのにね。あれは病気だったね。スピを信じてるだけにホント怖い体験でした。多分スピをなめてたんだと思う。

あの悪態は悪い態度でなくホント悪魔の態度でしたね。本当に反省してます。調子に乗りすぎてました。←えっ、今も???これくらいはお許し下されm(__)m

金使いは本当に計画的にね!←はい、わたくしのことでございますm(__)m



「黒蜥蜴」

2013-05-25 00:23:53 | 舞台
舞台版を観てきました。

家に帰るまでずっと♪スラブ舞曲♪が頭から離れない。美輪さんの音楽のセンス好き。これは蜷川さんにも通じるものがあって、お二人の選曲センスまじ好きですわ。やっぱ、クラシックはいいね。このドボルザークの♪スラブ舞曲♪はCDを持ってないので買います!

ぶっちゃけ、この「黒蜥蜴」では何曲かシーンに合ってないと感じるのもありましたが、作品が良いから全然許せる。←マジ何様やねん!?

パンフレットに美輪さんがこの作品はワーグナーは合わないと書かれてましたが、私は合うと思います…。♪ローエングリン♪♪トリスタンとイゾルデ♪良くないですか???あ、また反抗してしまったm(__)m

っていうか、まさか、ロイド=ウェバーの♪ピエ・イエス(すみません、間違えてました…)♪が流れた時にはさすがに驚いた。この曲も好きだから、この曲が流れているときは、ずっと台詞よりこの曲に集中してしまいました(汗)

曲のことはさておき、この作品はやはり素晴らしい!ぶっちゃけ、当たり前だけど良くも悪くも美輪ワールド全開でしたね。

これで、「椿姫」以外は美輪さんのレパートリーを全部観たことになるんですが、やはりこの「黒蜥蜴」はNo.1…いや、「毛皮のマリー2001」がNo.1かな…?どちらも甲乙付けがたい。美術に関しては圧倒的に「黒蜥蜴」ですね。世界観はどちらも素晴らしい。

この「黒蜥蜴」、戯曲を読んだ時も思ったけど、三島さんのピュアさが全面に出ていて、しかも美輪さんの演出や演技がさらにピュアさを引き立ていて本当に良かった!この戯曲マジ好きや~。

これもぶっちゃけ書くと、演出に関しても部分的に言いたいことはあるんですよ。ザ・昭和に合わない電子機器。「エディット・ピアフ」の時も違和感を感じた主人公の死に方(見せ方)。ちょっと不自然さがありましたが、トータルでは全然OK。

最初、早苗さんの台詞回しもめちゃ不自然な抑揚の付け方で違和感がありましたが、ちゃんと替え玉の早苗と違いがあったし、明智の木村君が何故か観たことない高嶋兄の明智があらゆる所でちらつきましたが、声がめちゃ良いね。エエ声してます。ただ松吉が…あの声音はカワユ過ぎだろに!?と思った。鬘が外れた時があって、ちゃんと明智として対応してたのでとても良かったです。ただやはり、高嶋兄がちらつくのが気になった。私だけかな…?

美輪さんは本当素晴らしい!衣装もさることながら見栄え・所作・佇まいが美しい。手先の仕草の感情表現も細かくてかなり魅入りました。ソファーに語り掛ける時の美輪さん、マジ絶妙!まさにガラカメワールド全開でした!このシーンは戯曲の素晴らしさを痛感しますね。ソファーが明智にしか見えないねんもんな。ここはまじウルッときました。

あ、そうそう、第二幕の黒蜥蜴って、「双頭の鷲」のエリザベートを意識してませんでした???って思うくらい懐かしさと黒蜥蜴ぽさがなかった。私が初めて観た美輪さんの作品が「双頭の鷲」だったので懐かしさが込み上げてきました。台詞回しが明らかに黒蜥蜴と違ってたように感じた。

で、一番の見せ場である第二幕のラスト、明智との名台詞は歌舞伎調で圧巻でした。ここは戯曲とは終わり方が違うんですよね…?私も美輪さんの方が、いい幕切れだと思います。その代わり、第三幕が場面転換が増えて大変になりますが、それはそれで見応えありました。

雨宮を演じた方は雰囲気的に真風君に似てた。雨宮の葛藤(屈折)を上手く表現していて気持ちがストレートに伝わってきてとても良かったです。

白川和子さんが意外と良かった。青い亀役が私が持っていたイメージよりはまっていて、これかなり美味しい役だと思いました。

個人的には、侏懦役の方がいつもだとマメ山田さんと日野利彦さんだと思うんですが、最近日野さんをトントお見かけしないのでちと心配になりました。お元気だといいんですが…。

本当に、全体的には部分的には違和感はあったけど、そんなのどうでもいいくらいマジこの作品というか戯曲が好きなので、実はまた観ることにしました(笑)今日は希望休でしたが、次はたまたま休みを頂いたので…。

本当は、マサオアンドレの当日券の予定にしてたんですが、ひょっとしたら今回が本当に美輪さんの「黒蜥蜴」見納めになりかねないので頑張って贅沢することにしました。来月からはまた地味な生活に戻るので今月だけの贅沢です…。

今日のまとめ:「黒蜥蜴」マジやばい!どハマリしてます。こんなピュアな戯曲ないよ。自分自身がピュアじゃないからこういうのマジ弱いんだよね(笑)

あ、黒蜥蜴って上海出身なんですか?長崎じゃダメなんですか??私はバックグラウンド関係なく美輪さんが演じればそれだけで十分黒蜥蜴になると思ってます。とパンフ読んで思いました。またまた反抗してしまいましたm(__)m

「双頭の鷲」で思い出したこと:1999年に初めて美輪さんの舞台を観たんですよ。映画は観たことあるけど舞台版は観たこてなったので、やはり宝塚繋がり、ドイツ繋がり作品は観ておきたかったので。

ぶっちゃけ書くと、わたくし途中寝てしまいました(汗)しかも前から二列目(確か…)ほぼセンターの席でした(大汗)あまりにも美輪さんの独特の台詞回しが心地よい眠気を誘い…。

今でも覚えています。目を開けたら美輪さんが私の方をじっと見ているではありませんか!?w(@o@;)w わたくし数秒凍りつきました(*o*) それからは全く寝ずに最後まで観ましたが、あれは本当フリーズもんでしたね(笑)その節は大変申し訳ありませんでしたm(__)m

今思えば、なんで王妃だけあんな抑揚をつけた台詞回しにしたんだろう…?この作品以外は普通に近かったのにね。で、今日の二幕目でこの王妃役を思い出したのであります。抑揚の付け方が似てたから。


「木の上の軍隊」

2013-05-17 19:42:33 | 舞台
はい、今までの前振りはこの作品を観るためでした。というか、舞台をご覧になられた方はすぐ分かるようなキーワードを書いていて自分でも驚きました。

たまたまテレビをつけたら、NHKでこの作品が出来るまでの過程を追った番組をやってて、まるで私に生の舞台を観ろ!と謂わんばかりに何かしら訴えかけるものあったので今日がたまたま休みだったので観てきました。あの番組を観た後、急に言葉のインスピレーションが湧いてきたので、突然訳分からんBlogを書いてしまいました(笑)

最近は、井上ひさし作品にも藤原君にも縁があったので今日の観劇はホント不思議な感覚を味わってます。藤原君に関しては映画を観たばかりだったからね…。

この作品は、井上さんが書き上げることなくメモだけ遺して亡くなられてしまい、脚本家の蓬莱さんが井上さんの遺志を引き継ぐ形で戯曲化された訳ですが、私は至って蓬莱さんの脚本だと思いました。蓬莱さんの戯曲読んだことないけどね…。井上さんらしさは私には感じませんでした。井上さんならきっと「日の浦姫物語」のように言葉遊びをたくさん仕掛けてきたと思うんですよ。蓬莱さんの脚本にももちろん笑える箇所はありましたが、井上さんとは違う感じ。ゴーストライターじゃないんだら似ている必要はないと思うし、逆に、日本と沖縄の象徴を見事に人物を通して具現化されていたとので井上さんも天国で満足されているて思います。

護られているのに怯えないといけない矛盾。怯えているのに信じないといけない矛盾。

今も昔も、これからもこの矛盾とともに生きて行かなくてはならない沖縄の人たち。もちろん、日本に住んでいる国籍を問わず全ての住民にも同じことが言えるわけだけど。いつまで続くのか分からない、米軍基地問題。本当は必要ではないんだけど、とある国のミサイルのことを考えると必要と言わざるを得ないのが現実。そのためだけではないけど、ずっと沖縄県民が日本の犠牲になってくれている。

この作品は、その沖縄を舞台に、終戦を知らずガジュマルの木に難を逃れて生活している二人の兵隊の物語。軍国主義の象徴の山西惇さん演じる上官と、自由主義の象徴の藤原君演じる新兵の物語。蓬莱さんはそれぞれ日本と沖縄の象徴として描いている。

心理の変化が大きく三段階に別れていて、それぞれに上官と新兵が対照的に描いているのは面白かった。

バカだと思われていた新兵が実は一番利口で、酔っ払って愛国(沖縄)精神を訴えかけるところでの上官と対照的な描写が良かった。ラストの悟りの境地にいる発言はとても説得力があった。

ただ、新兵の心の変化の流れは自然だったけど、上官の心の変化の流れは設定的に矛盾を感じた。

軍国主義のはずの上官が民主主義的発言をした時、そんなに早く軍国主義の洗脳が解けるの?って思ったし、結局は軍国主義の人間だったけどちと詰めの甘さを感じた。どっちかというと、徹底的に軍国主義精神を貫いてもらってくれた方がリアリティーがあったかな~と思いました。ある重大出来事を確信した時に軍国主義と民主主義の狭間で己の葛藤があるのが自然かと…。多分あの瞬間、私が上官なら自決が頭をよぎったと思う。みたいな…。声の大きさがまさに恐怖心や愛国心の心の温度にも繋がっているので、発声に対してもっと突っ込みがあった方が良かったのでは?声の大きさで確実に人間の心理って分かるやん。もったいなかった。ラストの生き恥に対する軍国主義的な葛藤はとても良かった。

あくまで私が感じたままのことを書いているだけなので悪しからず。

そうそう、上官と新兵が動物園のお猿さんように見えた時は、脚本演出に唸りました。これは上手いと思いました。

舞台セットはガジュマルの木しかないけど、とても迫力があり、そのセットの中を動き回る二人もかなり恐怖心があったと思いますが、見応えがありました。

片平さんの木の精が登場するのでスピの世界観が大きいのかと思いましたが、ラストも含め、それほどスピの要素は強くなかったです。ま、それが現実的なんですけど。逆に宮崎駿ワールドは感じました。

これからもずっと矛盾の環境の中で生きていかないといけない現実。どの都道府県よりも沖縄が一番恐怖にさらされているのと同時に、原発問題で危険にさられている県もあって、日本は至って安全な国ではないということを再確認された思いと同時に、ガジュマルの木のように何も考えずただ自然のままに生きられたらどんなに幸せか…って思いました。

でも、もしこのガジュマルの木が、微生物が分解した養分ではなく、ラストのように魂を吸って生きていたとしたら、その魂はずっと悲しみから逃れられないんだと思うとそれはそれで辛いものがありますね。じっと見守る、ただ見守るしかできないんだから。

今私達が出来ることは本当信じるしかないんだと思う。騒音がなく、静かな波の音や鳥のさえずり、そして笑い声しか聞こえないごくありふれた日常が必ず訪れて、そして永遠に続くことをただ待つしかないんだと思いました。本当は待ってはいけないんだけどね…。

今日のまとめ:あのテレビ番組を観たあとめちゃくちゃ言葉のインスピレーションが湧いて、それこそ生き恥をさらしてしまいましたが、内観出来て良かったと思います。もし、あの新兵から名前を頂戴したらどんな願いを込めたかな~と思いました。多分、バカでもいいからよう生きるんやで!って込めるかな…?

追記:祐飛さんの「唐版・滝の白糸」大阪公演決定!11月にあります。めちゃ嬉しい!ありがとうございますm(__)m

追記2:不思議なことに、インスピレーションがピタッと止まりました。観劇前と後で明らかに感覚が違うの分かる。なんか呪縛が解けた感覚(笑)一切、インスピレーションが湧かない。なんの言葉も出やしない。はい、今日から通常に戻ります(笑)

お騒がせしましたm(__)m←誰もテメェのこと関心ねぇ~っつうの!

追記3:雪組バウ「春雷」めちゃ観たい!ゲーテが原作だから元々観たかったけど、大ちゃんが出るなら益々観たくなった。チケット無理やろ

続き…

2013-05-16 22:08:48 | 日記
今日のまとめ:戦争って大昔からあるやん。歴史の流れから考えると、皆戦争の犠牲者だと思う。仕掛ける側も犠牲になる者もね。戦争自体が歴史の法則みたいにグルグル回っているから。なのに、なのに、なぜ歴史から命の尊さを学ぼうとせず戦争を繰り返そうとするのかホント意味分からん!簡単に人の命を操るのか意味分からん。まるで映画「カイジ」の世界。

歴史の勉強って凄く大事だと思うけど、実は教え方が間違っているのかもしれないね。ナポレオンが英雄って…とは教えてはないけど、ナポレオンが本当に英雄に思える???

人一人殺したら犯罪で、大勢を殺したら英雄なんてとんだ大バカ英雄論や。領地拡大のためにどれだけの人間を犠牲にしたらエエねん。お前の野心のために他人の命を犠牲にするな!ホンマ、大人の喧嘩に子供を巻き込まんで欲しい。

通常ver.のフェルゼン編を観た時、つくづく争うことの虚しさを感じた。植田先生の台詞は恥ずかしいくらいクサイけど、新場面でのフェルゼンの台詞、言ってることは実は間違っていない。っていうか、まさかフェルゼン編にこのBlogを書くための必要キーワードがあったことにタイミング的に驚いた。

こんなこと書いたらなんやけど、宝塚がこの日本からなくなったとき、こんな少女趣味は教育上良くない!と排斥される時がきたら、間違いなく戦争の日は近いと思います。

人間、知恵と愛、そして努力があれば、どんな困難も乗り越えられる…はず…by 私

いつか、‘はず’が取れるように頑張って生きます。

無駄死にはほんまアカンで!

追記:Upして思った。なんかある意味、これって五月病かも…と(笑)

たまたま、テレビをつけたら、「君に読む物語」をやってたので観た。初めて観たけど、泣けた(涙)宝塚でも出来そうやん?

そうそう、雪組で「Shall we ダンス?」、宙組で「風共」めちゃ楽しみ!「Shall~」は大好きな映画やからめちゃ嬉しい!テル君にスカーレット演って欲しい!たくさんバトラー候補いるから役替わりで!宝の持ち腐れはもったいないから、生徒達は大変だけど役替わりで魅せて欲しい!

追記:たまに寄る本屋があって、いつもその本屋に行く度に「奇蹟の人」の戯曲を買おうか悩んでいたんですが、今日は決心し買おうと思ったら売り切れてた(涙)なんか悔しくて、それでいて何故か無性に戯曲が読みたくなって物色していたら、バイロンの「カイン」が目に留まり即購入した。で、読んだら…、めちゃバイロンが描くカインに共感してしまった。

私の勘違いもあるかもしれないけど、カインは間違ったことは言ってない。みんな矛盾の世界に生きていることに気付いていない。カインが非難されてアベルが擁護されるのか意味不明。命を生け贄にするってこと自体そもそも間違ってないかい?カインの弟殺しは間違いなく許されることではないけど、命を基準に考えたら羊の命もまた同じくらい人間の命に等しいんじゃないの?これって、人間の命は大事で、羊の命はそれ以下というのはまさしく人間特有の傲慢な考え方じゃないのかい?と思った。

もし、私がバイロンと同じ時代に生きていたら間違いなく私も迫害されてたわ(大汗)人間ってそんな矛盾の世界の中で生きなきゃいけないんよね。知ってたけど。

これ以外の、バイロンの問題提起があまりにも私の考えと似ていて、マジ怖くなった。なんでこの本を手にしたんだろう…?

で、ふと思った。極論ですが、戦争って、お前ら生きる価値ねぇんだよ!生まれてきて間違いなんだよ!といって殺しあいをしているんだと思ったら何故か腑に落ちるものがあった。

追記2:たまたま仕事帰りでテレビつけたら、木村藤子さん出ててチャネル替えられなかった。ずっと涙が止まらんかった。実は、木村さんの本は一冊だけ持ってます。

木村さんて、飯島愛さんを視られた方ですよね。今頃こんなこと書いたらなんですが、というか、いつか書こうと思っていたんですが、

愛さん、芸能界を引退する理由、自分の命より守りたかった人がいたのかな…って思った。亡くなられた後に愛さんのブログ読んだけど、おこがましいけど好みが凄く私と似ていて驚いた。と同時に、何故ブログを書いているのかも私には分かった。

亡くなられた後もたくさんの方がコメントを毎日書かれていますが、もちろん、私はコメントを書いたことはないけど、もし、リアルタイムで愛さんのブログに出会っていたら間違いなく、「睡眠をとって下さい。夜は薬を飲んででも寝て下さい。」ってコメントしてたな。今更だけど、後悔した時があった。

ベストセラーだった愛さんの「プラトニック・セックス」、昔図書館で借りて読んだ。今は文庫で持ってます。この本を読んで愛さんのピュアさに感動して、イメージが180度変わった。今でも愛さんのこと大好き!愛さんの分も頑張って生きるよ!と思わせてくれた本当に大切な人です。

いや~、たまたまテレビをつけたにしてはあまりにも導かれた感が強くてまじ驚いた…。


もし私に生きる意味があるなら…

2013-05-16 22:03:20 | 日記
本来なら五月病になってる時期なんですが、有り難いことに観劇していると五月病なんてぶっ飛ぶ。どっちかというと、私の場合は六月病かな。今月はBlog更新頻度が必要以上に高いですが、来月からは通常に戻ります(笑)

これも一応理由があるんですが、自分の記録として残しておこうと思いました。これはどうでもいい話ではないですが、私の持論なので、“ふ~ん”“よくわかんな~い”で十分です。

私は親には育ててくれたことは感謝してますが、育てるのは当たり前やんって思いがどこかにあるので本心から感謝の気持ちはぶっちゃけ半分くらいしかない。まだ産んでくれたことには感謝できなんいんですけどね…。どっちかというと、こんな息子にたくさんお金を使わせてしまったことに申し訳なさでいっぱい。

でも、私が唯一両親に心から感謝することがあって、それは私の名前です。敢えて書きませんが、たった二文字なんだけど、私は凄く好きです。この名前だけは心から感謝してます。

私の名前は、ある戦争体験者(たくさんいるけど…)で有名な方から一字頂いて(?)まして、ぶっちゃけ書くとね、流行りに乗っかった感があって、あまり嬉しくない。よりによって何故その人なん!?他にも有名人いるやん!?ってずっと思ってました。名前は好きだけど、取った人物が私には今一つ有り難みがなく…。嘘でもいいから、同じ漢字を使った有名人にしてくれた方が嬉しかった。

ま、ここで、その方が誰かを書けたらいいんですが、身の保護のため控えさせて頂きますが、その方が誰かを書いたらきっと皆さんも納得して頂けると思います。

流行りで取った感がホント大きくて、親がどんな願いや想いで名前を考えたのが全く伝わってこないんですよね…。もう両親二人ともいないからもう聞き出せないんですが…。

もし理由があるなら、このBlogを書くことかな…と思ってます。

当時としては予知しなかったことですが、小さい頃からずっと戦争に対する違和感を感じてました。田舎が広島ということもあり、関西に住んでいましたが私の中では戦争は身近でした。ま、家の中も戦争みたいなもんでしたからね…。

世界史を勉強すると、本当、戦争をする本当の理由が見えてくる。実は国民のための戦争じゃない場合が多い。大概そうだよね。美辞麗句並べているだけで、結局は利権争いに国民や市民が上手く口車に乗せられてて扇動されているだけ。これは戦争ではないけど、パリ市民中心のフランス革命だって、それ以降何度革命が起こったか知ってます?王政反対だったはずかまた王政復古して、当時のフランスはめちゃくちゃ。

だから私は日本の戦国武将は大嫌い。人殺しで決着つけようとする発想がそもそもアウト。フランスにはあのカオスな時代にも人道的な「レ・ミゼラブル」という大作が生まれたけど、日本には?何もないでしょ。あの時代に人道的な書を書いた人がいたの?いるなら誰?いても間違いなく跡形もなく処分されたはず。

今はいい意味で情報社会だし言論の自由もあって、ちゃんと分析して公表してくれる人がいるからいいけど、情報社会じゃなかったら、ホント洗脳や扇動で国民は躍らされるとこなんだよ。

政治に無関心でいるならとことん無関心でいるか、政治に関心があるならアンテナを張り巡らしておいた方がいい。時代は幾多にも変われども、何故か人間の欲は根本的に昔と変わらない。


戦争っていわば、親同士の喧嘩に自分の子供を巻き込んで、しかも子供の友達や、そのまた友達まで巻き込み、挙げ句の果ては全く関係ない子供達まで巻き込んで親の代わりに犠牲になって死んでいく…それが戦争。

お前ら親達よ、子供たちに対する愛はないのか!?

本当に子供たちを愛しているなら子供たちを巻き込むなよ!

親同士の喧嘩は親同士で解決しろ!

と言いたいわけだよ。

本当、戦争する意味が分からない。そもそも愛されてもいない親ために犠牲になるなんて…。よく考えてみろよ!?と言いたくなる。それでも産んでくれた親だからとでも言いたいのか…?子供の方がよっぽど愛を知っているわ!

今、我々日本人はまだ平和な時代に生きている。男は兵役に就かなくていいし。これって先進国では日本とアメリカだけだから。今の日本は憲法9条に守られているんだよ。その9条を変えたくなる気持ちが全く分からん。憲法9条を変えるということは、いつでも戦争の準備整えますんで~と言ってるようなもん。初めから戦争が起こること、することが前提やん。

テレビを見ていたら、ホント戦争したい政治家がいるね。ベルばらのブイエ将軍みたいなこと言ってる人がいた。話合いで解決出来なかったら武力で抑えるしかない。武力を仕掛けてきたら武力で立ち向かわないといけないって…。

じゃあ、お前が国民のために先陣に立って戦ってくれよ!と言いたい。自分は先陣に立つ気なし発言にほんまビックリ!これが政治家なんだよ。

戦争反対!ただそれだけを訴えるんじゃなくて、

お前は国民を愛しているのか!

愛しているなら国民を巻き込むな!

と訴える方が正しくないかい?って最近つくづく思う。

政治に対する無関心は時には正解だったりするけど、肝心な時はちゃんとアンテナを張り巡らせておかないととんでもない方向に行くよ。○○○は人間をチェスの駒のように動かすのがお好きだからね。人間を動かすだけならまだしも(昔から社会自体がそうだから)、命を動かすのはホント大間違い。