お芝居「f f f -フォルティッシッシモ-」、
ラスト、圧巻!!!
舞台装置スペクタクル!目まぐるしい舞台転換に目を奪われてストーリーが見えてこなかった…。
ショー「シルクロード~盗賊と宝石~」、
菅野よう子さんの主題歌は、まるでお芝居の主題歌みたいにストーリー性がある。退団者へ、次期トップ2人への愛ある演出にファンはきっと涙腺崩壊すること間違いなし!
ということで、
まさかチケット取れると思ってなかった雪組公演、ダイモンのサヨナラ公演を観てきました!
ついこの間までチケットなかったのに、まるで私に観ろ!といわんばかりに戻りチケットゲット。奇跡の観劇をしてきました!
いやー、ウエクミ先生のお芝居、舞台演出が素晴らしかった!盆は回るわ、セリは上がるわ下がるわ、スペクタクル!スペクタクル!まるで、かつて観た小池先生作シメさんのサヨナラ作品「カサノバ・夢のかたみ」を思い出した。どちらも三重唱があり素晴らしかった。
っていうか、天国のシーンがある時点で小池先生の「天使の微笑み・悪魔の涙」が過ぎった!
なんか、小池先生オーマジュ多くない?と思ったのは私だけ???
ベートーヴェンの交響曲やピアノソナタもあり、全てベートーヴェンの曲でも良かった気がします。個人的には、ベートーヴェンの曲で1番好きな交響曲第7番第二楽章が聴きたかったけど。
でもね、舞台装置や群舞などスペクタクルな演出に心奪われて、肝心なベートーヴェンの生き様となる軸がよくわからなかった。
民衆のために音楽が作りたかったんよね?これが軸ですよね?苦悩する場所が足りない?違う気がします。
しかも、きーちゃんの使い方間違ってません??
ラストで本当の正体がわかるなら、ベートーヴェンのそばにいるより、伏線として民衆や兵士の一人として登場させるのが妥当だと思います。
あのラストの種明かしでは説得力に欠けると思います。もう少し上演時間があれば、貴族や兵士だけでなく貧しい民衆のシーンもあれば、ラストが更に意味あるものになったと思います。
本来なら、きーちゃんはベートーヴェンの某の恋の相手役であるのが理想ではあるんですが…。きっとここに賛否両論があるかと推察。きーちゃんの使い方が違うような印象です。
それ以外は、ベートーヴェンとナポレオンの関係性はストーリー上ではキーになっているし、見せ場も多いし、視覚的に楽しませてもらいました。
そうなんよね、ラストのための伏線としてゲーテだけでなく、シラーの詩、ベートーヴェンが実際に書いた書簡、特に本来のハイリゲンシュタットの遺書に即したシーン、ベートーヴェンが難聴で死を意識したシーン(フラッシュバックでなく)があれば良かったのでは。
て思うと、1時間半は短いわ!登場人物を増やすだけで精一杯なのも良く分かる。ラストへ導くのにベートーヴェンの恋人を相手役にするには貴族じゃダメなのも分かる。
ウエクミ先生の苦労が今伝わってきました。
ウエクミ先生がこんなスペクタクルな演出をする技量をお持ちなのが分かって、今後が楽しみです!
ということで、ベートーヴェンを演じたダイモンの力強さは、最初から最後までフォルテシッシモ状態で、力強くベートーヴェンを演じられてました。声が潰れないか心配になるほど。
ダイモンの集大成に相応しい表現力だと思います。フォルテシッシモでした!
きーちゃんは、まさに音楽の女神。綺麗なソプラノに癒やされます。きーちゃんの歌が聞きたいなら恋人役だと軸がぶれるから、この役で仕方ない…。
ナポレオンの咲ちゃん、めちゃ格好良く、まためちゃ格好悪いそのギャップが良かった。見せ場が多くて良かった!彼の理想は、まさに今のEU連合。あまり平等でないので崩壊しそうな予感しますが。
咲ちゃんのナポレオンを観たら、「戦争と平和」再演して欲しい。もちろん、咲ちゃんはアンドレイ役で。「1789」もやって欲しい!
ゲーテの翔君。運命の役やね。バウ公演観た身としましては、ウエクミ先生の愛を感じました。翔君がウェルテルをやったら更に萌えたかも!藁
アーサもヒラメちゃんも使い方が違う気がする。2人からベートーヴェンへ、素晴らしい曲を作って!とメッセージを送るとかあればなおラストが引き立つと思う。
で、宙組から異動してきた夢白あやちゃん、
何、この圧倒的なトップオーラは!!!???
ぶっちゃけ、潤花とトレードする必要あったん??いつでもトップになれるオーラがあるやん!?めちゃ目を奪われる美しさがあった!アーサーとの並びなかなか良い!
ショーは、まさかの菅野よう子さんの楽曲提供にビックリ!ターンAガンダムやん!?ほんま、♪限りなき旅路♪は名曲です!是非聴いて!
ベートーヴェンもしかり、菅野よう子さんもしかり、今回の雪組公演は、私が観ないといけない作品やん!?と思っていたので、チケットが取れなかった時は、ご縁がないんだーと諦めていたら、
ちゃんとご縁がありました!!!
ま、私の感想を読まれて、観るべきだったのか?疑問に思う方が多いことを察します。
感想は必ずしも良いとは限りませんが、ワタクシの率直な意見なのでお許し下さいm(__)m
ぶっちゃけのぶっちゃけ、菅野さんが書かれたプロローグの3曲は、編曲も担当されているようなのでひょっとしたら菅野さんのスタジオで録音されたのか、音質が悪かったので東宝では録り直しされた方がいいと思います。大劇場の空間に合ってないです。
それ以外は、最初にも書きましたが、生田先生の退団者への愛を感じる内容だったと思います。
しかも次期トップの咲&ヒラメコンビのシーンもあり、ファンは堪らんと思う!
なのでショーはお替り出来る!
最後にダイモンへ。
ダイモンは、花組時代から、スカステで観た「銀ちゃんの恋」から地味に気になる存在でした。
はっきり認識したのは、「虞美人」の娘役からでした。
そこからメキメキ活躍の場が広がって、マー君が異動したことで更に重要な役を担うようになり、絶対この人トップになる!と確信してました。
いっとき巷では、トップは厳しいかも…と噂がありましたが、私は確信してたので、雪組に組替えになり、そこからトップになり本当に嬉しかったです!
ダイモンの花組時代のベネディクト、アンドレ、ルキーニは最高に素晴らしかった!
雪組に来てからは、更に演技に深みが出てきて何度泣かされたことか!「星逢一夜」「ファントム」「壬生義士伝」「はばたけ黄金の翼よ」最高でした!
真彩希帆という素晴らしい相手役お嫁さんにも恵まれ、どれも名作に昇華しました。
ダイモンの人柄の良さは、出待ちの時から伝わってました。自分のファンじゃなくても真摯に、またサービス精神いっぱいで対応されていたのを何度も遭遇しました。
だからこそ、ダイモンの人柄が役に反映されていたんだと思います。
ダイモンで「忠臣蔵」が観たかったな…。ダイモンが辞めたらもうこの役出来る人は現れないよ。それくらいダイモンの表現力演技力は、カリンチョさんに通ずるものがあります。
チギちゃんとダイモンで、芝居の雪組を、和モノの雪組を復活してくて本当に嬉しかったです!
雪組に来てくれてありがとうございます!
残りの大劇場公演、東宝公演の千秋楽まで、きーちゃんと共にフォルテシッシモMAXで挑んで下さい。
きーちゃんも頑張ってね!
今日の写メ:
今日は、雪が降っていました。雪組観劇日に雪。なんとも語呂がいい!川と、鉄橋の右側の柱に白いホコリみたいのが写っているのが雪です。