とうとう、ん?、やっぱり、ん?、否応なしに、ん?
結局観て参りました、PARCO劇場で!(笑)
![](https://blogimg.goo.ne.jp/user_image/49/65/d359958be0c6472efb3633d9d446dd68.jpg)
ハードスケジュールの中、強行突破で、東京に行って来ました。大阪公演もあるけど、今年で建て替えが決定している現PARCO劇場での最後の「毛皮のマリー」だからね。これはどうしても、建て替えの前に観ておきたかったので、後は野となれ山となれ精神で観て来ました。後々、観なかった後悔の方が、観た後悔より大きくなるからね。明日がめちゃ大変になってしまうけど、長い人生のことを考えたら後悔はしたくないし…。
美輪さん×及川ミッチー版のDVDを何回も観ていたのに、戯曲も何度も読んでいたのに、多分、台詞は一字一句変わってないはずなのに、新しい発見があって、ラストはまさかの涙でした。
訂正:ミッチー欣也版DVDを鑑賞。そして戯曲も読み直しました。一言一句同じではなかった。戯曲にない台詞が多々あった。しかも、演出も微妙に変えてた。ラストね。美輪さんが分かり易いように脚本をテコ入れしてた。今回の作品も、ミッチー欣也版とも微妙に違ってたし…。凄くマリーの母性が強調された演出になってた。
2009年版では全く気付かなかったというか、気にかけなかったことが、今回、気になってDVDや本で確認したら、新たな発見というか違いを見つけたって感じ。戯曲はアングラ演劇で、美輪さんの舞台は、小劇場演劇って感じやね。あ、音楽はミッチー欣也版とほぼ同じ、多分全く同じだったと思う。
以上。
2009年版でも、ちゃんと理解してたはずなのに、響いてくる言葉が全然違う!
寺山修司、恐ろしい人!←久々の月影先生風に(笑)
世の中、目に映る世界は、嘘で出来ている。矛盾で出来ている。言葉だって嘘だらけ。そんな嘘の世の中で、ホンモノを見つけること。いや、見つけるんじゃなくて、感じること。それが出来るか出来ないかで、世の中180度変わるよな~と思いました。
男娼マリー。完全なる男でも、完全なる女でもない、不完全な人間。世の中の人間、誰一人として完璧な人間なんて存在しない。完璧な親もいなければ、完璧な先生だっていない。そんな不完全な人間の象徴である男娼マリーの生き様、愛に涙涙。
欣也の出生の真相は、ホントのとこ分からない。マリーの言う通りなのか、水夫の推察通りなのか、結局のとこは分からない。如何様にでも解釈できる。
大事なことは、欣也はいったい誰の子か?ではなく、マリーの欣也への無償の愛こそがホント。その無償の愛がホントなら、欣也が誰の子かなんて関係ない。
寺山氏のお母さんもきっとそんな不完全な方だったんだと思う。不完全なお母さんでも、寺山氏に対する愛だけはホントだったんだと思う。小さい時は、親は完璧な存在だと勘違いしてしまうけど、親も一人の人間なんよ。不完全で当たり前なんよ。大切なのは、どれだけの愛を子供に注げたか?だと思うんよね。
今日改めて、美輪さんのマリーを観させてもらって、自分がいかに言葉に振り回されているのかがよく分かった。誰かとの会話の中ではいつも、何故その単語を使うのか心理分析してたのに、結局は、単純に言葉に振り回されていただけなんよね…。もっと全体を見ないといけないよね…と反省。
今回の「毛皮のマリー」、演劇の聖地PARCO劇場で観て大正解だった!ぶっちゃけ書くと、チケット購入したのつい最近。戻りチケット?関係者席を解放したのか?偶然が重なってチケット購入。まさに、恒例の、神様のお導き~!でした(笑)前もって希望休を取ってなかったからね。
ぶっちゃけのこと書くと、観るまでは不安材料が沢山あったんですよ。欣也を演じる男の子は大丈夫か?♪LOVEマシーン♪は古くさく感じないか?梅ちゃんの醜女のマリーは大丈夫か?若松さんの紋白は大丈夫か?美輪さんの一人相撲にならないか、不安だらけでしたが、
全くの杞憂でした!
ポスターの勧修寺君は、身長的にも、あまりにも童顔過ぎて、私のイメージではなかったんですがm(_ _)m生の勧修寺君は、まるで若い頃の美輪さんにソックリ!ミッチーにも似ていたし、役作りもミッチーに似ていたので、発声は致し方ないとして、欣也としては完璧に近かったと思う。私の中では、ミッチー欣也がベストなので、ミッチーに似せてきた点は良かったと思う。
もうね、梅ちゃんがめちゃくちゃ良かった!醜女のマリーは、麿さんがベストだったから、今回梅ちゃんなんや…とちょっぴりガッカリしてたんですがm(_ _)m梅ちゃんも、麿さんに似せるアプローチだったので、もう文句なし!声がめちゃ麿さんやった!梅ちゃんがあんな低く渋い声が出せるとは思ってなかった。第一声で聴き惚れた!(笑)執事も醜女のマリーも文句なし!
若松さんの紋白はさすがに体力が…。がありましたが、化粧と相変わらずの綺麗なおみ足でカバー(笑)
今回、不思議なことに♪LOVEマシーン♪が全く古くさがなかった。アレンジを施したのか違和感がなかった。
水夫の木村君は…、やはり、木村君は明智やな…って思ってしまった。やはり、水夫を演じるには、木村君は清潔過ぎる。男のエロさがないなm(_ _)m
今回の美輪さんは、本気やったね。あ、いつも本気ですよ(汗)欣也を追っ手から守るシーンはマジ涙もんでした。無償の愛を感じました。言葉と心の矛盾を見事に演じ分けられてました。あ、美輪さんの東北弁大好き!(笑)
家に帰って確認しますが、音楽が…。ドイツ語の曲が多くてビックリ!私の大好きなハチャトリアンの曲が!前回使ってましたっけ…?
トータルでも、2009年に観た時と全然違う印象でした。ホント、PARCO劇場で観れて良かった!マジ演劇の神様おるで!(笑)
今日のまとめ:実は今日は、第二幕だけ、半年以上ぶりのナマ浦井氏出演の「アルカディア」を観てきました。もちろん立ち見で。第二幕だけだから内容は全く意味不明m(_ _)m
テレビ見れないから、浦井氏のドラマ、何ひとつ見てない。本当に超久々に拝見する浦井氏でした。ぶっちゃけ書くと、見事に脇役に徹してたね(笑)ひと昔の浦井氏を観てる感覚だった。完全に引き立て役やったねm(_ _)mそんな浦井氏も好き←キモイねん!(笑)
もうね、井上君が素晴らしい!出てきた時、まじ、ジェラール・フィリップかと思ったよ(笑)めちゃリアル貴族!さすが、ミュージカル界の貴公子だけあるで!
19世紀のシーンは、マジ、イプセンやチェーホフのような古典演劇を観てる錯覚に陥るくらい井上君も趣里ちゃんも三鈴さんも貴族の品がダダ漏れ!現代シーンから19世紀シーンに変わった途端古典演劇に大変身!現代シーンがめちゃ引き立て役になってた。
内容は意味不明でしたが、おそらく伝えたいメッセージは、目に見えない熱力学の不思議かな?
目に見える炎の熱量とは違う、恋の熱量。誰かを好きになった時に感じる恋の炎。熱はいずれ冷めてしまうけど、その時にしか味わえない心が温かくなる気持ち。めちゃくちゃ不思議な感覚だよね。たとえ短く儚いものであっても、その温かさを味わえることはめちゃくちゃ幸せなことなんだよ。と私は解釈しました。目に見えるものもいずれ消えてしまうけど、文字に、絵に残せば、誰かが何かを感じる心があれば、きっとその想いは引き継がれていくと言いたかったのかな…。全然違ったりして(笑)
大阪公演観ます(予定)ので、感想は後日改めて…。
では、今から夜行バスで帰ります。
あ、やはり、ワタクシ、雨男でした。雨女じゃないよ(笑)東京に行くと、雨ばっかり!(涙)傘が邪魔やねん!(笑)
結局観て参りました、PARCO劇場で!(笑)
![](https://blogimg.goo.ne.jp/user_image/49/65/d359958be0c6472efb3633d9d446dd68.jpg)
ハードスケジュールの中、強行突破で、東京に行って来ました。大阪公演もあるけど、今年で建て替えが決定している現PARCO劇場での最後の「毛皮のマリー」だからね。これはどうしても、建て替えの前に観ておきたかったので、後は野となれ山となれ精神で観て来ました。後々、観なかった後悔の方が、観た後悔より大きくなるからね。明日がめちゃ大変になってしまうけど、長い人生のことを考えたら後悔はしたくないし…。
美輪さん×及川ミッチー版のDVDを何回も観ていたのに、戯曲も何度も読んでいたのに、多分、台詞は一字一句変わってないはずなのに、新しい発見があって、ラストはまさかの涙でした。
訂正:ミッチー欣也版DVDを鑑賞。そして戯曲も読み直しました。一言一句同じではなかった。戯曲にない台詞が多々あった。しかも、演出も微妙に変えてた。ラストね。美輪さんが分かり易いように脚本をテコ入れしてた。今回の作品も、ミッチー欣也版とも微妙に違ってたし…。凄くマリーの母性が強調された演出になってた。
2009年版では全く気付かなかったというか、気にかけなかったことが、今回、気になってDVDや本で確認したら、新たな発見というか違いを見つけたって感じ。戯曲はアングラ演劇で、美輪さんの舞台は、小劇場演劇って感じやね。あ、音楽はミッチー欣也版とほぼ同じ、多分全く同じだったと思う。
以上。
2009年版でも、ちゃんと理解してたはずなのに、響いてくる言葉が全然違う!
寺山修司、恐ろしい人!←久々の月影先生風に(笑)
世の中、目に映る世界は、嘘で出来ている。矛盾で出来ている。言葉だって嘘だらけ。そんな嘘の世の中で、ホンモノを見つけること。いや、見つけるんじゃなくて、感じること。それが出来るか出来ないかで、世の中180度変わるよな~と思いました。
男娼マリー。完全なる男でも、完全なる女でもない、不完全な人間。世の中の人間、誰一人として完璧な人間なんて存在しない。完璧な親もいなければ、完璧な先生だっていない。そんな不完全な人間の象徴である男娼マリーの生き様、愛に涙涙。
欣也の出生の真相は、ホントのとこ分からない。マリーの言う通りなのか、水夫の推察通りなのか、結局のとこは分からない。如何様にでも解釈できる。
大事なことは、欣也はいったい誰の子か?ではなく、マリーの欣也への無償の愛こそがホント。その無償の愛がホントなら、欣也が誰の子かなんて関係ない。
寺山氏のお母さんもきっとそんな不完全な方だったんだと思う。不完全なお母さんでも、寺山氏に対する愛だけはホントだったんだと思う。小さい時は、親は完璧な存在だと勘違いしてしまうけど、親も一人の人間なんよ。不完全で当たり前なんよ。大切なのは、どれだけの愛を子供に注げたか?だと思うんよね。
今日改めて、美輪さんのマリーを観させてもらって、自分がいかに言葉に振り回されているのかがよく分かった。誰かとの会話の中ではいつも、何故その単語を使うのか心理分析してたのに、結局は、単純に言葉に振り回されていただけなんよね…。もっと全体を見ないといけないよね…と反省。
今回の「毛皮のマリー」、演劇の聖地PARCO劇場で観て大正解だった!ぶっちゃけ書くと、チケット購入したのつい最近。戻りチケット?関係者席を解放したのか?偶然が重なってチケット購入。まさに、恒例の、神様のお導き~!でした(笑)前もって希望休を取ってなかったからね。
ぶっちゃけのこと書くと、観るまでは不安材料が沢山あったんですよ。欣也を演じる男の子は大丈夫か?♪LOVEマシーン♪は古くさく感じないか?梅ちゃんの醜女のマリーは大丈夫か?若松さんの紋白は大丈夫か?美輪さんの一人相撲にならないか、不安だらけでしたが、
全くの杞憂でした!
ポスターの勧修寺君は、身長的にも、あまりにも童顔過ぎて、私のイメージではなかったんですがm(_ _)m生の勧修寺君は、まるで若い頃の美輪さんにソックリ!ミッチーにも似ていたし、役作りもミッチーに似ていたので、発声は致し方ないとして、欣也としては完璧に近かったと思う。私の中では、ミッチー欣也がベストなので、ミッチーに似せてきた点は良かったと思う。
もうね、梅ちゃんがめちゃくちゃ良かった!醜女のマリーは、麿さんがベストだったから、今回梅ちゃんなんや…とちょっぴりガッカリしてたんですがm(_ _)m梅ちゃんも、麿さんに似せるアプローチだったので、もう文句なし!声がめちゃ麿さんやった!梅ちゃんがあんな低く渋い声が出せるとは思ってなかった。第一声で聴き惚れた!(笑)執事も醜女のマリーも文句なし!
若松さんの紋白はさすがに体力が…。がありましたが、化粧と相変わらずの綺麗なおみ足でカバー(笑)
今回、不思議なことに♪LOVEマシーン♪が全く古くさがなかった。アレンジを施したのか違和感がなかった。
水夫の木村君は…、やはり、木村君は明智やな…って思ってしまった。やはり、水夫を演じるには、木村君は清潔過ぎる。男のエロさがないなm(_ _)m
今回の美輪さんは、本気やったね。あ、いつも本気ですよ(汗)欣也を追っ手から守るシーンはマジ涙もんでした。無償の愛を感じました。言葉と心の矛盾を見事に演じ分けられてました。あ、美輪さんの東北弁大好き!(笑)
家に帰って確認しますが、音楽が…。ドイツ語の曲が多くてビックリ!私の大好きなハチャトリアンの曲が!前回使ってましたっけ…?
トータルでも、2009年に観た時と全然違う印象でした。ホント、PARCO劇場で観れて良かった!マジ演劇の神様おるで!(笑)
今日のまとめ:実は今日は、第二幕だけ、半年以上ぶりのナマ浦井氏出演の「アルカディア」を観てきました。もちろん立ち見で。第二幕だけだから内容は全く意味不明m(_ _)m
テレビ見れないから、浦井氏のドラマ、何ひとつ見てない。本当に超久々に拝見する浦井氏でした。ぶっちゃけ書くと、見事に脇役に徹してたね(笑)ひと昔の浦井氏を観てる感覚だった。完全に引き立て役やったねm(_ _)mそんな浦井氏も好き←キモイねん!(笑)
もうね、井上君が素晴らしい!出てきた時、まじ、ジェラール・フィリップかと思ったよ(笑)めちゃリアル貴族!さすが、ミュージカル界の貴公子だけあるで!
19世紀のシーンは、マジ、イプセンやチェーホフのような古典演劇を観てる錯覚に陥るくらい井上君も趣里ちゃんも三鈴さんも貴族の品がダダ漏れ!現代シーンから19世紀シーンに変わった途端古典演劇に大変身!現代シーンがめちゃ引き立て役になってた。
内容は意味不明でしたが、おそらく伝えたいメッセージは、目に見えない熱力学の不思議かな?
目に見える炎の熱量とは違う、恋の熱量。誰かを好きになった時に感じる恋の炎。熱はいずれ冷めてしまうけど、その時にしか味わえない心が温かくなる気持ち。めちゃくちゃ不思議な感覚だよね。たとえ短く儚いものであっても、その温かさを味わえることはめちゃくちゃ幸せなことなんだよ。と私は解釈しました。目に見えるものもいずれ消えてしまうけど、文字に、絵に残せば、誰かが何かを感じる心があれば、きっとその想いは引き継がれていくと言いたかったのかな…。全然違ったりして(笑)
大阪公演観ます(予定)ので、感想は後日改めて…。
では、今から夜行バスで帰ります。
あ、やはり、ワタクシ、雨男でした。雨女じゃないよ(笑)東京に行くと、雨ばっかり!(涙)傘が邪魔やねん!(笑)