「創造と神秘のサグラダ・ファミリア」

2015-12-16 23:36:55 | 映画
ワァ~、導かれたわ~(笑)

まるで、私が独検を受けるのを待ってくれたかのように上映してくれた作品でした!

スペインのバルセロナとドイツ語が何の関係があるねん!?とお思いの方もいらっしゃるかと思いますが、なんとナレーションがまさかのドイツ語だったんですよ!

実は、今日は寝不足で、しかも、映画を観る前にスカイビルのドイツ・クリスマスマーケットに行って赤のグリューヴァインを飲んできたばかりだったので、映画の途中で眠るだろうな~と諦めモードで席に着いたら、まさかのまさかのドイツ語でのナレーションだったのでビックリして目が冴えちゃいました。アルコールも飛んで逃げちゃったよ(笑)

いつもの如く、ワタクシの個人的前置きはさておき…、

サグラダ・ファミリアは、私が死ぬ前にもう一度行きたい場所だったので、今日のドキュメンタリー映画を観て、益々行きたくなりました!

私がバルセロナに行ったのが、ちょうど20年前の1995年で、ガウディが設計した建築物や公園を探し巡り歩き回ったぐらい、ガウディのデザイン建築の虜になってました。

今回、映画を通して、サグラダ・ファミリアの建築に携わる方々の想いを聞いて、この人達は皆、ガウディの魂と神様に導かれて集まってるんだな~というのがひしひしと伝わってくるくらい、ただの芸術家でも建築家でもない、ガウディの精神を受け継いだ方々ばかりだったので驚きでした。

ガウディの自然との共存・人類は皆家族の精神を世界に発信すべく、そして後世に受け継ごうと今やるべきことに精神を傾けてる姿に感動しました!

20年前じゃ、私もただのガキだったので、単純にガウディのデザイン好きの人間でしたが、今、色んな経験や出会いを通して、改めてガウディという人間を俯瞰すると、20年前にバルセロナに行ったことは必然だったんだな~と改めて感じました。

今だから分かるガウディのサグラダ・ファミリアに込める想い、その精神を引き継いでいる方々の想いに、何度も頷きながら、この人達は皆スピリチュアリストの集団なんだと思いながら観てました。

それくらい、目に見えない物、言葉を発しない物に対して心で会話し傾聴してる発言に感動しまくりでした。特に、日本人の彫刻家・外尾悦郎さんの言葉、“石と会話しながら彫っている”が名言でしたね!

映画を観てもらえばお分りになるんですが、ガウディがサグラダ・ファミリアに込めた想いや設計図や模型は戦争で焼けちゃってるんですよ。僅かに残ったデザインや模型の断片を元に後世の人達がデザインを膨らませて完成しようとしてるんですよ。皆さん、ガウディの想いを想像しながら傾聴しながら、そしてインスピレーションでガウディの心と向き合っている姿が、まさにスピリチャルな世界でした。とっても素敵な仕事で羨ましいと思いました。

映画の中でも語られてましたが、完成したサグラダ・ファミリアがガウディが望んだモノと違うモノになっているかもしれないけど、サグラダ・ファミリアという“聖家族教会”の意味を更に深く追求しながら建築を進めてる姿に対してガウディは文句は言わないと思う。

そうそう、聖家族教会という名の宗教や民族の枠を超えた世界平和を象徴する教会が2026年の完成予定に向けて建築が続行している中、その建築を脅かすパリとバルセロナを結ぶ高速列車の鉄道建設が同時進行で教会の地下付近で行われているそうです。

観光資源でもあるサグラダ・ファミリアが崩壊したらどないするねん!?なんでよりによって教会の付近?真下?やねん!?と言いたくなるような政府政策に、もはや、スペインにファシストが台頭していた時代となんら変わりはしないやり方に腹が立ちました。

どこの国もそうですが、金儲けばかり考えて、人類を尊重したり自然(ネイチャー)に畏敬の念を持てない人間が信じられない。

サグラダ・ファミリアは、自然という名の神と人類との心の交流の場・憩いの場だから、破壊されたり崩壊されないことを切に祈るばかりです。

あ、パンフレットにも載ってるガウディの印象的な言葉を載せます。

“神は急いでおられない。焦らなくていい。”

まさにその通り!だと思う。この映画を観てこの言葉を聞いたら、なにも急いで2026年に完成しなくてもいいと思った。私が生きている間に完成しなくても、ガウディの精神を持った人達が後世に引き継いで行くことも大切な事業だと思った。

サグラダ・ファミリアの建築には、賛成派もまさかの反対派もいるわけだから、折り合いも試練の一つだと思うし、乗り越えていかないといけないことだと思うから、映画の中でも誰かが言っていたように、完成させることももちろん大事だけど、その過程ももっと大事だから、人生と同じでどう生きていくか!?生き抜くか!?が大事になるもんね。難局を乗り越えれば乗り越えるほど、より神聖化されていくと思うから、ピンチこそ最大のチャンスやね!

普通の新築のマンションや一戸建てはアッと言う間に完成するから、あまり生命感を感じないけど、このサグラダ・ファミリアにはめちゃくちゃ生命感を感じる。建築の構造も木を真似ているという発想にも益々生命感を感じた。昔は、トウモロコシに似た面白い建物と思っていたけど、自然が形成した自然の姿を模したデザインだと分かると、スピ好きには堪らないパワースポットに思えてならない。絶対死ぬまでに行く!誰か導いて!(笑)

あ、この作品、2012年に製作された映画なんですよね?サッカー・チャンピオンズリーグで2011年にFCバルセロナが優勝した時の凱旋パレードが映った時に、えっ???と思いましたが、なんで今になって2012年の作品を上演するのか不思議に思いましたが、全てがゲルマン(ドイツ民族)の神様のお導きだと解釈してます(笑)

今日は…、今日行かなかったら25日しか行けない、さすがにクリスマス当日に独りでグリューヴァインは飲むのは虚しい…という理由で、時間的な理由で映画の前にクリスマスマーケットに行って、はい、もちろんマグカップGETしましたよ!今年はシャレオツな白の磨りガラス。から~のスペイン物なのにまさかのドイツ語のナレーションの映画を観て、そして、帰りにたまたま新しいジュンク堂に寄ったら、まさかのドイツ語訳の「星の王子さま」の本を見つけたので即買いし(笑)まさかのゲルマン繋がりの1日にビックリでした。私の前世は、間違いなくドイツ人の時もあった、しかも修道士と確信した1日でした(笑)何故に修道士???サグラダ・ファミリアのデザインのモデルになったモンセラ山にめちゃくちゃ行きたくなったから。モンセラ修道院に行きたい!いや、絶対行く!(笑)←あ、もちろん観光ね。修道士になるためじゃないよ(笑)

今日のまとめ:1995年に行った時に撮ったサグラダ・ファミリアの写真の写メを貼り付けます。ボヤけてますが悪しからず…。


今現在のは、ネットで検索願いますm(_ _)m

ホンマに2026年に完成するんか疑問…。

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月組「舞音」「GOLDEN JAZZ」

2015-12-13 20:17:25 | TAKARAZUKA
実に、実に、惜しい脚本だった!後半の描き方や展開が良かっただけに、前半のシャルルと舞音のキャラクターの描き方がイマイチだったのが残念…。

景子先生は、真実の愛の概念はよ~くご存知ではあるけれど、経験が伴ってない印象m(_ _)m一目惚れで真実の愛に到達するようじゃ、世の中、戦争なんて起こらないよ。真実の愛の境地に到達するには、たくさんの試練や葛藤、狂気を経験して真実の愛を学ぶんだよ。アンドレア・シェニエも知識は豊富だけど、ちゃんと真実の愛を実践してるから、あの脚本は素晴らしかった。でも、今作に関しては、シャルルも舞音も真実の愛という言葉を発するにはまだまだ子供やん。あ、前半に関してね。出会ってすぐ“真実の愛”という言葉を発する時点でもう間違ってる!ま、輪廻転生モノとして描くなら話は別ですが…。

前半でテコ入れするなら、舞音はもっと破天荒でカルメンみたいに愛に飢えた女性、もしくは、原作のマノン・レスコーのように、一見処女のような初さがありつつも、男と金に弱い女性、妖女のような女性として描き、後半のシャルルの愛で真実の愛を学ぶ…。

そして、シャルルは、舞音の妖しさの虜になり、嫉妬の苦しみ、理性との葛藤で我を見失う。カチャ演じるクリストフの友情によって自意識を取り戻す。そして、真実の愛を学び、実践していくのが、自然な流れだと思う。

なので、クリストフのキャラ設定も俯瞰する役割りとしてもっと重要になってくるし、わかばちゃん演じるカロリーヌも、シャルルと舞音の真実の愛を引き立てるために、もう少し出番が必要。カロリーヌもまた真実の愛を学ぼうとしているので、もう少しシャルルとのやり取りが欲しい。早い話が、「哀しみのコルドバ」のアンフェリータみたいな役割りやね。そう、エリオの葛藤がシャルルにも舞音にも欲しいんよね。そういう意味では、柴田先生も植田のお爺様も真実の愛を良く分かってた。「ベルばら」のアンドレ、「風共」のバトラー、「戦争と平和」のナターシャも嫉妬や葛藤を経て真実の愛を学んでるから上手く描けていた。あ、昔はね(笑)


ほんま、後半の流れが良かっただけに前半が非常に残念。

単純に惚れた腫れたの恋愛モノではなく、背景にフランス植民地として、フランスから独立しようとする市民革命的要素も描かれていたし、表社会と裏社会の現実も描かれていたし、貧困の差も描かれていたし、だからといって詰め込み過ぎだとは思はない。前半をチョコっとテコ入れするだけで素晴らしい作品になると思う。ぶっちゃけ、私がテコ入れしたい!(笑)

そうそう、ミヤルリのもう一人のシャルルの設定は、実に上手いっ!と思った。ラストの台詞が、景子先生Good Job!と言いたくなった。

でも、もう一人のシャルルとしては、トータルとしては使い方は間違ってる。もう一人のシャルルとは、マサオシャルルが知らない、気づいていない、無意識下のシャルルじゃないと意味がないと思うんよね。確かに、スカーレットⅡみたいにもう一人の自分との会話があれば話は別だけど、敢えて無言にしたのであれば、もう一人の舞音も欲しい。それらしき女性は登場するけど、なんか今一つな表現だった。か、チャピ舞音とダンスで絡むシーンや表現が欲しい。これは、マサオシャルルの心の声をダンスで表現するという体(てい)ね。そうなると、「ロミジュリ」の愛と死みたいな存在になるけど、マサオシャルルと同じ服装ならもう一人のシャルルとして通用するはず。

もう一人のシャルルとして登場させるならば、やはり、葛藤したり、嫉妬したり、シャルルの中の醜い部分を象徴させても良かったかもね。ラストの台詞はピカイチです!あれは本当に上手いから、それまでが、な~って感じ。

でも、でも、ミヤルリ贔屓としては、めちゃ美味しい役だった!台詞ないのに、めちゃくちゃ存在感があったし、何より照明独占めやん!?(笑)意味不明に登場するけど、照明独り占めのお陰でめちゃくちゃ照明で引き立てられてたね!めちゃ光輝いてた!

なのに、なのに、タマキチ君が二番手なのか…(涙)ミヤルリには、全ツに出て欲しかった…。マサオと同時退団は嫌やで…(涙)辞めんといてやm(_ _)m

ぶっちゃけ書いて申し訳ないけど、お芝居もショーも、ミヤルリのスターオーラは誰よりも光輝いていたし半端なかったんやけどな…。

ミヤルリの動向が気になるとこですが、とりあえず、バウでいいから主演作を強く熱望します!「春琴抄」なんてピッタリだと思う!ミヤルリで再演希望!!!

あ、脱線しまくりm(_ _)m

お芝居は、何度も書きますが、後半の流れが本当に良かった!前半のキャラの肉付けさえすれば、後半は泣けるのにな~。本当にもったいない…。

ショーは、タンバリンがめちゃ効果的やったね。今日のお客さんは大変素晴らしかった!まさかあんなにもタンバリンを持ち合わせていたとは、お芝居の時には全く分からなかったもんね。休憩時間は、ちょこちょこタンバリンの音が聞こえたけど、まさかあんなにも沢山のお客さんが持ち合わせていたとはね…。めちゃくちゃマナーが素晴らしかった!

ぶっちゃけ、前回の花組のショーより好き。やはり、輝いて欲しい人が誰よりも輝いて見えることほど嬉しいことはないもんね。もちろん、ミヤルリのことね。マサオのトップオーラには敵わないけど、スターオーラと目ヂカラはタマキチ君より上やったけどな…。なんて思いながら観てました。2階席のテッペンまでちゃんと目配せしてたし、ミヤルリの方が…。何を書きたいかは想像にお任せ!(笑)

チャピは、まだまだトップでいるべき人材やと思う。例え組替えになったとしても…。どなたかが書かれてましたが、第二の花總まりとのご意見にはワタクシも1票投じます!ダンス・歌唱・演技はこのままではもったいない!チャピがリフトされないなんて有り得ないんですけど…。ファンの皆さん、そう思いません???
マサオを責める訳じゃないけど、チャピは残るべき人材!って思いながら観てました。

カチャは娘役に転身してトップ娘役になればいいのに…と思いながら観てました。カチャはどう見ても娘役顔なんよな~。ファンの皆さんゴメンなさいm(_ _)m

タマキチ君の二番手は別に文句はありません。歌もダンスもお芝居も上手いし、なんせ体格がいい!風格がある!全ツにミヤルリが出るならチエちゃんの舞台より優先して観たかった。タマキチ君が主演でも全然構わない!って思いながら観てました。

お芝居もショーも、生徒チェックしながら来年の月組の動向を予想もしながら観てたので、退屈することがありませんでした(笑)来年の月組の動向が非常に気になります。と思っている方は私だけではないはず!

今日のまとめ:明日が千秋楽。なんとかギリギリ観れて良かった!今日は並んではないですが、15時公演の当日券で観てきました。なので、観劇まで沢山時間があったので、大劇場から歩いて清荒神に行って不動明王様を拝んで参りました。宝塚駅から一駅だけあって思ったよりも近かった。程よい運動になりました。電車で行くより健康に良い!そう、実は清荒神様のお陰でまさかの出会いがありました。これは今年のまとめに書きます。今年を象徴する素晴らしい出会いです!あ、沢山想像しておいてくださいね!(笑)


「プリンス・オブ・ブロードウェイ」

2015-12-10 22:03:46 | ミュージカル
やっぱ、本場ブロードウェイのミュージカル俳優は凄いわ!!!こんなの観させられたら、もう日本のミュージカル観れないよ!ってくらい歌唱力と表現力がマジ凄かった!

ということで、チエちゃんが宝塚を退団して、女優(?)活動第一弾作品の大千秋楽を観てきました。

退団公演以来のチエちゃんでしたが、いや~、チエちゃんのクオリティーの高さは、本場ブロードウェイ俳優にも負けず劣らずでした。まだ男役の名残りがある動きも見受けられましたが、完全にミュージカルスターでした!ここからチエちゃんのWORLDミュージカルスター街道が始まると思ったらワクワクするね!

ぶっちゃけ書くと、この作品におけるチエちゃんの立ち位置は、てっきりお膳立てされる側なんだと思っていたら、完全にお膳立てする側だったので、正直、チエちゃん見たさでチケットを取った者としては、不遇な扱われ方にちと不満。

一度ブロードウェイで上演されてからの日本公演、もしくは、日本発進のブロードウェイ上演なら納得いくけど、そうじゃないなら、なんだかな~って感じ。

これまたぶっちゃけ書くと、今回披露された作品の曲の半分以上は、知らない曲ばっかりだったんですよ(汗)選曲が、あまりにもコアなミュージカルファンをターゲットにした曲ばっかりだったので(←ただ単に私が知らないだけ…)、演者のクオリティーはめちゃくちゃ高いけど、やっぱミュージカル最高!と思ったか?と訊かれたら、そうでもないと答えるなm(_ _)m

やはり、ミュージカルソングは、ロイド=ウェバー派なワタクシでございました(笑)

でもでも、たくさんの方が感想に書かれているように、まさにトニー賞授賞式のような、数々のミュージカルシーンの再現は、演者も早替えが大変だったとは思うけど、それはそれは見事なまでの舞台転換でした。ちゃんと美術もそれなりに凝っていて見応えはありました。

私にとって、ハロルド・プリンスとは、「オペラ座の怪人」の演出家のイメージしかなかったんですが、それはそれはたくさんのミュージカル作品を手掛けた凄い演出家なんですよね~。あの「オペラ座の怪人」だけで十分凄い演出家なんだけど、あの作品もこの作品も、私が知らない作品も含めたくさん手掛けているんですよね~。

そんなプリンスが演出した作品にチエちゃんが出るだけでも凄いことなんだけど、チエちゃん目当てとしては、どうなん???って思ったのが正直なところ。

なので、3月の「REON JACK」、ミヤルリが月組全ツメンバーでないなら、絶対観る!全ツ振り分け発表されてました。ミヤルリは全ツメンバーじゃなかったのか…。ということは「REON JACK」のチケット争奪戦に挑むだけやね(笑)

そんな私の事情はさておき、

プリンスが手掛けたミュージカル作品の再現の数々。

チエちゃん目当てだと、出番が少なくて不満。ミュージカル好きとしては、知らない曲が多くて不満。役者目線だと、出演者陣のスキルの高さに唸りまくり!(笑)

本当に凄い!今では、日本では超有名なラミンはさることながら、他の出演者の歌唱力や表現力、タップ。圧巻ですわ!やはり、ブロードウェイ俳優は、日本人はもとより、ウィーンミュージカル俳優よりもレベルが高い!比べ物にならない!パワフルだし、動きにメリハリもあるし、大きな劇場で自分をどう見せればいいかをちゃんと分かっているから、三階席からでも目が釘付け!もちろん、体格の違いもあって舞台空間が狭く感じことはあるけど、見せ方が全然違う。観客に対するサービス精神や注目させる技とか、空間を上手く自分色に染められるスキルは競争率が高いブロードウェイ俳優ならではやね。日本みたいに金コネで幅を利かせてるようじゃ、まだまだブロードウェイには太刀打ち出来ないね。

めちゃ偉そうなこと書いて申し訳ないです。でも、事実ですから。

も、さておき、

「ウエストサイド・ストーリー」「エビータ」「オペラ座の怪人」「蜘蛛女のキス」「スウィーニー・トッド」「シー・ラブス・ミー」「リトル・ナイト・ミュージック」「キャバレー」からの名曲もありつつ、それ以上に、作品のタイトル名は知っていても曲は知らない…っていうのが大半を占めていて、ついつい、そんな曲歌うなら、プリンスの演出ではない「レ・ミゼラブル」「ミス・サイゴン」も歌って!と思ったのは私だけ…???(笑)
m(_ _)m

チエちゃんとラミン以外は知らない方ばかりでしたが、こんなにレベルが高いキャスト陣を揃えて美術や音楽にもお金を掛けられるなら、一層のこと「オペラ座の怪人」フルで演って!「ウエストサイド・ストーリー」も「エビータ」もフルで!と要求したくなるくらいのハイレベルなステージでした。「レ・ミゼラブル」も出来るやん!?って言いたくなるくらい本当に凄かった!

そんな凄いキャスト陣の中で、出番は少なかったけどもチエちゃんの存在感は一際輝いてました。歌うシーンもダンスシーンも少な過ぎでしたが、ダンスも歌も宝塚現役時代よりも進化してる印象が強い。宝塚時代は、チエちゃんと同レベルのダンサーが僅かだったし、振り付けする側もチエちゃんを活かしきれなかったんだなと、今回のダンスシーンで感じました。演出のレベルだけでなく、振り付けのレベルも日本と水準が違うのがまざまざと伝わってきたね。それくらいチエちゃんのダンスのクオリティーの高さはブロードウェイクラスなんだと思った。チエちゃんはブロードウェイの舞台に立つべき人材なんだよ!日本にいちゃダメなんだよ!

やだやだ、もっともっと、チエちゃんが歌ったり踊ってる姿が観たい!日本で(笑)そうなると3月は…。

だんだん、なんの感想を書いているのか、分からなくなってきましたが(笑)今日は大千秋楽だけあって、カーテンコールのファンサービスは最高でした!関西弁で喋ってくれたり、踊ってくれたり、投げキッスしてくれたり、ファンサービスは最高でした!出演者だけでなく、客席も素晴らしくて、とってもノリが良くて拍手が凄まじかった。最近では珍しく、一階席から三階席まで一体感を感じる素敵な空間でした。マナーの悪い人は、遅刻する人だけやったし(笑)

私個人的には、しのぶさんのコンサート以来のエンタメで、実は、この前の日曜日に独検2級受けてきて、10月半ばから試験勉強してました。自己採点の結果と過去の合格ラインから推測して多分受かってると思う。落ちてたらここの文章削除します(笑)なので、今日は、試験勉強を頑張った自分への素晴らしいプレゼントになりました。出演者陣もお客さんも素晴らしかった!不満不満と愚痴ってますが、役者目線だと本当に素晴らしかったです(笑)

今日のまとめ:この作品、ハロルド・プリンスのメモリアルな作品と思わせておいて、実は、運命の導きにより今のプリンスの地位があるといった、出会いと実力、そして運。こっちの道がダメだったら、違う道を進めばいい。何が功を奏して道が開けるかは分からないけど、ただ真っ直ぐ自分が信じた道を歩めばいい。きっと誰にでも運命の女神が微笑む日が来る…そういったメッセージ性を感じる作品でもありました。確かに、実力だけでは飯は食えないもんね。運も実力のうちだもんね。だから、やはり、一日一日、一瞬一瞬を大事にしなきゃね!と思った。本当に素晴らしいプレゼントになりました。皆さん、ありがとう!

チエちゃん、絶対にブロードウェイの舞台に立ってや!頑張ってね!!!