いつもなら、お芝居から感想を書くのですが、今日はショーから書きます。
このショー、めちゃくちゃ大好き!!!
ショーほぼ興味なし人間のワタクシでも、このショーだけで通える!
それくらいめちゃくちゃ良かった!!
なんせ、稲葉先生の選曲センスが私にドンピシャだった!
クラシック好きな方には定番な選曲かもしれませんが、その選曲がマジ最高!!
ひとこちゃんと美咲ちゃんのトップお披露目のショーではあるが、
それ以上に、この公演で卒業するカチャやアカさんの餞となるショーにもなっていて、
ベートーヴェンの交響曲の中で私が一番好きな第7番の第2楽章を使ったシーンでカチャがメインだったので、もうそのシーンから完全に掴みオッケー!!藁
エドガーの♪威風堂々♪の行進曲に乗って、カチャが大階段をドヤ顔?キメ顔?過去一の男っぷりな表情で降りてきたときにゃあ、ワタクシ、マジ、ウルっときた!
そこから、威風堂々と言えば有名かつ定番の名メロディーに合わせて、ひとこちゃんセンターの群舞から涙腺がヤバくなった。
ゆうひさん時代の宙組作品「トラファルガー」思い出し、ゆうひさん演じるネルソンの下僕役だったカチャの姿がフラッシュバックされ、
その名メロディーがエンディングで使われていたこともあり、めちゃくちゃ泣いた思い出があるから余計涙腺がヤバくなった。
ゆうひさんの最後のディナーショーで最下級生として出演し、当時はドキンちゃんというあだ名のあおいさんも出演していて、あの時はまだまだヤンチャでいたずらっ子だった(らしい)宙組時代の下級生のカチャが走馬灯のように蘇ってきて、
そのカチャが、月組に異動、それから専科に異動となり、今では立派な男役に成長していて、大空組の最期のメンバーと言っても過言ではないカチャがこの公演で卒業だと思うともうウルウルがヤバかった。
まるで、シメさん(紫苑ゆうさん)の再来かのようにカチャが王子様姿で登場したかと思ったら、ドヤ顔のイケオヤジならぬイケ男役で大階段を降りてきたりとか、
マジ、カチャ最高!!
ひとみさコンビのお披露目のショーなんだけど、稲葉先生のカチャへの愛がたくさん詰まったショーでもあって、
稲葉先生、マジ、Good Job!!
カチャには1作でもトップになって欲しかったが、こういう形のサヨナラもありだと思った。
ついつい、トドちゃん(轟悠さん)も同じように大劇場の舞台に立ってサヨナラショーをして卒業して欲しかった…と思ってしまったほど…。
交響曲第7番第2楽章以外では、私が知る限りでは、「くるみ割り人形」、ベートーヴェンの♪月光♪、ショパンの♪英雄ポロネーズ♪、ひとみさのデュエダンがリストの♪ため息♪、あと「フィガロの結婚」もあったな…、
私の好きな曲ばかり!それを現代風にアレンジしたかと思うと、オリジナルのままだったり、編曲がマジ素晴らしかった!!
アカさんも歌手として美声を轟かしていたり、稲葉先生の愛を感じざるを得ない構成だった。
今日は立ち見で観させてもらいましたが、まさか、お芝居でも客席降りがあり、ショーはひとこちゃんが立ち見近くまで来てくれて、マジ最高だった!
ひとみさもトップとしての異彩を放ちつつも、カチャやアカさんも花を持たせる演出に、
マジで、このショーだけで通える!!
お芝居は…、
ぶっちゃけ書いて申し訳ないけど、最初の60分は子供だまし的な展開が続いたので、正直、立ち見はつらかった。
設定や関係性があまりにも子供じみていて、最初の60分は時間が気になって仕方なかった。
m(__)m
60分過ぎてからは、急に大人の展開に変わったのでラストまで面白く観れた。あ、決して笑えるという意味ではなく、展開が良かった。
60分過ぎてからは、どんでん返しとまではいかないが、二転三転と物語が展開していくので、中々面白かった。ちとウルっともきた。
最初の60分は、ツッコミどころ満載で、導入部分だから致し方ないが、アカさん演じるラファエルに指輪を盗ませたらええやん…どうせ人間に見えないんだから…なんて思いながら観てたが、真面目な天使だから盗みは出来ないという人物像ならぬ天使像設定だったので、谷先生的にはちゃんと計算してるんやな〜というのは後々分かった。
って以上に、やはりオリジナル作品だけあって、ひとみさコンビのお披露目ではあるが、この公演で卒業するカチャやアカさんにも当て書きしていたのも良かった。
そうなんだよ、カチャとあおいさんが…な関係だから、正直絡みが欲しかった。せっかく当て書きしてるのに、宙組時代を共にした2人の直接的な絡みがないのが正直残念。
ぶっちゃけ、お芝居を観てる時はそんなこと微塵も感じなかったが、ショーを観終えたあとにこの感想を書いていると、カチャとあおいさんの元大空組の絡みが欲しかったと思ってしまった。
アカさんは、ひとこちゃんの同期生役設定なのもオリジナル脚本の当て書きならでは。
カチャもそうだけど、出番も多いし、カチャに至っては餞の台詞もあり、これぞ当て書きの妙である。
谷先生も、Good Job!!
開始60分後からGood、Good!!藁
ひとこちゃんの天使役は、決してホラ吹きではないが、嘘つきでもない。本人は正直に話してるのに、美咲ちゃん演じるエレナには嘘に聞こえている設定なので、嘘つきと正直者の中間という意味でホラ吹き設定にしたんだと推察。
エレナは半分、ある人?の血が?流れているので、とんでも設定ではあるんですが、
終わりよければ全てよし!
多少の矛盾も、強引設定も結果的には悪くなかった。
今回はコメディー作品ではありましたが、次は、ひとみさコンビで悲劇作品が観たいと思った。
二都物語を観たいけど、太田先生作品やからな〜。
ダークなひとこちゃんを観たい!