「ムード・インディゴ」

2013-10-31 01:27:57 | 映画
ディレクターズカット版を観てきました。

ぶっちゃけ、観なくてもよかったかな…?と後々思いましたが、なんせ今日は水曜日。男女共に1000円で観られる日だったのでその安さで観てきました。

インターナショナル版と一部の映画館だけディレクターズカット版が上映されており、地元神戸でもディレクターズカット版が上映されることになったので観てきたわけですが…、

先程も書いたように別に観なくてもよかったかな…と思いました。

超久々のミシェル・ゴンドリーの作品だったからそれだけが楽しみだったんですが、正直ストーリーはつまらなかった。

でも映像は超キュートでシュールなアイテムが散りばめられていて発想は面白かったです。所々そのアイテムたちで笑えた。さすが、ビョークのPVの映像作家だけあって、手作り感と遊び心満載で時にグロかったりもしますが、映像美術としてはそれなりに良かったと思います。ネズミ君が最後までいい味出してた。

ただストーリーがありきたりなのと、救いがない展開で、主人公に共感できる見せ方でなかったのがイマイチで後半はつまらなかった。

映像としての見せ方として、主人公の人生がダークになって行く様をカラーからモノクロに平行に見せていったのは上手いと思った。ただストーリーがね…。

多分、インターナショナル版は主人公のコランとクロエのカップルがメインで、対照的ではなく見方によっては同列なシックとアリーズのカップルの物語が端折られているんだと思いますが、どっちかというと主人公よりシックとアリーズの人生の方が私は興味深かった。

主人公の二人はどっちかというと「ムーラン・ルージュ」と被る。でも、シックとアリーズの関係は現代社会の問題にも通じるものがあったね。

何かに夢中になる…。現実を直視出来ないシックの存在はリアリティーがありました。何かに傾倒することは決して悪いことではない。ただ生活を脅かしてまで夢中になるのはいかがなものか…。というのを上手く描かれていたと思う。つくづく現実があってこその夢だと思うね。今その夢は大事なのか!?って思う時ってあるよね。ささやかな幸せにどうして満足できないのか?経済苦・借金苦による犯罪や自殺の原因ってそういうところにあるだよな…と思わせてくれる存在でした。どんなに貧しくても支えてくれる人がいたらそれだけで充分やん!?って私なら思ってしまう。その夢中にさせてくれる物や人って、大概いざという時は助けてくれない。

そういう意味ではディレクターズカット版で正解だったかなと思います。主人公二人だけの物語だったらもっとつまらなく感じたと思うから。

オススメはしませんが、映像美術が好きな方にはオススメ出来るかな…?CGやVFXが好きな方には物足りないかと思うけど。なんせ手作り感が見所です。シュールなアイテムがたくさん登場します。パンフレットを読む限りでは原作に忠実みたいなことが書いてましたが、もしそれが本当ならそれを立体化したミシェルも凄いけど、最初に発想した原作者も凄いね。かといって原作を読む気はないですが…。

今日のまとめ:ささやかな幸せが一番大きな幸せだと思うよ。小さなことに満足できないからより大きなものを追い求めてしまう。

決して悪いこととは言わない。夢は大きいに越したことはない。でも、手に入った時は満足出来るからいいけど、手に入らなかったらその分絶望も大きくなる。このさじ加減と割り切りが難しいとこなんよね…。


岩谷時子さん

2013-10-28 22:07:44 | 日記
今訃報の知らせを読んで驚きました。

宝塚と非常に縁が深い方であり、越路吹雪さんのマネージャーとして、また作詞家として活躍され、なによりミュージカル「レ・ミゼラブル」の訳詞など数々の業績には大変素晴らしいものがありました。

「愛の讃歌」の訳詞にまつわる美輪さんとのエピソード、入院されていた時の本田美奈子さんとのエピソードは忘れられません。

ミュージカル「レ・ミゼラブル」「ミス・サイゴン」だけではないですが、岩谷さんが手掛けた数々の日本語訳は何十年経っても色褪せることなく今も生き続けてます。私も時々口ずさみますが、本当に素晴らしい日本語訳だと思ってます。

今でも「命をあげよう」の歌詞はオリジナルに対して遜色がない名訳詞だと思ってます。

97歳で亡くなられたのであれば、大往生です。本当にお疲れ様でした。

天国で、越路さんと美奈子さんと一緒にこれからの日本のミュージカル界の展望を見守っていて下さい!

ご冥福を心よりお祈り申し上げます。

宙組 二回目

2013-10-28 20:11:10 | TAKARAZUKA
まー君キレイっ!!! フランス人形のよう!←例えが古い(笑)

ヴィジュアルの綺麗さだけでなく、喜怒哀楽の表情の豊かさや声の出し方も含めメリハリが効いていて、子供がそのまま大人になったようなスカーレット像を見事に体現していて大変素晴らしかったです!オペラグラスが外せなかった。

今日は役替わり二回目の初日だから正直期待していなかったのですが、良くも悪くも全体的にパワーアップしてました。パワーがみなぎっているのはいいことだけど、もう少し丁寧さが欲しかったかな…。なんか勢いで進んでいったような感じを受けた。

だから泣きポイントが前回と変わりました。前回はメラニー絡みで涙もんでしたが、今日はメラニー絡みでは全く泣けなかった。逆に前回泣けなかった第一部ラストのタラのスカーレット、第二部のスカーレットが階段落ちした後のバトラーの罪の呵責(?)でウルッときました。これは予想外の涙でした。

テルバトラーは出番が少ない分、ちゃんとシーンごとに間を大事にした台詞回しをしていて大変好感が持てました。バトラーがメラニーに本音を語るシーンはマジ泣けた(涙)とても良かったです。役に感情が乗っていたから直後の歌も更に良かった。

まー君のスカーレットは先程書いたように本当に素晴らしい出来映えで、水を得た魚のようにイキイキしていて、前回のアシュレやその前の全ツのジャンを含め今まで硬い表情の役が多かっただけに、今日のスカーレットは愛くるしさダダ漏れで、感情の込め方や見せ方が自然で本当に良かったです。まー君もかなり化けもの要素を持っているのが分かって感動してます(笑)

悠未さんのアシュレは、血が通い過ぎたアシュレ像で、どうも霞を食べてるイメージがないので、悠未さんはやはりバトラー向きやな~と思って見ていたんですが、メラニーの死後の芯が折れた壊れたアシュレはお見事でした!不意を突いたそのギャップがとても良かったです。メラニーが生きているときは、誰が見ても芯がある男に見えるけど、メラニーが死んだら実は大黒柱のない家のような存在な役作りが結果的には良かったです。

純矢さんのスカーレットⅡは意外と普通だった(笑)m(__)mスカーレットⅠが喪に服しているときの白のドレスの純矢さんはⅠの存在を喰うくらいの綺麗さがありました。

メイベルのうららちゃんは殊の外地味だったのが残念だった。

ルネのカイ君は、昨日までスカーレットを演じていたては思えないくらい自然と男役に戻っていたので逆に意外性で驚きました。力み過ぎて男臭くなるかと想像してましたが本当に自然でした。歌も頑張ってましたね。

メイン以外では、やはりモンチ君の役に対する姿勢は好きですね。ちょこっとでもソロがある役で良かったです。

役柄的にちーちゃんとれーれが地味な役で残念でなりませんでした。小ホールでの活躍を期待してます。

AパターンもBパターンも、私的にはどちらも甲乙付けがたい出来映えでした。AもBも見事に印象が違う「風共」になっているので私的にはどちらも文句ありません。どちらもオススメ出来ます。

今日のまとめ:今日の‘生’写真を掲載しようと思ったら携帯の充電が切れて撮ることが出来ませんでした。今日の‘生’は、川の水かさが上がっていて文字が水に浮いてる感じでした。辛うじて崩れず生きているって感じでしたね。

悠未さんへ、

本当は千秋楽を並ぶ予定でしたが、今回も祝日なのでとても早く並べそうにないので諦めました。ごめんなさいm(__)m

悠未さんの存在を知ったのは「カサブランカ」からでした。長身で超悪な役が似合う男役さんで、個人的に悪役が大好きなので、悠未さんは絶好のターゲットでした(笑)

悪役だけでなく三枚目も出来るオールマイティな存在なだけに、まさに宝塚に入るために生まれてきたような方だったのに、悠未さんこそずっと宝塚にいると信じて疑わなかっただけに卒業するなんて今でも信じられません。何度書きますが、卒業するならバトラーが観たかった!それだけが超心残りです。なんとかなりませんかね、劇団さん?

悠未さんはどの役もインパクトが強くて、中日の「アパッショⅡ」の女役はインパクト超大でした(笑)m(__)m

悠未さんの色気ダダ漏れ役はダントツで「ヴァレンチノ」のジャック・デ・ソルですね。祐飛さんとの絡みのダンスは放送禁止なくらいエロさ炸裂でした。まだDVD購入してませんが、購入したらそこだけリピートもんです(笑)

生粋の宙組っ子の悠未さんが、宙組からそして宝塚からいなくなるなんて本当に想像できません。

決まったことはもうどうすることもできませんが、東宝千秋楽まで、サヨナラショーやディナーショーと忙しい日々が続くと思いますが、くれぐれも怪我や病気がないようにだけ気を付けて頂き、悔いのない男役人生を過ごして下さい!

アシュレがラストなんて悔いが残る…。マジ、バトラーが観たかったよ!!!(涙)


デザインは好き

2013-10-23 10:06:57 | 日記
今日最後の写真です。

正直書くと、オリンピックの日本誘致は反対でした。誰もが言うように原発の問題も解決してない、まだまだ多くの人が仮設住宅で生活してるのに、浮世離れに感じてならなかったから。

でも、決まってことは仕方ない。あの時、安倍さんが世界中にアピールしたように、全力で解決・復興に取り組んでもらい、そして国民も文句ばかり言わず協力しなくてはね。

桜の花をアレンジしたこのデザイン画のように、咲き誇れる日本になってオリンピックが開催されることを切に願います。

ついでに書くと、消費税が上がるのは仕方ないと思ってます。でも、消費税を上げたことで、生活苦になったり、会社が倒産したりで、オリンピックを目指す子供達の夢や希望を壊すことにならないよう慎重に取り組んで頂きたい。オリンピックに出場出来る実力はあるのに、大人の事情で断念せざるを得ない状況なんて絶対にあってはならないから。

空の台座

2013-10-23 09:22:47 | 日記
8月に行った東京の思い出。写真チェンジしました。

せっかく東京に行くなら実物にお目にかかって写メしたかったんですよ!(笑)

このモニュメントは、引力と重力を逆さまにしているから、“空の台座”=“宇宙”と解釈していいのではなかろうか…?漫画でもそう解釈してたか忘れた…。

宇宙は無限大だからこそ、それをこのちっぽけな地球で表現するには、まさに発想の転換が必要になる。そう、単純に真逆にすればいい。なんでそんな単純なことに気付かなかったのか…。1+1=‘2’でなく‘田’でもいいもんね。本当に素晴らしいモニュメントです。

今日は予定が中止になったので家で暇人してます(笑)てか、初めてのお使いの子供みたいや(笑)