ディレクターズカット版を観てきました。
ぶっちゃけ、観なくてもよかったかな…?と後々思いましたが、なんせ今日は水曜日。男女共に1000円で観られる日だったのでその安さで観てきました。
インターナショナル版と一部の映画館だけディレクターズカット版が上映されており、地元神戸でもディレクターズカット版が上映されることになったので観てきたわけですが…、
先程も書いたように別に観なくてもよかったかな…と思いました。
超久々のミシェル・ゴンドリーの作品だったからそれだけが楽しみだったんですが、正直ストーリーはつまらなかった。
でも映像は超キュートでシュールなアイテムが散りばめられていて発想は面白かったです。所々そのアイテムたちで笑えた。さすが、ビョークのPVの映像作家だけあって、手作り感と遊び心満載で時にグロかったりもしますが、映像美術としてはそれなりに良かったと思います。ネズミ君が最後までいい味出してた。
ただストーリーがありきたりなのと、救いがない展開で、主人公に共感できる見せ方でなかったのがイマイチで後半はつまらなかった。
映像としての見せ方として、主人公の人生がダークになって行く様をカラーからモノクロに平行に見せていったのは上手いと思った。ただストーリーがね…。
多分、インターナショナル版は主人公のコランとクロエのカップルがメインで、対照的ではなく見方によっては同列なシックとアリーズのカップルの物語が端折られているんだと思いますが、どっちかというと主人公よりシックとアリーズの人生の方が私は興味深かった。
主人公の二人はどっちかというと「ムーラン・ルージュ」と被る。でも、シックとアリーズの関係は現代社会の問題にも通じるものがあったね。
何かに夢中になる…。現実を直視出来ないシックの存在はリアリティーがありました。何かに傾倒することは決して悪いことではない。ただ生活を脅かしてまで夢中になるのはいかがなものか…。というのを上手く描かれていたと思う。つくづく現実があってこその夢だと思うね。今その夢は大事なのか!?って思う時ってあるよね。ささやかな幸せにどうして満足できないのか?経済苦・借金苦による犯罪や自殺の原因ってそういうところにあるだよな…と思わせてくれる存在でした。どんなに貧しくても支えてくれる人がいたらそれだけで充分やん!?って私なら思ってしまう。その夢中にさせてくれる物や人って、大概いざという時は助けてくれない。
そういう意味ではディレクターズカット版で正解だったかなと思います。主人公二人だけの物語だったらもっとつまらなく感じたと思うから。
オススメはしませんが、映像美術が好きな方にはオススメ出来るかな…?CGやVFXが好きな方には物足りないかと思うけど。なんせ手作り感が見所です。シュールなアイテムがたくさん登場します。パンフレットを読む限りでは原作に忠実みたいなことが書いてましたが、もしそれが本当ならそれを立体化したミシェルも凄いけど、最初に発想した原作者も凄いね。かといって原作を読む気はないですが…。
今日のまとめ:ささやかな幸せが一番大きな幸せだと思うよ。小さなことに満足できないからより大きなものを追い求めてしまう。
決して悪いこととは言わない。夢は大きいに越したことはない。でも、手に入った時は満足出来るからいいけど、手に入らなかったらその分絶望も大きくなる。このさじ加減と割り切りが難しいとこなんよね…。
ぶっちゃけ、観なくてもよかったかな…?と後々思いましたが、なんせ今日は水曜日。男女共に1000円で観られる日だったのでその安さで観てきました。
インターナショナル版と一部の映画館だけディレクターズカット版が上映されており、地元神戸でもディレクターズカット版が上映されることになったので観てきたわけですが…、
先程も書いたように別に観なくてもよかったかな…と思いました。
超久々のミシェル・ゴンドリーの作品だったからそれだけが楽しみだったんですが、正直ストーリーはつまらなかった。
でも映像は超キュートでシュールなアイテムが散りばめられていて発想は面白かったです。所々そのアイテムたちで笑えた。さすが、ビョークのPVの映像作家だけあって、手作り感と遊び心満載で時にグロかったりもしますが、映像美術としてはそれなりに良かったと思います。ネズミ君が最後までいい味出してた。
ただストーリーがありきたりなのと、救いがない展開で、主人公に共感できる見せ方でなかったのがイマイチで後半はつまらなかった。
映像としての見せ方として、主人公の人生がダークになって行く様をカラーからモノクロに平行に見せていったのは上手いと思った。ただストーリーがね…。
多分、インターナショナル版は主人公のコランとクロエのカップルがメインで、対照的ではなく見方によっては同列なシックとアリーズのカップルの物語が端折られているんだと思いますが、どっちかというと主人公よりシックとアリーズの人生の方が私は興味深かった。
主人公の二人はどっちかというと「ムーラン・ルージュ」と被る。でも、シックとアリーズの関係は現代社会の問題にも通じるものがあったね。
何かに夢中になる…。現実を直視出来ないシックの存在はリアリティーがありました。何かに傾倒することは決して悪いことではない。ただ生活を脅かしてまで夢中になるのはいかがなものか…。というのを上手く描かれていたと思う。つくづく現実があってこその夢だと思うね。今その夢は大事なのか!?って思う時ってあるよね。ささやかな幸せにどうして満足できないのか?経済苦・借金苦による犯罪や自殺の原因ってそういうところにあるだよな…と思わせてくれる存在でした。どんなに貧しくても支えてくれる人がいたらそれだけで充分やん!?って私なら思ってしまう。その夢中にさせてくれる物や人って、大概いざという時は助けてくれない。
そういう意味ではディレクターズカット版で正解だったかなと思います。主人公二人だけの物語だったらもっとつまらなく感じたと思うから。
オススメはしませんが、映像美術が好きな方にはオススメ出来るかな…?CGやVFXが好きな方には物足りないかと思うけど。なんせ手作り感が見所です。シュールなアイテムがたくさん登場します。パンフレットを読む限りでは原作に忠実みたいなことが書いてましたが、もしそれが本当ならそれを立体化したミシェルも凄いけど、最初に発想した原作者も凄いね。かといって原作を読む気はないですが…。
今日のまとめ:ささやかな幸せが一番大きな幸せだと思うよ。小さなことに満足できないからより大きなものを追い求めてしまう。
決して悪いこととは言わない。夢は大きいに越したことはない。でも、手に入った時は満足出来るからいいけど、手に入らなかったらその分絶望も大きくなる。このさじ加減と割り切りが難しいとこなんよね…。