ちょうどスティーブン・ダルドリー監督作品を観たので、ちょっとここで言い訳を…、
去年、ニコールの「ラビット・ホール」を観て以来、ニコールがオスカーを獲った同監督の「めぐりあう時間たち」についてレビューを書きたいと思って、その前に「ダロウェイ夫人」を読んでからにしようと読み始めていたんですが、一向に読み終えられず…。だって、訳分からんねんもん!
もちろん私の読書力と読解力のなさが原因なのは分かっていますが、全く絵が浮かばないんですよ。ただ文字を追うだけ。私にとって絵が浮かばない小説は苦痛なだけなので、今完全に頓挫しております。
本の登場人物は、映画と同じ名前なのと、また近い設定なので読めるだろうと思っていたんですが、無理でした。なので本を読んでからのレビューは諦めてもいいですよね…?
ということで、「めぐりあう時間たち」…、ニコールがこれでオスカー獲得は嬉しいことは嬉しいんですが、正直、今でもいささか疑問ではあるんです。これってニコールが主役なん…?(個人的には「ドッグヴィル」で獲得して欲しかった…。ノミネートされてなかったけど…)
でも、脚本・映像・編集は素晴らしいです。同性愛映画だと勘違いされそうですが、私はその手の映画だとは思ってません。どちらかというと、コンプレックスも含めた人間愛だと解釈してます。好きになった相手やパートナーが、たまたま同性、姉妹であっただけだと思ってます。そして、テーマは己の進むべき道(生き方)と自己の解放だと思ってます。
同性愛色を外しても脚本・映像・編集ついでに音楽も、は本当に素晴らしいので興味ある方はご覧下さい。観れば観るほど深みがでる。もし監督やキャストのコメンタリーも聴けるのであればそれも聴いて欲しいですね。ニコールの変身ぶりと演技力は見応えあります。いつかちゃんとレビューを書くので、しばしお待ちを!←誰も待ってない。って…十分レビューになってるからもういいか…。
では、本題の「ものすごくうるさくてありえないほど近い」…、
いかにも私が好きなタイトルではあるんですが、内容的にはちょっと違ったかな…?
いずれにせよ、映画的にはよく出来てるけど、リアリティーという面ではイマイチ。とか言いつつ、泣いてましたが…(笑)
映画的によく出来ているのは伏線の敷き方が上手い!ヒューマン系の話なのに、伏線を敷くというある種謎解きのような見せ方をしたという点ではイマイチでした。
最初の導入部分からイライラモード全開で見ていて、第六区って何やねん!?また親の心子知らず、子の心親知らずの話か…、亡き父の遺品の鍵の鍵穴探しの旅の流れが取って付けた感丸出しの展開の上に、主人公の少年がまたイライラさせるんですよ!やはり子供が主役の作品は私には合わない…と、ついつい大人目線で見てしまい、彼の行動にツッコミを入れながら観ていたら、実はそれら全てが伏線だったという展開で、まんまと監督(?)の意図にハマってしまったという訳ですよ。謎が解明すると同時に、途中から泣きっぱなしでしたね(笑)
少年の気持ちが痛いほど分かって、自分と重なる部分もたくさんあって、最後は逆に羨ましいと思って見てました。私も同じ気持ちだよと思いながら…。私の場合は母親の死因と重なるかな。何が本当なのか、今となっては知りたいと思っても死人に口無し。親父に関してもそうだけど、分からないことだらけ。その知りたい気持ちを抑えてでも生きていかなくてはならない現実もありますよね。個人的にとてもタイムリーな内容でもありました。
ぶっちゃけタイトルで想像する展開ですよ。でも、いい意味で必ず騙されると思います。
ひょっとしたらこれからご覧になる方もいらっしゃるかもしれないので、これ以上書きませんが、直感で観たいと思われたらご覧下さい。きっと親子関係でどこか貴方と重なる部分があるかもしれませんよ。ちなみに私以外でも泣いてるお客さん結構いました。
今日のまとめ:音楽が「めぐりあう時間たち」と似ていて、フィリップ・グラス作曲かと思ったら別の方でした。めちゃ曲のニュアンスが似ていてサントラCD買おうか悩む~。もちろん「めぐりあう~」のサントラは持ってます。今聴きながら書いてます。
謎の解明はパンフレットにも詳しく書いてます。見終えた後にお読み下さい。いちびって書いちゃいますが、この作品のキーワードは私は“会話”だと思ってます。あと、YES・NOの方のストーリーが好きです。←なんのこっちゃ!?
サンドラ・ブロックめちゃいい女優さんになっていて驚いた。少年も迫真に迫ったいい演技してた。スティーブンはホンマ子役を活かすのが上手いね!
追記:予告で見た「アーティスト」めちゃ観たい!作品賞獲ると予想。「マーガレット・サッチャー」でメリルの超久々オスカーの予感も…。あと観たい映画は「大人のけんか」←なぜこのタイトルにしたんやろ…?
この三作品は必ず観ます!
「ものすごく~」は脚色賞なら獲れるかも…。ノミネートされてたかな…?←されてなかった。
アカデミー賞まもなく発表です!
追記2:またニコール、ラジー賞にノミネートされてるし…(涙)
追記:「リトル・ダンサー」観ました。実は一度も観たことなかったので…。率直な感想…、実話なら90点!実話でないので60点。でも結構泣けました。
去年、ニコールの「ラビット・ホール」を観て以来、ニコールがオスカーを獲った同監督の「めぐりあう時間たち」についてレビューを書きたいと思って、その前に「ダロウェイ夫人」を読んでからにしようと読み始めていたんですが、一向に読み終えられず…。だって、訳分からんねんもん!
もちろん私の読書力と読解力のなさが原因なのは分かっていますが、全く絵が浮かばないんですよ。ただ文字を追うだけ。私にとって絵が浮かばない小説は苦痛なだけなので、今完全に頓挫しております。
本の登場人物は、映画と同じ名前なのと、また近い設定なので読めるだろうと思っていたんですが、無理でした。なので本を読んでからのレビューは諦めてもいいですよね…?
ということで、「めぐりあう時間たち」…、ニコールがこれでオスカー獲得は嬉しいことは嬉しいんですが、正直、今でもいささか疑問ではあるんです。これってニコールが主役なん…?(個人的には「ドッグヴィル」で獲得して欲しかった…。ノミネートされてなかったけど…)
でも、脚本・映像・編集は素晴らしいです。同性愛映画だと勘違いされそうですが、私はその手の映画だとは思ってません。どちらかというと、コンプレックスも含めた人間愛だと解釈してます。好きになった相手やパートナーが、たまたま同性、姉妹であっただけだと思ってます。そして、テーマは己の進むべき道(生き方)と自己の解放だと思ってます。
同性愛色を外しても脚本・映像・編集ついでに音楽も、は本当に素晴らしいので興味ある方はご覧下さい。観れば観るほど深みがでる。もし監督やキャストのコメンタリーも聴けるのであればそれも聴いて欲しいですね。ニコールの変身ぶりと演技力は見応えあります。いつかちゃんとレビューを書くので、しばしお待ちを!←誰も待ってない。って…十分レビューになってるからもういいか…。
では、本題の「ものすごくうるさくてありえないほど近い」…、
いかにも私が好きなタイトルではあるんですが、内容的にはちょっと違ったかな…?
いずれにせよ、映画的にはよく出来てるけど、リアリティーという面ではイマイチ。とか言いつつ、泣いてましたが…(笑)
映画的によく出来ているのは伏線の敷き方が上手い!ヒューマン系の話なのに、伏線を敷くというある種謎解きのような見せ方をしたという点ではイマイチでした。
最初の導入部分からイライラモード全開で見ていて、第六区って何やねん!?また親の心子知らず、子の心親知らずの話か…、亡き父の遺品の鍵の鍵穴探しの旅の流れが取って付けた感丸出しの展開の上に、主人公の少年がまたイライラさせるんですよ!やはり子供が主役の作品は私には合わない…と、ついつい大人目線で見てしまい、彼の行動にツッコミを入れながら観ていたら、実はそれら全てが伏線だったという展開で、まんまと監督(?)の意図にハマってしまったという訳ですよ。謎が解明すると同時に、途中から泣きっぱなしでしたね(笑)
少年の気持ちが痛いほど分かって、自分と重なる部分もたくさんあって、最後は逆に羨ましいと思って見てました。私も同じ気持ちだよと思いながら…。私の場合は母親の死因と重なるかな。何が本当なのか、今となっては知りたいと思っても死人に口無し。親父に関してもそうだけど、分からないことだらけ。その知りたい気持ちを抑えてでも生きていかなくてはならない現実もありますよね。個人的にとてもタイムリーな内容でもありました。
ぶっちゃけタイトルで想像する展開ですよ。でも、いい意味で必ず騙されると思います。
ひょっとしたらこれからご覧になる方もいらっしゃるかもしれないので、これ以上書きませんが、直感で観たいと思われたらご覧下さい。きっと親子関係でどこか貴方と重なる部分があるかもしれませんよ。ちなみに私以外でも泣いてるお客さん結構いました。
今日のまとめ:音楽が「めぐりあう時間たち」と似ていて、フィリップ・グラス作曲かと思ったら別の方でした。めちゃ曲のニュアンスが似ていてサントラCD買おうか悩む~。もちろん「めぐりあう~」のサントラは持ってます。今聴きながら書いてます。
謎の解明はパンフレットにも詳しく書いてます。見終えた後にお読み下さい。いちびって書いちゃいますが、この作品のキーワードは私は“会話”だと思ってます。あと、YES・NOの方のストーリーが好きです。←なんのこっちゃ!?
サンドラ・ブロックめちゃいい女優さんになっていて驚いた。少年も迫真に迫ったいい演技してた。スティーブンはホンマ子役を活かすのが上手いね!
追記:予告で見た「アーティスト」めちゃ観たい!作品賞獲ると予想。「マーガレット・サッチャー」でメリルの超久々オスカーの予感も…。あと観たい映画は「大人のけんか」←なぜこのタイトルにしたんやろ…?
この三作品は必ず観ます!
「ものすごく~」は脚色賞なら獲れるかも…。ノミネートされてたかな…?←されてなかった。
アカデミー賞まもなく発表です!
追記2:またニコール、ラジー賞にノミネートされてるし…(涙)
追記:「リトル・ダンサー」観ました。実は一度も観たことなかったので…。率直な感想…、実話なら90点!実話でないので60点。でも結構泣けました。