ガイズ &ドールズ 前楽

2022-07-29 16:21:33 | ミュージカル


いやいやいやいや、めちゃくちゃ生きたミュージカルやん!?

めっちゃB級になりそうな内容なのに、めちゃくちゃ極上エンターテイメント作品に仕上がっていて、

本当に本当に、

めちゃくちゃ良かった!

まるで、ブロードウェイシネマで観た「キンキーブーツ」みたいに、役に嘘がなかった。真剣に役を演じていたからめちゃくちゃ感動した!

ぶっちゃけ、初演のミス・サイゴンがあまりにもガッカリだったので、その日のソワレで観た来日版ガイズがめちゃ良かったが、

今日のガイズの方がうん十倍も良かった!来日版よりいいって、これも奇跡だよ!


こんなこと書いたら申し訳ないけど、清く正しく美しい宝塚で上演する作品じゃないと思った。

下ネタは少なくても台詞は清くないやん、ギャングの世界だから。それをスミレコードでマイルドにして何が面白いねん!ってことですよ。

しかも、東宝版はめちゃくちゃキャラ立ちしてたから、めちゃくちゃ分かりやすい!

宝塚版は、ぶっちゃけさっぱりわからなかった。なんで、サバナにいくの??状態でした。

東宝版は、歌が上手い方たちだけじゃなく、お芝居も定評のある方たちばかりだから、ストーリーとしてもめちゃくちゃ良かった!

裏社会に生きる者と神に使える者が愛し合う。一見馬鹿げた内容なのに、あり得るかも!?と思わすくらい生きた人間を演じていたから尚素晴らしかった。

ぶっちゃけ泣けた。

まるで「リーマン〜」「ギャツビー」を観るのは必然だったかのように時代が似てた。ま、どれもニューヨークが舞台だからね。

キャスト評は後日アップしますが、とりわけ、林アキラさんの歌声に泣かされた。まるでレミゼの神父さんのような立ち位置に、真実の愛について歌う歌声に胸に刺さるくらい気持ちがこもっていました。

ミュージカルって、歌って踊ってがメインみたいなところがあるけど、やはり、歌とダンスは表現方法のひとつに過ぎない、伝えないといけないのは、役の心。作品の心だと思った。

それは、メインキャストだけ頑張ればいいのでなく、アンサンブルの方々のサポートあってこその、お芝居であり、ミュージカルであり、エンターテイメント作品なんだと思うよ。

私は歌のパートだから、私はダンスのパートだから、じゃなく、たとえ台詞がなくても登場人物の1人として人生を演じてくれないと生きたミュージカルにはならない!

もちろん、舞台装置も生きてた!盆が回りながら迫り上がる、迫り下がる。まるでリアルに地下階に降りたり、下水道に降りているかのように見せていて、素晴らしい演出だった!

梅芸で上演できなかったのは、かつての「ミス・サイゴン」同様、天井が低かったり、奈落が狭かったり、などの舞台機構に問題があったと推察。

コロナでいつ中止が分からない中、舞台機構、生オケ、役者陣、スタッフが一流揃いの極上エンターテイメントを観させてもらって、博多座まで来た甲斐がありました。

本当は、帝国劇場でも観る予定でしたが、コロナ禍で中止なりました。

今回も急に中止になるかもしれない覚悟で博多に参りました。

関係者皆さんの努力で大千秋楽まで上演できそうですね。

本当に良かったです!

チケットの神様に感謝というか、手放してくれた方に感謝です。

っていうか、前楽はカーテンコールの挨拶はないんやね。藁








月組「グレート・ギャツビー」1回目

2022-07-25 17:40:47 | TAKARAZUKA
オーバーチュアないんや~

ま、いいか…。

やっぱさ、銀橋芝居があるのがいいね!銀橋があるだけで、日生劇場では創れない別空間、異空間を演出出来るから、やっぱ大劇場公演は最高やね!


ええと、初めてご覧になられる方なら今作は全く問題ないかと思いますが、

初演も、映像でしか観たことない日生劇場版も、私みたいな誰よりも思い入れがあり、まるで映画「ミザリー」のキャシー・ベイツみたいに拘りが強い人間にとっては、

正直、あれもこれも言いたいことが山のようにあるのですが、

今日はやめときます。まだ観るから。

っていうか言わない約束をしたので超イジワル発言は控えます。ま、そんなイジワル言うようなダメ出しはないけどね。

あえて今、書いて差し支えがないのは、

うみちゃんのデイジーが、私の想像を裏切るほどめちゃくちゃ良かった!

初演の鮎ちゃんへの思い入れが強すぎて、デイジー役に関してはノータッチでいようと思っていたんですけどね、

思いの外、めちゃくちゃ良かった!

初め、めちゃ鮎ちゃんの喋り方を真似てるやん!?と思って観てましたが、だんだんうみちゃんのデイジーに変貌していって、全然過去のデイジーの亡霊がちらつかなかった!とっても好感が持てるデイジー像を作り上げていました。

墓場のシーンが全く嫌味がなかった。1番のダメ出しポイントにする予定で書く内容を観る前から決めていたのに、まさかの自然な流れに書くことがなくなった。

さち花さんのママとセイヤー夫人もめちゃくちゃ良かった!自分の役目を分かってるお芝居だったのでめちゃくちゃ安心して観ることができました。

あとまゆポンのイケオヤジぶり、ユウキちゃんの歌唱力、羽龍ちゃんのジュディ、が一目置く存在感がありました。

あとは、無難な役作りでした。まだまだ進化の余地を感じた。

2幕目のチナツ様の指輪の件の新シーン、あそここそがトムの人間性というか深層心理や無意識を1番出さなきゃいけない重要なシーンだと思うから、あそこは流して欲しくないな。

っていうか、全体的に台詞流し過ぎじゃない?間延びはしない分、重要なシーンがスルーされてしまってる。特にゴルフの最終ラウンドのシーンね。

ちゃんと言葉を置いて緊迫した重要なシーンにしなけゃいけないのに、軽く流されてしまってる。印象に残らなくなっちゃうんよね。

その点に関しては、うみちゃんとみちるちゃんが上手かった。あ、まゆポンも。まゆポンの台詞は、この作品のキーだからね、めちゃ重要。



♪神は見ている♪の三重唱?がめちゃくちゃ良かった!レイコ君とちなつ様の真骨頂なる見せ場になってると思った。

それにしても、いつからコーラスの月組になったん?と聞きたくなるくらい迫力が半端なかった!

なのに、歌から台詞になると声が小さくなったり、腹から声が出てなかったり、台詞が少ないんだから勿体なかった。あ、レイコ君ではないですよ。

レイコ君は、正直、力み過ぎやと思う。ぶっちゃけ、いい声やし声が通るからめちゃよく喋ってるイメージ。もう少し寡黙で俯瞰したクールなギャツビー像でも良かったような気がするが…。ぶっちゃけ、闇を抱えているようには見えない。m(__)m ま、カリンチョさんともアサコさんとも違うアプローチのギャツビーであったことには違いない。レオに近かったような…。ま、初めて観る方には問題ないギャツビー像ではあったと思う。普通にカッコイイからね。

せやな、どっちかというと、オダチンのニックにまだまだ迷いを感じたな。2幕目は良かったけどね。台詞を必要以上に丁寧に喋っていたから、不自然な会話になるんよね。段取りに聞こえる。ぶっちゃけ余計な間が多かった。2幕目は、感情が乗っていたので自然だったけどね。1幕目は緊張してたのかい?って感じ。

オダチンに限らず、全体的に、一方では台詞が流され、一方では台詞が不自然に置かれ、ぶっちゃけ、まだ台詞を咀嚼しきれていないというか模索中なのが伺える。

まあまあまあまあ、まだ観るので次回、どう進化しているのか楽しみにしてます。

そうそう、初演の時は、合言葉で楽しませてもらったから今回もアドリブ効かせて欲しいね。藁



プログラム、買うつもりなかったけど、絶対もりえちゃんが写ってるはず!と思って買ったらやっぱり載ってた!!

ありがとうございます!!

エリザベートといい、ギャツビーといい、もりえちゃんが、私の思い入れと関わっていて、ファンになるのは必然だったのかもね!(笑)

ちなつ様がトムを演じてくれて、ナツコ副組長がヒルダを演じてくれて、

ホンマに感謝感謝です!






追記:うみちゃんデイジー役作り考察。

今回、うみちゃんのデイジーがなぜ良かったのかを考えました。

こんなこと書いたら申し訳ないですが、中日劇場で観たともちゃんデイジーと日生劇場のあいちゃんデイジーが、ぶっちゃけ私のイメージではなかった。1番の理由は、ギャツビーの墓場のシーンでニックの手を握ったからです。

初演の時は、最初の頃は、鮎ちゃんデイジーはいっちゃんニックの手を握らず去っていたんですね。確か、そうだったはず!

その後、握る演出に変わり、それが東宝、中日、日生と継がれていったんですよ。

ちなみに、初演大劇場公演にはオーバーチュアはありませんでした。東京公演からです。

墓場のシーンの鮎ちゃんのデイジーは、完全に鉄の鎧を着た悪女に徹した登場だったので、映画では墓場には来ませんが、小池先生版では登場しました。そこに現れたデイジーは、冷酷な眼差しで登場。自分のせいでギャツビーが死んだ。その申し訳なさでは来たのではなく、完全にお別れ、もう記憶から抹消するための最後の挨拶に来たと私は解釈しました。本来、原作でも冷酷だから。鮎ちゃんも原作のイメージで登場したと思うんですよ、最初は。

ですが、途中でニックの手を握ることで、今まで創り上げたデイジー像が変化します。何が大きく変わったかというと、冷酷なデイジーじゃなくて、鮎ゆうきに戻ったんですよ。

何が言いたいかというと、鮎ちゃんと一路さんの関係性ですね。鮎ちゃんがトップになる前は、男役としていっちゃんの弟分を演じたり、娘役に転向してからは、新人公演でいっちゃんの相手を演じたこともあるんですよ。

なので、あの手を握るシーンは、鮎ゆうきが一路さんへのありがとうの感謝の意味も含まれていたと思うんですよ。真意は定かではないですが。

初めてそのシーンを観た時は、小池先生ありがとう!と素直に思った。

これは単純に、私自身が鮎ちゃんの卒業が悲しくて仕方なかったから、私が勝手に想像しているに過ぎないのですが、

鮎ちゃんのトップ時代の役柄からしても、デイジーほど大人な役でめちゃくちゃ綺麗な役はなかったんですよ。ずっと可愛い女の子の役しか演じてなかったので、それこそ、デイジーの登場シーンの美しさは、今までの鮎ちゃんの歴史と被るんですよ。

可愛い女の子が大人になったんですよ。デイジー役で。もう鮎ちゃん自身がデイジーそのものだったんですよ。

決して、鮎ちゃん自身が冷酷な女性であると言いたいのではなく、大人の女性役を演じている鮎ちゃんと被っているという意味です。

台詞通りの綺麗なおバカさんになっているんですよ。本当の馬鹿になったのではなく、感情を捨てた鉄の鎧を着た女性に。

ギャツビーと再会してその鉄の鎧が脱げそうになったけど、過去を取り戻せない…、人を轢いてしまった…、自分にはパメラがいる…。再度鉄の鎧を着、完全鍵をかけてしまった。人間の感情を捨てた、本当に綺麗なお馬鹿さんになってしまった。それが鮎ちゃんのデイジー像。

それが、一路さんの手を握ることで、鉄の鎧を着たデイジーが鮎ゆうきに戻ったように感じたので、めちゃくちゃ嬉しくて感動したんですよ。

これは、デイジーの生き様と鮎ちゃんの宝塚人生が完全一致した稀なケースなんですよ。小池先生だって、そのつもりでギャツビーを上演しようと思ってなかったと思うんですよ。

本来、小池先生のバウデビュー作に、しかもカリンチョさん主演の時に、ギャツビーをやりたかったけど却下されたから、大劇場のカリンチョさんの公演で実現したに過ぎないんですよ。

たまたま鮎ちゃんの卒業公演が、まさかのまさかの、鮎ちゃんの集大成となる当たり役になったわけですよ。

私自身、鮎ちゃんのファンとして、今までにないめちゃくちゃ演技力を必要とする役で、かつ大人の色気が漂いまくっている超絶美しい鮎ちゃんを拝見できて、最高に嬉しくて仕方なかった。しかも、作品としても宝塚史上最高傑作に出会い、中日公演にも行ったわけですよ。

これは、ともちゃんが悪いわけではなく、残念なことにラストの手を握るシーンでまさかの興ざめだったわけですよ。

理由は、上記の通り、冷酷なデイジーがニックの手を握ったとて紫ともに戻らないからです。戻る理由がない。

新しくカリンチョさんの相手役になったともちゃんが、あそこで手を握ったからといって紫ともに戻らないんですよ。一路さん、これから宜しくね!にはならない。鮎ちゃんだから成立すりシーンなんです。

何をしてもデイジーのままなんですよ。だから、手を握ってしまうと、あんたのせいでギャツビーが死んだやで!嘘を突き通すなら最後まで嘘を突き通しなさいよ!原作通り冷酷なままでいないよ!とついつい思ってしまう。

あの手を握らせることになんの意味があるんですか!?と小池先生に言いたくなるんですよ。

これは、日生でも同じです。ともちゃんもあいちゃんも原作通りのデイジーだったのに、手を握ることで今でいう、サイコパスか!?って思ってしまうわけです。

なので、長い前置きになりましたが、今回うみちゃんのデイジーでも、手を握る演出だったら同じように思うんだろうなーと思ったら全然違った。むしろ全然不自然ではなかったから驚いたのであります。

なぜうみちゃんのデイジーが良かったかと言うと、デイジーの初登場シーンには、全く鉄の鎧を着たデイジー像ではなかったこと。冷酷な綺麗なお馬鹿さんではなかった、まだ5年前と変わらないピュアなデイジー像に見えたから。ぶっちゃけ、5年前も気まぐれデイジーには見えなかった。純粋なデイジーがそのまま結婚して子供を育てている感じ。

鮎ちゃん、ともちゃん、あいちゃんのデイジーは、母親によって愛し合っていたギャツビーと強引に引き裂かれ、もう誰も信じない、感情を捨てた綺麗なお馬鹿な女性になる決心をし、5年後理想の女性像になっていた。

うみちゃんのデイジーは、まだお馬鹿さんになりきれていない、まだまだ5年前の純粋さが残っているデイジーだったこと。

ここがそもそもの大きな違い。

これは新しい発見だったのですが、人間って、本来備わった本質はそう簡単には変えられないんよね。

金持ちのお嬢さんは、たとえ貧乏になっても金持ちの振る舞いをしてしまう。逆に、貧乏だったら、お金持ちになってもついついケチケチしてしまう。例えばね。

生まれもった性格はそう簡単には変わらない。どんなに強い意思があっても。

これもたまたまだったのかもしれないけど、うみちゃん自身が歴代のデイジー像を真似しきれていないことが逆に功を奏した感じ。逆にいえば、うみちゃん自身の人間性が隠しきれなかったとも言える。

結果的には、綺麗なお馬鹿になる決心をしたけどもやはり自我を捨てきれなかった。トムは浮気症と知っているけど嫌いではない、パメラも大事、ましてや、ギャツビーとの関係性を引き裂いたお母さんや家族も大事。

ギャツビーと再会して心が揺れ、5年前に自分に戻ったけど、やはり今の家庭も大事。でも、ギャツビーも好き。

ギャツビーは、そんなデイジーをより愛しく思えているから自分が身代わりになってデイジーを守り抜いて証拠隠滅を図った(が殺されてしまう)ま、ニックは知っているけどね。

デイジーは、ギャツビーの愛を感じていたから、墓場に来た。花を手向けた。ニックの手を握ったのは、ギャツビーのために色々な後始末をしてくれた感謝の気持ちもあっただろうし、ひょっとしたら黙ってくれたことにも感謝してるだろうし、ギャツビーの分も生きていく決心もしてるだろうし、幸せになることも、

また、ギャツビーには申し訳ない気持ちと同時にトムと一緒に墓場まで秘密を持っていく、十字架を背負う覚悟も決めたとも思う。

だから、手を握っても海乃美月ではなくデイジーのままだったから良かったわけですよ、少なくとも私にとっては。

今まで綺麗なお馬鹿さんにはなりきれなかったけども、ギャツビーの死によって、この墓場のシーンによって、デイジーが本当の綺麗なお馬鹿さんになるきっかけになったと私は解釈しました。

うみちゃんはそこまで考えて創っていなかったと思うが、私にはそう思えるデイジー像だったので、新しい発見と解釈が出来たのでめちゃくちゃ良かったのであります。

うみちゃんのデイジーは、現代の女性に通じるリアルな女性像だったのではないでしょうか。

ということで、私の勝手な意味不明な解釈をお読み頂きありがとうございます。

苦情は受け付けませんので悪しからず。

m(__)m
















雪組「心中・恋の大和路」

2022-07-24 23:09:54 | TAKARAZUKA
やっぱ、私は生きた言葉が聞きたい!!

たとえ演技は未熟でも、一瞬でも素の自分から役に乗り移ったり、台詞なり歌なり魂を込めようとする生きた言葉が聞きたい!

ということで、そら君、あやちゃん、カチャの元宙組トリデンテがめちゃくちゃ頑張っていた、まさか観れるとは思っていなかった「心中・恋の大和路」を観てきました!

ぶっちゃけ書くと、前回の、壮さん、あゆっち、マッツのトリデンテの雪組公演があまりにも完成度が高かったから、今回は、いくらポスターは良くても、役とのバランスは大丈夫なのか不安ではありましたが、

昨日のリーマン・トリロジーがめちゃくちゃ引き立て役になったよ!

めちゃくちゃ良くもないけど、めちゃくちゃ悪くもなかった。

皆頑張っていたのがめちゃくちゃ伝わってきた。

ぶっちゃけ書いて申し訳ないけど、専科さん以外はお芝居の人たちじゃないと思った。

でもね、凄く頑張ってた!

何だかんだ言って皆若いやん!?思い入れもないやん!?

ですが、恐らく谷先生にしごかれたんやろな~というのが伝わってくるくらい、言葉が生きてた!台詞を言わされている感が全くない!

そりゃ、壮さんもあゆっちもマッツもベテラン。退団を控えてた立場やん。これからトップになるかもしれない生徒たちと思い入れが異なって当たり前!完成度が異なって当たり前!

それでこれだけ表現できたら充分だと思う!

決して溜め息をつくようなシーンは1つもなかった。

むしろ、新口村で、ゆうちゃんさんとあやちゃんのシーンからラストまでまさかの涙涙でした。

それまで、皆頑張ってるやん!?と親心で観てたのに、新口村で完全に引き込まれてしまった。

カチャのソロからの雪路。めちゃくちゃ良かった!!

カチャの本気も伝わったし、そら君もあやちゃんも役と同化してたし、めちゃくちゃ心に響く名場面に化けた!

やはり、リーマン・トリロジー、どこが面白いん?ツイッター検索したら、更に評判が高くなってるけど、理由が書かれてないからめちゃ疑わしい。

私は、やはり、未熟ながらも役作りに頑張り、生きた言葉を伝えようとしていたこの子たちの演技を高く評価したい!

ちょうど古典芸能の勉強をしていた時に、道行(みちゆき)という言葉に出会った。

最初は、道を辿ってるだけやん!?と軽く思っていたけど、今日、改めて2幕目での大阪(道頓堀)から奈良(新口村)までの道行を観させてもらって、

忠兵衛と梅川の死のロード。追っ手に追われる身の上で、既に死を覚悟しながらも二人て生きていくことを選択し、親父さんの助けを微かな希望として新口村に向かう二人。

結局、親父さんからは跳ねのけられ、死を覚悟しながらも、結果的には死のロードではあったけれども、たとえ死が迫っていても生きるために雪路を歩き続ける二人。

道行とはまさに生きる希望。生き続けること。人生そのものなわけなんよ。自殺するなら歩く必要はないやん。

めちゃくちゃ人生観を学ばせてもらいました!

このタイミングで上演してくれてありがとうと言いたい!

たまたまご縁で古典の勉強をさせてもらったことが、今日ここで更に学びと気付きに繋がりました。

人生に無駄なことはひとつもない!

昨日のリーマン・トリロジーといい、今日の大和路といい、結果が良くても悪くても、全て導かれているんだと思った。

改めて、

結果を悔やむことはない!

全て学びであり、全て必然なのだから!

と思った。

本当に本当に、今のメンバーでしか観れない「心中・恋の大和路」を観ることができて、

めちゃくちゃ幸せ!

今日、私をドラマシティに導いてくれた友人にめちゃくちゃ感謝します!

本当に本当にありがとうございます!!



あ、全然、皆が知りたいような感想になってないね、すみません

m(__)m











リーマン・トリロジー

2022-07-23 19:57:33 | シアターライヴ
いやいやいやいやいやいや、

どこが面白いん???

延々と説明台詞を述べてるだけやん。

そりゃ3名の男優さんは凄いよ。誇大な台詞量を延々と喋らさせられて。1役だけでなく何役も、女性役も赤ちゃんも青年も演じて。

でも、自分の役も相手の役も説明してるだけやん。ぶっちゃけ、役作り要らんやん!?

これって詩的なんですか?韻踏んでました?私には韻を踏んでるようにもリズミカルな台詞回しにも聞こえませんでしたけど。

いやいやいやいやいやいや、

これ、脚本として手抜き過ぎやろ!

こんな言い方したら悪いけど、ベルばらより酷すぎる。

本来は、会話の中から人物像や背景を想像させることができるのが、素晴らしい脚本じゃないの?それを全部説明したら、何を想像するの?なんも面白くないやん!

G2さんや生田先生の方が何倍も何倍も素晴らしい脚本やわ!


ということで、とってもとっても評判が良く、今月の27日で日本での上映権が終わるということで、急遽京都で上映が決まったので観てきましたが、

ホンマに酷い脚本。

伝記小説の言葉をそのまま台詞にした感じが本当に頂けない。

ちゃんと生きた人間の言葉で表現して欲しかった。

ずっと客席に向かって喋って、結局何を伝えたかったのか分からん。

家族経営は破綻するって言いたかったのか?GUCCI一族みたいに。

ぶっちゃけ、私自身、リーマンショックも平成のバブルが弾けたときも生活に影響がなかったので、他人事であるのですが、本当に他人事だと思わせる内容でした。

脚本の出来不出来はさておき、リーマンブラザーズの歴史、栄枯盛衰は興味深かった。

ドイツから移住し、衣料店から商売を始め、大火事や南北戦争などの大ピンチからのし上がってきた様、綿花を安く買って高く売って儲けるといった、今のメルカリやBOOKOFFみたな経営の先駆者的な発展の仕方。

南部アラバマから北部ニューヨークに移り住み、まさにユダヤ人のロスチャイルド家みたいに儲けたお金で投資銀行を設立。

鉄道やパナマ運河に投資して更に大きくなり、1929年の世界大恐慌で株価が大暴落しても、ピンチをチャンスに更に発展してきた。

その逞しさは、全く背景を知らなかったので大変興味深かったけども、結局何が伝えたかったのかさっぱり分からなかった。

2008年のリーマンショックで破綻する以前に、リーマン一族は滅んでるし、家族経営で破綻したわけじゃないし、

本当に何が言いたかったん???

ぶっちゃけの本音を言わせてもらうと、

ある脚本家さんが素晴らしいと言うから期待したのに、あなたの脚本の方が何万倍も素晴らしいですよ!と言いたい。

役者さん以外で、何が素晴らしいのか教えて下さい!

これが本音です。っていうか、全て本音です。



『24451~君と僕の声~』

2022-07-17 23:51:00 | ライヴ
先ずはじめに、ライブに関係ないことばかり書いてます。

すみませんm(__)m



KinKi Kidsデビュー25周年、おめでとうございます!!

今年は、KinKi Kidsだけでなく、つよっさんのソロ活動も20周年!

そして、そして、明菜さんもデビュー40周年の年でもあります。

デビュー年はそれぞれ異なるのに、周年が重なるなんて凄いね!

そして、今日7月17日は、しのぶさんの誕生日!

その4日前の13日は、明菜さんの誕生日!

更に12日前の1日は、さんまさんの誕生日!

さんまさんとしのぶさんの元夫婦のファンだったのでちゃんとチェックしてます!藁

そして、そして、21日が、

KinKi KidsのCDデビュー日!

イベントが重なるね!

っていうか、本来KinKi Kidsのファンじゃなかったのに、たまたま、つよっさんの音楽に導かれただけなのに!

KinKi Kidsの25周年記念ビッグイベントに参加してるなんて!!

不思議なめぐり合わせ!!!(笑)



ということで、京セラドームに行ってきました!!

開演前のてんでバラバラの不協和音の拍手の音が、客電が落ちた瞬間から1つの音になる瞬間に、めちゃくちゃゾワゾワした!

舞台だと多くても2000人前後だけど、京セラドームだと5万人はいたよね?その5万人の拍手が一体に瞬間はめちゃくちゃ迫力がありました。

そして、スタンド席からの眺めがめちゃくちゃ神秘できだった。ペンライトが星にしか見えなかった!

めちゃくちゃキレイだった!

ペンライトを持つようなコンサートなんて行くことないからめちゃくちゃ神秘的かつ幻想的でした!

いやー、それにしても、

やはり、つよっさんと光一くんが揃うと、関西のお笑いイベントに参加してる感覚になるわ!

(笑)

私生活では全く他人同士、お互いの連絡先を知らないと間柄なのに、それぞれソロ活動も充実しているのに、

KinKi Kidsとして二人が揃うと、ほんまにお互いの連絡先知らんの??と疑いたくなるくらい、ボケとツッコミが成立してる不思議な関係。

お笑い芸人さんも、コンビ同士ではプライベートは無関心・無関係な方たちが多いですが、それを思うと、

コンビとして長く続く秘訣は、適度な距離。いや、仕事とプライベートを完全に分ける徹底さにあると思う。

っていうか、つよっさんと光一くんって、昔はつよっさんがボケで光一くんがツッコミの印象がありましたが、今は完全に逆なんやね。

そういや、つよっさんもボケまくってた、翼やお父さんで(笑)

光一くんは、ここぞとばかりにボケまくってた。毒舌キャラのツッコミイメージが強いけど、ツッコミキャラのはずなのに、ボケに徹する姿に、2回目のライブ?イベントにして光一くんのエンタメセンスに感動した!

光一くんは、あの広いドーム空間をまるで自分のリビングにいるような寛いでいた時もあったね、暑かったり、コンタクトが曇ったとき。藁

今回のイベントを1番楽しみにしていたのは光一だったのではないか!と思うくらいファンサービスが素晴らしかった!

本来の毒舌ツッコミキャラの光一くんが登場するひと場面がありましたが、今回のイベントに限らず、一昨年のライブも1番楽しでたのは光一くんだったことが今日分かった。

ま、つよっさんと出来ることが単純に嬉しかったのかもしれないけどね。めちゃくちゃつよっさんに気を使ってたしね。あ、難聴で体調に響くから気配りしてたという意味です(汗)

あ、決してつよっさんが楽しんでなかったのではなく、つよっさんはファンに来てくれてありがとう!の気持ちが、自分が楽しむより優先。なんか、あの広大な宇宙空間をめちゃ俯瞰して見ていたような感じもしたな。藁

光一くんは、ファンが楽しんでるのを一緒に楽しんでる感じ。来てくれてありがとう!という気持ちより、無事このイベントが出来る歓びのほうが優ってる感じ。っていうか、最初は、光一くんの方が童心なに返ってる印象だったけど、後半になるにつれて、実はファンを楽しませようとエンタメに徹した印象に変わった。

実際は、どうかは分からないが…(笑)

というか、今日分かったのは、つよっさんはソロでも音楽活動してるけど、光一くんのソロ活動はミュージカル舞台やもんね。

光一くんは、去年はソロコンサートを巡演してましたが、基本は舞台だから、音楽イベントは単純に嬉しいんだと思った。

が伝わってくる第一発目のボケ掴みでした。ミュージカルだとボケられないもんね。

以上、私のKinKi Kidsコンビ論はこれくらいにして(笑)

普段のコンサートがどれだけ派手なのかは分かりませんが、前回のライブと派手さは変わらないと思ったが、確かに衣装替えが、ジャケットを脱ぐくらいだったように思う。

東京公演もあるので、演出のネタバレはこれくらいにして、

トークは本当に楽しかった!

なのに、曲が流れるとお笑いコンビからアーティストに変貌する様がやはり2人の魅力だと思った。

全くファンじゃなかったのに、25年のうちの約3年間のにわかファンなのに、聞いたことある曲ばかりで何処で聞いたんだろう?と不思議なくらい聞き覚えがある!

やはり、いつもオリコン1位を記録するだけはある!

楽曲の誕生秘話や歌詞の解釈など、めちゃくちゃ新鮮でした。

エエ歌詞というより、楽曲提供者のセンスが素晴らしい!そりゃ耳に残る曲だと思わせる大御所やアーティストの方々の提供だと思った。

そういえば、SMAPもそうやもんね。

今回歌ってくれた曲は全て、モニターに歌詞が映っていて、大人の恋愛の歌詞だけでなく、まさにスピリチュアルな内容であったり、普遍的な愛であったり、もっとチャラい歌詞だと思っていたらびっくりした。

m(__)m

ジャニーズ特有のCDデビュー前の曲も歌ってくれましたが、その歌詞も大人な内容だった。

そう、ジャニーズって、すでにグループは結成されているのに、バラエティー番組でも紹介されているのに、オリジナルの曲もあるのに、CDを発売しない限りデビューしたことにならないジャニーズ特有の決まりごとがある…。


今思い返すと、ヒットの秘訣は曲調だけでなく歌詞にもあることが分かる。

お恥ずかしながら、ワタクシ、昔は、日本語なのに歌詞が聞き取れない、理解出来ない人間だったので、メロディーでしか選曲出来なかった。だから洋楽にめちゃハマった時期があった。

今なら歌詞も読めるようになったから、昔のヒット曲の歌詞にスピリチュアルな内容の歌詞が多かったことに驚き!(笑)

特に明菜さんの曲なんてスピだらけ!全く理解しないで聞いてた。

は、さておき、

KinKi Kidsの凄いところは、自分も曲を書ける!

つよっさんの作曲のセンスはしってましたが、今回光一くんが作曲した曲が数曲あり、光一くんのセンスも素晴らしいことが分かった。

二人とも、ほんま、努力の天才だと思った。バラエティ番組で共演した吉田拓郎さんとの出会いから2人とも音楽を学ぶようになったわけだし、しかも、なんといっても、当時2人とも拓郎さんのこと知らなかったという事実に驚き!逆に、拓郎さんの、その番組に出たくなかったという事実には納得。藁

犬猿の仲とまではいかなくても、蝶々と犬の間柄ではあったわけやん。⬅どんな喩えや!藁

無関心と近くにいたら吠えたくなるような関係性というか…。

と思うと、やはり2人とも元々備わった人間性と真面目さ、元々才能があったのは当然だけど、努力の天才でもあったから大御所にも認められるようになったんだと思った。

真面目と言えば、私の舞台観劇歴においてジャニーズのメンバーは本当に真面目!

草彅くん、斗真くん、森田剛くん、最近では橋本良亮くん、しか観てないけど。すみません、浜中文一くんは結構観てた京本大我くん、真田佑馬くんも!名前を覚えていないだけでジュニアの子も意外と観てるかも…。

先輩だと錦織一清さんや岡本健一さんもやね。


私の勝手なイメージで、ジャニーズはチャラい印象が強かったが、AKB関係の子も含め、お芝居のアプローチから真面目さと人間性が見えてくる。

今思い返せば、特にグループおいては、真面目で寡黙な子より、出しゃばりでよく喋る子の方が目立つから、その人の印象がグループの第一印象となっていたと推察する。

昔から、グループ内に一人必ずよく喋る人間がいたよね。今思えば、その人もTVの中で作られたキャラクターでしかなかったんよね。今なら分かるけど、昔は、TVに映る姿も現実だと思ってしまう。

人間性といえば、ラジオ。ラジオは、昔から素がでるから、TVとギャップがある方が多かった!ラジオだって、喋っているのは一人だけど、空間にはスタッフもいるから一人だけじゃないのになのに素で喋っているよね。不思議な空間だね。

つよっさんのラジオは、めちゃくちゃ人間性が溢れ出てる。


今の2人のソロ活動を見ると、まだ光一くんのSHOCK!は観たことないが、ダイジェストは見たことある。もはや、2人とも、アイドルではなく完全にアーティストやもんね。

KinKi Kidsの時だけアイドルって感じかな?

と思うと、KinKi Kidsを応援すると必然的に3パターンの醍醐味を味わえる仕組みになってるってことやね。


全然コンサートに関係ないことばかり書いてますが、ついでに書くと、

私のようなテレビない人間にとって、KinKi Kidsのブンブブーンは幻の番組なんよね。中井君の金スマも。アプリで観ることができなかったのに、今年に入って見逃し配信が可能になり、ブンブブーンでスタッフの要望に応えたり、金スマに出演した2時間スペシャルも観ることができました。

今年はCDデビュー25周年なので、25円でCM出演をする企画をしたり、つよっさんはGYAOで「つよしP」が始まったり、今年はイベントがてんこ盛り。

解禁になりましたが、YouTubeも開設することになり、会場内今日一の熱狂に包まれてました。

何度も書きますが、ワタクシ、全然KinKi Kidsのファンじゃなかったのに、私も狂喜乱舞しちゃいました(笑)

ニノくんのYouTubeもめちゃくちゃ人気あるし、実際おもろい!

KinKi Kidsの登録者数が楽しみ!

そのうちジャにのチャンネルともコラボもありそうだから、私みたいに本来ジャニーズとは縁がない者にとっても、実はジャニーズのメンバーはただのアイドルではなくて、苦労人で玄人のおじさんたちの集団だった!m(__)m という実態が分かるのも楽しくて仕方ない!コラボも楽しみで仕方ない!

ジャニーズも新しいファン獲得のために城塞の堀の高さを下げてきているのはいいことだと思う。下げ過ぎたら希少価値も下がるので、適度なバランスを維持しながら続けてもらいたいと思います。⬅お前はどこぞのプロデューサーや!?(笑)

ということで、今日は、CDデビュー25周年ライブイベントの内容より、私とジャニーズみたいな内容になって申し訳ないです。書いているうちに、あれもこれもイメージが降りてくるから、途中で書き足しまくったので、より意味不明文章になった。

ま、あまりの文章の下手さに、途中で断念された方が大半だと思うから、

ま、いいか!

(笑)

8月東京公演に参加される方は、過去のライブや番組で着た衣装をチェックされるとより楽しめるよ!

あ、めちゃ肝心なことを書くのを忘れてました!

27日に発売される新曲がなんと!

山下達郎さん&竹内まりやさんの夫婦とKinKi Kidsとの楽曲。

♪Amazing Love♪は、ラジオで何度も聞いていて、めちゃ耳馴染みがいいといかサビが鬼リピしてしまうくらいいい曲!

今日初めてカップリングのまりやさんの曲を聴きましたが、光一くんの声質と歌い方がめちゃまりやさんと被る!

つよっさんより光一くんの方が、まりや100%だったよ!

(笑)

ホンマ、まりや節炸裂な曲だった!

CDを予約したので楽しみ!!