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星組「めぐり会いは再び」

2011-04-26 03:08:34 | TAKARAZUKA
こちらは、笑った泣いた~!

セット的には華やかさに欠けますが、内容はとても良かった!星組も芸達者な生徒たちが揃っていて感服しました。

全く軽いラブコメディではなく、男とは?女とは?結婚とは?といった永遠のテーマを扱っていて、古典の中にも現代的なエッセンスを盛り込んでいてとても良かったです。っていうか、原作は読んだことないので、「愛と偶然の戯れ」、図書館に置いていたら借りて読んでみたくなりました。どうしても“偶然”という単語には敏感に反応してしまうんで。内容が良かっただけに読んでみたい。

まさか泣ける内容になっているとは思ってもなかったですが、本当皆さん芸達者!

特に、ベニー最高!芸が細かい!てっきり悲劇の人だと思ってましたが、まんまと覆えされました。

ねねちゃんも上手い!ショーのエストレーラとのギャップが最高に良い!お芝居で発散してます感が見ていて楽しい。

チエちゃんの役は周りがいてこそ引き立つ役なので、ラストの身を退こうとする場面がとても説得力があって泣けます。

皆キャラが立っていたし、分かり易いのに決して軽い内容でないのは戯曲の力なのか脚色の力なのか、元の戯曲が本当読みたくなります。

男とは?女とは?結婚とは?って本当永遠のテーマだと思うので興味深い内容でした。小柳先生の考え方なのか、マリヴォーの考え方なのか本当探ってみたくなります。

今日のまとめ:真風さん、ますます水さんに似てきた。

古典に平井堅の曲、なかなか面白い発想。

97期生のラインダンス、斬新(?)意外な振り付けでした。まさかの「キラキラ星」を編曲してのダンス。結構良かった!

ショーが先で、お芝居が後で正解だと思いました。

忘れない内に書こうと思ったらこんな時間。昨日に引き続き夜更かししてもうた。もう寝ます。おやすみなさい。

星組「ノバ・ボサ・ノバ」

2011-04-26 00:43:17 | TAKARAZUKA
今朝は珍しく雹が降ってましたね。一瞬、今日は宝塚観るのやめようかと思いましたが、昨日「阪急電車」を観た帰りに、今日は阪急電車に乗って宝塚を観るんだ!と決めていたのでそのまま決行しました。

阪急電車に乗りながら、映画のシーンを思い出してました。小林駅のホームを眺めながらあの二人のシーンここで撮ったんだ~と感慨深げに眺めていました。

ホームの空のベンチを眺めながら、中谷さんと子役さんが会話しているところを想像したり、階段から降りてくるんじゃないかと駅を出発するまでの数秒待ってなんかりして…。今日は映画の登場人物になった感覚でしたね。

車内ではいつも以上に人間観察してしまいました。今日はあんなオバチャンいませんでしたが(笑)

っていうか、未だかつてあんなオバチャン連中お会いしたことないですが…。私ならマナーの悪い劇場内のオバチャンをテーマに取り上げますけどね(笑)

今日は終点まで乗って、車内から「生」の字を眺めました。数秒だけですが、なんか勇気をもらった気になりましたね。

今日改めて思ったのが、私にとって宝塚大劇場はパワースポットです。パワーをもらうというよりかは落ち着く空間です。昔はファミリーランドもでしたが…。観劇後ホワイトタイガーを見に行って、幸せになりますように!と願っていたあの頃が懐かしいです(笑)

どうでもいい前置きが長くなってしまいました。スミマセンでした。

で、「ノバ・ボサ・ノバ」。

前公演の轟さんと真琴さんのはテレビでしか観たことありません。それ以前はファンではなかったので観たこともありません。かつて宝塚の催しもので、日向薫さんことネッシーさんが歌う「シナーマン」が印象的で、やはりテレビで観た時の轟さんと真琴さんの「シナーマン」も印象的だったので今日は楽しみにしてました。

チエちゃんがトップになって初めて観る大劇場の星組公演でもあり、97期生の初舞台でもあり、そして映画を観た次の日の宝塚だったので、いつも以上に新鮮な気持ちで鑑賞させてもらいました。

で、感想はというと…

いや~、ブリーザの取り合いのシーン、カリオカのショー場面、そしてラストの「シナーマン」のシーンは鳥肌もんでしたね!名場面です!

それ以外は…間延びするというか…なんか退屈でした。テンポが欲しいな~って思ってしまいましたね。

本当、上記3シーンは名場面だし、あそこまで黒塗りのショーは珍しいし、ダンスが独特の振り付けで迫力があって見応えがあります。なんせ組の一体感を味わえます。

このショー、ルーア神父の涼さんがいい意味で目立ってましたね。テレビで観る限りでは地味な役だと思ってましたが、涼さんの見せ場がたくさんあって嬉しかったです。同じシメさんファンなので余計に注目してしまいました。

あ、あのピエロのバトン、鶴美さんですよね?カッコいいです!まさか大劇場で見れるとは思ってなかった嬉しかったです。

組子は皆さん頑張ってましたが、チエちゃんのソールに役作りが足りないなと思ってしまいました。もっと怪しいところは怪しく、楽しいところは楽しく、悲しいところは悲しくといった、メリハリがない。トップとしての貫禄はあったけど、役としての存在が薄かったのが気になりました。ロミオの時のチエちゃん何処に行ったん?って思ってしまいました。

あと「シナーマン」、ラストはもっと溜めて歌い上げて欲しいかった。もっと客席を酔わして欲しいです。悪くはないけど、あつさりだったのが少々残念。

このショーは組子のパワーと集中力がかなり必要なので、約半年このショーが続くかと思うと、組子の体調管理が非常に心配になります。怪我、休演者なく乗り切られることを祈るばかりです。皆さん頑張って下さい。

長くなったのでお芝居は次回に。

今日のまとめ:ショーは役替わりがあるからもう一回観れたら観たいです。


「阪急電車」

2011-04-25 01:02:37 | 映画
レイトショーで観てきました。っていうか満席!

小説よりもいいじゃん!正直、小説は…。

いや~泣いた笑った!
っていうか、この作品めちゃスピリチュアル的に仕上がってるんですが…と思ったのは私だけか…?

阪急今津線は、宝塚にはまる前からも利用していたし、宝塚にはまってからは当然の如く利用していたし、っていうか生まれは西宮やし。こんなローカルな路線が小説の舞台となり、そして映画化されるとは…。地元人間としては非常に嬉しい限りです。

見終えた感想は本当スピリチュアル的やな~って思いましたね。なんか江原さんが監修してるみたいな感じがしました。小説を読んだ時は全くスピリチュアル的だとは思いませんでしたからね。何がスピリチュアル的かは江原さんの本をお読み下さい。これは美輪さんではないね。

本当、心が温まるというか洗われるというか…。

なんせ、この世に生まれたことが奇跡であって、これ以上の奇跡を望むことは間違っている…いや、間違ってはないけども、奇跡を望まない方が幸せだと感じられる確率が高いと思いました。

奇跡を期待するからついつい不幸の数を数えてしまうんじゃないかな…てね。←これは美輪さん的な発想だな…。

そうそう、小説で一番好きだった下だり(“件”の誤り)完全に削除されていましたね。これが一番の目当てだったのに。でも全然残念ではないです。ていうか、パンフを読んで事実が判明しました!そりゃ知らんわ!事実が判明して逆に嬉しくなりました。本当ありがとうございます!←なんのことか分からない方は小説と映画とパンフをお読み下さい。

中谷美紀さん、ほんま最高!この方の表情筋大好きです。アジア系の役者さんは欧米系と違って感情を表現する時、どうしても目だけで表現しようとして表情が薄かったりするんですが、中谷さんは上手く表情筋を使っているので「嫌われ松子…」以来大好きな映画女優さんです(日本では)。

キャストの皆さん本当いいキャラしていて、演技上手い下手関係なくいい味出してましたね!

宮本信子さんが玉山鉄二さんを見つめる目がとても良かった。そう、玉山さんの関西弁めちゃ自然。と思ったら京都の人やったんですね。戸田恵梨香さんも自然やったし、子役の芦田愛菜ちゃんはもっと自然やったし。言葉だけでなくキャラが立っていて本当良かったです。

小説より感動するなんて想像もしてませんでしたが、上手く映画用に脚色してましたね。

関西の方は是非ご覧下さい!きっと誰もがそう思うと思いますよ。

今日のまとめ:「ザ・ファイター」の時の感想じゃないですが、関西圏以外の方がこれを観たらどう思うんでしょうね?

命をあげよう(「ミス・サイゴン」より。岩谷時子訳詞)

2011-04-18 23:49:31 | 日記
著作権に違反するので歌詞削除しました。すみませんでした。

偶然だとしても、このブログをご覧になられた方へ私からのメッセージです。

「マルグリット」を観て以来ずっと私のヘビー・ローテーションになっている曲です。

「ミス・サイゴン」が懐かしくなり、鈴木ほのかさんが歌う「今も信じているわ」が聴きたくなったのでYouTubeで検索してたら、逆に本田美奈子さんが歌うこの曲がヘビー・ローテーションになってしまいました。

CDはロンドンオリジナルver.しか持ってないし、歌詞よりメロディーの方が好きだったので、こうやって改めて聴くと、あまりの日本語訳詞の重さに胸がしめつけらる思いです。

自殺という行為には反発があるので、自殺を選んだ主人公キムには共感出来ないのですが、我が子の将来を思っての自殺という行為があってこそ生まれた「命をあげよう」には、とてつもない母の魂がこめられていることに今になって気付かさせられました。

私は男なので、正直子供を生んだ母の気持ちは分かりませんが、

「神の心のまま 望むもの選ぶの
つかまえなさいチャンス 命もあげるよ」

この歌詞だけは男女関係なく私からのメッセージでもあります。

自分が正しいと思うなら、神の声を聞かずともそれをすればいい。自分が正しいと思って行う行為が神の心ままだと思います。

生きていたら辛いことの方が多々あるし、思い通りにならないことの方が多々あるけども、それをどう乗り越えて行くか、どう叶えていくか、その解決の糸口を見つけることが生きていく知恵でもあり、力だと思っているので、生きることに諦めないで下さい。

テレビコマーシャルじやないですが、皆ひとりじゃないです。

遠くからでも近くからでも貴方のことを思っている人は必ずいます。この世に存在していなくても、貴方のことを思っている魂は存在していると私は信じています。

その人、その魂のためにも順番が来るまでは生きていて下さい。

今日のまとめ:宗教チックになって申し訳ないですが、最近インスピレーションに敏感になってしまって(極力、偶然だと思うようにしてます)、特に私が観た舞台作品には一連の繋がりを感じています。きっとこの最終地点は美輪さんの「愛の讃歌」なのかもしれませんね。チケット取りましたが、果たして急な仕事で邪魔されないか心配ですが…。


名作

2011-04-12 23:20:09 | 日記
「悪人」の余韻が今も冷めやらず、もう一本「ダークナイト」を借りていたので、気持ちの切り替えをしようと見ましたが、30分でアウト。最後まで見れませんでした。

結局「悪人」はもう一回見て返却しましたが、本当涙が止まりません。誰が悪人とかではなくて、「あんた、大切な人いるか?」の一言に尽きると思います。どの登場人物も無駄はなく絶対不可欠でしたね。キャストも存在感があって素晴らしい演技をされてました。

なぜ神様がいると思ったかというと、この作品の感性が自分の感性とマッチしたこと。そして、この作品のロードショーが始まったのが去年の9月だったこと。

観たいな~とは思っていたので、もしあの時期に映画館でこれを観ていたら、今ブログを書いている自分が果たしていたかどうか…って思います。あの時期は相当病んでいたので、もっと病んでしまっていたかもしれないと思うと、あの時期に観てなくて良かったと思ってます。それぐらい私には衝撃的な内容でもあったのです。見えない力でストップをかけてくれたんだと神様に感謝する気持ちと、名作に出会えた感謝の気持ちで今はいっぱいです。

李監督の「フラガール」も好きなので、この「悪人」でまた一人、監督で観る作品が増えました。出演者や内容に関係なく監督で観る作品…ラース・フォン・トリアーと中島哲也監督の作品。そして、李監督が三番目の監督です。

ちなみに、この間まで私のベストワンの邦画は今村昌平監督の「楢山節考」でした。あるの風習や人間性を描いた社会性のある名作です。今は、やはりスピリチュアル的に「(人間)愛」は絶対不可欠なので、「悪人」がナンバーワンになったかな…。

基本私は邦画はあまり好きではないのですが、あえて書きます私の好きな邦画…皆さん興味ないでしょうが…。

「青春の門(筑豊編)」、「Wの悲劇」、「マルタイの女」、「疑惑」、市川崑監督の金田一耕助シリーズの「悪魔の手毬唄」「女王蜂」、「姉妹坂」、「ジョゼと虎と魚たち」、中島監督ならば特に「嫌われ松子の一生」、「顔」 、「かもめ食堂」、「黄泉がえり」など。

アニメでは「ガンダム(元祖のみ)」「風の谷のナウシカ」。これに続く作品・越える作品はまだ出会ってないですね。

ざっと思い出すだけでこれぐらいです。今思うと、ほとんど女優さんの演技が光る作品が多いですね。あっ、五社英雄監督の作品も好きですね。この監督ほど女優さんを綺麗に撮る監督はいないと思います。

私にとって名優さんは、今も昔も緒形拳さん。若い頃の拳さんの演技は松田優作さんより怖かった。


今日のまとめ:「Wの悲劇」の三田佳子さんの演技は凄いよ!蜷川さんの劇中劇も見物です。未見の方で、特に女優さん志望の方はオススメします!